スキー オフトレ

【スキー業界唯一】オフトレから雪上までを完全マンツーマンサポート

スキーで落下を意識すると暴走してしまう理由は?258

読了までの目安時間:約 7分

 


前回の記事で落下の為には
足首の正しい使い方

重要だという事を
お伝えしました。

 

踵に乗る=後傾ポジション

 

だと思われている方にとっては
なかなか理解するのが
難しかったかもしれません。

 

 

後傾になると踵に乗ることは
勿論あります。

 

 

しかし踵に乗ると全て後傾になるなら
トップ選手たちがよく言う
踵寄り、くるぶし下に乗る
という場合は
その選手たちは全て後傾ということに
なってしまいます。

 

このように
後傾で踵に乗ってしまうのと
踵に乗っても後傾にならない違いは
足首の使い方が大きいという事です。

 

 

落下を意識すると暴走しませんか?

 

さて足首を正しく使えるようになり

板に遅れることなく

落下できるようになったとします。

 

 

しかしまだ全ての問題が

解決したわけではありません。

 

 

それが落下を意識すると陥りやすい

 

 

 

【暴走】

 

 

 

です。

 

 

落下をしようと思うあまり

自分が思い描いた場所よりも

はるか先でターンしてしまい

暴走だと指摘された経験はありませんか?

 

 

落下を意識すると
そのまま何もしないで
直滑降に落ちていく方がよくいますが

それは落下を前後のイメージだけで
行っているせいです。

 

 

例え足首を上手く使い

前後のポジションをしてもコントロール

それだけでは直進して

暴走するのは当然ですよね。

 

 

 

そこで重要となってくるのが

左右方向の動きです。

 

 

 

 

左右の動きをコントロールする股関節

 

では前後の動きをコントロールするのが

足首なら左右の動きをコントロールするのは

どこでしょうか?

 

 

それが

 

 

『股関節』

 

 

です。

 

 

 

もちろんこれだけで

左右の動きを

コントロールしているわけではありませんが

股関節はかなり重要な要素になります。

 

 

 

当然ながらターンは弧を描くという様に、

前後だけでなく左右の動きも加わってきます。

 

 

この左右の動きがなければ
板が動いてこないで
暴走という事になりますね。

 

 

 

左右に動くことは

言い換えれば板を傾けて
エッジをかけるという事です。

 

 

しかしこのエッジをかけるという動作も
『踵に乗る』と同様に
様々なエッジのかけ方があります。

 

 

ブレーキ要素が強く出たり
落下を邪魔するエッジングもあれば
落下力を上手に利用して
板をキレイに回してくるエッジングも
あるという事です。

 

 

 

ここら辺の違いを
きちんと説明してもらう機会がないので
エッジをきちんとかけるという指導と
エッジをかけてはいけないという指導に
悩まされます。

 

 

色々なエッジングがありますが
今回は落下力に関わる
エッジングについてだけお伝えします。

 

 

 

落下力を邪魔しないエッジングの特徴に
股関節が使えているかどうか?

 

 

という部分が関わってきます。

 

 

技術選のトップ選手でもある丸山貴雄選手は
以前インタビューで小回りの感覚について

 

 

『股関節から下で行うイメージ』

 

 

と言っていたシーンがありましたが、
まさに落下しながらエッジングするためには
股関節の動きは重要です。

 

 

 

落下を上手く使う為の
股関節の正しい使い方が出来ているか
簡単に分かるチェック方法があります。

自分の滑りの中で
ターン前半からターンマックスまでの部分を
ビデオで見てください。

 

 

スローの方が分かりやすいです。

 

 

その時に股関節が正しく使えていると
骨盤が内側にスライドして
くの字のシルエットが出ます。

 

外向傾を作る、
外腰を入れてくる、
内腰をスライドしていく、
股関節を入れてくる、

 

などなど言い方は様々ですが
解剖学的に見ればどれも同じ動きです。

 

 

自分の滑りだと分かりづらければ

実際に股関節の動きを中心にしたターンを

解説している動画がありますので

こちらをご覧ください。

 

 

この股関節を使って左右の動きを出して

以前の記事でお伝えした

落下力を受け止める形

になっているのが理想です。

 

 

上手く股関節が使えていないと
膝から内側に入ったり、
お尻がプリッと外脚側に流れて
わき腹から曲がっていたりします。

 

最初は上手く内側に入ってきても
その後腰が外に出ていき
お尻がプリッとしたシルエットになることも
珍しくありません。

 

これではいくら落下しても
落下力は使えません。

 

