スキー オフトレ

【スキー業界唯一】オフトレから雪上までを完全マンツーマンサポート

そのスキーのオフトレは雪上ににつながったのか? 72

読了までの目安時間:約 4分

 


あなたはスキーのオフトレの成果をどのような形で判断しますか?

 

 

 

具体的にこのトレーニングを行ったおかげで

スキーに対してこの部分が改善された!

 

 

 

と明確に感じられているスキーヤーの方は意外と少ないです。

 

 

 

 

何となく筋力がついたから外脚に乗れるような気がする。

体幹トレーニングを行ったからバランスが良くなった感じがする。

 

 

 

といった具合に曖昧な感覚のスキーヤーの方が殆どではないでしょうか?

 

 

 

勿論何となく良くなったというフィーリングと

実際滑りが良くなったという結果がリンクしているのであれば、

何の問題もありません。

 

 

 

 

ただあまり明確な滑りの変化を実感できない原因は

根本的にオフトレの時のトレーニング目的を間違えていることにあります。

 

 

 

例えばあなたがオフトレでウェイトトレーニングをやるとしましょう。

 

 

 

まずはどのように鍛える部位を決めますか?

 

 

スキーで使う部分を中心的に選択する方もいれば、

バランスよく全体を鍛える方もいます。

 

 

つぎに目標はどのように設定しますか?

 

 

上げる重量や、体重体脂肪、見た目などでしょうか?

 

 

 

こうして目標に向かってウェイトトレーニングを重ねて

筋肉がつき、重量も上がり、見た目も変わりました!

 

 

 

さぁいよいよそれからシーズンイン!!!

 

 

 

という流れ、どこか大事な部分を忘れているのに気が付きませんか?

 

 

 

確かに筋肉がつき、見た目が変わり、重量も上げられるようになりました。

 

 

 

でも本来の目的は何だったでしょうか?

筋肉をつけることでしょうか?

身体をかっこよくすることでしょうか?

重いウェイトを上げることだったでしょうか?

 

 

 

 

ちがいますよね。

 

 

 

 

 

 

スキーのパフォーマンスをあげることです!

 

 

 

 

いつの間にか

目的を達成する為の手段が目的となってしまっているのです。

 

 

 

だからシーズンに入ってスキーを滑ってみても

あれなんとなく良くなった気がするかなぁ?

 

 

 

程度で実際殆ど変わらないままシーズンが終わっていってしまうんです。

 

 

 

 

きちんとスキーのパフォーマンスにつながるトレーニングが

必要な量だけ行えたスキーヤーの方は、

プレシーズンの今の段階で、

もう昨シーズンとは滑りが変わってきます。

 

 

 

 

何をやらなければならないかは

ひとりひとり違います。

 

 

 

筋力をつけなければならない人もいれば

柔軟性を増やさなければならない人もいれば

運動神経を鍛えなければならない人もいます。

 

 

 

 

どんなトレーニングをするのかは

きちんと自分の現状を把握し、

自分に足りない部分を改善することによって

スキーの滑りが変わるものを行わなければならないのです。

 

 

 

この考え方からいえば

スキーのパフォーマンスにきちんとつながるのであれば

逆に何をやってもいいという事です!

 

トレーニング論

スキーを滑る前に知っておきたい体幹のこと 71

読了までの目安時間:約 5分

 


スキーを滑る際に意識すべき重要な部分はどこですか?

 

 

という質問に対してあなたはどのように答えますか?

 

 

 

色々な答えが出るかと思いますが、

必ず上がる答えの一つが

 

 

 

『体幹』

 

 

 

です。

 

 

 

体幹トレーニングという言葉は

今や一度は聞いたことがあるポピュラーなトレーニングです。

 

 

 

スキーヤーは体幹が大事!!

 

 

 

といったフレーズは一般的にも共通認識になっていているかと思います。

 

 

 

ただその分間違った解釈や方法で行っているスキーヤーが

非常に多いのも現状です。

 

 

 

駒沢公園でトレーニングをしていても

よくサッカーのジュニアチームが横一列にうつ伏せになって、

よく本に載っている体幹トレーニングといわれるものを

やっている姿を見かけます。

 

 

 

はたしてどれくらいのチームがしっかりとした

パフォーマンス向上につなげられているのでしょう。

 

 

 

 

一般的に『体幹』はカチッと固めれば固めるほどいいというイメージがありますが

果たして本当にそうでしょうか?

