スキー上達になぜ身体が最優先されないのか?194

あなたはスキーが上手くなる為に

どのような事に時間、お金、労力をかけていますか?

 

 

色々な選択肢があると思いますが、

道具や技術要素に費やしているスキーヤーが

圧倒的に多いのではないでしょうか?

 

 

私にはこの事がいつも不思議に思えます。

 

 

これは私がトレーナーという立場から

スキーという競技を見ているからこの様に思うだけで、

一般的にはあまり理解されない考え方なのかもしれません。

 

 

道具は皆さんもイメージしやすいと思いますが

板やブーツ、ストックやワックスといたところでしょうか?

ウェアやゴーグル、ヘルメットなどのアクセサリ関係は

上達の為というよりは、

ファッション的なモチベーションの要素が強いかもしれません。

 

 

技術要素は雪上での滑走日数、海外遠征や有名選手のキャンプなどの

レッスン、遠征費、雑誌やDVDの技術情報、

インラインスケート、プラスノーといった技術系オフトレ

といったところです。

 

 

このように挙げていくと当たり前の様に感じるかもしれません.

 

 

しかしどれも不変的なものではなく、

投資するにはリスクがあると思います。

 

 

例えば道具。

 

 

経年劣化することは勿論ですが、

技術レベルによっても変えていかなければなりません。

 

また自分に合っていると思っても

メーカーが新しいモデルにチェンジした途端に

イマイチ自分に合わなくなってしまった・・・

何ていうケースもよくあります。

 

つまり常に変わっていく消費性の高い部分です。

 

 

技術要素はどうでしょうか?

一見技術を見につければ

一生自分の為になる資産と思うかもしれません。

 

でもそれはあくまでも核となる技術要素に限られます。

巷で発信されている技術要素は

核となるものよりもその上澄みの部分の方が多いです。

 

アルペンスキーテクニックも時代が変わり、

道具が変わる事で常にそれに対応するように変わっていきます。

 

基礎スキーは特に顕著です。

毎年のように技術選の評価基準が変わり、

それに伴ってバッジテストなどの検定で求められる動きも変わります。

その変化に基礎スキーヤーの方は振り回されます。

 

何年か前のハイブリッドスキーがいい例です。

 

『今年の流行りの滑り』を追い求めて

過去に費やした技術要素を捨てる場合もあり、

逆にそれが足かせとなって新たな技術要素獲得の

邪魔になるケースもあります。

 

 

このように常に変わりゆくものに

多くのスキーヤーは時間、お金、労力を費やしているのです。

 

 

しかし一つだけ生まれた時から

変わらずにあなたが持ち続けるものがあります。

 

 

 

それがあなたの身体です!

 

 

 

生まれてから死ぬまで

あなたはあなたの身体を使い続けます!!

 

 

 

 

勿論衰えるという要素はありますが、

それをコントロールするのも自分の身体だけです。

 

 

この重要性にもっと早く気づくべきです。

 

 

長くなりましたので続きは次回に。

 

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