スキー オフトレ

【スキー業界唯一】オフトレから雪上までを完全マンツーマンサポート

【指導者注意!】スキーの見本は上手に滑ってはいけない? 287

読了までの目安時間:約 12分

 


前回の記事で

上手な人の真似とすると

 

 

 

【真似して上達する人】

 

【真似しても上達しない人】

 

【真似する事で逆に滑りが狂う人】

 

 

 

の3パターンに分かれる!

 

 

そして

 

 

 

自分がどのパターンになるかは

鏡の前で、

目をつぶって形を取り

確認する!

 

 

 

という内容をお伝えしました。

 

 

 

まだ読まれていない方は

 

こちらから↓

【上手な人を真似してもスキーが上手くならない? 286】

 

 

 

 

 

 

 

あなたは

脳内のイメージと現実の動きに

イメージギャップがあったでしょうか?

 

 

 

さて今回は

指導する側に回った時に

とても重要なポイントをお伝えします。

 

 

 

人を指導する機会がない人には

あまり関係ない事ですが

知っておくと自分がレッスンを受ける時に

とても役立つ内容ですので

是非参考にしてください。

 

 

 

 

上手な見本に隠された落とし穴

 

ずばりタイトルにもあるように

指導する時は

基本的に

 

 

 

 

見本はきれいに滑ってはいけない!

 

 

 

 

という事です!

 

 

 

指導する側からしても

受講生側からしても

【?】マークが浮かびますよね。

 

 

 

その理由をお伝えします。

 

 

 

きっと見本で滑る時は

受講生たちが目指すべき

理想の滑りを行うケースが大半です。

 

 

 

例えば

 

 

【深い内傾角のターン】

であれば、雪面につくような

傾きのあるターンを!

 

 

【くの字姿勢がきちんとあるターン】

であれば斜面に合わせた

適度なくの字のターンを!

 

 

といった感じですね。

 

 

 

しかし多くの場合、

受講生がその見本を真似しても

その滑り通りには行きません。

 

 

 

なぜならこれまでにも

お伝えした通り

 

 

 

 

受講生はイメージギャップを

持っているからです!!

 

 

 

 

見本の先生が深く傾くのを見れば

それを真似して内倒する

 

 

 

適度なくの字姿勢を見れば、

それを真似して、

あまりくの字のない

ストレート軸になる

 

 

といった感じです。

 

 

 

こうなると

指導者側は

 

 

「なぜ見本で見せているのに

 やってこないんだ?」

 

 

となり、

 

 

 

受講者側は

 

 

「なぜ、見本通りやってきたのに

 できないんだ?」

 

または

 

「見本通りやっても

 なんで注意されるんだ?」

 

 

となるわけです。

 

 

あなたも

レッスンや仲間の指導を受けたときに

この様な経験がありませんか?

 

 

 

この状態にはまると

滑りが変わらないまま

一日が終わってしまいます。

 

 

 

それどころか余計な癖を

染み込ませるケースも

めずらしくありません。

 

 

 

厄介なことに

その指導者が上手いほど

余計な動きをしない為

真似の難易度が上がります。

 

 

 

では見本はどのように

滑るべきなのでしょうか?

 

 

 

 

受講者が上手くなりやすい見本とは?

 

 

もちろん上手な見本の真似をして

どんどん滑りが変わっているなら

それでOKです!

 

 

 

でも大半が

上手な見本を真似しても

その見本通りに滑れません。

 

 

 

それは

イメージギャップがあるからですね。

 

 

 

ではどのような見本が理想的なのか?

 

 

 

それは

 

 

 

イメージギャップを考慮した滑り

 

 

 

です!

 

 

 

といっても分かりづらいと思いますので

簡単な例で説明します。

 

 

 

例えば

 

 

【外脚に乗る為にくの字姿勢を取りたい】

 

 

という目標をもつ

受講生の方がいます。

 

 

 

 

まずは私が、

その目標のイメージ通りに

適度なくの字姿勢ですべります。

 

 

 

そして

それを真似して

受講生の方に滑ってもらいます。

 

 

 

そうするとほとんどの場合

軸がほぼストレートで

くの字のシルエットが出ません

 

 

 

もちろんビデオでも

確認してもらいます。

 

 

 

そこで次に、

股関節を入れて、

くの字を強めにとり、

一般的には外向傾強すぎると

注意される滑りをします。

 