 

 

 

以前この体幹ブームの火付け役ともいえるサッカー日本代表の長友選手が

雑誌numberの体幹特集号のインタビューで

体幹トレーニングについて答えていました。

 

 

そこに載っている最初の見出しが

 

 

 

『固めるよりも、緩めることの方が大事です !』

 

 

 

というものです。

 

 

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この言葉を聞いてビックリする方は多いのではないでしょうか?

 

 

 

本などをみて、キチッとした姿勢で

体幹をカチッと固めて筋肉に効かせることが重要なんだ! と大半の方が思っています。

 

 

 

そもそも体幹トレーニングで緩めるってどうやるんだ? 

という疑問も浮かんでくるでしょう。

 

 

雑誌を読むと大まかには書いてありますが、

やり方というよりは意識するべき方向性だけで

メニューは今までのものとあまりかわりはないです。

 

 

 

もっと一般の方たちはやらなければ

ならないことが他にもあるのですが・・・

 

 

 

雑誌の内容的にはやっと少しずつ体幹神話から

解放される兆しが見えてきたかなといった感じでしょうか。

 

 

 

考えてみて下さい。

 

 

 

もしあなたがスキーの為に

『体幹トレーニング』を行っていたとしたら、

滑りのパフォーマンスはどれぐらい上がりましたか?

 

 

 

滑っている最中に

ずっと体幹をガチっと固めたまま滑りますか?

 

 

 

トレーニングにはきちんとまずは目的があり、

そのためのやり方があり、

全てがつながっていかなければ

逆にパフォーマンスが下がってしまう場合があるということです。

 

 

 

体幹トレーニングと呼ばれるカチッと固めるトレーニングを

し続けた結果ロボットのような動きのカチカチな選手たちを

作り出す危険性を大きく持っています。

 

 

 

決して体幹を軽視しているわけではありませんが、

あまりにも内容が偏っており

体幹神話が一人歩きしていってしまっているのが現状かなと思います。

 

 

本当にやらなければならないトレーニングは山のようにあります。

 

 

 

自分にとって今一番必要なことは何なのか?

そもそもどういう身体を目指しているのか?

 

 

 

メディアやブームに惑わされずにしっかりと考えてトレーニングして下さい。

 

 

 

トレーニング論

『本気』の意味とは  70

読了までの目安時間:約 5分

 


スキーヤーズラボのホームページでは

サポートメンバーの対象を

 

 

『本気』で上手くなりたい方と記載しています。

 

 

先日新規の方でカウンセリングの方で、

 

 

 

 

『何とかして1級より上の

プライズテスト(テクニカル、クラウン)に合格したいんです。

オリンピックを目指すわけでもなく、

全日本技術選手権を目指すわけでもないのですが、

これぐらいの目標でも大丈夫でしょうか?

本気でと書いてありましたので・・・』

 

 

 

 

というご質問を受けました。

 

 

 

 

なぜかスポーツ業界では当たり前のようになっているのですが

 

 

 

『本気』=プロやトップレベルを目指す

 

 

 

といった考え方が一般的です。

 

 

 

もちろんそういった意味合いも

『本気』の中に含まれているのかもしれませんが

私の考える『本気』は少し違います。

 

 

 

 

 

遊びや趣味の領域であっても

本当にスキーが楽しくて、

心底上手くなりたい!!

 

 

 

 

 

という思いがあれば本気だと思っています。

 

 

 

ですから

 オリンピック選手になれたらいいなと思っているんです!

という技術レベルの高い選手よりも

 

 

 

1級に絶対受かりたいんです!!頑張りたいんです!!

 

 

 

という一般スキーヤーの方をサポートします。

 

 

 

 

『本気』とは決して技術レベルの高いところを目指さなければ

ならないとは思っていません。

 

 

 

特にジュニア選手ははじめのうちはスキーが楽しくて競技を行っていたのに

だんだんと成績を求められ、上を目指さなければ本気でやっていないなら辞めろ

という環境に陥りやすいです。

 

 

 

これは私が選手時代にメンタルトレーナーに言われた一言です。

 

 

 

今日はオフだから楽しんでスキーを滑りに行こう!

