スキー オフトレ

【スキー業界唯一】オフトレから雪上までを完全マンツーマンサポート

スキーで『落下を使う』為に必要な足首の使い方は?257

読了までの目安時間:約 11分

 


前回の記事で

落下を使う為には

 

・まず自分が落下できているかどうか

 明確な判断基準を持つ

 

・次に落下の練習をする前に

 落下力を受け止められる状態になっておく

 

 

という事をお伝えしました。

 

 

まだ目を通していない方は

こちらからどうぞ↓

 

 

【スキー上達に重要な『落下力』を使えるようになるは?256】

 

 

今回はその続きです。

 

 

 

落下をするには足元から

前回の記事にも書いた

正しく受け止められる

身体の使い方ができたら

いよいよ本題となる

落下の仕方です。

 

 

 

『もっと落下を使って!』

『もっと落下してきて!』

 

 

という指導はよく入るものの

 

 

 

何をどうすれば落下できるのか?

 

 

 

という具体的な部分は

なかなか教えてもらえていないケースが

多いようです。

 

 

 

因みに落下する『意識』で

本当出来るなら

上達できないと悩むことはないですよね。

 

 

 

落下をする為には

色々な要素が必要ですが、

最も代表的な落下が出来ない原因は

 

 

 

 

『足首の使い方』

 

 

 

です。

 

 

 

落下をするという事は

言い換えれば

身体を前方に運ぶという事ですが

よく落下が上手くできず、

お尻が落ちたり、

身体が起きてしまう方は

 

 

・手を前に出す 

 

・身体を前に屈める

 

 

といった方法で改善しようとします。

 

 

 

勿論それで改善できればいいのですが、

大抵は落下ができず、

それどころか上半身だけ

力みを持った変なフォームになってしまう事が

よくあります。

 

 

 

ではなぜ足首なのか?

 

 

 

それは

 

 

 

 

体の根元だからです!

 

 

 

 

イタリアにある『ピサの斜塔』という

傾いている有名な塔がありますが、

あの塔が傾いている原因は

根元の地盤の傾きです。

 

※引用 Wikipedia

 

あの塔の傾きを直すのであれば

一番下の地盤をどうにかするはずです。

(実際これ以上傾かないように

 修繕工事は行われています)

 

 

実際は不可能ですが

あの塔の上の部分だけ逆側に折って

傾きを直すことはしないはずです。

 

 

 

スキーも同じで、

落下できずに

後ろに傾いてしまっているのであれば、

まず直すべきは根元、

つまり足首です!

 

 

 

トップ選手たちが

やたら足首の緊張感、使い方、

脛をブーツから離さない

などと言っているのはその為です。

 

 

 

きっとあなたも一度は指導を受けたり

聞いたことがあると思います。

 

 

 

ただこの足首は意識しても

なかなか改善できないケースが大半です。

 

 

 

なぜなら、

 

 

 

正しい足首の使い方を

知らないからです!

 

 

 

出来る出来ないは別にして

そもそも根本的に

あなたは正しい足首の使い方を

知っているでしょうか?

 

 

 

 

正しい足首の使い方を知っている分かる簡単な質問

 

なぜ出来る出来ないは別にして

と前置きした方というと、

 

 

 

『分かっているけど出来ない』

 

『知らないから出来ない』

 

 

とでは、

根本的な学習段階が違うからです。

 

 

 

以前メルマガでご紹介した

人間の学習段階でいうと

『分かっているけど出来ない』

は第2段階の無意識的有能ですから

練習を重ねれば第3段階の

『意識すればできる』に

進むことが可能です。

 

 

 

しかし『知らないから出来ない』は

第1段階の無意識的無能ですので

出来るようにはなりません。

 

 

 

ですからまずは

きちんと知っているか?

第1段階なのか第2段階なのかを

確認して下さい。

 

 

 

まず代表的なものとしては

 

 

踵に乗ると足首が緩み後ろになり

つま先側に乗るとブーツの脛を押せて

前ポジションに行けるという思い込み

 

 

です。

 

 

 

『えっ、でも踵に乗って後傾になっていると

 よく言われます!』

 

 

と思いましたか?

 

 

 

それではこれから

ある実験を紹介するので

上記の思い込みがよく分からない方は

試してみてください。

 

 

その場に立って、

誰かに後ろから

分からないタイミングで

押してもらってください。

 

 

あなたは急に押されても

前に行かないように踏ん張ります。

 

 

さて足裏はどのように

踏ん張っているでしょうか?

 

 

 

つま先側ですが?踵側ですか?

