スキー オフトレ

【スキー業界唯一】オフトレから雪上までを完全マンツーマンサポート

アルペンスキー、基礎スキー上達に共通して重要なのは、『切りかえ』で●●要素を切りかえる事! 315

読了までの目安時間:約 7分

 


 

前回までの記事で

切り替えでよく言われる

【重心移動】

【荷重の切り替え】について

触れてきました。

 

 

まだ読まれていない方は

こちらから

 

アルペンスキー、基礎スキー共通!スキー技術の『切りかえ』で重要なのは重心移動ではない? 313

 

 

勘違いしないでほしいのは

重心移動も荷重の切りかえも

スキーの切りかえ動作には

ものすごく重要です!

 

 

 

ですからこの2つを意識して

切り替えがうまくいっている

という事であれば

問題ありません。

 

 

 

しかし上記の2つは

スキー界ではよく言われている要素であり

何度も練習しているスキーヤーは

多いはずです。

 

 

もしかしらあなたも

日々意識して取り組んでいませんか?

 

 

それでも

切り替えがうまくいかない場合は

ある要素が切り替えられていない可能性が

非常に高いです。

 

 

ではなにが切りかわっていないのか?

 

切り替えで多くのスキーヤーが

意識していない為に

切り換っていない要素とは

ずばり

・・・

・・・

 

 

 

股関節の切り替え

 

 

 

 

です!

 

 

 

私が見てきた限り

9割以上のスキーヤーは

この股関節の切り替えが

正確に出来ない為に

滑りのエラーが直らない状態に

陥っています。

 

 

あなたは

 

 

「股関節の切り替えが

 正しく出来ていますか?」

 

 

と聞かれてどう感じるでしょうか?

 

 

 

そもそも股関節の切り替えって

どういう動作かイメージできない

かもしれません。

 

その場合はまずこちらの動画を見て

イメージを明確にしておいてください!

 

動画の後半にお伝えしている

3要素目が股関節の切り替えです。

 

この股関節の切り替えは

実を言うと

これまでお伝えした

重心移動や荷重の切り替えにも

大きく関わってきます

 

 

 

例えば重心移動ですが、

人間の重心は

だいたいおへその下辺りにあります。

 

 

 

もちろんここまでにお伝えした様に

頭から突っ込んでも

足元から切り替えても

それにつられて重心は移動します。

 

 

 

ただそれはあくまでも

つられて動く間接的な移動で

本当の意味で

重心を動かすのであれば

へそ下にある重心が

まず動き出すことが

直接的な重心の移動です。

 

 

 

この重心があるへそ下が

先陣を切って動く動作には

股関節の動きは必要不可欠です。

 

 

 

また荷重比を切り替えても

股関節がくの字姿勢取れる状態でなければ

その場では荷重が切り替わっても

その後は外脚が逃げたり

内倒をしていきます。

 

 

 

最近メルマガでは

オーストリアメソッドや

インタースキーで

海外の滑りをご紹介してきましたが

顕著に動きが見られるのは

この股関節ですよね。

 

 

 

もちろん日本でも

丸山貴雄選手が

股関節を主体とした動作である

“ロール”というワードを使ったり

今月号のスキーグラフィックでも

山野井全選手がキーポイントに

“股関節”をあげてますね。

 

 

 

このように切り替えに

股関節の動きは切っても切れない

ものです。

 

 

 

しかし、

股関節の動作を細かく

練習する機会がなかなか無い為

切り替えで股関節が

正しく切り替わっていない事に気づけず、

結果として外脚に乗れないエラーに

悩まされます。

 

 

 

まず正しく切り替えが出来ているか

判断する為に

股関節を内側に入れた

くの字姿勢を取ってみて

動きの感覚に左右差がないか

確認してみて下さい

 

 

左右差がある場合は

正しく切り替えられていない可能性が

高いです!

 

 

まずは股関節を動かせるか?

