スキー オフトレ

【スキー業界唯一】オフトレから雪上までを完全マンツーマンサポート

頭の傾きをスキーのオフトレで意識すれば滑りが変わる?  25

読了までの目安時間:約 4分

 


前回あごの角度について書きましたので

その流れでもう一つ頭の傾きについて書きます。

 

 

スキーは基本的に内傾角(内側への傾き)を作って

滑るため当然身体は傾きます。

 

 

あなたの頭は滑っている時にどれくらいの角度でターンをしていますか?

そもそも滑っているときに頭の傾きを意識したことはありますか?

 

 

この頭の傾きはスキーにおいて非常に重要な部分です。

 

 

 

多くのスキーヤーの方が身体の傾きに合わせて頭も傾いてきてしまいます。

しかし本当は、

 

 

 

頭は地面に対して常に垂直に保つこと!!

 

 

 

がパフォーマンスを発揮するうえで非常に重要です。

言い方を変えれば目線を常に地面と平行に保つことです。

 

 

アルペンスキーのトップ選手たちの画像を見て下さい!

 

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みなしっかり視線が地面と平行になるように

頭部の位置を保っています。

 

 

勿論ターン前半の一瞬やミスターン時は傾いてしまうこともありますが、

基本的には非常に高いレベルで

この頭部の位置をキープする身体操作ができています。

 

 

じつはこの感覚はスキーだけに限ったことではありません。

 

 

 

自転車やバイクなど曲がる際に内傾角ができる種目は基本的には

目線が平行になる頭部の位置をキープするような動作を行います。

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アルペンスキーの場合は次の旗門に引き寄せられるように

頭から内傾角を作って滑っている選手が非常に多いです。

 

 

そのせいで外脚が流れ、いわゆる内倒状態に陥ります。

 

 

基礎スキーにおいても、ターン前半の内傾角、足の長さを見せようとして

頭から内側に突っ込んでしまっている方をよく見かけます。

 

 

思っている以上に頭部の角度をキープすることは

この内倒を直すことに対して効果があるので試してみて下さい。

 

 

 

ただここで2つ注意点があります。

 

 

1つ目は普段から上半身や肩周りに力が入りやすい方が

この頭部の傾きを意識して首を動かそうとすると

必要以上の筋力でおこなってしまう方が殆どです。

 

 

ご自身の首を動かすことに対して

それほど筋力は必要ありません。

 

 

これは他の身体の部位に対しても言えることで

私のところでトレーニングをしている方は嫌というほど言われていると思います。

 

 

出来るだけ楽にその動き行ってほしいので、

いわゆる力みにつながらないように気を付けて下さい。

 

 

 

 

2つ目は傾きの角度です。

 

 

この頭部の傾きを意識しだすと

多くの方が頭部の傾きを先に決めてしまいます。

あくまでも頭部の傾きは

身体の傾きに合わせていくものです。

 

 

この順序が逆になってしまうと

頭を外脚側に傾けるように首をギュとしてしまいがちです。

 

 

あくまでも動きの本質を忘れないでください。

 

 

普段のオフトレで分かりやすく体感するために

自転車に乗ってカーブするときに試してみてください!

 

 

私も結構普段から行っています。

 

 

あくまでも身体の傾きに合わせることを

忘れないで下さいね!

 

スキー技術

あごの角度をスキーのオフトレで意識すれば滑りが変わる? 24

読了までの目安時間:約 4分

 


あなたは滑っている時に

あごの角度を意識したことがありますか?

 

多分他の身体の部分で一生懸命で、

そんなこと考えたことがないと思います。

 

 

 

じつはあごの角度は雪上での動きは勿論、

普段の動作にも大きく関わってきます。

 

 

さてここで質問です。

 

 

 

『あごの角度を意識してください!』

 

 

 

と今言われたらあなたはどうするでしょうか?

あごを少し引いて姿勢を良くしようとしてしまいませんか?

 

これには日本の文化が大きく関係しているのですが、

そもそも日本人は、

 

 

 

あごを引いたほうがいいというイメージが非常に強いです!