 

 

 

協力者がいなくても

電車に乗った際の

発車、停車の時を考えてみても分かります。

 

 

 

落下するとは前方へ移動する事ですよね?

一方今回で紹介した実験は

前に行かないようにする時の

足裏の使い方、

つまり『落下しない』ようにする時の

足裏の使い方です。

 

 

 

逆に前から押されて後ろに

転ばないようにするのも

試してみてください。

 

 

 

これはまさにスキーと同じですね。

 

 

 

きっと後ろに転ばないようにするには

踵に乗るはずです。

 

 

 

そろそろお気づきだと思いますが、

踵に乗っているから後傾になるのではなく、

これ以上後傾になるのを支えてくれるのが

踵だという事です。

 

 

 

逆につま先に乗れば

 

 

 

ポジションが前になるのではなく

これ以上前に行くのを抑えるのが

つま先の役目です。

 

 

 

同じようで捉え方はまるで違います。

 

 

 

まとめると

落下を使う為に前に行くには、

 

 

 

 

 

踵に乗りながら前に倒れる足首の使い方を

マスターする必要があります!

 

 

 

 

 

この足首の使い方を習得する方法も

人によって違うので

一概にこうすればできますよとは

言えないのですが、

 

 

 

『踵に乗りながら前に行く』

 

 

 

というのを出来るかどうかが

まずは足首を正しく使えているかどうかの

ポイントとなってきます。

 

 

 

以前スキー雑誌の特集で

トップ選手たちの

ターン中の足裏感覚がありました。

 

 

皆そろって脛が離れない意識と

その為には前半は土踏まずぐらいで

後半は踵よりと言っています。

 

 

土踏まず~踵の間とは

脚の中間部から後半部ですよね?

 

 

人によって感覚は様々ですが

そこで前後ポジションを

コントロールできる事は

落下をする為には

非常に重要だという事です。

 

 

さてここまでの内容を読んで

正しい足首の使い方が出来れば

落下が使えるのか!

と思ったはずです。

 

 

はいその通りです・・・

 

 

と言いたいところですが、

実は足首が正しく使えても

落下を使えるというわけではありません。

 

 

もちろん足首は最も重要な要素なんですが・・・

 

 

その理由は次回の記事でお伝えしますね!

 

スキー技術 身体論(フィジカル関係)

スキー上達に重要な『落下力』を使えるようになるは?256

読了までの目安時間:約 11分

 


あなたは指導を受ける中で

 

 

 

『もっと落下をして!

 

 

 

というワードを聞いたことがありますか?

 

 

スキーにおいて落下する力

つまり落下力を利用することは

非常に重要です。

 

 

 

この落下を使うという指導は

外脚に乗ってくると

同じぐらいあやふやで

分かりづらいワードですね。

 

 

今回はこの『落下』をどうすれば使えるのか?

という部分についてお伝えしていきます。

 

 

 

 

 

そもそも落下をしていないのか?

 

落下力を使えるようになる為には

まず落下力を使えていない原因を

明確にする必要があります。

 

 

 

 

さてここで一つ考えて欲しい事があります。

 

 

それは

 

 

 

『そもそも本当に落下していないのか?』

 

 

 

という事です。

 

 

 

あなたは自分が落下しているかどうか

どのように判断していますか?

 

 

私は学生時代に

『もっと落下してこい』

と言われて

 

 

 

『落下しているから、

スキーで滑り降りてきているのに・・・

落下してなかったらその場で止まっている。』

 

 

と思っていました(笑)

 

 

 

正しく落下をしているのかいないのか?

 

 

 

という判断基準が曖昧なため

もっと落下をしてこいという指導が

ピンと来ていないよくある例です。

 

 

 

あなたがもし落下力を使えずに

悩んでいるとして、

ビデオを見た瞬間自分が落下してないなぁ・・・

と分かりますか?

 

 

もしくはレッスンや仲間から

落下できてないよ!

 

 

といわれて

確かに!確かに!

と思いますか?

 

 

 

もしそこが曖昧なのであれば

まずは落下していないとはどのような状況かを

あなた自身の頭の中で

明確にする必要があります。

 

 

 

よく落下が使えず悩んでいる方に

なぜそう思うのですか?と聞くと、

 

 

 

『レッスンなどでそう言われるから』

 

 

 

という答えが多いです。

 

 

つまり他人からの評価であり

実際自分が落下できていないという事を

体感はしていないという事になります

 

 

 

自分自身で

どうなっているのかよく分からない事を

改善するのは非常に難しいです。

 

 

具体的には

 

・ビデオで確認しながら

 落下が出来ていないという部分を

 説明してもらう

 

・止まった状態でいいので

 落下をしていないポジションと

 落下をしているポジションの違いを確認する

 

・落下をしていない事を判断する

 体のチェックポイントを教えてもらう

 (頭の位置、ブーツの脛など)

 

・滑走中に無線などで

 いま落下できていないという事を

 リアルタイムで教えてもらう

 

 

などなど

とりあえず言われたから

落下を使えていないんだぁ

ではなく、

 

 

ホントだ落下できてない!