 

 

動かせるなら

左右均等に入れ替えられるか?

 

切りかえを考える時は

この部分も意識してみて下さい!

 

 

もしあなたが股関節の切り替えが

上手くいかないのであれば

入れ替える為の大事な要素が

欠けている可能性が高いです!

 

 

その部分は次回の記事で詳しくお伝えしますね!

 

 

 

スキー技術 基礎スキー 身体論(フィジカル関係)

アルペンスキー、基礎スキーに共通する、切りかえ(ニュートラル)で外脚荷重を入れ替えて上手くいかない?  314

読了までの目安時間:約 6分

 


 

前回の記事では

 

 

 

 

 

切り替えは重心移動が大事というけれど
エラーが出る人も出ない人も、
上級者でも初心者でも
みんな少なからず
重心移動は起きている

 

 

 

 

 

という部分について触れました。

 

 

 

 

 

 

アルペンスキー、基礎スキー共通!スキー技術の『切りかえ』で重要なのは重心移動ではない?

 

 

 

 

 

 

つまり重心移動は大事なんだけど
それは当たり前の話で
そのやり方の部分が
重要だという事です。

 

 

 

 

 

切り替えで重心移動してきて
と言われて
切り替えがうまくいく人は
そもそも切り替えが
きちんと出来る人ですね!

 

 

 

 

 

では上手く切りかえられない原因は
何の要素が切りかわってないのか
考えていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

切りかえは次の外脚に?

 

 

 

 

 

 

切りかえがうまくいかない人が
指摘される内容に

 

 

 

 

 

 

【次の外脚に荷重が切り替わってない】

 

 

 

 

 

 

 

 

というものがあります。

 

 

 

 

 

確かに右外脚ターン後半で
右脚に乗った状態から
次の左外脚に荷重を切り替えなければ
そのまま内脚に乗る事に
なってしまいますよね。

 

 

 

 

 

外脚から外脚へ
荷重を切り替えるというのは
特別不思議な事では
ないように思えます。

 

 

 

 

 

実際にシュテムターンや
外脚での片足スキーから
反対の外脚での片足スキーに
切り替える様な
次の外脚へ荷重を切り替える練習は
多くあります。

 

 

 

 

 

もちろん次の外脚へ
荷重を切り替えるイメージで
左右ターンとも
外脚に乗れるようになるのであれば
問題ありません。

 

 

 

 

 

しかし、切り替えた瞬間は
次の外脚に荷重が移った感覚があっても
その後ターン後半に向かうにしたがって
ズルズルと外脚が逃げて行き
やっぱり乗れない…
というケースがほとんどです。

 

 

 

 

 

つまり切り替えで
荷重を切り替えても
結局外脚に乗れないのであれば
他の要素を切り替える必要がある
という事です。

 

 

 

 

 

 

 

因みに先ほど出てきた

シュテムターンでは

そもそも外脚に荷重を

切りかえられていないケースも

多いのでお気を付けくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてここまでの話で分かってきたのは
重心移動はしている、
荷重も次の外脚に切り替えている、
それでも次の外脚に上手く乗れない…

という場合があるという事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ではそのような人は
他に何が切りかわっていないのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

続きは次回の記事で!

 

 

 

 

 

スキー技術

アルペンスキー、基礎スキー共通!スキー技術の『切りかえ』で重要なのは重心移動ではない? 313

読了までの目安時間:約 9分

 


 

さて今回記事は

外脚に乗る為の

根本的な考え方を変える

きっかけとなる内容です。

 

 

 

これまでのスキー界の常識では

外脚に乗る為の

トレーニングの多くは

外脚側の筋肉強化でした。

 

 

 

それが最近では

ポジショニングや

関節の角度などにも

注目されるようになってきました。

 

 

 

確かに上記の2つは

外脚に乗るうえでは

重要な要素です。

 

 

 

しかしそれでも

多くのスキーヤーは

来シーズンも

『外脚に乗れない』

という悩みを抱えるはずです。

 

 

 

なぜなら外脚に乗る為には

もう一つ重要な要素があるからです。

 

 

 

それが

 

 

 

切り替え

 

 

 

です!