 

 

受講生側が

 

 

「本当にあんなにやるの?」

「さすがにあれはやりすぎでは・・・」

 

 

と感じるぐらいのレベルです。

 

 

 

その後、真似をして滑ってきてもらい

またビデオで確認してもらうと、

出てくる言葉が

 

 

 

「全然普通ですね(笑)」

 

「あれ?もっとやってきた

 つもりなんですが・・・」

 

「あれぐらいやっても

 こんなもんですか!」

 

「むしろまだ足りないですね」

 

 

というものです。

 

 

 

大抵の場合、

大げさに思えるぐらいの

動きを真似すると

目指すべき動きが出来てくる、

もしくはそれでも足りない

というケースがほとんどです。

 

 

 

この様に

理想の滑りを真似すると

(今回の場合は適度なくの字)

理想とは程遠い滑りとなり、

 

 

 

理想ではなく

やりすぎるぐらいの

イメージギャップを顧慮した

滑りを真似すると

(今回の場合は注意されるぐらいの

過度なくの字)

理想的な滑りとなる、

 

 

 

という事ですね!

 

 

 

ここでのポイントは

 

 

 

必ず映像で確認してもらう!

 

 

 

という事です。

 

 

 

 

上記の流れを行って

滑りが変わり、

こちらが

 

 

 

「いいですね!

 今ぐらいでちょうどいいです!」

 

 

 

と伝えても、

こちらを信じてないわけでは

ないですが、

視覚情報のフィードバックがないので

イメージギャップは埋まりません。

 

 

 

脳内では

 

 

「これで本当にいいのか?」

 

 

という疑問が残ったままです。

 

 

 

 

『えっ?こんなにやっても

 この滑りなの?』

 

 

というイメージギャップを埋める経験が

とても重要という事ですね!

 

 

 

本当に見本となる滑りと

見本の滑りになる為に

イメージして欲しい滑りと

使い分けることが

非常に重要だという事が

お分かりいただけたでしょうか?

 

 

 

受講者側に回った時も、

 

 

『今先生が行った

見本の滑りをするなら

あの動きをもっと過度にやって

丁度いいくらいかな』

 

 

と自らイメージギャップを調整する

意識をもってみてください。

 

 

それでやりすぎと言われたら、

イメージギャップが少ないという事なので

見本の滑りをそのまま真似すれば

問題ないので!

 

 

因みに今回の話は

あくまでもイメージギャップを

埋めるための話です。

 

 

いつも言っておりますが、

大前提として、

そもそもその動きができる

身体の引き出しが必要です。

 

 

そもそもその動きが出来ない人が

いくらイメージギャップを埋める動きの

真似をしても

滑りは全く変わりませんので

気を付けてくださいね!

 

スキー技術

上手な人を真似してもスキーが上手くならない? 286

読了までの目安時間:約 11分

 


タイトルを読んで

 

 

「えっ、間違いでは?」

 

 

と感じたかもしれません。

 

 

 

スキーに限ったことではでなく

スポーツ全般において

上達の近道は

上手い人の真似をする

とよく言われています。

 

 

 

あなたも、

トップ選手やコーチ、

仲間内の上手い人をなど

理想とする滑りに近い人の

真似をして滑る事が

あるはずです。

 

 

 

 

しかし、

この上手い人の真似をしても

 

 

 

 

・上手くなる人

 

 

・上手くならない人

 

 

・逆に滑りがおかしくなる人

 

 

 

に分かれます。

 

 

 

そして大半が

上手くならないか、

さらに滑りがおかしくなる人

です。

 

 

 

そうでなければ

スキー上達に悩むスキーヤーは

もっと少ないはずですよね。

 

 

 

では上手い人の真似をしても

上達するかしないか

分かれる原因はどこにあるのでしょうか?

 

 

 

どうして真似をしても上手くならないのか?

 

上手な人の真似をしても

上手くなる人とならない人に

分かれるポイントの一つに

 

 

 

自分のイメージと

自分の身体とのギャップが

大きいか小さいか?