 

 

という事を体感する機会を

まずは作ってください。

 

 

 

さて自分が落下できているかどうか

分かったら次のステップです。

 

 

 

落下を使う為にまずやるべき練習とは?

 

まず落下力を使う為に重要なのは

落下を練習する事ではありません!

 

 

 

『えっ、落下力を使いたいのに

 なんで落下を練習しないの?』

 

 

 

と感じましたか?

 

 

 

でもこの順序を間違えているから

なかなか落下力を使うという感覚が

習得できないんです。

 

 

 

ではまずやるべきこととはなにか?

 

 

それは

 

 

 

 

 

『落下力を受け止める身体の使い方を習得する』

 

 

 

これです!

 

 

 

よくもっと落下をしてきてくださいと言われて

そのことを意識すると

 

 

今度は暴走になってしまう事がありませんか?

 

 

ターン後半板がズルズルと

下に流されてしまいませんか?

 

 

何もしないで落下をしていると

板が曲がってこないで

ヒューッと直滑降になってしまいませんか?

 

 

 

そうなるとエッジを立てるしかなく

エッジを立てると

また落下していないと言われるという

負のスパイラルに陥ります。

 

 

 

この原因は正しく落下力を受け止める事が

出来ていないのが原因です。

 

 

 

スキーを始めたころを思い出してください。

 

 

滑走するにあたって

まず習得することは何ですか?

 

 

 

プルークボーゲン、

つまりハの字ですよね?

 

 

 

あれは落下力を受け止める為の

最初の形です。

 

 

 

ハの字を習得する前に

落下をする練習はしないはずです。

(想像するだけで恐ろしいですね)

 

 

 

パラレルになっても同じです。

 

 

 

まずは落下を受け止める

『正しい体の使い方』を

習得する必要があります。

 

 

 

正しい身体の使い方が出来ないと

落下して受け止めるときに

下にズルズル落とされたり、

落下を意識すると何も板が動かず

暴走します。

 

 

 

落下を受け止める為の

正しい身体の使い方は

長年このメルマガを読んでいる方は

お気づきかと思います。

 

 

 

 

そう、

 

 

外向傾です!!

 

 

この動画の動きですね。

 

 

 

【小回りが苦手なスキーヤーが正しくできないスキーに重要な動作とは?】

 

 

 

まず落下力で悩んでいる方は

この動画の動きが上手くできないケースが

大半です。

 

 

因みにコメントで

エッジが立っていないとありますが

あくまでも股関節の使い方の部分に

着目して下さい。

 

 

ブーツを履いてこの動作を行うと

分かるのですが、

エッジは勝手に立ちますし、

立たせないでこの動作を行うのは

不可能です(笑)

 

 

 

この正しい外向傾が作れていなければ

いくら落下してもその落下力を

正しく板には伝えられません。

 

 

 

ただ一つ厄介なのが

外向傾でなくても

エッジを立たすことはできます。

 

 

止まる時にストレート内倒すれば

ズルズルとなるものの

エッジは立ち、止まりはします。

 

 

 

板をグイッと押し出してもエッジは立ちます。

 

 

 

ただそれで止まっていると

小回りの時に上体が内倒したり

上手く板が回ってこなくて

エッジが強すぎると言われる

といった不具合が出てきます。

 

 

この様な負の連鎖を断ち切るためには

まずは落下力を正しく受け止める

身体の使い方を手に入れることが

非常に重要です。

 

 

 

因みにプルークボーゲンは

基本的に両足が

片方ずつ外向傾になっていますよね!

 

 

正しく受け止める身体の使い方が

出来るのであれば

次のステップに進みましょう!

 

 

続きは次回に!

 

スキー技術

スキー上達におすすめトレーニングメニューはあるのか?255

読了までの目安時間:約 12分

 


5月も後半に入り、

オフシーズンを迎える方も増えてきましたが

あなたはもうオフに入られたでしょうか?

 

 

この時期になると

シーズンオフのトレーニングについて、

 

 

どんなメニューがお勧めですか?