 

 

 

 

この【切り替え】という

動作に必要な

正しい身体の使い方が出来なければ

いくら外脚に乗る筋力や

関節の角度を練習しても

外脚に乗れません

 

 

 

なぜなら切り替えが出来ないと

スタートからすでに

外脚に乗れてないからです。

 

 

 

言い方を変えれば

 

 

 

一般的に外脚に乗る為に

行っているトレーニングの効果を

発揮できる状況になれない!!

 

 

 

という事です。

 

 

 

 

ではその切り替えは

どのように練習するのか?

 

 

切り替えとは何を切りかえるのか?

 

まず確認しておきたいのが、

 

 

【そもそも切り替えって

 何を切り替えるの?】

 

 

という部分です。

 

 

 

荷重?

 

 

重心?

 

 

板の角付け?

 

 

 

色々な考えがあるかと思います。

 

 

 

極論を言ってしまえば

切り替えとは

左右のターンの切り替えです。

 

 

 

ただ、どんな形であれ

左右のターンが切り替えらえるのは

当然ですよね(笑)

(切り替わってなければ

そのまま崖に突っ込んでるので)

 

 

 

ただ左右のターンが切り替わればいい

という事ではなく、

左右のターンで板に乗る感覚や

ポジションが違う、

内倒してしまうといった

エラーがでるから

問題なんですよね。

 

 

 

 

分かりやすいく言うと

左右差が出るという事は

切り替えが出来ていない

何かしらの要素があるから

片方にはあって

片方にはないものが

生まれるという事です。

 

 

 

この切り替わっていないものが

何かを見つけることが

その人にとっての

正しい切り替えを行う

初めの一歩であり、

外脚に乗る為のスタートでもあります。

 

 

 

何が切り替わってないかを

見つけるうえで

まず考えておかなければ

ならない事があります。

 

 

 

切りかえで重要な重心移動

 

スキー界では

切り替えについては

何をどう切り返すというよりも

よく出るワードが存在します。

 

 

 

それは

 

 

 

【重心移動】

 

 

 

です。

 

 

 

『切り替えでは

重心を谷側に移動させていき…』

 

 

 

といったワードを

聞いたことはないでしょうか?

 

 

 

ターンの切り替えで

重心を移動させる

という事は

どう考えても

正しい事です。

 

 

 

切り替えで

重心移動させてないよ

という人を聞いたことは

ないですよね。

 

 

 

ただ、正しいからこそ

ここに落とし穴があります。

 

 

 

その落とし穴とは

 

 

 

重心移動の動作は

誰しも行っている!!

 

 

 

 

という事です。

 

 

 

「えっ!?重心移動が

 出来ていないから

 切り替えがうまく出来ないのでは?」

 

 

 

と感じたかもしれません。

 

 

 

では理由をお伝えしていきます。

動画でも説明しているので

実際の動きで見たい方は

こちらをご覧ください。

 

 

では重心移動を

極端に考えてみましょう。

 

 

 

右外脚ターンを

イメージしてください。

 

 

 

基本的に右外脚のターン後半は

右手や右肩が斜面の下(谷側)にさがり

くの字姿勢を取っている状態です。

 

 

 

例えばこのシルエットのまま

次の左外脚のターンに入って行ったら

頭から突っ込む形となり

間違いなく

内倒しますよね?

 

 

 

しかしながら

極論を言ってしまうと

内側に重心移動は

行われている事に

気づくでしょうか?

