基礎スキーっぽい滑りとアルペンスキーっぽい滑り 126

あなた他の人から

基礎スキーって感じのすべりだね!

もしくは

アルペンスキーって感じの滑りだね!

 

 

と言われたことはありますか?

 

 

 

また他の人の滑りをみて

同じようなことを思ったことはないでしょうか?

 

 

 

たぶん多くのスキーヤーの方が

一度は経験したことがあるのではないかと思います。

 

 

 

正直私がコーチをしていて

雪上で滑りをみたり、ビデオをみたりしても、

どっちかのタイプに分けられることが多いです。

 

 

 

では今回のブログのタイトルにもなっている。

 

 

『基礎スキーっぽい滑り』と『アルペンスキーっぽい滑り』とは

どのような事かについて具体的に書いていきたいと思います。

 

 

 

まずは基礎スキーっぽい滑りの特徴です。

 

・スピードコントロールを確実に行っている

・ターンの前半をずらして入ってくる

・両手をヤジロベーの様に大きく広げて滑ってくる

・エッジングが優しい

・ターン前半が長い

・板を走らせる方向が横方向に強い

・まるいキレイなターン弧を描いてくる

 

 

次にアルペンスキーっぽい滑りの特徴です。

 

・フリースキーはほぼフルカービングでおこなっている

・エッジからエッジへと切り返すイメージが強い

・エッジングがつよい

・エッジを立てようという意識がつよい

・板を走らす方向が縦方向に強い

・直線的なラインを描いてくる

・ターン全体の時間が短い

 

 

といった感じでしょうか。

 

 

 

あくまでも『っぽい』という事であり

断定してこれだという事ではないというのが重要です。

 

 

 

さてどうしてこのようなさが生まれるのか。

 

 

この原因は目指している方向性の違いや

練習する環境の違いにあります。

 

 

 

そして基礎スキーをしてすべてのスキーヤーが

『基礎スキーっぽい滑り』をしているというわけでもありませんし

同じようにアルペンスキーをしている全てのスキーヤーが

『アルペンスキーっぽい滑り』をしているわけでもありません。

 

 

 

どちらかの特色だけが色濃く出ていると

そう見えてしまいます。

 

 

 

以前からこのブログでも書いていますが、

基礎スキーとアルペンスキーは

全く違うということではありません。

 

アルペンスキーと基礎スキーは別物なのか?3

 

ベースは同じであり

表現方法が多少違うだけです。

 

 

 

そしてどちらの競技に対しても

もう一つの競技から得られるものが多くあります。

 

 

むしろ両方やってこの部分を取り入れてほしい

と書いたほうが正しいかもしれません。

 

 

 

では具体的に

基礎スキーヤーがアルペンスキーから取り入れたいものは何なのか?

逆に

アルペンスキーヤーが基礎スキーから取り入れたいものは何なのか?

 

 

次回書いていきたいと思います。