スキー オフトレ

【スキー業界唯一】オフトレから雪上までを完全マンツーマンサポート

スキー板をたわませる方法とは? パート②

読了までの目安時間:約 15分

 


前回の記事で

板をたわませるには

まずたわむ状態にしなければならない事を

お伝えしました。

 

また今回紹介する内容以外にも

板がたわまない原因を

動画でお伝えしております。

たわむ状態というのは

板の下にたわむために空間があるという事で

その為にはまずは板を傾ける必要があります。

 

 

 

今回は板をたわます為に必要な

傾きを作った次の段階についてです。

 

 

傾きを作れたら

 

正直言って正しく

板の傾きを作れているのではあれば

ほぼ板はたわむ状態といってもいいです。

 

 

 

なぜなら現在の板は

カービングスキーですので

傾きができた瞬間、

トップとテールに抵抗が加わりだし

たわみが生まれるからです。

 

 

まさに正しく乗ってくればたわむ

というやつですね。

 

 

そこに自ら力を加える

つまり『加重』をすることで

より板がたわみます。

 

 

 

ただこの『加重』が上手くできずに

せっかく作り上げてきた

板をたわますための環境を

ダメにしてしまうケースがよくあります。

 

 

 

正しい加重に重要なポイントは

大きく2つあります

 

 

 

・タイミング

 

・加重方法

 

 

 

です。

 

 

まずはタイミングについて

お伝えしていきます。

 

 

正しい加重のタイミングは?

 

 

板をたわませるためには

ただ強い力で加重すればいい

というわけではありません。

 

 

せっかく強い力で加重しても

タイミングを間違えると

かえってブレーキ動作になってしまうからです。

 

 

 

よくスキーのターン局面を

時計で表すケースがあります。

 

 

12時から始まって3時、9時までがターン前半

そこから6時に向かって

ターン後半といった感じですね。

 

 

 

あなたの中で

板をたわませるために

ベストな加重のタイミングは

何時のイメージでしょうか?

 

勿論斜度や雪質、板によって変わるので

だいたいのイメージで結構です。

 

 

一般的によくあるのが

3時、9時のイメージです。

 

 

一見ターン孤で一番遠心力が

かかりそうなタイミングなので

この様なイメージを持っている

スキーヤーの方が多いですが、

実際の滑走状況ですと少し違います。

 

 

 

なぜならスキーは落下スポーツだからです。

 

 

落下をするという事は

常に6時の方向へ

力がかかっているという事になります。

次に最近多いのが

2,10時といったターン前半のイメージです。

 

 

よく

「ターン前半から板を捉えてきて」

「ターン前半からしっかり板に乗り込んできて」

という指導があります。

 

 

アルペンでいえば

「遅れないようにもっとポールの上から

板を捉えてこい!」

といった表現でしょうか。

 

 

この様なターン前半の捉えを

ターン前半から加重するというイメージだと

思われているケースが大半です。

 

 

ターン前半で無理に加重をしてしまい

逆に板がたわまないケースはよくあるので

注意が必要です。

 

 

では本当に正しい加重のタイミングは何時か?

 

 

という部分ですが、

雪質や斜度、板によって

勿論変わってきますが

大まかに言うと

 

 

4時~5時   8時~7時

 

 

のターン後半です。

 

 

 

あまりイメージしづらい方は

実際緩い下り坂を

陸上トラックのコーナー走のように

走ってみるとそのタイミングが

一番力が加わる事が分かると思います。

 

 

加重するタイミングが分かったところで

次に加重の方法です。

 

 

 

 

間違いやすい加重方法は?

 

あなたは普段滑っていて

どのような方法で加重していますか?

 

 

 

「どのような方法といっても・・・」

 

 

と困ってしまうかもしれません。

 

 

では間違えやすい加重方法を

簡単に3つご紹介します。

 

 

①脚を思いきり伸ばす加重

 

まず一般的に多いのが

この脚を思いきり伸ばす加重です。

 

 

最近では『曲げ荷重』『伸ばし加重』

という表現があり、

この脚を伸ばして加重するケースが

よくあります。

 

 

 

「えっ?脚を伸ばしてはいけないの?」

 

 

 

と思われたかもしれませんが、

『脚が伸びた状態で加重』と

『脚を伸ばして加重』

では根本的に違います。

 

 

 

あなたがもしトランポリンを

行ったことがあるなら

イメージしやすいと思いますが、

トランポリンに着床する瞬間に

思いきり足を伸ばすでしょうか?