 

 

 

日本の身体言葉(腹が立つ、肩を落とすなど・・・)のなかで

『あごを出す』というものがあります

 

 

その意味は

・あきらめる

・途中で投げ出す

・疲れる

 

といったマイナスイメージのものです。

 

 

 

良くマラソンなどの実況で

「あごが上がってきましたね」

といった表現をよく聞きますよね。

 

 

 

しかしこれが英語では逆の意味になります。

 

 

『あごをだせ!』という意味は

・しっかりせよ!

・頑張れといった意味合いだそうです

 

 

海外と日本ではあごに対する身体感覚のイメージがこれほど違います。

 

 

因みに日本ではといいましたが

宮本武蔵の五輪の書には

 

『おとがい(あご)を出す』

 

と書かれているので、

日本の姿勢教育のどこかで

ねじ曲がってしまったんですね。

 

 

 

少し話がそれてしまいました。

 

ではあごをどのような位置に置くのが

一番パフォーマンスが上がるのでしょうか?

 

簡単な基準として

 

・フランクフルト平面

・カンペル平面

 

があります。

これは噛み合わせについての研究分野である

咬合学(こうごうがく)から来ています。

 

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あなたはどちらの方がいいイメージを持ちますか?

 

 

 

身体によい影響をもたらすのは、

かルペン平面を意識したほうだと言われています。

 

 

カルペン平面のあたりに頭を置くと

 

 

肩甲骨周辺の筋群が緩んでとても動きやすくなったり

眼球周辺の筋群が痛み、最も動体視力が発揮できる状態になります。

 

 

ではこのカルペン平面のあごの傾きを意識してやってみて下さい!

 

というと殆どの方があごを上に上げようとしてしまいます。

 

 

これにはちょっとコツがあります。

あごをあげるのではなくあごを少しだけ前に出すといったイメージで

行ってみて下さい。

 

 

私たち日本人はこのカルペン平面で頭部を維持するのが

非常に苦手です。

 

 

その理由は日本人は骨盤が後傾になりやすいというところにあります。

骨盤が後傾すると胸が閉じてあごを引きうつむいてしまいますから。。

 

 

そして特にスキーは、滑っていると自分の足元の形が気になり、

下をずっと見ながら滑っている方が結構多いです。

これがさらに後傾を助長します。

 

 

トップ選手の画像をよく見てみると

あまりあごを引いて上目使いで

前を見ている選手は少ないことが分かります。

 

 

雪上での滑りが固いと言われるかたはぜひ頭部の保持とともに

下あごをスライドさせてみてください。

身体操作の点だけでなく

目線もかなり変わりますので!

 

スキー技術

インラインはスキーのオフトレに効果的なのか? 23

読了までの目安時間:約 4分

 


タイトルにもある

 

『インラインってスキーに効果ありますか?』

といった質問を毎年よくされます。

 

 

最近も何人かの方に聞かれたので簡単にまとめます。

 

 

答えとしては

 

 

 

 

『やり方次第!!

 

 

 

ということ。

 

 

 

当たり前のことなのですが、

インラインスケートのトレーニングを

雪上の滑りに活かせている選手はどれくらいいるでしょうか?

 

 

 

インラインはやたらうまいのに、

滑りは全然変わらない選手が非常に多いです。

 

 

 

インラインスケート、はやり方を間違えると思わぬ落とし穴にはまり、

逆に雪上パフォーマンスを悪くしてしまう恐れがあります。

 

 

 

インラインスケートの注意点をあげますので しっかりできているか確認してみてください。

 

 

 

まず一つ目に乗っている足首のポジションが

イン側に入っていないかというところ。

 

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インラインではスケーティングを多用するためどうしても

足首が内側に折れているポジショニングになりやすいです。  

 

 

 

特に偏平足、外反母趾、外反足など足のトラブルを持っている選手が

インラインを行うとさらにその歪みを助長し、

雪上でも面を使えずエッジで滑る選手になってしまいます。

 

 

このような場合、まずインラインをやる前に

足のアライメントを調整するトレーニングを行う必要があります。

ウィールをみて極端に内側が早く削れる選手は要注意です。

 