 

この横方向への股関節の使い方が難しいのは

 

 

足首の縦方向への使い方と
複合的に使う必要がある

 

 

 

という事です。

 

 

特に急斜面での小回りは
かなりこの要素が強いので、

股関節を使った横方向への
確認や練習をするなら
まずはあまり足首の前後要素を必要としない
緩斜面からお薦めします。

 

 

 

スキー技術

スキーで『落下を使う』為に必要な足首の使い方は?257

読了までの目安時間:約 11分

 


前回の記事で

落下を使う為には

 

・まず自分が落下できているかどうか

 明確な判断基準を持つ

 

・次に落下の練習をする前に

 落下力を受け止められる状態になっておく

 

 

という事をお伝えしました。

 

 

まだ目を通していない方は

こちらからどうぞ↓

 

 

【スキー上達に重要な『落下力』を使えるようになるは?256】

 

 

今回はその続きです。

 

 

 

落下をするには足元から

前回の記事にも書いた

正しく受け止められる

身体の使い方ができたら

いよいよ本題となる

落下の仕方です。

 

 

 

『もっと落下を使って!』

『もっと落下してきて!』

 

 

という指導はよく入るものの

 

 

 

何をどうすれば落下できるのか?

 

 

 

という具体的な部分は

なかなか教えてもらえていないケースが

多いようです。

 

 

 

因みに落下する『意識』で

本当出来るなら

上達できないと悩むことはないですよね。

 

 

 

落下をする為には

色々な要素が必要ですが、

最も代表的な落下が出来ない原因は

 

 

 

 

『足首の使い方』

 

 

 

です。

 

 

 

落下をするという事は

言い換えれば

身体を前方に運ぶという事ですが

よく落下が上手くできず、

お尻が落ちたり、

身体が起きてしまう方は

 

 

・手を前に出す 

 

・身体を前に屈める

 

 

といった方法で改善しようとします。

 

 

 

勿論それで改善できればいいのですが、

大抵は落下ができず、

それどころか上半身だけ

力みを持った変なフォームになってしまう事が

よくあります。

 

 

 

ではなぜ足首なのか?

 

 

 

それは

 

 

 

 

体の根元だからです!

 

 

 

 

イタリアにある『ピサの斜塔』という

傾いている有名な塔がありますが、

あの塔が傾いている原因は

根元の地盤の傾きです。

 

※引用 Wikipedia

 

あの塔の傾きを直すのであれば

一番下の地盤をどうにかするはずです。

(実際これ以上傾かないように

 修繕工事は行われています)

 

 

実際は不可能ですが

あの塔の上の部分だけ逆側に折って

傾きを直すことはしないはずです。

 

 

 

スキーも同じで、

落下できずに

後ろに傾いてしまっているのであれば、

まず直すべきは根元、

つまり足首です!

 

 

 

トップ選手たちが

やたら足首の緊張感、使い方、

脛をブーツから離さない

などと言っているのはその為です。

 

 

 

きっとあなたも一度は指導を受けたり

聞いたことがあると思います。

 

 

 

ただこの足首は意識しても

なかなか改善できないケースが大半です。

 

 

 

なぜなら、

 

 

 

正しい足首の使い方を

知らないからです!

 

 

 

出来る出来ないは別にして

そもそも根本的に

あなたは正しい足首の使い方を

知っているでしょうか?

 

 

 

 

正しい足首の使い方を知っている分かる簡単な質問

 

なぜ出来る出来ないは別にして

と前置きした方というと、

 

 

 

『分かっているけど出来ない』

 

『知らないから出来ない』

 

 

とでは、

根本的な学習段階が違うからです。

 

 

 

以前メルマガでご紹介した

人間の学習段階でいうと

『分かっているけど出来ない』

は第2段階の無意識的有能ですから

練習を重ねれば第3段階の

『意識すればできる』に

進むことが可能です。

 

 

 

しかし『知らないから出来ない』は

第1段階の無意識的無能ですので

出来るようにはなりません。

 

 

 

ですからまずは

きちんと知っているか?

第1段階なのか第2段階なのかを

確認して下さい。

 

 

 

まず代表的なものとしては

 

 

踵に乗ると足首が緩み後ろになり

つま先側に乗るとブーツの脛を押せて

前ポジションに行けるという思い込み

 

 

です。

 

 

 

『えっ、でも踵に乗って後傾になっていると

 よく言われます!』

 

 

と思いましたか?