 

 

伸ばすというよりは適度に伸びた状態で

乗り込んでいくイメージだと思います。

 

 

思いきり伸ばすのは

地面からジャンプするときに使う

脚の使い方ですね。

 

 

 

今回のテーマである

板をたわませるという事と近いのは

トランポリンと地面からのジャンプ

どちらかはもうお分かりだと思います。

 

 

②上半身での加重

 

このケースも多いのですが

肩や腕といった上半身を使って

板に加重をしようしてしまうスキーヤーも

非常に多いです。

 

 

一見自分の感覚では

力感を強く感じられるのですが、

やはり板と繋がっているのは

脚部ですので、上体を過度に使うと

どこかで力が逃げているケースが大半です。

 

 

 

③間違えた方向への加重

 

これは板に対して正しい方へ

加重が出来ていないケースです。

 

 

正しい方向というのは

板が一番たわむ方向である

板に対して真上からです。

 

 

この正しい方で荷重できない原因も

ポジションの問題や、

脚を間違った方向に捻ってしまう

など様々です。

 

 

厄介なのは

あまり自分では気づけないところです。

 

 

 

今回ご紹介したもの以外にも様々ありますが、

まずあなたが間違った加重方法をしていないか

確認してみてください。

 

 

では正しい加重方法は

どのようなものでしょうか?

 

 

 

正しい加重方法は?

 

正しい加重方法のポイントは

 

 

・方向 

・量 

・身体の使い方

 

 

の3つにわけられます。

 

 

 

方向については前回少しお伝えした通り

板の真上からです。

 

 

では残りの量と体の使い方についてです。

 

 

 

あなたは加重の量が

多ければ多いほど

板がたわむと思っていませんか?

 

 

板を強く踏めば踏むほど

板がたわむといういい方でも構いません。

 

 

 

もちろんたわむ空間があれば

板に加わる力が大きければ大きいほど

板はたわみます。

 

 

ただ板がたわむ空間は

板を傾けている量によってきまるので、

それ以上に力を加えても

板がズレてブレーキ動作になったり、

自分が板から離れていく動作に

なってしまいます。

 

 

 

ただ強ければいいのではなく

傾きやスピード、雪質に合わせた

 

『適切な量』

 

が非常に需要です。

 

 

 

次に身体の使い方です。

 

 

前回お伝えした、

上半身を使いすぎてしまったり、

ジャンプするように

無理やり脚を伸ばす動作では

正しい加重はできません。

 

 

 

上手に加重するためには

落下や自分の体重を上手く利用して

それを受け止める瞬間

『ほんの少し強く』地面を押すイメージです。

 

 

これは感覚的な部分なので

文章で表現するのは非常に難しいですが、

イメージしやすいのはやはりトランポリンです。

 

 

ただ真っ直ぐいるだけではいずれは

止まってしまいますよね?

 

 

かと言って、

上手な方を見ると

脚を地面でジャンプするように

大きく曲げたり伸ばしたりはしていません。

 

 

むしろ着地の瞬間である

吸収のタイミングで曲げています。

 

 

このようにブーツ角に

合わせた足首、膝、股関節の角度を

キープしつつ荷重をすることが重要です。

 

 

イメージしては

この動画の後半にある

力を抜いて基本ポジションを作る動作が

近いです。

 

 

 

最後に一つ

ここだけは押さえておいて欲しい

重要なポイントは

 

 

 

 

『荷重』があっての『加重』

 

 

 

 

だという事です。

 

 

 

しっかり板に身体の重みをのせられる

『荷重』が出来る状態でないと

いくら『加重』しても板に力は

伝わらないので気を付けてください。

 

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

 

 

今回紹介した内容は

板をたわます上での

基本となる考え方です。

 

 

これを土台にどうやって身体を使うのか

どのような感覚で滑るとそうなるのか?

 

 

という部分を積み上げていく必要があります。

 

 

最後に今回2回に渡ってお伝えした内容を

まとめます。

 

 

まずは

 

 

板を傾かせて
たわませる為の空間を作る!

板が雪面にべったりですと
当然たわむ為のスペースがないですよね。

それどころか
雪面から跳ね返されて
自分が板から離れてしまうので
注意が必要です。

次に板の傾きが出来たら

 

 

正しく加重する!