 

二つ目に股関節主導の動きでトレーニングしているかというところ。

インラインスケートは小回りが利く分、

足首や膝での操作で滑ってしまっている選手が殆どです。

 

 

よく講習会などでお話させていただくのですが、

基本膝は前後に動くものであり左右に捻るものではありません。

 

 

インラインスケートで足首や膝のひねり出て滑ることを覚えてしまうと、

雪上でもそのまま同じ動きをしてしまい、

板をたわますことができないばかりか、

靭帯を損傷する原因の動きにもなります。

 

 

勿論インラインスケートのテクニックの一つでもあるので

その動きが全て悪いというわけではありませんが。

 

 

ちなみにどんなトレーニングにもメリット、デメリットがあります。

 

 

インラインをすると多くの選手がその後いつもより

 

 

 

足裏のアーチが落ちて、足首が内側に入る傾向があります!

 

 

 

ただインラインがいけないのではなく、

このデメリットを元に戻す

 

 

 

補助的なコンディショニングトレーニングを

行わないことがいけないのです!!

 

 

 

 

インラインスケート自体が上手くなりたいのか?

スキーが上手くなるためにインラインスケートを利用するのか?

 

 

 

では似ているようで方向性が違ってきます。

この方向性を間違えている選手が、

インラインスケートはものすごく上手なのに

滑りに全くプラスになっていない選手というわけです。

 

 

 

 インラインは意味がない、やめたほうがいい

という意見もありますが、

こういった部分がしっかりクリアできるのであれば、

スキーのオフトレとしては問題ありません。

 

 

   しっかりと来シーズンの滑りにつながる質のいいオフトレを!!

 

 

お客様の声 トレーニング論

その腹筋トレーニングはスキーにつながるのか? 22

読了までの目安時間:約 4分

 


スキーに限ったことではありませんが、

どのスポーツにおいても

 

 

『腹筋を鍛える』

 

 

ということは当たり前であり

非常に重要な事だど思われています。

 

 

あなたも一度は腹筋を鍛えなければと

試みたことがあるのではないでしょうか?

 

 

 

そもそも腹筋という筋肉はなく正しくは腹直筋ですが

一般的に皆さんがイメージしている腹筋はこの

腹直筋だとおもいます。

 

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 ではこの腹直筋を使うとどのようになりますか?

 

と質問をすると意外と皆さん固まります。

 

 

体幹をキープする

などといった答えも返ってきますが

基本的には体幹部の屈曲です。

 

 

つまり身体を丸める動作です。

 

 

さてスキーにおいて

雪上で身体をもっと丸めてこい!!

といわれた経験はありますか?

 

 

どちらかといえば

背筋をもっと伸ばして来い!!

 

と言われる方の方が多いのではないでしょうか?

 

 

もうお分かりだとは思いますが、

一般的な腹筋動作と雪上で求められている動作が

真逆になっているパターンが多いのです。

 

 

 

もちろん腹筋動作が悪いわけではありません。

いつも言っているようにそれだけを集中して行うことが良くないということです。

 

 

 

腹筋だけは毎日やっていますという人意外と多いです。

なぜ腹筋と同じ量だけ背中側はやらないのでしょうか?

 

 

そして根本的に本当に腹直筋を鍛えられているのか?

というところ。

 

 

因みに腹筋を6つに割ってかっこよく見せたいという

ボディメイクが目的の場合は、

見た目が割れればOKです。

 

 

 

ただスポーツの場合は

 

 

 

鍛えた筋肉が機能的につかえているのか?

 

 

が重要なところ。

 

 

 

そこで腹直筋が機能的に使えているのかの簡単なテストを紹介します。

 

 まずは下の写真の様に両足裏をくっつけて

横になります。

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この際脚はなるべく股に近づけましょう。

 

 

そして腕を胸の前でクロスして

反動をつけずにゆっくり起き上がってみてください。

 

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反動をつけずにゆっくりですよ!!

 

 

その際足が浮いたり伸びたりしないように気を付けて下さい。

 

 

どうでしたか?上がれましたか?