 

 

 

それではこれから

ある実験を紹介するので

上記の思い込みがよく分からない方は

試してみてください。

 

 

その場に立って、

誰かに後ろから

分からないタイミングで

押してもらってください。

 

 

あなたは急に押されても

前に行かないように踏ん張ります。

 

 

さて足裏はどのように

踏ん張っているでしょうか?

 

 

 

つま先側ですが?踵側ですか?

 

 

 

協力者がいなくても

電車に乗った際の

発車、停車の時を考えてみても分かります。

 

 

 

落下するとは前方へ移動する事ですよね?

一方今回で紹介した実験は

前に行かないようにする時の

足裏の使い方、

つまり『落下しない』ようにする時の

足裏の使い方です。

 

 

 

逆に前から押されて後ろに

転ばないようにするのも

試してみてください。

 

 

 

これはまさにスキーと同じですね。

 

 

 

きっと後ろに転ばないようにするには

踵に乗るはずです。

 

 

 

そろそろお気づきだと思いますが、

踵に乗っているから後傾になるのではなく、

これ以上後傾になるのを支えてくれるのが

踵だという事です。

 

 

 

逆につま先に乗れば

 

 

 

ポジションが前になるのではなく

これ以上前に行くのを抑えるのが

つま先の役目です。

 

 

 

同じようで捉え方はまるで違います。

 

 

 

まとめると

落下を使う為に前に行くには、

 

 

 

 

 

踵に乗りながら前に倒れる足首の使い方を

マスターする必要があります!

 

 

 

 

 

この足首の使い方を習得する方法も

人によって違うので

一概にこうすればできますよとは

言えないのですが、

 

 

 

『踵に乗りながら前に行く』

 

 

 

というのを出来るかどうかが

まずは足首を正しく使えているかどうかの

ポイントとなってきます。

 

 

 

以前スキー雑誌の特集で

トップ選手たちの

ターン中の足裏感覚がありました。

 

 

皆そろって脛が離れない意識と

その為には前半は土踏まずぐらいで

後半は踵よりと言っています。

 

 

土踏まず~踵の間とは

脚の中間部から後半部ですよね?

 

 

人によって感覚は様々ですが

そこで前後ポジションを

コントロールできる事は

落下をする為には

非常に重要だという事です。

 

 

さてここまでの内容を読んで

正しい足首の使い方が出来れば

落下が使えるのか!

と思ったはずです。

 

 

はいその通りです・・・

 

 

と言いたいところですが、

実は足首が正しく使えても

落下を使えるというわけではありません。

 

 

もちろん足首は最も重要な要素なんですが・・・

 

 

その理由は次回の記事でお伝えしますね!

 

スキー技術 身体論(フィジカル関係)

スキー上達に重要な『落下力』を使えるようになるは?256

読了までの目安時間:約 11分

 


あなたは指導を受ける中で

 

 

 

『もっと落下をして!

 

 

 

というワードを聞いたことがありますか?

 

 

スキーにおいて落下する力

つまり落下力を利用することは

非常に重要です。

 

 

 

この落下を使うという指導は

外脚に乗ってくると

同じぐらいあやふやで

分かりづらいワードですね。

 

 

今回はこの『落下』をどうすれば使えるのか?

という部分についてお伝えしていきます。

 

 

 

 

 

そもそも落下をしていないのか?

 

落下力を使えるようになる為には

まず落下力を使えていない原因を

明確にする必要があります。

 

 

 

 

さてここで一つ考えて欲しい事があります。

 

 

それは

 

 

 

『そもそも本当に落下していないのか?』

 

 

 

という事です。

 

 

 

あなたは自分が落下しているかどうか

どのように判断していますか?

 

 

私は学生時代に

『もっと落下してこい』

と言われて

 

 

 

『落下しているから、

スキーで滑り降りてきているのに・・・

落下してなかったらその場で止まっている。』

 

 

と思っていました(笑)

 

 

 

正しく落下をしているのかいないのか?

 

 

 

という判断基準が曖昧なため

もっと落下をしてこいという指導が

ピンと来ていないよくある例です。

 

 

 

あなたがもし落下力を使えずに

悩んでいるとして、

ビデオを見た瞬間自分が落下してないなぁ・・・

と分かりますか?

 

 

もしくはレッスンや仲間から

落下できてないよ!

 

 

といわれて

確かに!確かに!

と思いますか?