正直言って正しい傾きが作れれば
その時点で板はたわんでいきます。

加重はさらに+αの
高等テクニックという感じです。

正しく加重するためには

・タイミング
・加重方法

この2つが重要でしたね。

タイミングはターン後半の
『4~5時 8~9時』ごろです。

正しい加重方法は

・方向 
・量 
・身体の使い方

に気を付ける事。

どれか一つでもミスすると
たわまないケースが大半です。

板をたわませられないで
悩んでいる場合は、
まずは自分がどの部分で
躓いているのか
しっかりチェックしてみてくださいね。

 

 

スキー技術

スキー板をたわませる方法とは? パート①  247

読了までの目安時間:約 9分

 


あなたは自分で板をたわませられている

感覚はありますか?

 

 

多くのスキーヤーの方は

たわませたいけど、たわまない・・・

と悩んでいます。

 

 

あなたも同じような事で

悩んでいる、もしくは悩んだ経験が

あるかと思います。

 

 

私のところにも

 

 

 

『どうすれば板をたわませることが

出来るようになりますか?』

 

 

という質問がたくさん来ます。

 

 

なぜこんなにも

板をたわませられないで

悩んでいる方が多いのでしょうか?

 

 

 

今回はその原因と、

実際にどうすれば板がたわむのか?

 

 

という流れでお伝えしています。

 

 

板をたわませられない大きな理由

 

まずは最も大きな理由についてです。

 

 

それは

 

 

 

『板をたわませるまでの道筋が、

 指導の中で確立されていない』

 

 

 

という事が言えます。

 

 

実際指導の中で

 

 

『もっと板をたわませてきて!』

 

 

と言われることは多いものの、

具体的に

 

 

「まずは○○を出来るようにします

 次にそれを○○の場面で行います。

 そうして最後に○○が出来ると、

 板をたわませることができますよ!」

 

 

と言われた経験がありますか?

 

 

 

またあなたの中で

出来る出来ないは別として、

これの流れで練習していけば

板をたわませられるようになる

という具体的な流れがありますか?

 

 

 

そこが確立されていれば

問題ないと思います。

 

 

なければ今度レッスンに入った時に

指導者や一緒に滑っている仲間にでも

 

 

「板をたわませるられるようになる為の

 具体的(この部分が重要)な順序を教えて欲しい」

 

 

と聞いてみてください。

 

 

 

「もっと板をたわませてきて」

 

 

 

というのはあくまでも

 

 

たわませることができる事が前提条件

 

 

の言葉です。

 

 

 

たわませられない人は

正しい道筋で練習をして

『結果的に』板がたわんでしまい、

 

 

 

「板がたわむってこういう事か!」

 

 

後付けで気づくことが理想です。

 

 

それでは板をたわませる為の

順序をお伝えしていきます。

 

 

板をたわませる為に需要な要素は

大きく分けて2つです。

 

それは

 

 

①板がたわむ状況になっている事

 

②板に対して正しく力を加える事

 

 

 

です。

 

 

 

まずは

①板がたわむ状態になっているか?

についてお伝えしていきます。

 

 

ポイント① 板がたわむ状態になっているか?

 

そもそもあなたは

板がたわむ状態を作れているでしょうか?

 

 

 

そもそも板がたわむ状態でなければ

いくら何をやってもたわみません。

 

 

 

あなたはお店で板を手でたわませることは

出来ますよね?

 

 

よくグイグイと板の硬さを確かめている動作は

よくお店や展示会で見かけます。

 

 

さてどうして陸上だとあんなにたわむのか?

 

 

それは

 

 

 

『たわむためのスペースがある』

 

 

 

からです。

 

 

 

お店で板を押すときは

板を立てているので

板の裏側は何もありませんよね?

 

 

板の裏側をべったり

壁にくっつけたまま

板を押す人はいないはずです。

 

 

板の裏には空間があるので

押せば簡単にたわみます。

 

 

 

しかし雪上だと

雪面という壁が存在します。

 

 

極端な話ただ立っている時は

雪面にピタッとくっついているので

どんなに強い力で押してもたわみません。

 

 

 

逆に板が傾けば傾くほど

板の裏にスペースが生まれる為

たわませる事が可能になります。

 

 

 

つまり雪上でスキー板をたわませたければ

まずは板がたわむ空間を作るために

 

 

 

板の傾きが必要になります!