という日があり、

楽しもうと滑りに行くのですが、

どうしても技術的な要素が気になったり、

こんなことをやっていいのかな?

遊び感覚で滑っている暇があったら、

もっと本気で練習したほうが良いのでは?

 

 

といった感情にかられることがありました。

 

 

 

当時毎日つけていたスキーノートに

そんな思いを良く書いていたようです。

 

 

それを見たメンタルトレーナーさんから

 

 

 

『渡辺くん楽しんで滑る時は適当に遊ばないで、もっと本気で遊んでみたら?』

 

 

 

と言われました。

 

 

 

思わずハッとしました。

 

 

 

ツインチップの板で跳びに行ったり、新雪や非圧雪を滑ったりなど

どこか練習以外の部分はあまり意味がないのではと思い

本気でスキーを楽しんでいない自分がいたんです。

 

 

 

そもそも滑ることが楽しい!!

という初心をいつの間にか忘れていました

 

 

 

よくトップアスリートでも、

壁にぶつかり悩んでいる時に

復活のきっかけになったのは初心を思い返してみたから

とよく聞きます。

 

 

 

それからは、

オフの遊びスキーでもコントレのサッカーでも

宿でゴロゴロ休んでいるのも全て本気で行う意識になりました。

 

 

 

本気で休憩しているんです(笑)

 

 

 

 

純粋にスキーが上手くなりたい!楽しい!

という気持ちは紛れもなく本気です。

 

 

 

本気で楽しみながらスキーに取り組んでいただければと思います。

 

 

 

因みに本気で休憩しているだけだと

ただの怠けですからね。

 

 

あくまでも本気で練習をして

煮詰まった時のメンタルテクニックの一つですので

サボり癖のある方は注意してください(笑)

 

 

メンタル関係

正解は一つではない?伸ばし荷重と曲げ荷重  69

読了までの目安時間:約 4分

 


スキーヤーの方の多くが

コーチやインストラクターの方から

こうやって滑ってきてくださいと指導されると、

その動きだけが正解だと思いその動きをひたすら追い求める傾向にあります。

 

 

 

あなたも一つの滑りだけを追い求めていませんか?

 

 

 

 

あくまでも滑りの引き出しの一つとして

捉えることが重要です。

 

 

 

そうしないと雪質と斜面に全く合っていない動きを

ひたすら行ってしまう可能性があるからです。

 

 

 

 

前回ひたすら荷重について書きましたので

その続きで『荷重』の感覚について

正解は一つではないという事をお伝えします。

 

 

 

 

『荷重』するといっても雪面や斜度によって

感覚的には違います。

 

 

 

 

大きく分けると

 

 

 

 

『曲げ荷重』と『伸ばし荷重』

 

 

 

 

があります。

 

 

 

曲げ荷重は足首、膝、股関節を曲げながら

足裏に対してしっかり自分の体重を乗せていきます。

ターン前半からしっかり板に体重を乗せていきたいときなどは

この荷重感覚があります。

 

 

 

ただし注意しなければならないのが、

足首、膝、股関節を曲げながらというと、

皆さん意識的に曲げすぎてしまい、

逆に吸収動作となってしまいます。

 

 

 

 

外脚に荷重しなければと

無理やり身体を曲げてしまい

吸収動作をしているスキーヤーの方は

かなり多いです。

 

 

 

 

私が良くお伝えするのは遠心力などの外力に対して

粘っこく耐えてながら縮められていくイメージです。

 

 

 

 

 

逆に伸ばし荷重については

外脚を伸展させて、突っ張るような感覚で

荷重をしていく感覚です。

 

 

 

伸ばし荷重は骨を意識しやすく

軸を作る際に適しています。

 

 

その反面、

動きが固まりやすく、

脚を延ばした分だけ

頭が内側に入り内倒するリスクもあるので注意が必要です。

 

 

 

この二つの感覚は

雪上ではプルークターンやシュテムターンなどを

低速で行いながら練習することが必要です。

 

 