 

 

 

という点があります。

 

 

 

頭の中のイメージと

実際に身体の動かした時の

イメージの差、

イメージギャップが大きいと

本人は真似をしているつもりでも

実際は全く違う動きをしています。

 

 

 

その段階で

 

 

『真似しているんだけど

 上手く真似できないなぁ・・・』

 

 

 

と感じる人は

上達しない人に入ります。

 

 

でもそれはいい傾向です。

 

 

なぜなら

 

 

 

自分がマネできていない事に

気付いているから

 

 

 

です。

 

 

 

もっとも厄介なのが

 

 

 

『上手い人と同じように真似しているのに

 なぜ滑りが変わらないんだろう・・・』

 

 

 

という人です。

 

 

 

これは実際やりたい動作を

身体の違う部分を使って行っている

つまり代償動作で行っている事に

気付いていない

おかしな癖を身に着けながら

滑っていることになります。

 

 

 

 

あなたはどのタイプ?

 

例えば上手い選手の

とても深いくの字姿勢の滑りを

真似したとします。

 

 

 

Aさんは

その選手と同じ関節を使って

上手にくの字姿勢の真似をして

滑りが変わりました。

【真似して上達する人】

 

 

 

Bさんは

くの字姿勢を真似しても

自分は上手く作れないと

悩んでいます。

【真似しても上達しない人】

 

 

 

Cさんは

くの字姿勢をとる際

トップ選手は股関節を使っているのに

膝を内側に入れたり、

上体だけ外側に傾けてくの字姿勢を

とってしまいます。

 

 

しかしそのことに本人は

真似しているつもりが

全く違う動作を行っている事に

気付いていません。

【真似する事で逆に滑りが狂う人】

 

 

 

 

このように

上手い人を真似するといっても

人それぞれ結果が異なるわけです。

 

 

 

因みにジュニアは

身体が自由に動く状態の子が多いため

すぐ真似して上達していきます。

 

 

 

注意したいのは

ジュニアだからといって

誰でもそうなるわけではなく、

大人と同様、

イメージ通り動かない子は

真似しても伸びません。

 

 

 

最近は自由度の低い運動ばかりやるので

身体が自由に動かない子が多いです。

 

 

 

 

さてここまでで

上手な人を真似しても

いい人とダメな人がいる事が

お分かりいただけたでしょうか?

 

 

 

でもこのままだと

 

 

「上手い人の滑りを

 真似しないで、

 何を参考にすればいいの?」

 

 

となってしまいますよね。

 

 

または

 

 

「自分が上手く真似できているのか

 滑っている時はわからない」

 

 

という人もいるはずです。

 

 

 

では上手な人の真似をする時の

練習法をお伝えします。

 

 

 

 

真似をするなら●●●で!

 

 

どうすればマネすることが

上達に繋がるようになるか?

 

 

その方法はズバリ、

 

 

 

鏡の前で一度真似をしてみる!

 

 

 

という事です。

 

 

 

 

 

 

あまりにも普通の事で

拍子抜けしたでしょうか?

 

 

 

 

 

しかし実際きちんと

鏡を利用して

自分の真似できるレベルを

把握しているケースは少ないです。

 

 

 

 

面倒ではありますが、

この一手間があるかないかで

スキー上達はまるで違います。

 

 

 

何故なら

【真似しても上達しない人】

【真似する事で逆に滑りが狂う人】

は頭でイメージした動きと

鏡映った自分の動きに

かなりのイメージギャップがあるからです。

 

 

 

おすすめは

 

 

 

鏡を見ながらやるよりも

目をつぶって、

イメージした形をとり、

パッと目を開けて確認する

 

 

 

 

という方法です!

 

 

 

なぜなら見ながら行うと

その映像を見て

微調整してしまうからです。

 

 

 

ですから目をつぶって行い、

 

 

 

「これで出来ているだろう」

 

 

 

と思ってパッと目を開けて

本当に脳内のイメージが

鏡に映し出されているか

確認しください。

 

 

 

大抵が

 

 

「あれ?全然違うじゃん・・・」

 

 

となるはずです。

 

 

 

これは雪上でも、

 

 

・ビデオのディスプレイをひっくり返して

 鏡代わりにする

 

・誰かにスマホを持ってもらって

 自撮りモードにして鏡代わりにする、

 

・レストハウスのガラスを鏡代わりにする

 

・誰かのミラーゴーグルを

 鏡代わりにする

 

 

 

 

でもOKです。

 

 

サポートメンバーの方は

よくご存じだと思いますが

レッスンでもよくやってもらい、

そのイメージギャップに驚きますよね。

 

 

 

それぐらい脳内と実際の動きの

イメージギャップは大きいです。

 

 

 

目をつぶって

イメージしたかたちを取り、

パッと目を開けた時の

自分のフォームはどうでしょうか?