 

 

 

この板の傾きがないまま

いくらたわまそうと思ってもたわみません。

 

 

それどころか

雪面に押し返され

板への重みが失われ

逆に曲がらないという状態に陥ります。

 

 

 

もしあなたが板に対して

グイグイと力を加えているのに

たわまない、

もしくは板が曲がってこないのであれば

上記の様な

自分が雪面から離れている状態になっている

可能性が高いです。

 

 

 

これまでの話を聞いて

 

 

 

「そうか板をたわませるためには

 まず板を傾けよう!」

 

 

 

と、早速雪上で練習しようと思っているのなら

気を付けてください。

 

 

その板を傾けるという行為にも

落とし穴が存在します。

 

 

板を傾ける方法は

大きく分けて2つあります。

 

 

1つは

 

 

①内傾角を作って板を傾ける

 

 

2つ目は

 

 

②身体の関節をつかって板だけ傾かせる

 

 

1つ目はターン前半部分

2つ目はターン後半部分ですね。

 

 

勿論①と②が完全に分かれているわけではなく

混ざり合って板の傾きは生まれます。

 

 

トップ選手ほどターン後半も

傾きがありますよね?

 

 

この2つの傾きを

どのように身体を使って、

そのタイミングで

どの方向に傾けるか?

 

 

といった部分が非常に需要です。

 

 

 

ただこの部分を掘っていくと

また長くなってしまい、

板のたわみから話がそれるので

ので別の機会にしたいと思います。

 

 

 

それでは次回パート2で

板に対して正しく力を加えることを

お伝えしていきます。

 

 

 

スキー技術

自宅で行いたいスキー上達に繋がるトレーニング  246

読了までの目安時間:約 8分

 


今回はスキー上達に繋がる

自宅で行いたいトレーニングをご紹介します。

 

動画でも簡単にその内容をお伝えしておりますので

ご興味のある方はご覧下さい。

 

 

シーズンに入ると

雪上で滑ることだけで

スキーが上達すると思っていませんか?

 

 

勿論あなたがそれで上達しているのであれば

何も問題はありません。

 

 

しかし多くのスキーヤーは

それだけでは上手くならないから

上達に悩んでいるのではないでしょうか?

 

 

 

スキー界ではオフシーズンは

トレーニングをして

シーズン中は滑る

というのが風潮になっているようですが

スキーを効率よく上達したいのであれば

シーズン中こそ自宅でスキーのトレーニングを

行うことが重要になります。

 

 

 

トレーニングを行うといっても

シーズン中も筋トレをしたり

走り込みをしなければならない

というわけではありません。

 

 

(勿論それが悪いわけではありませんし

 日本一、世界を目指すのであれば必要ですが)

 

 

 

今回は効率よくスキー上達をするために

自宅でやっておきたい

スキートレーニングをご紹介します。

 

 

出来る動作と出来ない動作の確認

 

 

まず効率的にスキー上達をしたいのであれば

 

 

 

『雪上では根本的に出来ない事はやらない』

 

 

 

という事です。

 

 

 

例えばあなたが小回りで

腰が回ってしまい悩んでいるとします。

 

 

 

本当は上体はフォールライン方向に向けたま

脚だけを動かしたいんだよなぁ・・・

 

 

 

と思うのであれば

まずは自宅でその動作が

根本的にできるかどうか

確認することが第一優先です。

 

 

 

もっとも簡単な確認方法は、

理想としている滑りに近い選手の

連続写真のモノマネです。

 

 

鏡の前で、

場面ごとにその形ができるのか

静止真似をします。

 

 

鏡の前だとできているかどうか

イマイチ分からない場合は、

静止画をとって並べて

客観的な目で見てみるといいです。

 

 

 

場面を切り抜きした連続写真の形が

自宅で行ってできないのであれば

当然雪上でできるわけがありません。

 

 

 

出来るのであれば

滑っている動画を理想の滑りをしている選手と

並べて再生し、どの部分がズレているのかを

調べましょう。

 

 

根本的に出来ないのであれば

 

連続写真を真似してみて

根本的にその形が作れないと

分かったのであれば、

次に行うのはなぜその動作が出来ないのか

原因探しを行います。

 

 

原因探しと言っても

それほど難しいものではありません。

 

 

だいたい理由は大きく分けて

2つしかないからです。

 

 

・可動域が足りない

・可動域はあるが動かそうとしている関節とは別の関節が動く(代償動作)

 

 

 

可動域が足りない

 

実は上達に悩んでいるスキーヤーの多くは

この部分が原因です。

 

 

例えば股関節からくの字姿勢をとりたいと

悩んでいる人が、股関節が硬い場合

雪上で股関節からのくの字姿勢を

とれるわけがありませんよね?