 

 

 

重心移動が行われていなければ

次のターンに入る事は

物理的に不可能で

内倒すらできないという事です。

 

 

 

逆を言えば

内倒してしまうという事は

そちら側に重心移動が行われている

証拠とも言えます。

 

 

 

つまり、

切り替えがうまくいかずに

内倒してしまう人も

切り替えがうまくいき

ターン前半から外脚に乗れる人も

多かれ少なかれ

谷側に重心移動はしているという事です。

 

 

 

ですから、

はっきり言ってしまうと

 

 

『切り替えでは

重心を移動させることが重要!』

 

 

というのは

 

 

『テストで点数を上げるには

 勉強することが重要!』

 

 

という位

当たり前の事を

言っているという事です。

 

 

 

【何を切り替えられていないのか?】

 

 

という内容から少し反れましたが、

ここまでの話が

分かってくると

切り替えを考えるうえで

重心移動以外のことが見えてきます。

 

 

では切り替えでは重心移動以外に

どんな要素を切りかえるのか?

 

 

次回の記事でお伝えしていきます!

 

 

 

 

スキー技術 基礎スキー

日本のスキー指導となぜ違う?オーストリアのスキーの上下動を考える 312

読了までの目安時間:約 15分

 


 

日本は海外と違い

基礎スキー技術選という

特殊なスキー文化があります。

 

 

他の国はアルペンスキーが

ベースとなっていますね。

 

 

これはとても良い部分もあり

悪い部分もあります。

 

 

これらを判別する為にも

まずは日本と海外の違いを

きちんと理解することが重要です。

 

 

今回は日本とこんなに違うのか!

と分かりやすい部分を

オーストリアメソッドから

ご紹介します。

 

 

 

スキーグラフィックの2019年6,7月号で

特集が組まれており、

メルマガで紹介した事から

「見ました!」

という声も多くいただきました。

 

 

一番目立ったのは

 

 

【外向傾が基本姿勢】

 

 

であり、

ベーシックなターンでは

前半からしっかり外向傾を作り

乗り込んでいく部分でした。

 

 

日本でいうと

腰外れ、ターン前半から外向強すぎ!

なんて言われてしまいそうですが

あくまでもベーシックは

それぐらいで良いという事です。

 

 

 

さてこの内容でも

ちょっと難しい場合に

もっともっとシンプルで

分かりやすい部分をご紹介します!

 

 

 

日本だとNGと言われやすい動作とは?

 

あなたはどんな部分だと思いますか?

 

 

日本の指導だと

一度はNG動作で言われたことが

ある部分です。

 

 

 

それは

 

 

 

 

上下動です!

 

 

 

 

冒頭でご紹介した

オーストリアデモ達の動画にある

ベーシックな滑りを見ると

 

 

「こんなに伸びあがるの!!?」

 

 

という位伸びあがっています。

 

 

 

どれぐらい伸びあがっているか

興味がある方は

スキーグラッフィクさんが

動画を乗せているので

こちらをご覧ください。

 

 

特に1:30辺りから

とても分かりやすく上下動しています。

※スキーグラフィック youtubeチャンネルより

 

 

もう脚が伸び切っていますよね!

 

 

 

上下動がNGだと指導するのは

日本くらいだそうです。

 

 

 

確かに遠征の時に

海外のコーチから

 

 

「なんで日本の子達は

 みんな姿勢が低いの?

 

 

と聞かれました。

 

 

 

「でも上に抜けるのって

 身体が遅れてダメじゃないですか?」

 

 

と思いますよね。

 

 

 

たしかに身体が上に抜けると

板の力を逃がしたり、

板が前方に進んで

後傾になりやすいです。

 

 

 

でもオーストリアデモは

脚が伸び切るくらい

上に上がっている…

 

 

 

この矛盾はなぜなのか?

 

 

ここら辺が分かってくると

上下動論で悩む事がなくなってきます。

 

 

 

分かりづらい上下と前後

 

冒頭からお伝えしている様に

日本では上下動をすると

身体が上に抜けて後傾になるので

NGという指導が多いです。

 

 

この理論からすると

御紹介した動画にある

オーストラリアデモの滑りは

恐ろしいくらい上下動をしているので

当然後傾ポジションになっている!