 

 

 

 

雪上では

その鏡に映ったフォームを

常に染み込ませている

ということになります!

 

 

 

 

 

この様に

真似する事がいけないのではなく

 

 

 

真似してはいけない状態の人が

真似する事が良くない!!

 

 

 

というわけです。

 

 

 

 

 

まずは鏡の前で

自分が真似をしていい状態なのか

しっかり確認してから

上手な人の真似をしてみてくださいね!

 

 

 

スキー技術 トレーニング論

スキーが上手くなる人は出来ている【板の動きを考える】とは? 285

読了までの目安時間:約 9分

 


スキー上達において

難しい感覚の一つが

 

 

 

主役が『板』なのか『自分』なのか?

 

 

という部分です。

 

 

 

『主役』『主語』

置き換えてもいいかもしれません。

 

 

どういう意味か分かるでしょうか?

 

 

 

例えば、

小回りをする際に

トップ選手の中でも

 

 

『板を左右に動かす』

 

 

という人と

 

 

『板が動くポジションにいる』

 

 

という人に分かれます。

 

 

 

前者は

『自分』が板を動かす

という事ですので

主語は『自分』ですよね。

 

 

 

後者は

ポジションやフォームさえ作れば

あとは『板』が勝手に動いてきてくれる

という感覚ですので

主語は『板』です。

 

 

 

・板をたわませて走らせる

・板がたわんで走る

 

 

という違いも同じです。

 

 

 

正直トップ選手達にとっては

どちらでもいいと思います。

 

 

なぜならどちらの感覚を言っていても

結果的には同じように

キレのある良いターンができるからです。

 

 

 

むしろ両者とも同じ動きをしていますし。

 

 

しかし、スキー上達に悩む

スキーヤーにとっては

非常に重要な問題です。

 

 

 

 

私が見る限り、

なかなか思い通りに滑れない

スキーヤーの多くは

 

 

 

主語が自分になって失敗している

 

 

 

からです。

 

 

なぜ主語が自分になると

失敗しやすいのでしょうか?

 

 

 

自分主体で考えると失敗する理由は?

 

 

 

スキーの動作を考えるうえで

自分がどう動くか?

という部分ばかり考えていると

失敗しやすい理由とは

ずばり・・・

・・・

・・・

 

 

 

 

 

【内力】でスキーをする事が

ベースになるからです!

 

 

 

 

内力でスキーをするとは

自ら出す力を中心に

スキーを考えるという事です。

 

 

 

板を動かす(まわす)というイメージは

脚の筋力で板をグリグリと

動かすイメージがわきませんか?

 

 

 

一方で板が主語の場合、

自分がグリグリ動かすよりも

良いポジションにいれば

板が勝手に動いてくれる

イメージだと思います。

 

 

 

実はこの板が動くというイメージには

隠れたもう一つの主語が

存在することに

気付いたでしょうか?

 

 

もうお気づきかもしれませんが

そう、【外力】です。

 

 

 

主語が板とお伝えしましたが

板自体が生きているわけではないので

勝手には動きません。

 

 

自分で動かしているわけでもなく

板自身が勝手に動いているわけでもない、

そうなると出てくるのが外力です。

 

 

外力が板に力を加えて、

あたかも板が勝手に動いている様に

感じさせるのです。

 

 

以前からメルマガでも

お伝えしていますが、

スキーは外力を利用することが

非常に重要なスポーツです。

 

 

 

ですから自ら動かす(内力)の

イメージと

板が動く状態にして

あとは勝手に動いてくれる(外力)

のイメージでは

結果が大きく異なります。

 

 

 

因みにトップ選手は

後者の外力イメージでも

「自分が板を動かす」

というように

主語を自分で表現するケースがあるので

鵜呑みにしないように

気をつけたいところですね。

 

 

 

少しややこしい内容でしたが

理解できたでしょうか?

 

 

 

いまいちピンとこない

という場合のために、

あなたが

【内力ベースか?】

【外力ベースか?】

分かる、具体的なチェック方法を

ご紹介しますね!

 

 

●●が苦手な方は・・・

 

 

 

 

内力と外力、

どちらをベースに

スキーをしているかわかる

簡単な方法があります。

 

 

 

それは

・・・

・・・

・・・

・・・

 

 

 

 

 

低速小回りです!!