 

 

 

この様に作りたくでも作れないフォームを

とっている時に、

この部分が硬いから取れないんだよなぁ

という関節を見つけて、

そこを柔らかくするストレッチなどの

トレーニングを行うことが先決です。

 

 

 

この時代、インターネットで

『○○関節のストレッチ』

と入力すればたくさんのやり方が

出てくるはずです。

 

 

 

別の関節を使ってしまう

 

身体が柔らかいのに、

上手くフォームが作れないのであれば、

動かすべき関節を間違えているケースが

ほとんどです。

 

 

これを代償動作とも言います。

 

 

連続写真のフォームと

自分が作っているフォームの

使っている関節の違いはないか

見比べてみて下さい。

 

 

専門の人に見てもらわないと

分からない細かい部分もありますが、

今回は例として股関節の代償動作を

ご紹介しておきます。

 

 

 

・股関節の代わりにわき腹が曲がる

・股関節の代わりに膝が入る

・股関節の代わりに足首が入る

・股関節と同時に腰が反る

・股関節より先に頭が動く

 

 

 

もちろん①と②がセットになっている人も

沢山います。

 

 

順序としてはまずは①の可動域を改善して

その後②の体の使い方を

トレーニングしていきましょう。

 

 

上達できる状態で雪上に立とう

 

この様にシーズン中は

自宅でスキーが上達する状態になるように

スキーのトレーニングをする事が

とても重要になってきます。

 

 

もちろんオフシーズンも

同じことなのですが、

シーズン中のいいところは

 

 

『課題がすぐ見つかる』

『すぐに雪上で試せる』

 

 

という部分です。

 

 

 

もちろん膨大な時間をかければ

雪上で滑る中でも

可動域が増えたり、

正しい関節を使って動けるように

なるかもしれません。

 

 

あなたに有り余る時間があるなら

それもありです。

 

 

しかし限られた滑走日数の中で

効率的に上達したいのであれば

陸上できることは陸上で終わらせて

雪上でしか出来ない事を

雪上で練習することをお勧めします。

 

 

 

もしあなたがスキー上達に悩んでいるのなら

その原因は陸上で解決しておいた方が

いいものかどうかまずは考えてみてください。

 

トレーニング論

スキー検定(バッジテスト)1級合格への道③ 【実践編】245

読了までの目安時間:約 14分

 


これまでに、

スキー検定1級の全体像を把握するための

①導入編 

スキー検定1級はどんなところを評価するのか

把握するための

②評価編 

をお伝えしてきました。

 

 

今回は受験種目ごとの注意点や練習法を

紹介する③実践編です!

 

 

スキー検定1級は

 

1.       大回り

2.       小回り

3.       不整地小回り

4.   横滑り

 

と4種目ありますが、

それぞれどんなことを意識して滑ると

合格するのか?

またどんなことをするとダメなのか?

といった実践的な部分を

種目ごとにしっかり確認していきましょう!

 

 

 

因みに評価編でもお伝えしましたが

スキー検定1級で求められる代表的な要素は

 

 

 

・速い滑走スピード(カービングターン)

 

・円いターン孤(トップ&テール)

 

 

 

です。

 

 

(カービングターンとトップ&テールについては

②評価編をご覧ください)

 

 

 

 

 

1級大回り

 

1級の大回りのポイントは

何といっても

 

 

 

カービングターンを用いた

滑走スピードのあるターン!!

