スキー オフトレ

【スキー業界唯一】オフトレから雪上までを完全マンツーマンサポート

あなたはどちらに見える?スキー上達を阻む捉え方の問題 225

読了までの目安時間:約 9分

 


以前ブログで、
根本的にスキーが上達しにくい
足の状態になっている
スキーヤーが多いと
紹介させていただきました。

 

 

外反足については
こちらの記事から

 

スキー上達を妨げる外反足とは?186

 

今回は、外反足の内容というよりも
スキーで良くありがちな捉え方の問題を
外反足を例にしてお伝えします。

 

下の外反足の画像をみて
あなたは足首(踵の骨)が外側と内側に
どちらに傾いているように感じますか?

 

はじめにお伝えしておくと、
どちらに感じても間違いではありません。

問題は別の場所にあるので
深く考えずにパッとみた印象で
判断してください。

 

 

 

 

 

いかがでしょうか?

 

 

この質問をメルマガに登録して下さっている
読者の方にお聞きしたところ、

 

 

 

 

 

7割以上の方が内側に傾いている

 

 

 

と感じていました。

 

 

 

 

しかし実際解剖学的には

 

 

 

 

外側に傾いているとなっています!

 

 

 

 

専門的に見た常識と

一般の方が感じる常識が

逆になっているという事です。

 

どう見ても内側に感じる人にとっては
わけが分からないのではないでしょうか?

 

でも外側に感じている人は
そうとしか見えないはずです。

 

 

 

なぜこのようなことが起こるのか?

これはそもそもの基準が
人によって違うからです。

 

 

 

分かりやすく画像で説明します。

 

 

 

実はどこからみて内側か外側かによって
意見が分かれます。

 

 

 

どうでしょうか?

これならどちら側に感じても
不思議でないことが分かるはずです。

 

 

因みにこのような足の状態を
外反足(外側に反っている脚)というので
トレーナーやお医者さんは
外側に傾いていると伝えるのが一般的です。

 

 

しかし私は内側に傾いていると
お伝えしているケースが多いです。

 

 

それはこんな悲劇を
起こして欲しくないからです。

 

 

捉え方が違うせいで間違った方向に進んでしまう

 

Skier`sLabのトレーニングサポートを

ご希望された方で
上手く板に乗れずにX脚のシルエットが

出てしまう方がいました。

 

 

その原因は根本的な足の機能低下にあると
説明させてもらった際に

 

 

 

『それなら足首の痛みが出た時に
 お医者さんに言われて
 結構意識してるんですけど・・・』

 

 

とご自身が外反足になっているのを
ご存知でした。

 

 

しかし明らかに立ち方など
動きの際に悪い足の使い方をしています。

 

 

 

不思議に思い

 

『お医者様からはどのように言われて、
 何を意識しています?』

 

と聞くと

 

『足首が外側に傾いてしまっている

 と言われたので、
 常に内側になるようにしています。』

 

 

 

という答えが返ってきました。

 

 

 

 

もうお気づきでしょうか?

 

そうですこの方の基準点と
お医者様の基準点がずれていたために
ずっと悪くなる方に
意識をしてしまっていたのです。

 

 

この意識の食い違いで
一体何シーズン損をしたでしょうか?

 

それだけではありません。

 

 

ずっと間違った意識で動いていたものを

改善するには時間も余計にかかります。
本当にもったいないです。

 

 

 

 

その常識はあなたにとっては間違っているかもしれない

 

今回は分かりやすく
外反足を例に出しましたが、
これはスキー業界の様々なところに
表れています。

 

 

一般的に常識とされている事が
あなたにとってスキー上達を阻んでいる事が
ほとんどです。

 

 

 

 

きっとトップスキーヤー、コーチ、指導者は

スキーが上手なため、

色々な情報が入っても

正しく認識できますし、

それが当たり前のように発信をします。

 

 

 

しかしこれだけスキー上達の為の情報が

溢れているにも関わらず

上達に悩むスキーヤーは大勢います。

 

 

 

外脚に乗ることが重要!と分かっているのに

出来ないのは不思議ではないですか?