 

 

この形は他の筋肉の参加を極力減らし、

なるべく腹直筋だけの動きにフォーカスしたものです。

 

 

意外に腹筋がしっかり割れている人でも

上がってこれないことが多いです。

 

 

腹直筋の機能は体幹の屈曲なので

脊柱(背骨)の可動性がなければ機能しているとは言えません。

 

 

 

ちなみに膝を90度にして

普通の腹筋動作を、反動を全く使わずゆっくり補助なしでやると

上がってこられない人も少なくないと思います。

 

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腹筋を鍛えるという事が

 

 

・見た目を良くするだけのボディメイクの為だけになり機能が伴わない

・お腹と背中といった前後のバランスを考えず行いパフォーマンスを悪くする

 

 

といったことにならないように注意が必要です。

 

 

いつも言っている何のためのトレーニングか?

ということをもう一度考え直してみてください。

 

トレーニング論

本当にバランスのいい身体とは?~その②~ 21

読了までの目安時間:約 5分

 


前回は身体の左右差や歪みなどについて書きました。

 

 

身体に左右差があるのは

競技によっては悪い事ではないですし

100%左右均等な身体はありえません。

 

ただ身体に痛みが出たり

パフォーマンスに何らかの悪影響を及ぼす程の

左右差や歪み整えた方が良いという事でした。

 

 

 

さて実際生活するだけでしたら、

バランスのいい身体で痛みなく過ごせれば問題ありませんが、

スポーツの場合はその競技のパフォーマンスが

上がらなければ意味がありません。

 

 

スキーは両側を使う競技なので

なるべく左右差がない方が良いとされています。

 

 

 

では身体の左右差歪みが整えば

実際の動作も左右差がなくなるのでしょうか?

 

 

 

悪い動作の原因が身体の左右差の割合が強い場合は

動作もすぐ変わる可能性が高いです。

 

 

ただ実際問題身体の左右差が整っても

身体を動かす感覚がずれていると

動作が改善されない場合があります。

 

 

 

フィジカル面だけでなく

コーディネーション(神経系)の方からも

アプローチすることが非常に重要です。

 

 

 

そもそも身体の歪みや左右差は

身体の使い方が悪いがゆえに起きているので。

 

 

 

・身体のバランスが悪いから動作が上手く行えない

 

・動作が上手く行えていないから身体のバランスが悪くなる

 

 

 

この二つの原因が負の連鎖となって

パフォーマンスが上がらないのです。

 

 

 

 

片方だけでなくどちらの原因に対しても

アプローチしていければ最高です。

 

 

 

よしじゃあ左右両方バランスよくトレーニングしていこう!!

と左右全く同じ動きになるように意識して

トレーニングされる方が多いでしょう。

 

 

 

実はここにもひとつ落とし穴が。。。

 

 

 

恒例の何のために左右同じ動きになるように

トレーニングするのかというところ。

 

 

 

いやだから左右差を少なくして

パフォーマンスを良くするためでしょ?

 

と、一瞬『?』が浮かぶかもしれませんが、

非常に大事なところ。

 

 

ではこちらをご覧ください。

 

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この画像は今年引退を表明した

オーストリアのベンジャミンライヒ選手の画像です

 

 

数年前はアルペンスキー界の絶対王者でした。

私も何度も彼の滑りを参考にしたものです。

   

 

 

ライヒ選手を良く知っている人は

ご存知だと思いますが、

彼は右ターンの前半で左腕を上に振り上げて

バランスをとる癖があります。

 

 

反対の左ターンではその様な動きは見られません。

 

 

この左腕の動作をダメだという人もいれば

良しとする人もいました。

 

 

私はアリだと思っています。

 

 

 

何故なら、彼はその腕の使い方で

 

 

 

右ターンの前半バランスが上手くとれる

というパフォーマンスにつながっているからです!!