 

 

あなたは低速小回りは

得意ですか?

 

 

 

低速小回りは苦手だという

スキーヤーの方が

圧倒的に多いです。

 

 

 

確かに低速で板をクルクル回すのは

難しいですよね。

 

 

 

この低速小回りが

綺麗にできるかどうかで、

ある程度、普段から

主語が自分なのか?

板のなのか?

 

 

 

言い変えると

内力ベースなのか?

外力ベースなのか?

が分かります。

 

 

 

なぜなら低速小回りは、

 

 

 

微量な外力を上手く使わないと

出来ない種目だからです!

 

 

 

 

低速小回りが上手く出来ない

スキーヤーの方の多くは

自らの力、つまり内力で

一生懸命板を回そうとします。

 

 

 

しかし実際は

その動作がブレーキになって

スピードが止まってしまったり、

板が思う様に返ってこず、

結果ターンが大きくなってしまいます。

 

 

 

一方で外力をベースにしている人は

その場で板がクルクルと回ります。

 

 

 

これは【低速】という部分がミソで、

低速という事は外力が少ないため

よほど効率的に外力を使えないと

低速での小回りはできないからです。

 

 

 

ある程度スピードがあると

小回りができるけど、

急斜面(高速)だと暴走して、

緩斜面(低速)だと板が止まる

という人は、

外力を上手く使えていないケースが大半です。

 

 

 

丁度シーズンイン時期などは

コース幅も狭く、距離も短いため

低速小回りをする機会が多いと思うので

ぜひ試してみて下さいね。

 

スキー技術

スキーが上達する為に【感覚】と【理論】を繋げて考える! 284

読了までの目安時間:約 10分

 


前回までの記事で

感覚的な指導(情報)と

理論的な指導(情報)の

メリットデメリットを

お伝えしてきました。

 

 

まだ読まれていない方はこちらから

【感覚的】なスキー上達指導のメリット、デメリット 282

【理論的】なスキー上達指導のメリット、デメリット  283

 

 

滑りが変わらないと

悩んでいるスキーヤーの多くは

 

 

 

感覚的すぎると

【説明不足】【理解不能】

と感じ、

 

 

理論的すぎると

【細かい】【意識する事が多すぎ】

【言われたことをやってるけど出来ない】

 

 

といったように

感覚的に言われても

理論的に言われても

どっちにしろ上達しないという状況に

陥ってしまいます。

 

 

 

ではどのように

スキー技術の指導、情報を得れば

スキー上達に繋がるのか?

 

 

 

それは

 

 

 

感覚と理論の

グラデーションを

自分の必要な状態にする

 

 

 

です!

 

 

 

感覚と理論を繋げて考える

 

 

まずは感覚と理論は

別物ではなく

繋がりのあるものだという事を

理解する事が重要です。

 

 

 

感覚 ⇔ 理論

 

 

といった感じですね。

 

 

 

例えば

『ポジション』

ですが、

感覚的に言えば

 

 

・スッと乗る

・グッと乗れるところ

・ただ板に乗るだけ

・いいポジション

・重みが抜けない場所

 

 

といった言い方があります。

 

 

これをもう少し

理論に近づけると

 

 

・板の真上に乗る

・板に力が一番伝わる場所

・板に一番力が伝わる脚の長さ

・前後左右どこにでも動ける状態

 

 

といった内容が出てきます。

 

 

さらに

理論的にしていくと

 

 

・上体の角度はこれぐらい

・足首、膝、股関節の角度はこれぐらい

・足裏の荷重点はここ

・スネがブーツに触れる強さはこれくらい

・腕の位置はこれぐらい

・手首の角度はこれぐらい

・ターンのフラットでは・・・

・ターン前半では・・・

・ターン後半では・・・

 

 

と細かくなっていくわけです。

 

 

 

言い変えると

スキー上達に必要な情報が

集約化、統合化、簡略化

していくほど感覚になり

 

 

細分化、分割、詳細化

していくほど理論的になります。

(例:ターンのこのタイミングで

  この関節をこの方向に

  これぐらい動かす)

 

 

 

これを行ったり来たりして

自分にあう丁度いい濃度の情報を

手に入れられると

スキー上達が効率的になっていきます。

 

 

 

もう少し分かりやすく言うと、

 

 

 

感覚的に行っていても

上手くいかない場合は

もう少し細かく

動かす関節、方向、タイミングなどを

突き詰めていく

 

 

 

理論的におこなっても

上手く出来ない場合は

一度頭をクリアにして

どういった感覚で行えば

その理論通りの動きになるか

試してみる

 

 

 

といった感じですね。

 

 

 

あなたに今必要なのは感覚か理論か?