 

 

 

外反足の話に戻りますが、

内側に傾いてると感じる人が多いので
内側に傾けずにもう少しだけ
足裏の外に乗りましょう
と私はお伝えするシーンが多いです。

 

 

 

もちろん外に傾いていると感じる人には
足首が外に逃げているので
もう少し内側にしまいましょう。

 

 

 

なんて言い方もするかもしれません。

 

 

 

コーチやインストラクターからの指導、

雑誌やDVDからの情報、

これらがもしあなたの観点と

違った観点からの発信だとしたら

上手くならないのは当然です。

 

 

 

 

 

こういった考え方をベースに
外脚に乗るためには?
板をたわますためには?
後傾を直すためには?

など色々と考えていくと
今までと違う景色が見えてきます。

 

 

 

 

もしあなたがスキー上達に悩んでおり
毎シーズン同じ状況から
抜け出せずにいるのであれば
確実に常識の落とし穴にはまっています。

 

 

 

よくサポートメンバー方が、

 

 

 

 

 

『あぁなんだそういう事だったのね!』

 

 

 

 

 

 

と口しますが、

真理は意外と単純なものばかりです。

 

 

 

自分にとっての正解を見つけることが
スキー上達においての一番の近道です。

 

トレーニング論 身体論(フィジカル関係)

スキー上達のために『上下動』は必要か?224

読了までの目安時間:約 12分

 


あなたはスキーをしている時に
上下動を意識していますか?

 

スキーにおける上下動の是非に関しては
様々な意見があるとおもいます。

動画でもいくつか配信しているので
興味がある方はご覧ください。

さて今回は動画よりもより深く
上下動を考えていきたいと思います。

 

あなたがもし上下動に悩んでいるのであれば
ぜひ参考にしてみてください。

 

 

まず上下動に関して
いろいろな捉え方をしている人が
いるかと思います。

 

 

・上下動をしようと意識している方

・上下動をしないように意識している方

・上下動を意識していないのにしてしまう方

・上下動を意識しているのにできない方

・そもそも上下動について考えたこともない方

・・・

 

などなどありますが、
上下動については指導者の中でも
捉え方がわかれている部分です。

ここでまずお伝えしておきたい事があります。

それは

 

 

 

 

 

 

『上下動は選択肢の一つに過ぎない!!』

 

 

 

 

 

ということです。

 

 

上下動はあくまでもほかの技術テクニックと同じで
使う場面もあれば、使わない場面もあります。

上下動は良い、悪い、と判断するのは
じゃんけんでグーを出すのは良い、悪いと
言っているようなものです。

 

その時々で変わります。

スキーの滑りはどうしても
ある一つの型を正解としてとらえがちです。

 

今日の雪質、斜度、セット、ではいい滑りでも
明日にはそれはシチュエーションに合わない
間違った滑りになることが十分にあり得ます。

 

まずはこの前提条件をしっかり頭に入れて
続きを読んでください。

 

 

上下動のメリット

そもそもなぜ上下動をする必要が
あるのでしょうか?

 

このメリットをきちんと理解しておかなければ
やみくもに上下動をするだけで、
あまり滑りのパフォーマンスにつながらない
ケースがあります。

 

 

1.板に力を加える力が生まれる

上下動をするということは
当然重心が上下に動きます。

スキーは板に力を加えて
たわませることが重要ですので、
高い位置から力を加えた方が
より強く板をたわますことが出来ます。

 

動画でも説明していますが、
トランポリンでより高く跳ねるためには
より高い位置から降りた方が跳ねるのと同じです。

これはとてもイメージしやすいもので、
上下動を意識しているスキーヤーの多くは
これが狙いだと思います。

 

 

2.動き(重心の移動)が分かる

 

 

あなたは指導を受けている際

『動きが止まっている』
『流れがない』

といった内容を言われたこと、
または言われている人を見たことはありませんか?