 

 

 

もしそこが曖昧なのであれば

まずは落下していないとはどのような状況かを

あなた自身の頭の中で

明確にする必要があります。

 

 

 

よく落下が使えず悩んでいる方に

なぜそう思うのですか?と聞くと、

 

 

 

『レッスンなどでそう言われるから』

 

 

 

という答えが多いです。

 

 

つまり他人からの評価であり

実際自分が落下できていないという事を

体感はしていないという事になります

 

 

 

自分自身で

どうなっているのかよく分からない事を

改善するのは非常に難しいです。

 

 

具体的には

 

・ビデオで確認しながら

 落下が出来ていないという部分を

 説明してもらう

 

・止まった状態でいいので

 落下をしていないポジションと

 落下をしているポジションの違いを確認する

 

・落下をしていない事を判断する

 体のチェックポイントを教えてもらう

 (頭の位置、ブーツの脛など)

 

・滑走中に無線などで

 いま落下できていないという事を

 リアルタイムで教えてもらう

 

 

などなど

とりあえず言われたから

落下を使えていないんだぁ

ではなく、

 

 

ホントだ落下できてない!

 

 

という事を体感する機会を

まずは作ってください。

 

 

 

さて自分が落下できているかどうか

分かったら次のステップです。

 

 

 

落下を使う為にまずやるべき練習とは?

 

まず落下力を使う為に重要なのは

落下を練習する事ではありません!

 

 

 

『えっ、落下力を使いたいのに

 なんで落下を練習しないの?』

 

 

 

と感じましたか?

 

 

 

でもこの順序を間違えているから

なかなか落下力を使うという感覚が

習得できないんです。

 

 

 

ではまずやるべきこととはなにか?

 

 

それは

 

 

 

 

 

『落下力を受け止める身体の使い方を習得する』

 

 

 

これです!

 

 

 

よくもっと落下をしてきてくださいと言われて

そのことを意識すると

 

 

今度は暴走になってしまう事がありませんか?

 

 

ターン後半板がズルズルと

下に流されてしまいませんか?

 

 

何もしないで落下をしていると

板が曲がってこないで

ヒューッと直滑降になってしまいませんか?

 

 

 

そうなるとエッジを立てるしかなく

エッジを立てると

また落下していないと言われるという

負のスパイラルに陥ります。

 

 

 

この原因は正しく落下力を受け止める事が

出来ていないのが原因です。

 

 

 

スキーを始めたころを思い出してください。

 

 

滑走するにあたって

まず習得することは何ですか?

 

 

 

プルークボーゲン、

つまりハの字ですよね?

 

 

 

あれは落下力を受け止める為の

最初の形です。

 

 

 

ハの字を習得する前に

落下をする練習はしないはずです。

(想像するだけで恐ろしいですね)

 

 

 

パラレルになっても同じです。

 

 

 

まずは落下を受け止める

『正しい体の使い方』を

習得する必要があります。

 

 

 

正しい身体の使い方が出来ないと

落下して受け止めるときに

下にズルズル落とされたり、

落下を意識すると何も板が動かず

暴走します。

 

 

 

落下を受け止める為の

正しい身体の使い方は

長年このメルマガを読んでいる方は

お気づきかと思います。

 

 

 

 

そう、

 

 

外向傾です!!

 

 

この動画の動きですね。

 

 

 

【小回りが苦手なスキーヤーが正しくできないスキーに重要な動作とは?】

 

 

 

まず落下力で悩んでいる方は

この動画の動きが上手くできないケースが

大半です。

 

 

因みにコメントで

エッジが立っていないとありますが

あくまでも股関節の使い方の部分に

着目して下さい。

 

 

ブーツを履いてこの動作を行うと

分かるのですが、

エッジは勝手に立ちますし、

立たせないでこの動作を行うのは

不可能です(笑)

 

 

 

この正しい外向傾が作れていなければ

いくら落下してもその落下力を

正しく板には伝えられません。

 

 

 

ただ一つ厄介なのが

外向傾でなくても

エッジを立たすことはできます。

 

 

止まる時にストレート内倒すれば

ズルズルとなるものの

エッジは立ち、止まりはします。

 

 

 

板をグイッと押し出してもエッジは立ちます。

 

 

 

ただそれで止まっていると

小回りの時に上体が内倒したり

上手く板が回ってこなくて

エッジが強すぎると言われる

といった不具合が出てきます。

 

 

この様な負の連鎖を断ち切るためには

まずは落下力を正しく受け止める

身体の使い方を手に入れることが

非常に重要です。

 

 

 

因みにプルークボーゲンは

基本的に両足が

片方ずつ外向傾になっていますよね!

 

 

正しく受け止める身体の使い方が

出来るのであれば

次のステップに進みましょう!

 

 

続きは次回に!

 

スキー技術