 

勿論雪上やってもなかなか習得できない方は

なにか原因があるわけですから、

陸上トレーニングでもしっかり行う必要があります。

 

 

 

ちなみに一つのターンの中でも

伸ばし荷重と曲げ荷重をうまく組み合わせていく

シーンが多く、どちらかが正解と決めつけないでください。

 

 

 

一つのターンに対しても

様々な感覚をチョイスしながら滑るわけですから

当然斜面や雪質に対しても変えなければいけません。

 

 

 

そう考えると

一つの感覚だけを追い求めて滑ることが

いかに難しいかがよく分かるかと思います。

 

 

 

毎シーズン雪質が悪くなると調子を落とす選手や、

逆にアイスバーンのような硬い雪質になると

動きまで固くなってしまう選手は

一つの正解を追い求めている傾向がありますので注意が必要です。

 

スキー技術

スキーにおける『荷重』と『加重』の違い  68

読了までの目安時間:約 7分

 


なんだかまたややこしそうなテーマだなと思われるかもしれませんが

スキーにおいてはこの

 

『荷重』と『加重』

 

の違いは非常に重要です。

 

動画での解説はこちらから

あなたは『荷重』と『加重』の違いを意識できているでしょうか?

 

 

ちなみに言葉で説明できなくても、

動作や感覚で、こんな感じ!

と表現できれば大丈夫です。

 

 

今回はスキーにおける『荷重』と『加重』について言葉の意味をまずは説明します。

 

 

 

 

『荷重』・・・スキー板に対して自重を乗せていく動作

 

『加重』・・・スキーにのせた重みを意識的に増していく動作

 

 

 

 

簡単に言うとこのような感じです。

 

 

 

なんとなく分かるような分からないようなといった感じでしょうか。

 

 

 

では実際の雪上を例にして考えてみます。

 

 

 

 

コーチから

 

『外脚が軽い!もっと外脚かじゅうをして下さい!』

 

 

と言われたら

あなたは次に滑る際どのような意識で滑ってきますか?

 

 

 

多くのスキーヤーの方は外肩を下げたり

くの字姿勢を意識したりなど、

外脚への力をもっと伝えようとします。

 

 

 

 

まさに外脚『加重』していきます。

 

 

 

この感覚が非効率な板へのパワーの伝え方につながってしまいます。

板に対してパワーを伝えるのに最も基本的な事は

 

 

 

 

自分の重さ、つまり自重を利用するという事です!

 

 

 

 

単純に考えて体重60キロの人がその場で片足立ちをしただけで

板に60キロの力が働いているわけです。

 

 

 

しかし『加重』をする感覚が強すぎて

余計な動作が加わってしまい

せっかくの自分の体重を活かしきれていない

スキーヤーがおおいのです。

 

 

 

まずはしっかり自分の重さをしっかり板に伝えられるポジションをとる

『荷重』をすることが重要なのです。

 

 

 

つまりは

 

 

 

 

『荷重』をきちんとしてから

その延長線上で『加重』をしていくというイメージ

 

 

 

 

 

で滑るとスキー板にきちんと効率よくパワーが伝わり、

俗に言いう

 

 

 

 

 

『板をたわませる』

 

 

 

 

事につながるのです。

 

 

 

 

何となくイメージができた方も多いかと思いますが、

実際雪上でやろうと思ってもなかなか上手くできないと思います。

 

 

 

 

その理由はいつも通りです。

 

 

 

 

陸上で『荷重』をする感覚を身に着けていないからです。

 

 

 

 

しっかりと荷重をできるトレーニングを行うだけで

雪上感覚は劇的に変化します。

 

 

 

 

どのようなトレーニングを行えばいいのかは

個人によって違うので難しいですが、

ポイントとしては

 

 

 

 

 

 

『骨』を意識することと、

 

 

『荷重』は非常に繊細で地味な動きである

 

 

 

 

 

 

という事です。

 

 

 

よくコーチやトップ選手が

外脚に『のる』という言葉を使うのも

この『荷重』をしっかり認識で来ているからです。

 

 

 

 

書きませんでしたが、

この『荷重』と『加重』の感覚の違いをしっかり認識して

使いこなせるようになれば、

バランス能力や、スキーのポジショニングにも非常に役立ちます!!