 

現に私も指導の中で

受講者の方にとって

新しい動きや

なかなかできない動きに対して、

まずは

 

 

『この部分をこうやって動かして欲しい、

 なぜならこういった理由だから』

(理論寄り)

 

 

に伝えてみて、

そこで上手くいけば

 

 

「その動きです!

 因みにどんな感覚で

 今の動きを行っています?」

(感覚への変換)

 

 

と伝えてみたり、

上手くいかない場合も

 

 

「いまどんなイメージで動かしていますか?」

(もしくはこんなイメージで

動かしていませんか?)

(感覚の確認)

 

 

 

「もうすこしグッと言うよりは

 スッと力を抜くイメージで

 いまの動きをしてみてください」

(感覚寄り)

 

 

 

と理論と感覚のグラデーションを

意識しています。

 

 

 

 

ですからものすごく

理論的な内容のレッスンの時もありますし、

ジュニア選手の時などは

 

 

「そうそうグッと乗ったら

 そのままスッと動けてると

 グンッと板が返ってくるでしょ?」

 

 

と宇宙人同士の時の会話もあります(笑)

 

 

 

あなたが

指導を受けたり、

滑りを改善する為の情報を

持っているにもかかわらず、

効果が表れない場合は、

感覚的か理論的かの

どちらかにその情報を

シフトしてみてください。

 

 

 

質問をして感覚的か理論的にシフトする

 

 

特に指導を受けている場合は

自ら結論を出さなくても

質問する事で

解決の糸口がつかめるかもしれません。

 

 

 

例えば

もっと【外脚に乗って】と

指導されるのであれば、

 

 

「外脚に乗るって

 実際先生(コーチ)は

 どんな感覚で行ってますか?」

 

「外脚に乗るって

 ざっくりいうとどんなイメージですか?」

 

 

と【外脚に乗って】という指導を

感覚的にシフトする質問をしてみる。

 

 

 

逆に

 

 

「外脚に乗るって

 具体的にどの関節を動かせばいいですか?」

 

 

「私が外脚に乗れない理由って

 具体的にどんなことを

してしまっているからですか?」

 

 

と【外脚に乗って】という指導を

理論的にシフトする質問をしてみる。

 

 

 

 

といった様に

何度言われても出来ない事は

自ら質問をする事で

すこし感覚的か理論的かに

ズラシてみると

新しい気づきがあるかもしれません!

 

 

 

 

もちろん指導を受けていなくても

持っているスキー上達の情報を

少し感覚的にまとめてみる、

理論的に深堀してみるといったように

『感覚と理論のグラデーション』を

変えてみてくださいね!

 

スキー技術

【理論的】なスキー上達指導のメリット、デメリット  283

読了までの目安時間:約 9分

 


あなたはスキーの指導を受けたり、

上達方法を考える時

 

 

【感覚的】なものと

【理論的】なもの

どちらが分かりやすいでしょうか?

 

 

当然ですが

どちらにもメリットとデメリットがある為

一概にどちらがいいとは言えません。

 

 

前回の記事では
感覚的な指導の

メリット・デメリットを

お伝えしました。

 

まだ読まれていない方はこちらから

【感覚的】なスキー上達指導のメリット、デメリット 282

 

 

もちろん一流同士での
会話の中では、感覚的な表現だけでも
成立するかもしれません。

しかし感覚は人によって違いますし、
何より一流選手の感覚は
一般的なスキーヤーは
共有できません。

そこで必要となってくるのが
理論的な指導です。

 

理論的な指導のメリット、デメリット

 

理論的な指導のメリット

理論的な指導の
特徴の一つが

 

【具体的】

 

という部分です。

例えば

「外脚にグッと乗って」

と指導されても
いまいち何をしていいか
分らない人でも

「外脚は、股関節と膝を
 これくらいの角度に曲げて滑ってください。
 
 その際足を伸ばすとこの角度が崩れるので
 気を付けてくださいね。」

と言われたら
誰しもイメージが
できるのではないでしょうか?