 

 

 

2級までは横ずれ主体で

ターンをコントロールしてきましたが

ある程度1級は角付けをして、

板のサイドカーブを利用した

カービングターンが主体となります。

 

 

特に重要となるのがターン後半の感覚です。

 

 

このようにターン後半にずれが少ない

カービングターンを描くことで

スムーズに次のターン前半に繋がっていきます。

 

 

ターン後半に板がズレてしまうと、

スピードが落ち、円いターン孤も描けません。

 

 

ターン後半に

板をしっかりグリップさせる(噛ませる)

ポイントは、

 

 

 

・股関節主体の角付け(くの字姿勢)

 

・足裏の荷重ポイントを踵側(くるぶし下)

 

 

にすることです。

 

 

 

股関節の主体のくの字姿勢については

②導入編で説明しているので

そちらをご覧ください。

 

 

 

足裏の荷重ポイントを

踵側(くるぶし下)にするは

非常に重要です。

 

 

なぜなら人間の体重が一番乗るのが

その部分だからです。

 

 

 

よく母指球に一番力がかかると

勘違いしやすいのですが、

それは陸上で足首のバネを利用するための

使い方と混同していることが一番の理由です。

 

 

スキーでは足首のバネの代わりを

板が行ってくれるので、

スキーヤーがやるべきことは

地面(板)にしっかり体重や力を伝えることです。

 

 

イメージしづらければ

目の前に空き缶を置いて

潰してみてください。

 

 

あなたは足裏のどの部分で潰しましたか?

 

 

きっと踵側ではないでしょうか?

 

 

そこが一番パワーが伝わる証拠です。

 

 

 

この部分はよく勘違いされたまま

指導にも反映されているケースがあるので

陸上の感覚と混同しないように

注意してくださいね。

 

 

1級小回り

 

1級小回りのポイントは、

テールを横に振る操作ではなく

トップ&テールを用いた

円いターン孤の滑りです。

 

 

トップ&テールとテールコントロールの違いは

評価編でもお伝えしましたが

もう一度画像で確認して下さい。

 

 

 

トップ&テールを上手に行うポイントは

 

 

 

前後の荷重移動!

 

 

 

特に2級まではつま先側に

荷重ポイントをおいて

滑っているケースが多いですが、

きれいな円いターン孤を描くためには

前後(つま先から踵)への

滑らかな荷重移動が重要です。

 

 

ただ気をつけなければならないのは

踵へ荷重を移動する際

お尻が落ちるとそのまま後傾になり

暴走してしまうので注意が必要です。

 

 

 

また横滑りの部分でお伝えしますが

おへその向きをなるべく

フォールライン方向へ向けておくと

スムーズなターンが描きやすいので

意識してみてください

 

 

1級不整地小回り

 

1級の難関種目の一つが

この不整地小回りです。

 

 

要はコブ斜面の滑走ですね。

 

 

コブは滑れない・・・

という人はこの不整地小回りがネックとなって

1級合格ができないケースが多いです。

 

 

1級不整地小回りのポイントは

 

 

 

・パラレルスタンスのキープ

 

・上体がフォールライン方向に向いている

 

 

 

この2つです。

 

 

 

まず一つ目のパラレルスタンスのキープですが、

コブ斜面を滑ると

スタンスが開いてしまう

スキーヤーの方が多いです。

 

 

 

その原因はコブが作り出す溝に

外脚だけが流されていくからです。

 

 

 

また早く次のコブに行かなければと、

内倒ポジションにいるケースも多いです。

 

 

 

不整地ではなるべく狭いスタンス(密脚)を

心がけて滑る事がまずは重要になります。

 

 

 

そして何より重要なのが

2つ目の上体をフォールライン方向に

向けておくことです!

 

 

逆ひねりといういい方もします。

 

 

コブ斜面が上手に滑れないスキーヤーの多くは

コブ斜面に恐怖心があり、

その恐怖心が身体全体を緊張させ、

上体を固定してしまいます。

 

 

すると板の向く方向(溝の出口)に

身体も向いてしまい板が発射・・・

となってしまいます。

 

 

コブを滑るテクニックは

ストックの着き方など

色々とありますが、

 

 

まずは1コブずつでもいいので

 

 

 

・力を極限まで抜く

 

・不格好でもいいのでフォールライン方向に常に腕を出しておく

 

 

 

この2つからトライしてみてください。

 

 

基本的に1級の不整地小回りは

そこまで滑走スピードを求められていないので、

しっかりとパレレルスタンスで

上体をフォールライン方向に向けて滑ることを

心がけましょう!