 

・・・

・・・

 

となるはずですが

そんなことはないですよね?

 

 

きちんと板についていっています。

 

 

つまりこの事から分かるのが

 

 

後傾になる上下動と

後傾にならない上下動がある!

 

 

という事です。

 

 

 

 

 

 

日本でNGとされているのは

前者の上下動で、

海外でベースとされているのは

後者の上下動という事ですね。

 

 

この2つの上下動一体何が違うか

分かるでしょうか?

 

 

それは

 

 

前後動の有無です!

 

 

上下動にプラスして

前後動があるかないかで

滑りの結果は大きく変わってきます。

 

 

簡単に言ってしまえば

オーストラリアデモのように

上下動を大きく行っても

日本で言われる後傾ポジションにならないのは

"前"上下動をしているからです!

 

 

その視点から

もう一度動画をみていただくと

前方方向に伸びあがっていますよね?

 

 

言われてみればとても単純な話ですが

これが意外と気づけません!

 

 

その理由は2つあります!

 

 

前後動が見えない2つの理由

 

上下動は視覚的に

分かりやすいのに対して

なぜ前後動は

分かりづらいのでしょうか?

 

 

1つ目の理由は

 

 

スキーは足場が勝手に

前移動しているからです!

 

 

よく私はベルトコンベアの

上に運ばれている状態と

表現するのですが、

スキーヤー自身が前方向に

移動しても足場も一緒に前に進みます。

 

 

すると本人としては

前に移動している感覚でも

それを外から見ている

第3者からすれば

真上にいる状態にしか

見えません。

 

 

よくトップ選手達が

 

 

「スキーと一緒に落下する」

 

「落下を利用する」

 

「スキーについていく」

 

 

といった言葉を使いますが

滑りを見ているだけでは

あまりピンときませんよね?

 

 

それどころか

低い姿勢になるので

お尻が後ろに

下がっている様にすら見えます。

 

 

足場となる板が

その場に停止してくれれば

視覚的に分かりやすいのですが、

一緒に動いている為

分かりづらいんですよね。

 

 

ただ、前方移動が分かりづらいだけなら

まだいいのですが、

もう一つ厄介なのが

 

 

上方向に動くと

自動的に後傾になる

 

 

というところです。

 

 

当然ですが足場が前に進んでいるのに

スキーヤー自身は

その場で上に上がるイメージですと

置き去りにされて、

結果的に後傾になりますよね?

 

 

つまり板の真上に

居続けるという事は、

常に前方移動しているという事です。

 

 

でも前方移動できずに

上に動いても

視覚的にそこまで

置き去りにされている様には

見えませんよね?

 

 

これが2つ目の理由となる

 

 

ブーツが助けてくれるから

 

 

です。

 

 

これもこのワードだけですと

いまいちピンとこないかと思います。

 

 

例えば、

台車の上に立っていて、

いきなり台車を後ろから押されたら

当たり前ですけど

ひっくり返りますよね?

 

 

これは足が台車とくっついて

いないからです。

 

 

じゃあ足を台車に固定すれば

どうでしょうか?

 

 

先ほどよりは

ひっくり返るリスクは減りますが、

それでも足首が自由に動くので

怖いと思います。

 

 

そこで足首の動きを

ある程度固定する

靴を履いて固定すると

どうでしょうか?

 

 

台車をいきなり押されても

ひっくり返るリスクは

かなり減るはずです。

 

 

もう言わなくても分かると思いますが

これがスキーブーツですね!