 

 

 

先ほどの問いかけに戻りますが、

パフォーマンスを良くするために

動作の左右差をなくすという目的から

 

 

大事な部分が抜け、

ただ左右差をなくすことだけが目的になりがちです。

 

 

 

これは逆に左右同じ動作に矯正したせいで

パフォーマンスが落ちることだってあり得るのです。

正に個性を殺すというやつです。

 

 

ターンの左右差がある選手はトップ選手でも結構います。

 

 

大事なのは

 

 

『その左右差がパフォーマンスにとって

プラスになっているのかマイナスになっているのか?』

 

 というところ。

 

 

 

まぁこれを自分で判断するのは非常に難しいですが・・・。

 

トレーニング論 身体論(フィジカル関係)

本当にバランスがいい身体とは? ~その①~ 20

読了までの目安時間:約 5分

 


スキーを滑りについて、多くの方が

こういう風に滑りたいといった理想の滑り、

もしくはイメージがあると思います。

 

 

オフトレの時にも

 

 

こんな風な身体になりたい!!

 

 

 

と目指すべきイメージを考えてもらいます。

 

 

よく

 

どんな身体にしていきたい?

どんな身体がスキーが上手くなる身体だと思う?

 

 

 

と質問すると、

帰ってくる答えの一つとして

 

 

『左右のバランスがいい身体!』

 

 

という答えが多くあがります。

 

 

 

この

 

『左右差がないバランスがいい身体』

 

いう見解については

トレーナーや指導者の中でも様々な意見に分かれます。

 

 

簡単に言ってしまえば、

 

 

 

・左右差のないバランスのいい身体はケガを防ぎ、パフォーマンスをよくするという考え方

 

 

 

 

・左右差はあって当たり前だから無理にバランスをとる必要はないという考え方

 

 

 

 

 

はたしてどっちが正しいのでしょうか?

 

 

 

 

私の見解からしますとどっちも正しいです。

 

 

まずは競技を特性を考えなければなりません。

 

 

野球、ゴルフ、フェンシング、アーチェリー、棒高跳び

 など左右で役割の違う競技はたくさんあります。

 

左右それぞれに少し違った使い方をするので

完全に均等を目指してしまうと

パフォーマンスが落ちてしまう場合があります。

 

 

 

さてスキーは言わなくてもお判りだと思いますが

両側をできるだけ均等に使える方がよい競技といえます。

 

特に基礎スキーは左右のターンがあまりにも違いすぎると

見栄えがあまりよくありません。

 

 

 

ですから方向性としてはなるべく左右差のない

スキーという競技を考えるとバランスの取れた身体が理想的です。

 

 

 

 

次に身体的な面で考えてみます。

 

私は根本的に完全に左右差のないバランスのとれた身体になるのは

不可能だと思っています。

 

 

そもそも身体の中身である内臓の位置が左右でバラバラですし、

利き腕や効き脚の影響もありますので

左右差はあって当然です。

 

 

大事なのはこの

 

 

左右差が許容範囲に収まっているのかというところです。

 

 

 

判断基準として

 

・左右差がありすぎて身体に痛みが出るなど不調をきたす

 

・左右差がありすぎて明らかに滑りに悪影響を及ぼしている

 

などがあります。

 

 

 

これは許容範囲を超えているので

確実にバランスが整うようなトレーニングを行ったほうが良いです。

 

 

逆を言えば

 

 

痛みがなく、パフォーマンスに悪影響がなければ

多少の左右差はあってもいいという事です。

 

 

 

ただスキーの関して言えば、

一般的に多くの場合左右差が

悪影響を及ぼしていること方が殆どなので、

余程のレベルじゃない限り左右差を

減らしていく方向の方がよいと思います。

 

 

 

左右均等に使わない競技ですら左右差がありすぎると

身体に悪影響があるため

左右差のバランスをとるトレーニングを行うくらいですから。

 

 

 

野球でいえばダルビッシュ選手が左手で投球する練習をしたり

バッターの多くが左右の打席で打つ練習をしたりするなど

パフォーマンスアップの意味合いよりも

コンディショニングの意味合いが強いようです。

 

 

 

ただひとつ落とし穴があります。

 

 

果たして筋肉の硬さや身体の歪みなどの

左右のバランスが整えば

実際の動きも左右バランスが整うのか?

