なぜ雪上エクササイズを行ってもスキーが上達しないのか? 221
あなたはスキー技術上達の為にどのような練習法を
取り入れていますか?
取り入れていますか?
技術レベルが上がれば上がるほど、
ただ滑り込むだけでは上達しなくなってきます。
ただ滑り込むだけでは上達しなくなってきます。
シーズン中よくあるのが
雑誌やDVD,インターネットなどを通して
雪上で行う様々なエクササイズの
情報を手に入れて
練習に取り入れるという流れです
雑誌やDVD,インターネットなどを通して
雪上で行う様々なエクササイズの
情報を手に入れて
練習に取り入れるという流れです
それぞれ雪上エクササイズには意図があり、
外脚に乗るためにはコレ!
内倒を直すためにはコレ!
X脚改善にはコレ!
内倒を直すためにはコレ!
X脚改善にはコレ!
と説明がついてるものが多いため、
本来自分の悩みに合う
雪上エクササイズを行えば
スキーヤーはみな悩むことなく
上達するはずです。
本来自分の悩みに合う
雪上エクササイズを行えば
スキーヤーはみな悩むことなく
上達するはずです。
しかし実際のところはどうでしょうか?
自分の目的に合った雪上エクササイズを行って
本当に改善されるスキーヤーは
意外と多くありません。
本当に改善されるスキーヤーは
意外と多くありません。
それはなぜなのか?
自分の滑りのパフォーマンス向上に合わせた
雪上エクササイズを行っているのに
上達しない理由を今回は3つ紹介します。
理由その①
【自分の滑りを改善できる正しいエクササイズを選択できていない】
この理由は非常に単純です。
私の経験上、
スキー上達に悩むスキーヤーのほとんどは
自分が上達できない原因を勘違いしています。
スキー上達に悩むスキーヤーのほとんどは
自分が上達できない原因を勘違いしています。
勘違いしているから
当然これをやれば上手くなる!と思って
選択するエクササイズも間違えています。
当然これをやれば上手くなる!と思って
選択するエクササイズも間違えています。
でもこれはトップスキーヤーでも同じこと。
ワールドカップ選手にも
必ずコーチがいます。
ワールドカップ選手にも
必ずコーチがいます。
その理由は自分では気づけない部分を
他の目線から教えてくれるからです。
他の目線から教えてくれるからです。
間違った方向性のトレーニングは
はっきり言って意味がありません。
はっきり言って意味がありません。
それどころか正しい道に戻ってくるのに
時間がかかる原因にもなります。
時間がかかる原因にもなります。
もちろん自分で判断することも
できますが、そのためには
まずはその雪上エクササイズを
ある程度の量行い、
結果として上達したかどうか
検証することが必要です。
できますが、そのためには
まずはその雪上エクササイズを
ある程度の量行い、
結果として上達したかどうか
検証することが必要です。
しかしこれは途方もない
時間と労力がかかります。
時間と労力がかかります。
これを繰り返していると
何シーズンも同じような技術レベルで
止まってしまうという
何シーズンも同じような技術レベルで
止まってしまうという
負のスパイラルに陥ります。
そしてそのうち
これ以上上手くならないのかも・・・
とあきらめてしまうのです。
あなたも最速で上達したいのならば
あなたにとっても最も重要なことを
教えてもらえる環境を整えることが重要です。
あなたにとっても最も重要なことを
教えてもらえる環境を整えることが重要です。
理由②
【雪上エクササイズの内容を正しく理解できていない】
あなたが行っている雪上エクササイズを
どれぐらいきちんと理解できているでしょうか?
どれぐらいきちんと理解できているでしょうか?
だいたいの雪上エクササイズは
目的がきちんと説明されており、
一見正しく理解できているように思えます。
目的がきちんと説明されており、
一見正しく理解できているように思えます。
しかし実際正しく理解できていないケースが
殆どです。
殆どです。
そのエクササイズは、
普通に滑る際の、どの局面のことを
行っているのか?
普通に滑る際の、どの局面のことを
行っているのか?
その動作を行うタイミングは
一瞬なのか長いのか?
一瞬なのか長いのか?
なぜ他にも似たようなエクササイズがある中で、
そのエクササイズを選択するのか?
そのエクササイズを選択するのか?
そのエクササイズが上手くできている時と
できていない時の判断基準はなんなのか?
できていない時の判断基準はなんなのか?
そのエクササイズを行うこの事による
デメリットはないのか?
デメリットはないのか?
デメリットがあるとしたらなんなのか?
・・・
あげればきりがないですが
こういった部分をきちんと理解していなければ
エクササイズが上手くなる為の
トレーニングになってしまいます。
こういった部分をきちんと理解していなければ
エクササイズが上手くなる為の
トレーニングになってしまいます。
手段が目的となってしまういい例ですね。
思い返してもらえれば気づくと思いますが、
昔から雪上エクササイズの種類は
それほど変わっていません。
昔から雪上エクササイズの種類は
それほど変わっていません。
これさえ行えば劇的に上手くなる!!
というエクササイズがあれば
みんなそれをやって上手くなるはずです。
みんなそれをやって上手くなるはずです。
過去何年のスキージャーナルを読み返せば
紹介されている雪上エクササイズは
だいたい同じということが
よく分かると思います。
紹介されている雪上エクササイズは
だいたい同じということが
よく分かると思います。
理由その3
【そもそもそのエクササイズを行える状態でない】
【そもそもそのエクササイズを行える状態でない】
この理由3が実は最も陥りやすく
しかもなかなか気づけない厄介なものです。
しかもなかなか気づけない厄介なものです。
普通雪上エクササイズが上手くできなくても
何度も繰りかえし行っていれば
上手くなると思っていませんか?
何度も繰りかえし行っていれば
上手くなると思っていませんか?
本当にそうなれば苦労はしないのですが、
実際は違います。
実際は違います。
何度もお伝えしていますが
陸上でできないことは雪上できません!
陸上でできないことは雪上できません!
つまり根本的にできないのに
一生懸命練習しているのは
雪上エクササイズでも
同じことなのです。
一生懸命練習しているのは
雪上エクササイズでも
同じことなのです。
でも雪上エクササイズは
『上手くなるための練習』
と位置付けられているため
『上手くなるための練習』
と位置付けられているため
『やればやるほど上手くなる』
と勘違いされてしまいます。
いや、でも実際何度もやっていれば
そのエクササイズうまくなるけど・・・
そのエクササイズうまくなるけど・・・
と思ったかもしれませが
それこそまさに落とし穴です。
それこそまさに落とし穴です。
なぜなら本来目的としている
身体の使い方ができていないまま
違ったリカバリー動作を用いて
そのエクササイズをこなしている
可能性があるからです。
身体の使い方ができていないまま
違ったリカバリー動作を用いて
そのエクササイズをこなしている
可能性があるからです。
要は
『ミス動作の精度を上げている』
ということです。
あなたはそのエクササイズが上手くできることが
目的ではないはずです。
目的ではないはずです。
そのエクササイズをとおして
スキーのパフォーマンスをあげる
なにかを手に入れることが目的なんです。
スキーのパフォーマンスをあげる
なにかを手に入れることが目的なんです。
雪上エクササイズは
『きちんとそのエクササイズを通して
上達ができる準備が整っている人が
行うもの!!』
上達ができる準備が整っている人が
行うもの!!』
という事を忘れないでください。