 

 

後傾になっても

本当に後ろに転ぶことなく

ブーツが助けてくれますし

逆に前方に移動しすぎても

ブーツが制御してくれます。

 

 

つまり前後動の範囲を

ある程度ブーツが制限しているので

正しく出来ていなくても

何とかなってしまうのです。

 

 

この様に、

 

足場が前方に動いていて

ブーツの助けもあるので

前後動は見えずらい動きとなります。

 

 

 

エラーに厳しい指導方針

 

ここまでの話で

 

 

正しい上下動は

前方移動しながらの上下動している

 

NGの上下動は

前方移動がない

 

 

という事が分ったかと思います。

 

 

ではなぜ日本の指導では

 

 

「上下動だけでなく

 前方移動もすればいい」

 

 

という指導ではなく

 

 

「上下動はNG」

 

 

という指導が多いのでしょうか?

 

 

 

それは

 

 

指導=NG動作の指摘

 

 

になってしまっているからです。

 

 

確かに上下動だけしかしていないと

先ほどお伝えした様に

板に置き去りにされてしまい

後傾ポジションになります。

 

 

そういったNG動作が出ている部分だけを

指摘するのであれば、

 

「上下動は後傾になるからダメ」

 

というのも分かります。

 

 

しかしそれは

本質的ではありませんよね?

 

 

正しく伝えるなら、

 

「上下動自体は悪くないけど

 前方移動がないから

 後傾になってしまっています」

 

ですよね。

 

 

さらにいえば

 

 

「最初のうちは

 そういうエラーはが出ても

 仕方がないので

 どんどん動いていきましょう!」

 

 

という方針なのか、

 

 

「エラーが出やすいから

 その動作はしてはいけません」

 

 

という方針なのかによっても

伝え方は変わります。

 

 

お気づきかと思いますが

日本では後者の指導が多いです。

 

 

もちろんエラーが出やすい動作を

なるべく行わないようにするという考えも

間違いではありません!

 

 

ただ最後に1つだけ

考えて欲し事があります。

 

 

上下動をすると

上に抜けて後傾になるリスクがある

 

というのは事実ですが、

 

 

じゃあ上下動しなければ

後傾にならないか?

 

 

と聞かれたらどうでしょうか?

 

 

・・・

・・・

・・・

 

はい上下動するしないにかかわらず

後傾の人は後傾です。

 

 

この様に根本的な部分を見直すと

そもそも上下動が正しい間違っている

といった部分では無い

別の部分を考えなければならない事が

分かってくるのではないでしょうか?

 

 

スキー技術 基礎スキー 未分類

スキー技術論の違い?ターン前半の外向傾は日本だとNGで海外だとOKなのか? 311

読了までの目安時間:約 14分

 


 

日本には基礎スキーという

独自のスキー文化があり、

バッジテストや技術選など

アルペンスキー以上に

取り組んでいるスキーヤーが多いです。

 

 

もちろんメリット、デメリットがある為

色々な意見があるものの

私としては基礎スキーを通して

スキーを楽しめるのであれば

とても良い事だと思います。

 

 

ただそのデメリットとして

スキー上達の妨げになるような部分は

考えなければなりません。

 

 

以前メールマガジンの方で

スキーグラフィックさんが

アップしている

オーストリアメソッドの動画を

ご紹介しました!

 

 

 

とっても反響が大きかったようで、

上下動の部分だけでなく

股関節からの角付けを行う事が

基本だというシーンも

印象的だったようで、

 

 

 

「普段渡辺さんが、

 股関節を動かせるかが

 重要だと言っている意味が

 よく分かりました!」

 

 

「日本だと腰外れだとか

 ターン前半は真っ直ぐな軸で

 内側に傾くとか言われますが

 やはり基本は外向傾ですよね!」

 

 

という感想をたくさんいただきました。

 

 

もちろん長い軸で滑ったり、

内側に傾く感覚が

間違いではありません!