 

カービングスキーが主流になって以来、
板を傾ければ簡単に曲がれるようになったので
自らがあまり動かず、
板の上にただ乗っているだけで滑っている
スキーヤーが増えています。

 

 

もちろんゲレンデを普通に滑ってくる分には
問題ありませんが、
アルペンスキーでタイムアップを目指す方や
バッジテストでクラウンを取りたい方などは
自ら動く技術も求められます。

 

しかし単にもっと動きてきてくれ
と言われても、どう動いていいかわからない
スキーヤーの方が大半ではないでしょうか?

 

基本的にスキーのたわみや切り返しに
とても重要なのが

 

 

 

 

 

 

重心の位置

 

です。

 

 

スキーは常に動き続けているので
重心も常に動き続ける事が重要です。

 

 

しかし普段から重心の移動を感じないまま
滑っているといざ動かそうと思っても
タイミングや量、身体のどこを動かせば
正しい重心移動になるのか分かりません。

 

 

多少タイミングや動きを間違えてでも
上下動を意識することで
自然と重心が動くことを覚えられます。

 

 

動きがないならまずは、
失敗してもいいから動かしてみる!

上下動はこの選択肢の一つです。

 

 

はじめから無駄のない動きを目指すより、
粗削りでも大胆に動くことを身につけてから
少しずつその動きを洗練させていく方が
正しい動きが見につく近道です。

 

 

 

上下動のデメリット

勿論上下動にも
メリットばかりではありません。
当然デメリットも存在します。

 

このデメリットに注目して
上下動をするなという
指導が入ることがほとんどです。

 

1.板への圧が抜ける

 

よく上下動をすると

 

『上体が上に抜けている!』

 

という指導が入ります。

 

 

これは要約すると、
板に力を加えたいタイミングで
上体がうえに上がることにより
板への力が逃げてしまっている!

という事です。

 

基本的にカービングスキーは
板が傾けば曲がるのですが、
板をたわませて走らせる
質の高いターンをするためには
板へ力を加える必要があります。

 

上下動を意識すると
その一番重要な板へ力を加えるタイミングが
なくなってしまうスキーヤーの方が
かなり多いので注意が必要です。

 

 

 

2.切り替えが遅れる

 

上下動をすると重心の移動は
一度上がってから下がる軌道を通ります。

低い姿勢でそのままダイレクトに
切り替える時よりも
どうしても遅れてしまう傾向にあります。

 

イメージがしずらい方は動画をご覧ください。

切り替えがおくれると

 

 

・後傾になる
・次のターン前半がきれいに作れない
・板に乗れない
・ラインから遅れてポールに入れない
・思い描くターン孤を描けない

 

 

など連鎖的に様々なエラーが生まれます。

 

上下動を使用する場合は
斜度、雪質は勿論のこと、
それに加えて
アルペンスキーなら
ポールのセット
基礎スキーなら描きたいターン孤
などを考える必要があるという事です。

 

 

ジュニアスキーヤーが身につけて起きたい上下動

これまで上下動の代表的な
メリット、デメリットを紹介しました。

最後にジュニアスキーヤーの為に重要な
上下動について書いていきます。

 

なぜジュニアスキーヤーという括りにしたかというと

ジュニアスキーヤーにとって
上下動は非常に重要な運動要素だからです。

 

 

なぜジュニアスキーヤーに上下動が必要なのか?