 

 

 

 

しっかりと『荷重』するという感覚を身に着けて

板をしっかりたわませられるスキーヤーを目指しましょう。

 

 

 

 

スキー技術

知っておきたい陸上感覚と雪上感覚の違い ~その2~ 67

読了までの目安時間:約 4分

 


前回に引き続き知っておいてほしい

陸上感覚と雪上感覚の違いについて書いていきます。

 

 

 

 

前回は『移動感覚』の違いについて書いていきましたが

今回は

 

 

 

『動作の2次元感覚と3次元感覚』

 

 

 

にいついてです。

 

 

 

 

何だか言葉にすると非常に難しそうに聞こえますが、

実にシンプルです。

2次元とは平面でのイメージ

3次元は立体でのイメージ

といった感じだと思っておいてください。

 

 

 

さてあなたは陸上トレーニングを行う際に

2次元か3次元がと考えながらトレーニングをしていますか?

 

 

 

まずしていないとおもいます。

 

 

 

陸上トレーニングといって幅広いですが

一番ポピュラーな鏡の前で行う

ウェイトトレーニングやエクササイズなどは

殆どがその場から動かず行うため

2次元に感覚に近いものです。

 

 

 

鏡に対して平面的に上下左右に動きます。

 

 

 

別にこのこと自体悪い事ではないのですが、

この感覚を雪上感覚にもそのまま持ち込んでしまう傾向があります。

 

 

 

とくによく見られるのがスキーのターンのフォームを確認する為に

鏡の前で壁に手をつきながら横方向に重心を傾けていく

感覚をしみこませてしまうケースです。

 

 

 

一見鏡を見るとかっこいいフォームができている方は

問題ないように思えますが、

その真横感覚でスキーをするとほぼ間違いなく後傾になります。

 

 

 

なぜなら

 

 

 

 

雪上では足元のスキーが常に前方向に進んでいる為、

横方向にターンをした瞬間に、板に遅れをとる!!

 

 

 

 

という事です。

 

 

 

スキーをしている時は板が常に進んでいるいう事実を

感覚に変換しなければならないため、常に

 

 

 

 

3次元感覚で滑らなければならない!

 

 

 

 

のです。

 

 

 

ですから陸上トレーニングでも2次元感覚のトレーニングを

3次元感覚に変換するトレーニングが必要です。

 

 

 

これはターンに限らず切り返しの際にも言えることです。

 

 

 

最近では切り返しの際いったん腰高のポジションに戻るというのが

一般的ですが、腰高のポジションに戻ろうと動くと

上に抜けてしまっていると注意されたことはないですか?

 

 

 

これも先ほどと同じ原理です。

 

 

 

その場で行う陸上トレーニングでは真上に伸びても

きれいに腰高のポジションになれます。

 

 

 

しかし雪上では足元のスキーは常に進んでいる為

陸上トレーニングと同じ2次元感覚で腰高のポジションに戻ろうとすると

当然のように板においていかれて上に抜ける動きになってしまいます。

 

 

 

3次元的に考えるのであれば

前方に向かって倒れながら伸びていくイメージで

丁度いいのです。

 

 

 

あくまでも細かい動きや、

その一コマ一コマでのフォームチェックを行うのであれば

2次元感覚でトレーニングを行う必要があります。

 

 

 

その感覚を雪上動作に持ち込まないように気をつけましょう!

 

スキー技術 トレーニング論

知っておきたい陸上感覚と雪上感覚の違い 66

読了までの目安時間:約 4分

 


まだまだ雪が降りませんね。

 

 

 

軒並み多くのスキー場がOPEN延期となり、

狭山スキー場も平日は臨時休業になってしまっていますね。

 

 

 

 

でもこんな時だからこそ、

今シーズンは陸上でのトレーニングを念入りに行い

ハイシーズンに入っていってくれればと思います。

 

 

 

 

さて今回のテーマである陸上感覚と雪上感覚の違いについてです。

 

 

 

 

いつもしつこいくらいに

 

 

『陸上でできない事は雪上ではできない』

 

 

と言っておりますが、

雪上で滑らなければ上手くなれないのもまた真理です。

 