 

 

1級横滑り

 

1級の落とし穴・・・といえるのが

この横滑りです。

 

 

 

一見滑走スピードも出ないし

ただ左右切り替わってズルズルと

横滑りをしてくればいいという

不整地小回りに比べたら

簡単そうに見えるこの横滑りですが、

意外にもこの種目が、一番点数が出ない

と言われております。

 

 

 

速度がゆっくりの為ごまかしがきかない、

加点を出しづらいなど

理由は様々ですが、

一番の理由は

 

 

 

根本的に関節が上手く使えない身体の状態では合格点が出ない

 

 

 

という事です。

 

 

 

勿論ほかの種目も同じですが、

この横滑りに関しては

静止姿勢をとるシーンが多くあります。

 

 

動いているときよりも静止している方が

関節が正しく使えていない事が

露呈しやすいので、

横滑りは評価が厳しくなります。

 

 

横滑りを上手に行うためのポイントは

 

 

・正しい外向姿勢

 

・板に前後差をつける

 

・外脚荷重を忘れない

 

 

 

の3つです。

 

 

 

正しい外向姿勢

 

 

まず1つ目の正し外向姿勢ですが、

冒頭でも述べ通り、この外向が作れなければ

横滑りは合格できません。

 

 

この外向姿勢は単純そうに見えて意外と難しく、

雪上でできないスキーヤーの多くは

陸上でも正しい外向ポジションが取れません。

 

 

最も多いNG例は、

おへそが進行方向ではなく

板の方向(真横)を向いてしまう事です。

 

 

おへそをしっかり

進行方向に向けて滑りましょう。

 

 

詳しくは動画をご覧ください。

 

板に前後差をつける

 

意外と知られていないのが板の前後差です。

 

内脚側(斜面の高い方の脚)を

少しだけ前に出すことで、

上体がフォールライン方向に

向きやすくなります。

 

 

 

外脚荷重を忘れない

 

形はきれいなのに、この3つ目のポイントを

忘れてしまっているために

合格点をもらえないケースがあります。

 

 

特に切り返した後に、

身体をフォールライン方向に落とせずに

内脚側(斜面の高い方の脚)に残ったまま

横滑りを行ってしまうケースが多いです。

 

 

また逆エッジ

(谷脚側のアウトエッジが引っ掛かる事)

を恐れて、外脚荷重が出来ていないケースも

見受けられます。

 

 

ポイント1で紹介した

正しい外向姿勢が取れてくると

外脚荷重を表現しやすいので、

まずはポイント1から

クリアしていきましょう!

 

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

最初の①導入編でお伝えしましたが、

スキー検定1級とは

上級スキーヤーの証でもあります。

 

 

その分2級に比べて

難易度が格段に上がりますが、

その価値は十分ありますので

ぜひチャレンジしてみてください!

 

 

因みに1級を合格すると、

いよいよプライズテストという

エキスパートクラスになってきます。

 

 

ここから先はマニアックな領域ですね(笑)

 

 

因みに1級からテクニカル、クラウンの間にも

一つ大きな壁があり、

ここでもまた足踏みしているスキーヤーが多いですね。

 

 

今回は1級でしたが、

テク、クラ合格への道も知りたいという

声があれば、いずれ発信していきたいと思います。

 

 

スキー技術 基礎スキー

スキー検定(バッジテスト)1級合格への道② 【評価編】244

読了までの目安時間:約 9分

 


さて今回はスキー検定1級合格への道

評価編です。

 

まだ導入編を読んでいない方はこちらから

【スキー1級合格への道 ①導入編】

 

 

スキー検定1級は

検定員にどんなところを見られているのか?

 

 

まず確認のためにお伝えしておくと

1級の合格点は、4種目合計280点です。

 

 

つまり1種目70点平均ですね。

 

 

点のつけ方は2級と同じで

 

+2点  テクニカルでも問題なし

+1点    1級のレベルは十分超えている

フラット70点  合格基準の滑りです

-1点  合格までもう少し

-2点  まだまだ練習が必要

 

といった感じが一般的です。

 

 

もちろん会場によっては、

絶対評価の場合もあるので

(テクニカルレベルの滑りをしたら

 75点がそのままつく)

ご注意ください。

 

 

 

それでは評価の全体像をお伝えします。

 

 

 

スキー検定1級の評価観点は?