というところ。

 

 

ここら辺が人の身体の面白いところです。

次回はそこのところを詳しく書きたいと思います。

 

トレーニング論 身体論(フィジカル関係)

あなたのスクワットはどこを鍛えているのか? 19

読了までの目安時間:約 4分

 


久々にパーソナルトレーニングで私もしっかりフリーウェイトをやってきました。

 

 

何だか普段ウェイトトレーニングを批判的に書いているように思われがちですが、

ウェイトトレーニングしか主としてやらない方が多いのでそのような発言が

多いだけです。

 

 

ウェイトトレーニングもトレーニングの選択肢の一つです。

 

 

 

さてウェイトトレーニングにも様々な種目がありますが、

その中でいつも指導の時に気になるのが

スクワットの立ち上がり動作です!

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写真はオーバヘッドスクワットですが。

 

 

フリーウェイトでなくても家での自重トレーニングなどで

行っている方が多いと思います。

 

 

スクワット立ち上がりの際多くの方が

 

 

『腿の前側(大腿四頭筋)を使う比重が多い立ち上がり動作』

 

 

を行っています。
 

 

 

えっ、だってスクワットって腿の前側(大腿四頭筋)を

鍛えるためのトレーニングでしょ?

と思われる方が多いと思います。

 

 

 

確かにその認識は間違いではないですし、

大腿四頭筋に効かせたいという方にはいいかもしれません。

 

 

ただ理想は腿の裏側(ハムストリングス)や臀部の筋肉なども

一緒に連動して立ち上がる事が

身体に負担のない正しい動作だと考えています。

 

 

大腿四頭筋ばかりが働いていると膝に負担がかかるばかりか、

ブレーキをかけるための筋肉ですので鍛えすぎると

逆に走るのが遅くなるなど様々な動作に影響がでます!

 

 

成長痛のオスグットなんかも前側を使いすぎの一例ですね。

 

しっかり股関節を使ってしゃがんでいる方でも

立ち上がり動作になると

ハムストリングス、臀部の活動が少ない方が殆どです!

 

 

 

同じ正しいフォームであっても感覚が違えば使っている筋肉も違います。

 

ではどのような感覚で行えばいいのか?

 

殆どの方が膝を伸ばす感覚で立ち上がり動作を行おうとしますが、 理想は

 

 

地面を真下にグッと押してその結果立っちゃった

 

 

という感覚で行うと

足首、膝、股関節がバランスの良い割合で連動して動いてきます!

 

 

なかなか難しいですが、

立とうと思って立ち上がるのではなく、

足裏でしっかり地面を押した結果として立ってしまったという感じです。

 

 

この感覚が分かるといつもより膝に負担がかからず、

楽に立ち上がれる不思議な感覚になると思います。

 

 

この感覚はトレーニングの時だけでなく、

普段のイスからの立ち上がりや階段を昇るときなど、

日常生活から意識して行えるといいです!

 

 

膝の痛い高齢者の方でこの立ち上がり方なら

痛くないという人が結構多いです!

 

見た目のフォームだけでなく感覚も鍛えていく

まさにボディセンストレーニングも行っていくと

無駄のない正しい動作が身に付きます。

 

 

 

ぜひ日頃から意識してやってみて下さい!

 

トレーニング論

スキーのオフトレで覚えておきたい股関節の使い方とは? 18

読了までの目安時間:約 4分

 


昨日はカンダハージュニアさんのトップアスリートオフトレで

夜は駒沢公園へ行ってきました。

 

 

もうすぐシーズンインという事もありより実践的な動きを

多く取り入れてやってもらっています。

 

 

 

コーチの指導や雑誌の情報などから

『股関節』というワードをよく聞くと思います。

 

 

 

実際選手や保護者の方からも

 

 

『股関節が固いんだよな』

 

『股関節が上手く使えないんです』

 

 

という事をよく言われます。

 

 

 

しかし実際股関節がどのように固くて

どのように使えるようになればいいのか、

その為にはどのようなトレーニングを行わなければならないのか?