最近はジュニアと大人が一緒になって
練習をしているチームも多く見かけますが、
少し気になるのは

 

 

 

ジュニアと大人が全く同じ技術内容を求められている

 

 

 

という事です。

 

 

ジュニアといっても小学生~高校生
男女差や成長段階など
細かく分ける必要がありますが
大人が求められている技術内容は
ジュニアにはまだ体力(体格、筋力)的に
できないものがよくあります。

 

体重も軽く、筋力もないジュニアは
板に力を加えるためには
上下動など、大きく動いて
力を生み出す必要があるからです。

 

しかし大人と同じ技術要素を
小さなうちから求められてしまうため
その時は良くても後々伸びてこない
という状態になりかねません。

 

因みにその場だけの結果を求めるのであれば
上下動はしない方がいい場合があります。

 

そこら辺の内容は上下動と
また少し離れて言ってしまうので
別の機会に詳しくお伝えしたいと思います。

 

 

実は上下動だけでは完結しない・・・

何となくジュニアスキーヤーは
体格や筋力などを考えた時に
上下動をして力を生み出す必要があるんだな
とイメージできたのではないでしょうか?

 

もちろん大人である一般スキーヤーにも
同じことが言えます。

しかし実際上下動は
まだまだ推奨されません。

 

その理由は単純です。

 

 

上下動をしても板へ加える力が
増えないパターンが多いからです。

 

それなら上下動はデメリットが多いので
やらない方がいいという指導が増えても
おかしくありません。

 

なぜ上下動をしているのに
求めているメリットが増えないのか?

それは

 

 

 

 

 

上下動だけでは本当に求めていることが
達成できないから!!

 

 

です。

 

上下動は大事ですが
上下動だけではダメなんです。

 

最初にお伝えしたように
選択肢の一つなので。

上下動のメリットを
最大限に引き出すための要素とは?

 

また別の機会にお伝えしたいと思います。

 

 

ジュニアスキー スキー技術

スキーで外脚荷重するために必要な正しい『くの字姿勢』とは?223

読了までの目安時間:約 9分

 


アルペンスキーはもとより

スキーバッジテストや基礎スキーでも

『外脚荷重』が求められています。

 

 

外脚荷重をするためにとても重要なのが

『くの字姿勢』なのですが、

このくの字姿勢が正しくできていないせいで

外脚荷重ができないスキーヤーの方が多くいます。

 

一言でくの字姿勢といっても

実は身体の使い方したいで

全く違うものになってしまうので注意が必要です。

 

 

まずはイメージしやすいようにこの動画をご覧ください。

 

 

 

いかがでしょうか?

 

 

どの関節を使って、くの字姿勢を行うのか?

またどの関節を使わないで、くの字姿勢を行うのか?

によって滑りのパフォーマンスは大きく変わります。

 

 

では実際どの様なくの字姿勢が外脚荷重をするためにはいいのか、

説明していきます。

 

 

 

正しいくの字姿勢とは?

 

『これが絶対正しい!』という、

くの字姿勢はありませんが、

基本的には

 

 

 

股関節を中心にくの字姿勢をとること

 

 

 

これが身体への負担も少なく板へのパワーが伝わりやすいです。

 

 

しかしこの股関節は普段からトレーニングで

使えるようにしておかなければ、

なかなか思う様に動かせません。

 

 

その結果違う関節を主役にして、くの字姿勢を作ってしまい

せっかく、くの字姿勢を作っているのに

外脚荷重ができないという状態になってしまいます。

 

 

まずは股関節だけを使って、

くの字姿勢の練習をすることをお勧めします

 

 

間違った『くの字姿勢』とは?

①頭から突っ込んだ『くの字姿勢』

 

思い切って、くの字姿勢を作ろうと意識すると

出やすいのがこの頭から突っ込んでしまうパターンです。

 

 

 

くの字姿勢を意識する際、

身体を外脚側に倒して、くの字姿勢をとろう!

というイメージはありませんか?