○○のトレーニングは効果ありますか?

シーズンインまでの目標設定の仕方は?

 

 

といったようなご質問をいただきます。

 

 

今の世の中には

様々な情報が溢れているため

悩ましいですよね。

 

 

 

一般的には

 

 

スキーは下半身を使うので

・スクワット

左右差をなくしてバランスもとるので

・ランジ

 

バランスをとるのに重要な

・体幹トレーニング

(腹筋、背筋、スタビリティ)

 

身体の全体を考えて

上半身もしっかり鍛えておきたいので

・ベンチプレス(腕立て伏せ)

 

滑走には体力も重要だから

・ランニングやバイクといった有酸素運動

 

さらに余裕があれば

バランスボールなどを使った

・バランストレーニング

 

勿論ストレッチも忘れずに!

 

 

といった感じのメニューを組めば

なんとなくスキーの為の

オフトレをきちんとやっている感じが

出ますよね!

 

 

 

あなたも上記のような方向性で

メニューが組まれていれば

一応納得しませんか?

 

 

スキー雑誌や書籍で出ているのも

だいたいこんな感じです。

 

 

でもこのようなメニューで

スキーが上達するのであれば

ほぼスキー上達に悩んでいる

スキーヤーはいないはずです。

 

 

もしこれでスキーが上手くなるなら

ジムで日ごろトレーニングをしている

トレーナーの方や

トレーニー(筋トレをしてる人)は

全員スキーをすれば上手くなるという事です。

 

 

 

もちろんいつもお伝えしていますが

上記の様なトレーニングで

スキーが上達するという方は

迷わずそれを続けてください。

 

 

 

なぜなら上記のトレーニング自体が

悪いわけではありません。

 

 

ただ筋力や体力はついても

滑りが根本的に変わるという方は

あまり多くはないと思います。

 

 

 

まず上記の様なトレーニングをやる前に

まず考えて欲しいことがあります。

 

 

トレーニングをやる前にまず考えるべきことは?

 

トレーニングをやる前にまず考えて欲しい事、

それは

 

 

『あなたは何が足りなくて

 スキーが上達しないのか?』

 

 

という部分です。

 

 

 

そこが的外れである以上は

どんなに良いと言われている

トレーニングメニューを行っても

滑りにはつながりません。

 

 

例えるなら

数学の成績を上げる必要があるのに

英単語を必死で覚えているようなものです。

 

 

英単語を覚えること自体は

学力をあげるという

大枠の目標に対して

間違いではありません。

 

 

しかし英語は点数がとてもよく

数学が全然点数が取れない人が

英語だけ必死で勉強するでしょうか?

(長所を伸ばすのも大事ですが)

 

 

スキーも同じで

スキーが上手くなるという

大枠の目標に対して

筋トレやストレッチ、走り込みなども

間違いではありません。

 

 

 

ただ望んだ結果が得られるかどうかは

別問題です。

 

 

 

ですから先ほど

お伝えした通り

『あなたは何が足りなくて

スキーが上達しないのか?』

をまずは明確にしてください。

 

 

何が足りないかを導き出すには?

 

 

これまでにオフトレを行ってきて

そのシーズンに滑りが根本的に

変わらなかったのであれば

そのトレーニング自体は悪くはないけど

あなたにとっては効果がない

という事です。

 

 

ですから

良いメニューを追いかけるのではなく

自分に必要なメニューを追いかけるように

考え方をシフトしていってください。

 

 

例えばスクワットを毎日行って

みんなスキーが上達するのであれば

多分世の中のすべてのスキーヤーは

スクワットを行って

スキーが上達しない・・・

と悩む人はいなくなるはずです。

 

 

因みにここでいう効果がないは

『スキーが上達する』

という目標に対してです。

 

 

オフトレは

筋肉がついた!

体力がついた!

柔軟性が上がった!

といった効果が

いつの間にか目標にすり替わり

効果はあったと思い込みやすいので

気を付けてくださいね。

 

 

さて

 

『あなたは何が足りなくて

スキーが上達しないのか?』

 

という答えを出すためのヒントとして

 

 

 

『どんな動作が出来ないのか?』

 

 

 

という部分があげられます。

 

 

 

理想としている滑りに対して

何かしら出来ていない動作があるはずです。

 

 

まずはその動作をあぶりだすことによって

その動作に必要な要素を

細分化していけば

その先に必要なメニューが見えてきます。

 

 

因みにトップ選手たちは

この動作をある程度確保できているので

それを鍛え上げるべく

前回紹介したようなトレーニングを

行っても滑りのパフォーマンスに

繋がるかもしれません。

 

 

しかしその動作を取得せずに

鍛え上げても

滑りが変わらないのは仕方ありません。

 

 

 

自分がどのような動作が出来ていないのか

あなたはパッと思い浮かびますか?