 

 

 

この時期の雪上トレーニングは

オフトレで得た陸上動作を雪上動作に変換できるように

丁寧に気をつけなければならないのですが、

注意しなければならないのが、

陸上感覚と雪上感覚の違いの部分です。

 

 

 

 

この違いを上手く埋められないと、

せっかく陸上動作で得た動きも雪上には活かされません。

 

 

 

 

最も気をつけてほしい感覚の一つに

 

 

 

 

『移動感覚』

 

 

 

 

があります。

 

 

 

例えば陸上で右方向に進みたい場合は

自分の身体を行きたい方向、

つまり右側に運んでいくような感覚で移動しています。

 

 

 

これは自転車に乗っている時でも同じことです。

 

 

 

行きたい方向に傾きますよね?

 

 

 

この陸上感覚を雪上に持ち込んでしまっている選手が非常に多いです。

 雪上でいきたい方向に自分を運ぶイメージで滑るとどうなると思いますか?

 

 

 

多くの方が内倒になり上手く外脚に力が伝えられない状況に陥ります!

 

 

 

特にこの時期は雪質があまり良くないのでなおさらそのような傾向に陥りやすいです。

 

 

では雪上ではどのような移動感覚でスキーを滑ればいいのかというところ。

 

 

 

雪上では基本的には自分が行きたい方向に

移動するという感覚ではなく、

 

 

 

板に力を加えて板が移動していく!

 

 

 

というイメージです。

先程の例に出た右方向に進みたいともったら

重心を反対方向に移動していき

外脚に力を加えて、

その結果板が右方向に進むのでそれについていくというイメージです。

 

 

 

 

一見言葉にすると当たり前のように聞こえますが、

実際外脚に乗れないで内倒してしまう多くのスキーヤはこの感覚で

スキーを滑れていません。

 

 

 

この感覚は陸上トレーニングで徹底的にたたき込み、

意識せずともできるようにしておく必要があります。

 

 

 

 

因みに勘違いしないでほしいのがこの感覚が全てというわけではありません。

 

あくまでも多くのスキーヤーが陥っている

『内倒、外脚スキーに乗れない』

という状況に対しての対処法です。

 

 

 

逆にターンの前半もっと行きたい方向に身体を運ぶような

移動感覚が必要な場合もあります。

 

 

 

 

自分の滑りに対してどの感覚が間違いで、

どのような感覚で滑る事が正しいのかしっかり把握する必要があります。

 

 

スキー技術 トレーニング論 未分類

コーチが主なのか選手が主なのか?  65

読了までの目安時間:約 5分

 


あなたは決まったスキー場で、決まったコーチのもと練習をしていますか?

それともシーズンを通して色々なコーチのところに滑りに行くでしょうか?

 

 

 

因みにどちらにもメリットデメリットがあり、

個人によって合う、合わない、があるため、

これが正解というものはありません。

 

 

 

ただ色々なところで指導を受けてどれが正解なんだろうと

悩んでしまうスキーやご多いことは事実です。

 

 

 

ちなみに先ほど書いたように

これが正解だというものはないため、

あくまでも一つの意見として読んでみて下さい。

 

 

 

タイトルにもあるようにコーチが主なのか選手が主なのかという部分ですが、

これは日本人の特徴か文化か分かりませんが、

指導受けたことに対してそのまま受け入れ実践するという傾向が強いです。

 

 

 

よく言えば素直、悪く言えば自主性がないといったところでしょうか。

 

 

コーチが主となりコーチのいわれたとおりにこなすことが一番の為、

その主となるコーチが人によって全く違う事を言いだすと困るわけです。

 

 

 

では一方で選手が主となるとはどういう事でしょうか?

 

 

 

 

決して人の意見を聞かず自分の思った通りにわがままを貫く事ではないので

特にジュニアの選手は注意して下さい。

 

 

 

 

選手が主となるということは

自分の中で明確な目標、課題があり、それをクリアする為に

コーチの意見を素直に試してみてどの情報を選ぶのか自分で判断するという事です。

 

 

 

 

このようになるためにはまずは自分の中に

しっかりとした芯となる判断基準がある事が前提条件となります。

そしてコーチに対してきちんと自分の考えを伝えられ、

意見をもらえるコミュニケーション能力も必要となってきます。

 

 

 

私が考える選手との関係性としては、

こちら側が与えた情報をはい分かりました!