 

 

その際ボディイメージの中で自分の中心が頭にある人は

頭を傾けることで、外脚側にくの字姿勢になっているという

勘違いを起こしてしまいます。

 

 

また頭が動くことで視線も大きく動くため、

ちゃんとくの字姿勢が作れていると思ってしまう要因の一つです。

 

 

特に目線はスキーにおいて非常に重要な要素の為、

あまり頭を左右に傾けて使うことはお勧めしません。

 

 

②わき腹を使った『くの字姿勢』

 

わき腹は股関節に近いため、つい股関節を使っていると

勘違いしやすいです。

 

 

基本的に体幹周りは補助的に使いため

わき腹をグネッと曲げたような使い方をすると

上半身の安定性が失われてしまいます。

 

 

また腰に痛みなどを抱えているスキーヤーの方は

反りながらわき腹を使う為、注意する必要があります。

 

 

普段から腹筋運動や背筋運動などを毎日行い、

おなか周りを中心に動かす運動を染み込ませている人は

このケースになりやすいので注意が必要です。

 

 

 

③膝を使った『くの字姿勢』

 

これも非常に多い間違ったくの字姿勢のパターンです。

 

 

基本的にカービングスキーはエッジを立てれば

簡単に曲がっていきます。

 

ですから膝でくの字を作っても

ターンができるのが事実です。

 

 

しかし板の面に対して垂直に体重を乗せることができないため

板のたわみがなかなか引き出せません。

 

 

そして最も怖いのが、板が急激に噛んだ時に

膝をねじ切るようにして靭帯を切ってしまうのが

このタイプのスキーヤーです。

 

 

このケガはスキーというスポーツで非常に多いので

膝を内側に入れるくの字はお勧めしません。

 

 

④足元からくる『くの字姿勢』

 

これは他の関節とはすこし違った立ち位置なのですが、

偏平足や外反足など足元の不具合が原因となり、

根本的に発生しているくの字です。

 

 

 

偏平足も外反足も、基本的に写真のように

足首が内側にはいった状態になります。

 

 

つまり自分ではフラットだと思っている状態でも

実はすでにインエッジにのっていて

一見分かりづらいのですが、すでにくの字がはじまっている状態です。

 

 

この足元の不具合が原因で、

膝を使ったくの字に発展し、

そのまま膝をケガしてしまうスキーヤーもよくいます。

 

 

足元の問題ならブーツやインソールをチューンナップすれば

解決するのでは?

 

 

と思っていませんか?

 

 

確かに真っ直ぐ立った時は綺麗なアライメントになっているかもしれません。

 

 

しかし根本的に外反足や偏平足になるような

間違った身体の使い方をしていることには変わりません。

 

 

さらにいえば、そのブーツやインソールがなければ

正しい位置に立てない身体にどんどんなっていっている

という事です。

 

 

もちろんブーツチューンやインソールは大事ですが、

根本的に自分の身体を改善しつつ、

そのサポートとして利用することをお勧めします。

 

 

正しい『くの字姿勢』への道

 

まちがったくの字姿勢の代表的な例を出しましたが

いかがだったでしょうか?

 

あなたのくの字姿勢は当てはまっていませんでしたか?

 

 

因み間違ったくの姿勢は単発的に出るのではなく

複合的に出るパターンのほうが多いです。

 

 

・足元の機能低下からくる膝を主役とした、くの字姿勢

・わき腹を使って頭から突っ込む、くの字姿勢

 

 

といった具合に。

 

 

そして何より重要なのが

 

 

 

陸上で出来ないのに雪上で練習しない!

 

 

 

という事です。

 

 

いつもながらお伝えしている通り、

雪上でいくら練習しても

陸上でできない事はできません。

 

 

ですからまずはしっかり陸上で

股関節からくの字姿勢を作る練習をしてください。

 

 

それが正しいくの字姿勢をつくる一番の近道です。

 

 

 

最後に一つだけ覚えておいて欲しいことがあります。

 

 

 

それは

 

 

 

『くの字姿勢』は外脚荷重に必要な

構成要素の一つに過ぎない!!