 

 

ヒントは雪上から

 

どんな動作ができないか?

と言われても・・・

 

 

ともしあなたが

悩んでしまっているのであれば

そのヒントは雪上での指導に

転がっている可能性があります。

 

 

 

指導を受けたり

仲間からアドバイスをもらう機会があった方は

今シーズン雪上で

色々と言われたワードがあるはずです。

 

 

外脚に乗れていない

前半の捉えがあまい

内倒している

後傾になっている

足首の緊張感がない

 

 

などなど

そのワードはあなたが出来ない動作を

示しているものです。

 

 

ですから

例えば外脚に乗れていないと

ずっとシーズンを通して

言われているのであれば

外脚に乗るという動作を

細分化していけば

自ずとメニューが決まってくるわけです。

 

 

 

ここで外脚に乗るって

具体的にどんな動作か分からないんだけど・・・

とあなたが感じたのであれば

かなり重要なポイントに

気づけたことになります。

 

 

 

なぜなら

外脚に乗るという事が

具体的にどのような動作か

分からないという事は

 

 

 

雪上で何だか分からない事を

一生懸命練習してたという事です!

 

 

 

何だか分らない事を

練習しても上達しないのは

当然ですよね。

 

 

 

先日元アルペンスキーヤーの

佐々木明さんの発信で

 

 

『外脚がとか体遅れるなよとか

高い位置からとか。

目の前の事と言うか

今それを言っても生産的では無い

と言うような

インフォメーションばかりのように感じるね。』

 

 

という一文がありました。

 

 

上記の様な指導はよく耳にしますが

(私も学生時代よく言われてました)

 

 

・外脚に乗ってこいと言われて

 外脚に乗ることが出来る

 

・身体が遅れてると言われて

 ポジションを前にすることが出来る

 

・高い位置からと言われて

 高い位置にラインを変えることが出来る

 

 

といった

 

 

『具体的に何をすれば出来るのか知っている』

 

 

という人には効果があると思います。

 

 

 

しかし発信でも書いてある通り

どうすればそれができるか

知らない人にとっては・・・

 

 

 

そういった意味でも

 

 

『あなたは何が足りなくて

スキーが上達しないのか?』

 

 

といった部分は

オフトレのメニューを考えるだけでなく

来シーズンの雪上にも

関わってくるという事です。

 

 

こういう部分をきちんと出来れば

雪上に繋がるオフトレになってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

トレーニング論

なぜ雪上でバリエーショントレーニングを行ってもスキー上達に繋がらないのか? 254

読了までの目安時間:約 10分

 


あなたはバリトレという言葉を

聞いたことがありますか?

 

 

バリトレとは

バリエーショントレーニングの略称で

雪上で行う様々なエクササイズを

バリトレと呼ぶケースが多いです。

 

 

このバリトレですが、

 

 

・外脚に乗る

・ポジションを確認する

・X脚を直す

・内倒を直す

・シェーレンを直す

 

 

 

など様々な目的のものが存在します。

 

 

 

スキーレッスンの多くは

悩みに合わせた

バリトレをやっていく事が主流です。

 

 

 

また技術向上の為の書籍やDVDも

色々なバリトレを紹介しています。

 

 

バリトレを行っても滑りが変わらない?

 

雪上で行うバリエーショントレーニングは

数多く紹介されていますし、

レッスンでもたくさん行ってきたと思います。

 

 

しかし実際、バリトレの多くは

上達に繋がらないものが殆どです。

 

 

なぜ殆ど上達に繋がらないと

言えるのかというと、

本当に上達に繋がるバリトレばかりなら

上達に悩むスキーヤーは

ほとんどいないはずだからです。

 

 

滑りの悩みがあるなら

それを改善すると言われている

バリトレを行って

修正すればいいですよね?

 

 

しかし実際そう簡単にはいかないのは

あなたも分かっているはずです。

 

 

 

例えばX脚を直すために

内脚を手で押して

外脚と平行にするバリトレがあります。

 

 

一見強制的に両脚を平行に出来て

X脚が直るように見えますが、

それで直るならずっとX脚で悩んでいる人は

いないはずです。

 

 

 

多くの場合

 

 

・そのバリトレ自体がまずできない

 

・バリトレの時は変わるけど

 普通に滑ると元に戻る

 

 

となってしまいます。

 

 

 

ではバリトレ自体すべて無駄なのか?

