このことを知らずにシーズンに入っていたらと思うと・・・ 6
今スキー界では
夏の間は海外遠征をして滑る以外にも、
サマーゲレンデでプラスノーを行うなど、
雪のない時期にも雪上に近い練習ができるようになりました。
雪上や雪上に近い感覚で滑れば上手くなるというわけではありませんが、
オフトレの効果を実際に近い動きで確認する
という意味では非常にいいと思います。
そんななかサポートしているクライアントさんから
嬉しいお言葉を貰いました。
『春からきちんとオフトレを行ってきたけど
実際滑ってみたら、昨シーズン滑っていて
ずっと注意されていた癖が簡単にとれてびっくりした。
このことを知らないままシーズンに入っていたらと思うとゾッとする。
また1シーズン同じことの繰り返しだった。』
また海外遠征で滑ってきた選手からも
『先シーズンずっとできなかったことができるようになっていた。
オフトレにこの値段をかけるのは高いと思っていたけどよく考えたら、
この動作を直すために何度も何度も雪上に通っていたことを考えたらかなり安い。
他じゃ教えてもらえなかった。』
効果がしっかり出ていて何よりです。
まだスキー界においてオフトレはあくまでシーズンに入るまでの
補助的なものであるという認識が強いと思います。
多分私のホームページを見たほとんどの方が
オフトレにお金をかけるのはもったいないと思ったでしょう。
だからほとんどの方は技術上達が停滞し
毎シーズン同じことを繰り返し、
うまくならないなぁ、もっと滑って練習しなければと
負のスパイラルに陥っていきます。
ある一部の人たちだけは気づきます。
上手くならない状態で滑り行くほうがよっぽどももったいないなと。
本当にその通りです。
もったいなさすぎます。
私のところに来ている多くのかたは口をそろえて
『これができなきゃ、そりゃ雪上で滑ってもできるわけないな』
と口癖のように言っています。
私がトレーニングで一番大事なことは何かと聞かれたときに
『トレーニングに対する考え方です。』
と答える理由の中にこのような意味合いのニュアンスも含んでいます。
このトレーニングは何に効果があるのだろう?
この動作を修正するためには何をすればいいのだろう?
と内容の考え方も大事ですが、
そもそもどうしてトレーニングをしなければならないのだろう?
オフの間にトレーニングをしなければどうなってしまうのだろう?
といったトレーニングに対する根本的な考え方です。
シーズンインまでもうすぐです。
あなたはきちんと上手くなる準備ができていますか?
また昨シーズンと同じ結果にならないように気を付けてください。