 

 

 

という事です。

 

 

くの字姿勢=外脚荷重と認識されがちですが、

くの字姿勢が作れても外脚荷重ができないスキーヤーはいくらでもいます。

 

 

逆にくの字姿勢をあまり作らなくても

外脚荷重ができるスキーヤーもいます。

 

 

その理由またの機会にお伝えしたいと思います。

 

 

スキー技術 トレーニング論 身体論(フィジカル関係)

子供の運動神経を良くする習い事にスキーがいい3つの理由 222

読了までの目安時間:約 17分

 


運動指導関係の仕事をしていると

よくお子様を持つ保護者の方から、

 

 

『運動神経をよくするためには何をやればいいんですか?』

『どんな習い事をするのがこどもにとっていいんですか?』

 

 

とよく質問をされます。

 

 

また私がスキー関係専門だと知ると、

 

 

『やっぱりスキーって子供にはやらせておいた方がいいんですか?』

 

 

なんてことも聞かれます。

 

 

まずはっきりお伝えしておきたいのが

 

 

 

 

子供の運動神経をよくするために

スキーは非常に良いスポーツです!

 

その点については動画でも説明しております。

 

 

 

特に

 

 

運動が得意ではない!

身体を動かすのが苦手!

 

 

という子供ほどお勧めです。

 

 

それにはきちんと理由があります。

 

冬になると行事にスキー教室を取り入れている学校も

珍しくないはずです。

 

それにもきちんとした理由があります。

(その理由をきちんと理解して子供たちが参加しているかどうかは別として)

 

 

今回は子供の運動神経を良くする習い事として

なぜスキーがいいのか?という

理由を3つ紹介します。

 

 

因みに運動神経という神経は本当はなく・・・

といった専門的な意見もありますが、

今回は一般的に認知されている

運動ができる=運動神経がいい

という定義で説明させていただきます。

 

 

理由①  重心を感じることができるスポーツ

 

大抵のスポーツは地球の重力をうけて

自分の身体を支えている状況で行います。

 

 

走ったり、跳んだりするのは言い方を変えれば

重心を移動させることですし、

その場でピタッとバランスをとるのは

重心が移動しないように気を付けることです。

 

 

 つまり運動(スポーツ)が上手な子供とは

 

 

 

自分の重心をコントロールするのが上手な子!!

 

 

 

ともいえるのです。

 

 

重心が上手くコントロールできない子供たちの危険性

 

近年環境の変化から子供たちの運動量が減り、

それに伴って身体に様々な不具合が生じているケースが

非常に多いです。

 

 

しかも恐ろしいことに、本人やその保護者の方も

そのことに気付いていないまま成長しているという事。

 

 

実際足元から、見ていくと

 

偏平足や外反足、上げ指

X脚、O脚、股関節が使えない、猫背、反り腰、

椎間板ヘルニア、肩こり、ストレートネック・・・

 

 

昔なら大人に発症するような症状が

子供たちにも頻繁に見られるようになりました。

 

 

これらの身体の不具合に共通して言えることは

 

 

 

 

『重力に対してきちんと身体を支えられていない』

 

 

 

という事です。

 

 

なんの問題もない人がわざと上記にあげたような、

偏平足や、X脚、猫背などの真似をしてもらうと

非常に違和感を覚えます。

 

 

こんな状態で運動はできませんし、

それどころか日常生活すら大変です。

 

 

しかしそれが普通になってしまっている子供たちは

身体に痛みなどが出るまで気づきません。

 

 

痛みが出た時点で気づければいいのですが、

もう手遅れの状態になってしまうことだってあります。

 

 

 

このような状態にならないためにも

幼いころから

 

 

 

『自分の重心がどこにあるかを感じ

 それをコントロールする機会』

 

 

 

を作ることが重要なのです。

 

 

正しく自分の重心を感じられる子は

間違っても上記にあげた状態にはなりません。

 

 

なぜならその状態では

正しく重心をコントロールできないからです。

 

 

まぁそのような状態に気付かず色々なスポーツを行い、

成長期を迎えたころには身体はボロボロ

というケースが珍しくないのも事実ですが・・・。

 

 

 

スキーは重心を感じてコントロールするスポーツ

 

さて重心を感じてコントロールすることが

運動(スポーツにおいて)非常に重要だという事を書きましたが、

それにはスキーがなぜいいのか?