 

 

分かっていっている方は殆どいません。

 

 

 

『股関節』というワードに踊らされて

なんとなくできない原因を

『股関節』にしておけばいいやという傾向が強いです。

 

 

 

だから実際に雪上であれだけ股関節、股関節と

言っていながら、オフトレで改善する為に

必死に股関節のトレーニングする方が少ないのです。

 

 

 

股関節は球関節といって肩関節と同様で

非常に自由度が高い関節です。

 

 

その為様々な役割を果たすため

これをやっておけば股関節がつかえるようになるという

エクササイズは存在しません。

 

 

その場面、場面に合わせた動き、

内脚と外脚の違いなど、

様々なアプローチでトレーニングをしていかなければならない

非常に重要な部分なのです。

 

 

 

例えばざっくりと例を出しても

ターンの前半、ターンマックス、ターン後半から切り替え時、

そしてそれが外脚なのか内脚なのか、

右ターンか左ターンかによって

もうすでに両足合わせると12種類の使い方があります。

 

それを足関節、膝、上半身との連動、

流れの中でできるのかなど色々な要素を考えていくと

かなりのトレーニングがあります。

 

 

 

勿論全てを行うのは気が遠くなる作業ですので

自分の一番やらなければならない部分を

ピックアップして、そこをピンポイントでトレーニングすることが効果的です。

 

 

どの動きが得意でどの動きができないのか

選手たちにはいろいろな動作を行ってもらい

その中で、身体で感じられるようにしてもらっています。

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そして大事な部分がもう一つ。

 

 

これはサポートをしている方には常日頃言っていますが

なぜこの股関節の使い方ができなければならないのかというところ。

 

 

きちんと求めているゴールがあり、

『そのゴールにたどり着くための手段として』

股関節をこのように使えなきゃなと

考えられるようになってほしいです。

 

 

この動きが大事だからと言われたからやっています!

というレベルから一つ抜け出せるようになってくれればと思います。

 

トレーニング論 活動

内傾角はどうしたら作れるのか? 17

読了までの目安時間:約 4分

 


 

アルペンスキーでは多くのワールドカップレーサが

雪面スレスレまで身体を傾けてきている画像が多くあり

あこがれている方も多いのではないでしょうか?

 

内傾角で最も有名なのがこのアメリカのテッドリゲティ選手です

この内傾角に憧れているスキーヤーも多いのではないのでしょうか?

 

どうしたら彼の様な内傾角が作れるのか?

その一例を動画にしておりますので興味がある方はご覧ください。

 

 

これがテッドリゲティ選手!

すごい傾きですね。

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この方向きのことを内傾角といいますが、

基礎スキーでもターン前半に足が長く見えるように

内傾角を作ることを目指して練習している方は多いかと思います。

 

 

むしろ基礎スキーのほうがこの内傾角が重要視される傾向にあるようです。

その為、基礎スキーヤーの方はこの足を出す感覚を求めている方が多いように思えます。

 

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では雪上レッスンでこの内傾角を作るにあたって

どのような指導が入るでしょうか?

 

 

・もっと内傾角をつくってきて!

・足を外に出してきて

 

など、

 

 

それができないから困っているんだよ!!

 

 

といったものが多くありませんか?

 

 

 

 

内傾角を作るうえで重要なポイントを押さえない限り

なかなか難しいと思います。

 

 

 

ヒントはこの画像にあります。

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この画像はすり鉢状の地形で走って内傾角を作っているものです。

若干笑顔なのが気持ち悪いですが(笑)

 

 

きちんと内傾角ができていると思いますがなぜできるのでしょう?

 

大人の方でしたら簡単にわかると思いますが

『遠心力』のおかげです。

 

その場で静止した状態で行えば確実に転びます。

 

 

何を当たり前のことを言っているんだと思うかもしれませんが、

多くのスキーヤーの方は

 

 

この遠心力をしっかり利用できるポジションにいないのです!