 

 

 

しかしながら何事も

前提と順序が重要です。

 

 

 

足し算や引き算を行っていないのに

かけ算や割り算は出来ないですから。

 

 

 

さて今回の動画をみて

1つ面白い質問がありました。

 

 

 

それは

 

 

 

 

 

「スキーグラフィック2019年8月号で

 特集が組まれている

 技術選女子選手の

 春原選手の記事の内容と

 オーストリアメソッドは

 真逆なんですか?」

 

 

 

 

というものです。

 

 

今回はこの質問にお答えしていきましょう!

 

 

ターン前半の外向傾をどう捉えるか?

 

 

詳しう内容は雑誌を読んで

いただきたいのですが、

簡単に言ってしまえば

春原さんの記事は

ブーツを傾ける事で

軸をつくるという内容です。

 

 

 

日本のスキー指導ではよく

足元から動かすといわれていますが

似た様な内容ですね。

 

 

 

そして記事の中に

正解不正解を

表す画像があります。

 

 

 

その画像がオーストリアメソッドと

真逆に見える

という事です。

 

 

 

 

 

※引用:スキーグラフィック

 

確かにオーストラリアデモが

基本であり重要だと

伝えている姿勢が

春原選手の記事だと

×マークになっているように見えます。

 

 

あなたは、この2つの画像を見比べて

どのように感じるでしょうか?

 

 

因みに誤解のない様にお伝えしておくと

決してどちらかが

間違えているわけではありません。

 

 

ですからどちらを肯定否定しても

問題ありませんので!

 

 

どちらも間違えていないのに

全く逆の事を言っているように見える…

この謎を解説していきます。

 

 

 

関節運動はほぼ同じ?

 

さてこの内容に対して
どのように感じるか
メールマガジンの方で

感想を求めたところ
沢山の反響がありました。

たくさんの意見があり
面白かったです!

お伝えした様に
どちらも間違えではないので
どのように捉えてもらっても
その方のイメージ通り滑れていれば
問題ありません。

オーストラリアデモも
春原選手も上手ですもんね!

問題はどっちが正しいという事ではなく
同じスキーという競技で
なぜこれほどまで真逆に感じる内容が
出てくるのか?という事です。

ではそのなぞ解きを
していきましょう。

まず戴いた感想で
目立ったのが

春原選手のBAD画像は
腰だけ入って内倒するが、
オーストリアデモの方は
外脚にしっかり乗っている

というものです。

この部分が
実は日本のスキー界で意見の分かれる
非常に重要なポイントです!

それが

腰を外す行為は内倒なのか
外脚荷重なのか?

という部分ですね。

 

これは以前動画でも

配信しておりますので

興味があればご覧ください。

 

一般的に言えば、
『過度にやれば内倒するから、
 適度な外向傾を!』
というところですが、

解剖学的にみて、
オーストリアデモと
春原選手のBADの関節運動は
それ程大きな違いがありません

例えば
ウサイン・ボルトが走るのと
我々一般人が走るのとは
タイムは違えど走るという関節運動は
大きな括りで言うとほぼ同じです。

質が全然違うだけで
一人一人全く異なる運動を
しているわけではないですよね?

同じように
腰外れで内倒するのも
外向傾姿勢をとるのも
関節運動からすれば
似た様なものですよね。

でも同じような関節運動をしているのに
一方ではBADになり、
一方ではしっかりと外脚荷重になる…

この違いを決めている要素は何か?

もしあなたが
今回ご紹介した様な
感想をお持ちいただいたのであれば
まずは上記の部分が自分の中で
きちんと明確になっているか確認して下さい。

 

 

なぜ危険そうな膝入れ動作がGOODなのか?

さて前置きが長くなってしまったのですが、
今回の画像のもっとも大きなテーマは
春原選手の画像は
膝だけ入って危険そうに見えるのに
なぜ○とされているのか?