 

スキー1級と2級の大きな違いは

 

 

 

・ターンスピード

 

・ターン孤

 

 

です。

 

 

2級まではしっかりと

スピードをコントロールすることが

重要でしたが、

1級ではより速い滑走スピードでの

ターンが求められます。

 

 

ただここで注意しなければならないのが

速い滑走スピードを求めるあまり

暴走となってしまう事です。

 

 

あなたは速い滑走スピードでのターンと

暴走の違いが分かりますか?

 

 

同じ速度で滑っていても

両者は異なります。

 

 

 

ポイントは板をしっかりコントロールできる

いいポジションで滑れているかです。

 

 

 

スピードが上がりお尻が落ちてしまうといった

悪いポジションで滑っていると

いくら速いスピードで滑っていても

暴走と評価されてしまうので注意が必要です。

 

 

 

またターン孤も2級とは異なり

より円いターン孤が求められます。

 

 

円いターン孤と言われても

いまいちピンとこないかもしれませんね。

 

 

それでは

 

 

・速い滑走スピードで尚且つ

板をコントロールできる滑り方は何か?

 

・円いターン孤とは具体的に何か?

どうやって作るのか?

 

 

 

という部分を具体的に説明していきます。

 

 

 

カービングターンをマスターしよう

 

まずは大回りで滑走スピードをあげつつ

きれいな円いターン孤で滑るために

マスターしておきたいのが

このカービングターンと呼ばれるものです。

 

 

動画での説明もあります。

 

カービング、フルカービング

といった呼ばれ方もしますが

横ずれが少ないサイドカーブを使った

滑走性の高いターン方法です。

 

 

一方2級まで主として行っていた

横ずれを使ったターンは

スキッディングターン、ズラシ

といった形で呼ばれています。

 

 

1級合格に悩むスキーヤーの多くは

この2つの使い分けが上手くできないケースが

非常に多いです。

 

 

この2つのターンの違いが

もっともよく分かるのが

滑った後のシュプール(滑った跡)です。

 

 

カービングターンは

シュプールが線路の様な

2本線を描くのに対して

スキッディングは三日月型の

跡が残ります。

 

 

 

 

イメージ例として

ナイフを縦にしてお肉を切るように

板を使うのがカービングで、

ナイフを横にしてバターを塗るように

板を使うのがスキッディングです。

 

 

とうぜんナイフを縦に使った方が

摩擦が少なくてスピードが出ます。

 

 

このカービングターンを

マスターするために重要なのが

 

 

 

板の角付け

 

 

 

です!

 

 

 

板の角付けとは板を倒して

角度をつけていくことです。

 

 

 

ここで注意しなければならないのが

板の角付けを身体のどこを使って行うかです。

 

 

多くのスキーヤーは板の角付けを

膝や足首で行ってしまいます。

 

 

 

これでは板への力が逃げてしまい、

板が上手く滑りません。

 

 

 

理想的なのが

 

 

 

 

股関節主体で板の角付けをしていくこと!

 

 

 

 

股関節からきちんと

板の角付けを行えれば、

身体にくの字のシルエットができます。

 

 

 

文章だけではいまいちイメージできない方は

こちらの動画をご覧ください。

 

 

このように股関節からきれいにくの字になり、

板に角付けができると、

板のサイドカーブに合わせて

自然とターンができます。

 

 

特に1級大回りは

速い滑走スピードで

円いターン孤を描くことが重要なので

このカービングターンを

マスターしておく必要があります。

 

 

トップ&テールをマスターしよう

 

 

あなたはトップ&テールというワードを

聞いたことがありますか?

 

 

 

横ずれを主体的に使う

スキッディングターンにも

板のテールがずれる

 

 

『テールコントロール』

 

 

と、板のトップとテールがずれる

 

 

 

『トップ&テール』

 

 

があります。

 

 

 

 

画像で見てもらえば分かるように

トップ&テールの方が

きれいな円いターン孤を描けます。

 

 

基本的に小回り、不整地小回り、横すべりは

このトップ&テールを主体といて行うため

非常に重要なテクニックとなっています。

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

 

このように1級の評価観点である

 

・速い滑走スピード

・円いターン孤

 

 

を上手に表現するために

 

 

 

・カービングターン

 

・トップ&テール

 

 

 

 

この2つのテクニックは

マスターしておく事をお勧めします。

 

 

次回は種目ごとのより細かい部分を

説明していく実践編です。

 

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