 

 

と言われたら

そうではありません。

 

 

 

上達に繋がる物も確かに存在します。

 

 

 

この様な言い方をすると、

あのバリトレは良くて

このバリトレはダメで・・・

という考えになりそうですが、

それも違います。

 

 

 

脚の筋トレには

スクワットは良くて

レッグエクステンション(膝の曲げ伸ばし)

はダメという事にはならないのと一緒です。

 

 

 

一般的なレッスンでは

癖を確認するためや

直すためのバリトレをやるのが普通ですが、

このバリトレを行っても

なかなか滑りが変わらないという

スキーヤーが多いです。

 

 

 

あなたも同じような経験があるならば

それはあなたにとって

スキー上達に繋がらないバリトレを

行っている可能性が高いです。

 

 

ではどのようなバリトレが

スキー上達に繋がるのか?

 

 

バリトレは大きく2つの種類に

分けることが出来ます。

 

 

それは

 

 

 

『新しい事を習得する為のバリトレ』

 

 

『出来ていることを磨く為のバリトレ』

 

 

 

です。

 

 

新しい事を習得する為?出来ていることを磨く為?

 

『新しい事を習得する為のバリトレ』とは

新しい動作の習得、癖の修正など、

今まで出来なかった事を

出来るようになるバリトレです。

 

 

 

一方、

『出来ていることを磨く為のバリトレ』とは

既に根本的な部分は出来ているものを、

色々な条件下でも出来るように

磨き上げる効果があるものです。

 

 

 

 

これは何を目的にするかで変わるので

どちらがいい悪いはありませんし、

バリトレの種目そのものを

根本的にどちらかに分類できる

という事ではなく

人によってそのバリトレが

どちらに分類されるか変わります。

 

 

 

あなたがもし練習で

バリトレを取り入れているとしたら

どちらに分類されるでしょうか?

 

 

 

因みにバリトレを行っても

滑りは変わらないのであれば

後者のバリトレの可能性が高いです。

 

 

 

 

『出来ていることを磨く為のバリトレ』とは

言い方を変えると

 

 

 

『出来ている人にしか出来ないバリトレ』

 

 

 

という事になります。

 

 

 

例えばストックを両手で横に持ち、

フォールライン方向に向けたまま

滑るバリトレがあります。

 

 

小回りなどでローテションしてしまう時などに

よく行われますね。

 

 

あなたも一度は行ったことが

あるのではないでしょうか?

 

 

あのバリトレは股関節が

ある程度使える人にとっては

『出来ていることを磨く為のバリトレ』に

なります。

 

 

 

しかし、

そもそも股関節の使い方を知らずに

わき腹から捻ってしまい、

何とか手だけはフォールライン方向に

キープできているものの

腰から下は明らかに回ってしまい

ローテションしながら滑っている人が多いです。

 

 

 

これは

『出来ない事をなんとかやっている』

というだけで、

実際そのバリトレを続けても

滑り自体はあまり変わりません。

 

 

 

もちろんやり続けていたら

いつかは股関節の使い方を

覚える可能性もあるかもしれませんが、

明らかに正しい股関節の使い方を

習得するためのバリトレを行った方が

効率的です。

 

 

 

今回例に出したバリトレですと

出来ていないけど何とかこなせてしまうので

分かりづらいかもしれませんが、

コブ斜面が滑れるようになる為に

コブの中でドルフィンターンを行いましょう!

といったバリトレですと、

 

 

『いやいやそれができたら

 すでにコブ滑れていますよ!』

 

 

と分かるはずです。

 

 

 

このようにいくら行っても

なかなか上達しないバリトレの多くは

根本的に出来ている人の為のものが多く、

出来ない人にとっては

 

 

『この動作が出来ない』

 

 

という確認にはなるものの

貴重なレッスン時間の多くを

根本的に出来ない事に

費やしてしまいます。

 

 

またこの動作が出来ないと

確認するだけで済むなら

まだいいのですが、

 

 

 

無理やりその練習を続けた為に

新たに変な癖を身に着けてしまうケースも

珍しくありません。

 

 

 

以前メルマガではお伝えしましたが

やはりその人にとっての順序が

効率よくスキー上達する為には

本当に重要なんです。

 

 

 

あなたが行っているバリトレは

今あなたがまず

やらなければいけないものなのか?

それともそれより先に

身につけなければならないものがあるのか?