という部分が重要です。

 

 

一般的なスポーツは特に日常と変わらない

普通の地面か床で行います。

 

 

しかしスキーは雪上という特殊な環境で行います。

 

 

どう特殊かというと

正しい重心位置を保つことが難しい環境

という事です。

 

 

これは説明しなくてもメージできると思いますが、

普通の地面に比べて当然摩擦が少ないため

滑りやすく不安定です。

 

 

まずはしっかり自分の重心を感じて

それを左右の板にずらして

板に力を加えてターンをします。

 

 

ただでさえ不安定で重心を良い位置に

保っていなければならないのに、

それをさらに右足、左足、移動させるわけですから

自然と正しく自分の重心を感じて

コントロールすることが鍛えられます。

 

 

それができなければ滑れませんからね。

 

 

因みに同じような条件ならスケートなどの

氷上で行うスポーツでも同じなのでは?

 

と思われるかもしれません。

 

 

もちろんスケートの様な氷上で行うスポーツでもいいでしょう!

 

 

しかしそれ以上に子供の運動神経を良くするメリットが多いのが

スキーというスポーツです。

その理由は次に説明していきます。

 

 

理由② スキーは自然の力を利用するスポーツ

 

走るのが苦手、跳ぶのが苦手、

ボールを投げる、蹴るのが苦手、

泳ぐのが苦手・・・・

 

 

といった具合に運動が苦手な子供には

共通点があります。

 

 

その一つは

 

 

 

『自ら力を発するのが苦手』

 

 

 

という部分です。

 

 

陸上競技、サッカー、野球などの球技、水泳など

子供たちが習い事として行うスポーツのほとんどは

 

 

『自分が力を発して運動する』

 

 

 

というものです。

 

 

何もしないでボーっと突っ立っているだけでは

はじまりません。

 

 

しかしスキーは違います。

リフトから降りて、

板を斜面の下に向けて立っているだけで

勝手に滑りだします。

 

 

なぜ自ら力を発しなくても出来るスポーツがいいのか?

 

 

スキーというスポーツは自分から力を発揮しなくても

運動が始まる珍しいスポーツです。

 

 

それがどうしたの?

 

 

と思われるかもしれませんが

非常に重要なポイントです。

 

 

子供のころのスポーツは自分で力を発するものは

当然成長が早く、体格のいい子供ほど有利です。

 

 

線が細い子や太っている子、

運動経験が少なく力を発揮するのが苦手な子は

それだけで不利です。

 

 

しかしスキーはそのような子でも

自然と運動するためのエネルギーが発生するため

取り組みやすいといえます。

 

(もちろんタイムを競うアルペンスキーなど

 より競技性が強くなると体格も関係しますが)

 

 

例えば、どんなに運動神経が悪い大人でも

50m走を幼稚園生と競争したら負けませんよね?

 

ボール投げをしたらどうでしょうか?