 

 

 

そしてもう一つ重要な事。

 

 

決して自ら倒れてこんで行っているわけではなく、

自然と内傾角が作れる位置に身体が傾いていっているのです。

無理やり内傾角を作ろうと内側に倒れていっているわけではありません。

 

 

雪上で深い内傾角を作ろうと無理やり内側に倒れていませんか?

 

 

 

きちんと内傾角を作れる条件を満たすことが重要であり、

その条件を満たせれば自然と内傾角は生まれます。

 

 

そういった練習をせずに、

いきなり内傾角を作ろうと思っても

無理に決まっています。

 

 

内傾角ができないどころか、

内倒になってしまい滑りに悪影響が出ている場合がほとんどです。

 

 

 

そしてもう一つなぜ内傾角を作らなければならないのでしょうか?

この根本的な理由が分かっているかどうかで、

滑りはかなり変わってくると思います。

 

 

スキー技術

『笑顔』で練習に取り組む効果とは? 16

読了までの目安時間:約 4分

 


今日は夕方からトレーニングサポートをしている

日体荏原高校に行ってきました。

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その練習で選手たちにも話した内容をまとめます。

 

 

日本では練習を笑顔で楽しみながらやることは、

サボっていい加減にやっているとされ

基本的には学校などの部活動では良くないこととされてきました。

 

私もよく

 

『何へらへらしてるんだ!ちゃんとやれ!』

 

と叱られたものです。

 

 

しかし現在はスポーツ心理が広まってきたこともあり

すこしずつ練習への取り組み方も変わってきたように思えます。

 

 

例えば先月まで熱戦を繰り広げていた甲子園。

数年前と違い、

随分球児たちの笑顔が見られるようになったと思いませんか?

 

 

 

この『笑顔』の効果については様々な研究でも成果が出ています。

 

例えばボールを投げる際、

真顔で投げた時と笑顔で投げた時の球速の差を測った時の際

真顔時よりも笑顔の方が、

球速が上がった選手が非常に多いといいうデータがあります。

 

これは笑顔を作ることで余計な力が抜けて、

筋肉が緩み動作がスムーズになったからでしょう。

 

 

特に海外の選手はこの笑顔がベースにある選手が多いです。

先日行われた世界陸上においてもスタート前

ボルト選手をはじめ、みな笑顔の表情を作っている選手が多かったと思います。

 

走っている最中ですら笑顔はないものの、

顔の筋肉が緩んでいるのがよくわかります。

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逆に調子が悪い時ほど歯を食いしばって

一生懸命走っているように見えます。

 

 

 

ここまで読むと常に笑顔で競技を行った方が

いい成績が残せそうな気がします。

 

 

しかしここで注意しなければならないのが

 

 

『笑顔は万能ではない』

 

 

ということ。

 

 

私たちはポジティブな状態とネガティブな状態、

どちらか一方になることはなく

混じり合った状態で活動しています。

意図的に笑顔を作ることは緊張する場面などで

ネガティブな領域が強くなっているのを

ポジティブな領域にバランスを整えるために行うのです。

 

では練習中に仲間とペラペラしゃべりながら

リラックスした状態にいるにもかかわらず

さらに笑顔が大事だからと、ポジティブな状態に持っていってしまうと

ただの

 

『だらけ』

 

になってしまいます。

 

 

 

よく程良い緊張感が、

パフォーマンスを最大限に引き出すといわれていますが

上手くポジティブとネガティブのバランスをとることが重要です。

 

 

このバランスが非常に難しい。

一歩行き過ぎるとおふざけになり、

緩ませなければガチガチになる・・・。

 

 

精神的にまだまだ未発達な若い選手たちは、

意図的にメンタルをコントロールする術を

練習しておくことが重要です。

 

 

きちっと集中するときなのか

楽しみながらも集中できているのか?

いいメンタルバランスで練習できるよう

意図的に取り組んでくれればと思います。

 

 

 

因みにプロアスリートで、

笑顔でへらへらしながら

競技をおこなっている選手を見たことがない理由は

人間は表情に出さなくても

トレーニングしていくと

脳の中で笑顔を作った時と同じような精神状態を作れるように

バランスを整えられるようになるからです。

 

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