 

 

一度考えてみて下さいね。

 

スキー技術 トレーニング論

スキー検定(バッジテスト)合格、不合格を分ける、点数を出す為の細かいコツとは? 253

読了までの目安時間:約 14分

 


スキー検定(バッジテスト)を受けていて

一番悔しいのは

 

 

あと1点で合格だったのに・・・

 

 

という僅差で受からなかった時では

ないでしょうか?

 

 

 

また前回は合格点が出たけど

今回は1点マイナスだったという

合格ラインギリギリの所にいると

滑る時に緊張が増しますよね。

 

 

 

検定員の方の話でも

 

 

 

『う~ん、合格点出そうか悩むなぁ・・・』

 

 

 

という微妙なときが良くあるようです。

 

 

その微妙な1点がプラスかマイナスになるかは

本当にちょっとしたことです。

 

 

大きく滑りが変わるわけではないけれど、

そのちょっとしたことを

知っていて行えるか、

知らずにやらないかでは

結果的には合格不合格を分ける

大きな差となります。

 

 

 

そこで今回は

検定で点数を出すために

知っておきたい細かいポイントを

3つご紹介していきますね。

 

 

 

細かい部分までしっかり意識して

印象点をあげていきましょう!

 

 

 

 

ポイント① スタートの仕方

 

 

あなたは検定で点数を出すために

本番に一番意識する部分はどこですか?

 

 

 

殆どの方がターンの質や

フォームではないでしょうか?

 

 

 

もちろんその部分をジャッジするのが

検定なので間違いではないのですが、

人がジャッジする以上

どうしても同じような滑りでも

印象によって点数が変わってきます。

 

 

 

では滑りの印象に重要なポイントはどこか?

 

 

 

それがスタートです。

 

 

 

検定員の人からよく

 

 

 

『スタートから1,2ターンくらいで

点数をだいたい決める』

 

 

 

と話を聞きます。

 

 

特に検定バーンの距離が短い場合、

最初の印象があまり良くないと

点数は出づらいです。

 

 

 

最初の印象が大事なのは

人間関係や、面接など

何もスキーに限ったことでは

ありませんよね?

 

 

 

勿論人間関係なら

話していくうちに

 

 

『あっ、この人一見怖そうだったけど

 話してみると意外といい人かも!』

 

 

と印象が変わることはありますが、

スキー検定の場合は

その一滑りで全てが決まってしまうので

最初の印象は非常に重要です。

 

 

 

ではその重要な

最初の印象を決めるスタートで

何を意識すると良いのでしょうか?

 

 

 

 

それは

 

 

漕ぎ

 

 

です。

 

 

 

検定でよくありがちなのが

丁寧にきちんと滑ろうとして

スターンとから1ターン目まで

構えたまま斜滑降で固まってしまい

漕がないスキーヤーの方がいます。

 

 

スタートしていきなり急斜面、

というバーン設定だと

なかなか難しいかもしれませんが、

それでも一漕ぎ二漕ぎ入るのと

ただ斜滑降で入ってくるのでは

印象はまるで違います。

 

 

特にテクニカル、クラウン受験の様に

スピードが求められるレベルでは

必須といえます。

 

 

また、スピードを出すための

加速が目的なのは勿論ですが、

勢いよく滑り出そうとする

積極性が分かる印象点にもつながります。

 

 

しかし検定を受けるスキーヤーの中で

この漕ぎをきちんと練習している人は

少ないと思います。

 

 

せっかく漕いでも

スピードが出てないだけならまだしも

漕ぎ方が不格好で

そのせいで印象点が悪くなってしまうケースも

珍しくありません。

 

 

 

加速の面でも印象の面でも

しっかりとした漕ぎを練習してください。

 

 

ポイント② ライン取り

 

同じ質のターンをしても

ライン取りによって検定員への印象は

大きく変わってきます。

 

 

大回りでよくあるのは

ターン幅が小さいケースです。

 

 

検定バーンの幅が狭い場合、

どうしても端っこのネット近くを

通りたくないという思いから

ターン幅が小さくなりがちです。

 

 

そうなるとだいたい左右のネットから

3、4m離れた間の中に

受験者たちのシュプールが収まります。

 

 

 

その中で一人だけ

もう一歩ネットに近い

まだ誰も滑っていないところを

滑ってくるだけで印象は大きく変わります。

 

 

 

勿論ネットの近くを通る事で

衝突の危険性や、

横幅を広くとるあまり

斜滑降が長くなりスピードが落ちてしまう

というリスクがあります。

 

 

検定バーンの設定や

受験日の雪質が緩くて止まりやすいのか?