 

きっとほとんどの人が勝つと思います。

 

 

しかしスキーは別です。

 

 

3,4歳の子供にいい大人が負けることが

十分にありえます。

 

 

分かりやすい例です。

 

 

運動が苦手な子供ほど

なるべく体格差などのハンデが少ないスポーツを取り組み

そこで成功体験を積むことで

運動(スポーツ)をする自身も育んでくれることが理想的です。

 

 

 

理由③  自然の中という特殊な『環境』の方が運動神経は鍛えられる

 

スキーは何といっても

『自然の中で行うスポーツ!!』

 

 

このことはが子供たちにとっては非常に重要です。

 

 

いつもとは全く違う、一面真っ白の世界・・・

 

 

そんな光景をみて

何の反応も示さない子供はまずいないはずです。

 

 

多くの学校でスキー教室を行う理由もここにあります。

 

 

特に都会に住んでいる子供たちの多くは

自然に触れる機会がほとんどありません。

 

 

自然に触れることは子供にとって良いことは

何となくいいんだろうな・・・

 

 

という事は何となくイメージできると思いますが

具体的に運動神経を良くするうえでも

いいことがたくさんあります。

 

 

自然という非日常で運動を行うことの利点

 

自然の中でスポーツを行うということは

言い換えれば非日常の環境で活動するという事です。

 

 

日常と違った環境にいると人間の脳は活発に働きます。

 

もともとは危険を察知するための能力ですが、

子供にはそれは好奇心や興奮、といった形で表れます。

 

 

そんな状態の中で、

スポーツをおこなえば、当然

 

 

『楽しい!!』

 

 

という感情が芽生えます。

 

この『楽しい!!』という感情が

運動神経を向上させるのに

非常に重要なんです!

 

そもそも人間は脳が『快』と感じることに

集中するようにできています。

 

 

同じように様に運動をしていても

脳が楽しいと感じて集中して取り組んでいるのと

何となくやらなければいけないからやっているのとでは

動きの習得は大きく異なります。

 

 

気を付けなければならない最大の落とし穴

 

今回紹介した3つの理由は

スキーというスポーツの代表的なメリットです。

 

 

ここだけ聞くとスキーというスポーツを習わせることは

子供の運動神経向上に対して非常に良いものに感じたと思います。

 

 

しかしこれらは全てある条件の上に

成り立っています。

 

 

ここがしっかり満たされていなければ

スキーを習っても運動神経は向上しません。

 

 

その最も重要な条件とは

 

 

その子にあった正しい指導を受けられる環境

 

 

 

です。

 

スキーに限らずどのスポーツもそうなのですが、

そのスポーツを通して達成したい目的は何か?

その子にはどのような道筋で指導をしていくのが最適なのか?

 

 

といった部分が非常に重要です。

 

 

しかし近年の子供たちに向けての指導は

『技術を向上させること』が

目的となっています。

 

 

ですからスキーを始めてまだ間もない子供に

スキーの運動原理を説明したり、

このような滑り方をしなければダメ!

という指導が入ります。

 

 

えっ?スキーを上達させる以外に

何の指導があるの?

 

 

と思われるかもしれません。

 

 

勿論技術指導は大事なのですが、

それは子供自らが

 

 

『もっと上手くなりたい!

そのためにはどうすればいいの?』

 

 

と思った後の段階です。

 

 

その気持ちがまだ芽生えてないうちから

専門的な技術指導をしてしまいがちなので

注意が必要です。

 

 

またその子ひとりひとり

言葉に対する捉え方が違います。

 

 

それなのにマニュアル化された

専門用語を並べた指導ははたして

子供は理解するでしょうか?

 

 

自然を相手にするスポーツですので

安全を確保するための最低限の知識や技術の指導は必要です。

 

しかしそれを終えたらまずは

スキーというスポーツを楽しむ中で

自然と重心の感覚とコントロールを身につける。

 

 

これが子供の運動神経を良くするうえでの

土台となります。

 

 

 

その子の成長やレベルにあわせて対応していく

正しい指導が受けられる環境の中で

スキーを行う必要があることを

決して忘れないでください。

 

 

スキーは本当に子供の運動神経を育てるうえで

素晴らしいスポーツなのでスが、

きちんとした環境で習わないと、

かえって子供にとって逆効果になってしまうことも

珍しくありませんので。

 

 

 

 

ジュニアスキー トレーニング論