という部分です。

実際一番多くいただいた感想は

「春原選手の写真は
 膝だけが内側に入って
 危険に見える」

「X脚になりそう」

といった内容です。

確かにこの写真は

普段私が膝をケガするから

絶対に行って欲しくない

動作に見えます。

 

 

ではここで注目して欲しいのが

春原選手の滑りは

この画像の○とされているシーンが

一瞬でもあるか?

 

 

 

という事です。

 

 

 

Youtubeや雑誌で

確認していただければ

分かると思いますが

○とされている状態は

ありませんよね?

 

 

 

逆に×とされているシーンの

方があるぐらいです。

 

 

 

お気づきの方も多いと思いますが

ここで注目したいのが

画像の注釈にもある

 

 

 

 

あくまでも止まっている状態での

イメージになりますが・・・

 

 

 

 

という部分です。

 

 

 

ここに2つの重要なポイントがあります。

 

 

1つ目は

“あくまでも止まっている状態”

という前提、

 

 

2つ目は

“イメージ”という部分です。

 

 

 

実はこの2つのポイントこそ

トップデモやインストラクターの

感覚や指導と

一般スキーヤーの人が

食い違う原因の部分です。

 

 

 

トップ選手からの情報を整理する2つのポイント

 

①あくまでも止まっている状態

 

まず1つ目の

“あくまでも止まっている状態”

について考えていきます。

 

 

 

『あくまでも』という言葉には

色々な意味がありますが

今回のケースでは『限定的に』という

意味合いです。

 

 

ですから

止まっている状態ではこうですが

滑っている状態で

こうなるという訳ではない

とも言い変えられるわけです。

 

 

 

現に、画像の様な

膝だけが内側に入った

シルエットは

滑走中には表れていませんよね?

 

 

 

しかし一般スキーヤーの多くは

実際の滑りの中で

この膝だけが内側に入るシルエットが

表れてしまいます。

 

 

 

その理由は

 

 

 

トップ選手と違って

一般的なスキーヤーの多くは

その場で止まっている状態が

動作のベースである

 

 

 

という事です。

 

 

これは人間が持っている

その場に立っていたい

という“本能”が原因です。

 

 

 

同じような話で

よくスキー界では

足元から動かすという

表現があります。

 

 

 

トップ選手達は

足元“から”動かす感覚でも

股関節や上体、

重心が動いていきます。

 

 

 

しかし一般スキーヤーの人たちの多くは

足元“だけ”を動かして

自分はその場に留まろうとします。

 

 

 

これも同じように

画像の様な

膝だけが内側に入る例ですね。

 

 

 

トップ選手達は

実際に滑る時と

立っている時の感覚が違う事は

身体に染み込んでおり

言わなくても分かっています。

 

 

 

むしろ立っている時の感覚を

滑る時の感覚に当てはめると

違う動作になる事も

言われなくても分かります。

 

 

 

ですから今回の画像を見ても

 

 

「春原選手はそういう感覚で

 滑っているのね」

 

 

と実際の動きではなく

感覚的な話なんだと

本質的に分かるというわけです。

 

 

 

しかし止まっている状態が

ベースの人たちにとっては

“本当に”画像にある動きを

してしまう、

もしくはしているのだと

思い込んでしまいます!

 

 

 

ようは“あくまでも”が

通じないという事です。

 

 

②イメージ

 

2つ目のポイントである

イメージ”も似ています。

 

 

 

「○○のイメージで!」

と表現する裏には

実際の動きはそうならないケースが

よくあります。

 

 

 

例えば基本ポジションをとる時に

「前転するイメージで!」

といって本当に前転はしませんよね(笑)

 

 

 

話をまとめると

今回取り上げた

スキーグラフィックの

春原選手の画像において

〇とされている動きは

 

 

 

“実際に”行う動作というよりは

イメージの話であり

止まった状態で行うと

この様な感じだよ!

 

 

 

という事ですね。

 

 

くれぐれもイメージ上の動作なのに

本当に膝だけ内側に入れないように

気を付けてくださいね!

 

 

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