といった部分はきちんと考慮してください。

 

 

小回りの場合、

よく言われるのは

検定員に向かって真っすぐ滑ってくる

という事です。

 

 

どうしても正面から見るのと

斜め横から見るのとでは

印象が変わります。

 

 

 

ゴールから離れたとことに

検定が立っている場合や

左右に広くたっている場合は

大きく影響はありませんが、

検定3人が固まって、

しかも左右どちらかにいる場合は

しっかりその検定員たちの

正面のラインを滑りましょう。

 

 

そして小回りにもう一つ大事なのが

スタートからの繋ぎ方です。

 

 

一般的には滑りたいラインの真上から

そのままスタートするケースが大半です。

 

 

要はスタートからゴールまで

一直線といったイメージです。

 

 

そうなると小回りの

リズムをとったりスピードが乗るまでの

最初の1,2ターンも検定からしたら

もう演技が始まっているように見えます。

 

 

先ほどもお伝えした通り

最初の印象点は非常に大事なのに

その最初がスピードも乗っていない

リズムをとる為に行っているターンですと

当然印象も変わってきます。

 

 

技術選の小回りを見てもらうと

分かりやすいですが、

選手の多くは自分が滑りたいラインの

最初から自分の滑るライン上に

スタートを構えるのではなく

やや横からスタートして

中回りのような斜滑降から

本来滑りたいラインに入ってきます。

 

 

プレターンという呼ばれ方もしますが、

この部分で加速やリズム取りをして、

その後から演技が始まるといった感じで、

準備と本番がきちんと分かれています。

 

 

もちろんプレターンで加速しすぎて

1ターン目から大きくなってしまう、

自分の滑りたいラインに上手く移動できない、

というリスクもあります。

 

 

細かい部分ですが

ここら辺も普段からしっかり意識して

練習したい部分です。

 

 

ポイント③滑りの種類

 

良く検定の総評で

 

 

『斜度や雪質に合わせた滑り』

 

 

というワードが出てきます。

 

 

 

言い換えれば

色々な種類の滑り方が必要だという事です。

 

 

その色々な滑り方ができるというアピールを

意図的に表現できると理想的です。

 

 

例えば小回りでいえば

最初は深く丁寧にズラシて板を回し、

後半はカービング要素の強い

スピードに乗った小回りを滑る

といった感じです。

 

 

大回り系ですと

漕いでクロ―チングを組んで

1ーン目はそのままクロ―チングターンでも

また見栄えが変わります。

 

 

ただせっかく安定して滑っていたのに

滑りを途中で変えたせいで

失敗してしまうリスクもあります。

 

 

 

この滑り方の種類を変えるのにお薦めなのが

不整地小回りです。

 

 

前半は溝の横を使った

バンクターンの様に少し板を回して

スピードをコントロールして

後半はモーグルの様に縦に入ってくる

といった感じです。

 

 

特にプライズ検定レベルになると

そこら辺もしっかり見ているようで

私が受験した時も

 

 

『前走よりも、さらに2つくらい上から

 縦に入れてきたね!』

 

 

と言ってもらい

細かいところまで見てるんだなぁ

と感じだのを覚えています。

 

 

因みに上記に書いたような

後半を縦に入れてくる滑りは

一見狙っているように見えて

後半アップアップになったのを

ごまかすのにも使えます(笑)

 

 

そこで最後まできれいに滑ろうと

考えて無理やり板を回すと

却ってミスが出やすいので

後半スピードが出てきたら

トントントンと縦にごまかした方が

却って好印象の場合があります。

 

 

要は

 

 

 

 

『私は2種類の滑りが出来るんです』

 

 

 

 

というのをきちんと

アピールしましょうという事ですね。

 

 

検定員からしても

上から下まで同じ滑りですと

飽きてしまいますので。

 

 

 

まとめ

 

これまでに書いてきたような部分は

一見すると細かい事ですが、

これがあるかないかで

点数が上か下かどちらになるかを決める

判断のポイントになる場合があります。

 

 

ただ細かい部分だからといって

ぶっつけ本番でやればいいやと

思わないでくださいね。

 

 

ただでさえ緊張している中、

普段と違う事をやるのは

さらに緊張をまして滑りを狂わせます。

 

 

普段の練習からしっかりと

自分の滑りに組み込んで

練習をして下さい。

 

 

またあくまでも

基本的なターンの質があってのことですので

小技ばっかり練習して

肝心の滑り自体が合格点に達していなければ

本末転倒です。

 

 

合格点が出たり出なかったりする

ギリギリのラインの場合に

有効に働くことを忘れないでくださいね。

 

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