と行う一方通行の関係ではなく、

 

 

コミュニケーションをとり、

目指すべき方向を共通認識し、

その方向に対してお互い意見を出し合いながら向かっていける関係性です。

 

 

 

例えば

 

 

『後傾を直したい』

 

 

という課題があったときに、

 

なぜ後傾になってしまうのか、

どうすれば直ると思うのかを話し合い、

例えばこちらの指導に対して

 

 

 

『分かったその感覚だと後傾にならない!』

 

 

 

となれば勿論最高ですし、

 

 

 

『なんかやってみたけどしっくりこない』

 

 

 

というのであれば、

こちらからも

 

 

 

『じゃあこれは?』

 

 

 

という代替案を出してみたり、

選手側からも、

 

 

 

『この感覚でやってみるのはどうですか?』

 

 

と意見を出してもらうなどして

話し合いながら目標に向かっていくようなイメージです。

 

 

 

有名どころでいえば

水泳の北島康介選手と平井コーチが

そのような関係性の元トレーニングをしていたようです。

 

 

 

 

大事なのは

 

 

 

ただただ何でも聞けばいいだけでもなく、

意見を聞かずに自己主張をすればいいというわけでもない

 

 

 

という事。

 

 

 

 

バランスが非常に重要です!

 

 

 

 

あくまでのお互いの信頼関係と、

ある程度の選手のレベルが必要ですが、

特にジュニアの選手は

コーチの意見をきちんと取り入れながら

自分で考えて練習できる選手になってほしいと思っています。

 

ジュニアスキー メンタル関係

雪上で滑る量が減って上手くなった!?  64

読了までの目安時間:約 4分

 


何だか暖かい日が続き、

11月の3連休にオープン予定のスキー場も

雪がなくて困っているようですね。

 

 

もう冬になるならとことん冷えてどんどん雪が降ってほしいところですが

こればかりはどうしようもできません。

 

 

 

せっかくプレシーズンが始まったにもかかわらず

良い状態で滑れないと落ち込んでいる方も多いかもしれませんが、

まだまだ雪上に立たなくてもやれることは山ほどあります。

 

 

 

 

最近多くのサポートメンバーの方が

 

 

 

『今年は去年に比べてこの時期に滑っている量が少ないのに、

 かなり調子がいい!』

 

 

 

 

という事を言っています。

 

 

また

 

 

 

『陸上でこのトレーニングを行っていた方が上手くなる!』

 

 

 

なんて声も!

 

 

 

 

勿論スキーは実際雪上で滑らなければいけませんが、

陸上で滑りの上達につながるトレーニングをきちんとこなしておく方が

スキー技術が上達するケースもあります。

 

 

 

私が見ている限りでは、一般スキーヤーの方のほとんどは

このケースに当てはまっています。

 

 

 

 

なぜならいつも言っていますが、

 

 

 

 

陸上でできない事は雪上で出来ないからです。

 

 

 

 

このプレシーズンに滑る意図としては、

陸上トレーニングでブーツを履いて得た動作を

雪上で確認するといった程度の

トレーニングの1種類といったとらえ方で十分だと思います。

 

 

 

 

落下を使った滑走感覚やポジショニングは

滑りの中で調整してもらい、

細かい身体の使い方に関しては

陸上でしっかり確認しながら

習得していった方が

上達は明らかに早いです。

 

 

 

 

滑っている時はバランスをとることや

次々とターンをしなければならない為

本当に練習をしたい動きをしている暇がない!

という状況に陥りやすいです

 

 

 

 

パラパラ漫画をイメージしてください。

 

 

 

一つ一つの絵がしっかりしていて初めて

パラパラ漫画は成立しますよね?

 

 

 

この一つ一つの絵がぐちゃぐちゃだったらどうでしょうか?