人によって
股関節がどこにあるか
違うわけでもなければ
角度の基準が違うわけでもありません

このような万人に共通する
絶対的な尺度で伝える事は
人によって伝わり方が変わる事が
少なくなります。

さらに理論的というのは
ただ具体的に伝える事だけではなく

なぜその動作をするのか?

という理由も伝えるのがポイントです。

例えば

「外脚に乗る為に
 股関節と膝をこれぐらい曲げる理由は
 一番筋力が出る角度だからです。

 それ以上曲げてしまうと
 脚の筋力が発揮しづらく、
 負荷に耐えられません。」

と先ほど指導に理由が加わると
相手に対して、
動きの具体的なイメージだけでなく
もう一つ重要なものが生まれます。

それが

【納得】

です。

人はなるべく行動に対する
理由が欲しい生き物です。

その理由が明確になると
納得をして、
ただ指示されるよりも
その行動を行いやすくなります。

やる事の意味が分からなければ
動けないタイプの人は
この部分はとても重要です。

因みにこの

理由の部分がないと
具体的な指導ではあっても
理論的な指導ではない事があるので
気をつけたいところです。

一見すると
この理論的な指導の方が
具体的で理由も明確な為
迷うことなく、
上達出来そうな気がします。

しかし当然お伝えしている通り
デメリットもあるわけです。

 

 

理論的な指導のデメリット

 

 

まず理論的な指導で
もっとも難しいのが

情報が
細分化、分割、詳細化
に進んでいく

という部分です。

一般的には、
細かい部分まで
指導をしてもらった方が
上達しやすそうなイメージがあります。

しかし実際は
細かすぎると
意識しなければいけない事が
増えてしまい、
かえって思う様に
動けなくなるケースが多いです。

例えば外脚に乗るという
動作一つをとっても

ターンのどのタイミングの話か?
どこの関節の話か?
動かす方向はどちらか?
その角度、スピードは?
そうしなければならない理由は?

といった部分を
細分化していくと、

・じゃあ他のタイミングでは?
・他の関節は?

と情報が増えていくので
全てを意識するのは
どんどん難しくなってきます。

そうなると
頭がパンクして

「そんなに全部できない!!!」


となりますよね。

スキーに限ったことではないですが
スポーツは色々な動きを
同時かつ連続的に行います。

要は

『点ではなく線であり
 その線が複数ある事で絵になる』

といった感じです。

しかし具体的にすればするほど
点に近づいていくため
描きたい絵(イメージした滑り)が
見えなくなっていきます。

次のデメリットは

 

 

 

応用が効かなくなるリスク

 

 

 

です。

先ほどの外脚に乗るという例にもあった様に

このタイミングでは
この関節は
この方向に
これ位の角度で

といった具体的な指示は
明確でイメージしやすいです。

しかしその一方で
斜度、雪質、板の性能、
描きたいターン孤などなど
目まぐるしく変わる条件の中で
これが正解だと思い込み
常に同じ動きをしてしまいます。

よくバッジ検定で

「雪質に合った滑りをしてください」

という言葉を聞きます。

理論的でこれが正解なんだと
思い込んでいるスキーヤーの方ほど、
この雪質に合わせた滑りというのが
苦手な傾向にあります。

厳密に言えば
全く同じ動きをする
ターンは一つしてありません。

同じ動きをしている様に見せる為に
微妙に違う動きをしている

というのが真意です。

そして最後に厄介なのが
理由を求めていないケースがある
という事です。

受講者によって
求めていることは違います。

指導者が理論を伝えようと
一生懸命頑張っても
当の本人は

「そんな難しい事いいから
 とりあえずやり方だけ教えてよ!」

と思っている可能性もあるという事です。

その場合理論的な指導をすればするほど
まどろっこしいなと感じてしまいます。

この様に
理論的な指導にも
様々なデメリットがあります。

特に、理論的な指導を受けているのに
スキーが上手くならないケースの多くは
ある一つの部分だけ注目してしまい
全体が見えてないケースです。

理論的には合っているけど
そこだけでは
滑りは変わらないという事ですね。

では感覚と理論、
一体どちらの指導(情報)を
受ければスキーが上達するのか?

 

 

次回の記事は

その部分に触れていきたいと思います。

 

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