メンタルトレーニングとは何を鍛える事なのか? 47

またまたセミナーの質問を回答させていただきます。

 

 

 

『陸上トレーニングの長距離でメンタルトレーニングにつながるのか?

 その他メンタルトレーニングはどのような形で行うのか?』

 

 

 

といった質問をいただきました。

 

 

これは多分ジュニアの選手だと思います。

 

 

 

大会で緊張しないように、

日ごろの成果が出せるように

メンタルをどうコントロールすればいいんだ?

 

 

といった感じではないでしょうか?

 

 

 

そもそも『メンタルトレーニング』という言葉は

あなたも一度は聞いたことがあると思います。

 

 

 

ただ実際にきちんと専門的に受けたことは

ほとんどないかと思います。

 

 

 

特に一番受けておいたほうが良いジュニア期に

メンタルトレーニングを受ける機会というのは

今の日本ではほぼないのではないでしょうか?

 

 

 

私はたまたま大学生のころ

日体大と東京大学との共同研究のモデル選手として

専門的なメンタルタルトレーニングを受ける機会がありました。

 

 

MRIに入って脳波まで図る程みっちり調べられました(笑)

 

 

 

本来はメンタルトレーニングの専門ではありませんが

その時の経験を踏まえて少しでも

皆さんの有益になる情報を提供できればと思います。

 

 

 

さてまずメンタルトレーニングとは何だ?

 というところですがあなたのイメージはどのようなものでしょうか?

 

 

 

今ではたくさんの本も出ていますので

勉強されている方も多いと思います。

スポーツに対するメンタルトレーニングの一般的な定義としては

 

 

 

『試合での実力発揮・競技力向上を目的とする心理的な取り組み』

 

 

 

といったところです。

 

 

要は本番で緊張したり、普段の練習であきらめてありサボったりしないように

心を鍛えよう!っといった感じでしょうか?

 

 

 

実はこの考え方に大きな落とし穴があります。

 

 

 

『心を鍛える』

 

 

というイメージが、

きつく追い込み逆境に強くなる!

常にポジティブに考える!

 

といった方向だけに強く傾いてしまっているのが

一般的な現状です。

 

 

 

正に昔でいう根性論の色がまだ濃い感じです。

 

 

 

このジュニア選手の質問にも色濃くその部分が出ています。

 

 

それが最初の

 

『陸上トレーニングの長距離でメンタルトレーニングにつながるのか?』

 

 

という部分。

 

 

これは

 

 

 

長距離などのきつい練習を乗り越えることでメンタルが強くなりますか?』

 

 

 

という意味ですよね?

 

 

ではきつい練習をこなしてきた選手はメンタルが強くなっているのでしょうか?

 

 

 

その考え方が正しければオリンピックなどにでる

トップアスリートは、日ごろからハードなトレーニングを乗り越えてきているので、

メンタルトレーニングなんか必要ないですよね?

 

 

 

トップアスリートこそメンタルトレーニングを行っています。

 

 

その理由は何でしょうか?

本当のメンタルトレーニングは何でしょうか?

 

 

この続きは次回に。