当然つながりのないちぐはぐな動きのパラパラ漫画になってしまいます。

 

 

 

雪上でスキーを滑る行為は

どちらかといえばパラパラ漫画のめくる速さの調整だったり、

どこかおかしな絵があって、つながりの悪い漫画になっていないか

チェックする意味合いが強いです。

 

 

 

ワンシーンのおかしな絵

をつながりのある絵に書き変える作業は

陸上トレーニングで、

おかしな動きを一つ一つ修正していくことに近いと思います。

 

 

 

たとえばプレシーズンである今の時期なら、

ブーツを履いて芝の斜面などで一つ一つのシーンの動きを確認するのも

有効なトレーニングです。

 

 

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ただあくまでもブーツを履いて直せる段階まで

身体のパフォーマンスを磨けているかどうかにもよりますが・・・。

 

この時期たくさん滑らなければと焦る必要はありません。

 

お客様の声 身体論(フィジカル関係)

スキーを滑っている時の目線が身体に与える影響とは?? 63

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前回は目線の使い方について書きました。

 

 

一言で

 

 

『先を見る』『前方を見る』『視野を広く』

 

 

 

なんて言われても、きちんと視覚の使い方を知り、

そのトレーニングをしなければ難しいという事です。

 

 

 

今回は目線が身体にもたらす反応について少し書きたいと思います。

 

 

 

意識すると分かると思いますが、

人間は目線の動きに顔(頭)が向きやすい傾向にあります。

 

 

 

日常生活では自然と目線の方向に顔を向けているはずです。

 

 

 

この目線につられた顔の方向一つで身体には様々な反応が見られます。

 

 

 

この事を

 

 

 

 

 

『姿勢反射』や『頸反射』

 

 

 

 

といいます。

 

 

 

 

あなたも実際に自分の身体で試してみて下さい。

 

 

まずは滑る時にあごを引くのかあごを出すのか?

というところ。

 

 

 

 

あごを出すと姿勢反射で足を曲げやすくなり,

また踏ん張りやすくなるといいう反射が起きます!

 

 

 

つまりターンマックスの一番踏ん張らなければならない時に

あごを引いてしまうと吸収動作となり

上手く板にパワーを伝えられません。

 

 

 

基本的にスキー指導のなかでフォームを指摘される機会が多いため、

自分はきちんとできているだろうかと、

 

 

 

 

下を向いて自分の身体の動きを確認しながら滑るスキーヤーが非常に多いです。

 

 

 

 

この下を向いて確認するという動作を行った時点で、

反射が生まれて、本来求めている滑りができないという

本末転倒な状況に陥ってしまいます。

 

 

 

この癖は陸上でトレーニングをしていても

必ず出るので、きちんとオフトレの段階で直しておく必要があります。

 

 

 

 

逆にあごを引く動作をした場合

脚を伸ばしやすく腕が曲げやすくなる反射が起きます!

 

 

 

コブを滑る際などに非常に重要となる反射です。

試しにあごを突き出してコブを滑ってみて下さい。

非常に滑りづらくて驚くと思います。

 

 

 

 

次に顔の左右の向きについてです。

 

 

顔を左右に向けると、向けた方側の手が伸ばしやすく踏ん張りやすい!

 

 

という反射が生まれます。

 

 

 

腕相撲で倒したい方向よりも組んでいる腕側の方向を見た方が、力が出ます。

 

 

 

この顔の左右の向きでの反射はターンの切り替えの際に非常に重要になってきます。

 

 

例えばターンの後半、

次に切り返すべきフォールライン方向に顔を向けると

しっかり外脚が踏ん張れていたにエネルギーを伝えられます。

 

 

その後ターン切り替えてターン前半に切り替わると

さっき外脚だった脚は内脚になるため、

腰が外れず内脚スキーを素直に使えます、

 

 

逆に切り替えの際に過度に進行方向を見てしまうと

ターンの後半うまく外脚に乗れずに、

ローテーションや内倒になりかねません。

 

 

 

 

このようにせっかくフォームを気にして

修正しようと練習しても、

目線を上手に使えないせいで、

意図しない反射が生まれ

全く滑りが良くならないといった状況になってしまいます。

 

 

 

脚や腕の使い方も大事ですが

是非、目線や顔の向きも注意してスキーをしてみて下さい。

 

 

 

驚くほど滑りが変わりますよ!

 

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