スキー オフトレ

【スキー業界唯一】オフトレから雪上までを完全マンツーマンサポート

スキーは腰高のポジションでというけれど・・・137

読了までの目安時間:約 4分

 


アルペンスキーであれ

基礎スキーであれ、

スキーの基本は腰高のポジションと

よく言われています。

 

 

雑誌を見れば書いてありますし、

コーチやインストラクターの方も

よく指導の際に言っています。

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でもあなたが腰高のポジションを

意識して滑ってみると

こんな風に言われてしまいませんか?

 

 

 

 

『上体が上に抜けてしまっています』

 

 

 

 

腰高のポジションとは

読んでそのまま

腰が高いポジションのこと。

 

 

腰を高くするには

当然腰を上に持ってくる

イメージだと思います。

 

 

でも上に持ってこようとすると

今度は状態が上に抜けてしまうと

言われてしまう。

 

 

この負のスパイラルに

陥ってしまい、

結局どうすればいいのか

分からない・・・

 

 

という声をよく貰います。

 

 

腰高のポジションと言われても

どこから上が腰高なのかも微妙ですし、

基礎スキーでは低い姿勢から

滑っていくイメージが強いため

当然といえば当然かもしれませんね。

 

 

 

まず考えなければいけないのは

どこを基準として腰の高さを

高い低いと判断しているのかというところ。

 

 

 

とうぜん一般的には

地面からの腰の高さだと

思います。

 

 

では実際考えてみて下さい。

 

 

スキー上級者と初級者では

どちらが低い姿勢で

滑っているでしょうか?

 

 

当然スキー上級者の方が

低い姿勢で滑っており、

そのほうが見栄えもいいとされています。

 

 

 

でも技術選などで活躍するような

トップデモはきちんとターン前半を

腰高のポジションから入っていき・・・

と解説されています。

 

 

よく考えると不思議ですよね。

 

 

この場合腰高というのは

 

 

 

足から腰までの距離も含まれている

 

 

 

場合があります。

 

 

ターン前半にポジションが後ろに乗り

上手く内傾角が作れない場合

脚が伸ばせず身体全体が小さく見えてしまい、

その分腰も低く見えがちです。

 

 

地面からの高さは同じでも

足の長さが長いか短いかで

腰の位置が違って判断されるケースも

あるということです。

 

 

そしてこれが最も大事なポイント!

 

 

腰高は上下の割合よりも

前後のポジションのニュアンスの方が

大きいということです!

 

 

 

高さといえば当然上下のイメージです。

でも実際板を履き、

ポジションを前後してみると

明かに後ろに寄りかかるポジションよりも

前に位置するポジションの方が

腰が高く見えます。

 

 

正面から見ていると

奥行はなかなか意識して見えないため

2次元感覚の高さとして

指導してしまいます。

 

 

でも奥行を考えた前後のポジションを

変えると高さも変わるという事を

忘れないでください。

 

 

 

そして何より滑りの中で

動きが大きくある事!

低いところから

戻るから高いポジションになったように

見えるのです。

 

 

ずっと高いポジションで滑っていて

果たして腰高のポジションだなぁ・・・

と感じるでしょうか?

 

スキー技術 基礎スキー

意識を変えるとスキーが変わる136

読了までの目安時間:約 4分

 


あなたはトレーニングをする時何を意識していますか?

 

 

スキーを滑っている時は何を意識していますか?

 

 

 

意識をすることは

とても重要な事であり

パフォーマンスにも大きく関わってきます。

 

 

ただ意識を間違えると

動きの邪魔になり

パフォーマンスを

大きく下げることにもつながります。

 

 

 

それぐらい何を意識するかは非常に重要です。

 

 

しかもシチュエーションによって

意識するべきところが変わってくるから

難しいんです。

 

 

ではまずはオフトレの際の意識について

考えてみましょう。

 

 

多くのスキーヤーの方が

オフトレの際自分の身体の動きの中で

『筋肉』に意識を集中させているのではないでしょうか?

 

 

この動きはこの筋肉が効いている!

これはこの筋肉を使うのか!

 

 

といった具合に。

 

ストレッチや上手く使えていない部分の

刺激をする目的であれば

筋肉を意識するのも悪くないと思います。

 

 

ただ筋肉はあくまでも関節動かしたり

固定する為に使う補助的なものです。

 

 

大事なのは関節がどう動くのか

つまりは骨と骨がどう動くのか?

 

それによってどのような動きが生まれているのか?

を意識することが重要です。

 

 

同じように聞こえますが全然違います。

 

 

筋肉の意識が強いと、

余計な力が入り

動きの邪魔をするケースがほとんどです。

 

 

イメージをしてみて下さい。

何か新しい動きをする時に

力を入れすぎているケースと、

力が抜けすぎているケースと

どちらが多いと思いますか?

 

 

イメージ出来なければ

利き腕と逆でボールを遠くに投げてみて下さい。

ほとんどの方が力みすぎているのが

分かるはずです。

 

 

科学的にも技術レベルが高いスキーヤーの方が

初心者に比べて同じ条件下での運動の場合

活動している筋量が少ないです。

 

 

だから上級者は無駄のない滑らかな動きに見えるのです。

 

 

 

そしてもう一つ重要なのが

自分の身体の中心がどこか?

という意識です。

 

 

自分の身体の中心と言われると

おへそやそのちょっと下の

丹田とよばれるポイントや

骨盤全体をイメージするかもしれません。

 

 

でも実際左右に傾いてみましょうというと、

圧倒的に頭から動き出す方が多いです。

 

 

もちろん前方へ進むのも

頭から突っ込む方が殆ど。

 

 

ようは自分の中心の意識が頭の周りにあり

そこを中心として

動く事が癖になっているからです。

 

 

頭から突っ込む癖のある方は

雪上で意識するだけでは

なかなか変わりません。

 

 

この意識はオフトレを通して

根本的に変えておくと

シーズン中とても役立ちます。

 

 

そして最後に意識して正しい動きを

身につける先に待っているものがあります。

 

 

 

そう『無意識』です。

 

 

意識をしていることは

最終的には無意識になってほしいんです。

 

 

意識してできるは

まだ道半ばだという事を

忘れないでくださいね!

 

トレーニング論 身体論(フィジカル関係)

数字では分からない身体のパフォーマンス 135

読了までの目安時間:約 4分

 


あなたは体力テストを受けたことが

ありますか?

 

 

学生のころは授業の一環で

受けた方が殆どだと思います。

 

 

またチームに所属している方は

オフシーズンに入ると

チーム内で行われるかもしれません。

 

 

この体力テストですが

回数や秒数など

数値となって結果が出ます。

 

 

テストなんだから

当たり前といえば当たり前です。

 

 

でもテストの数字だけでは

計れないのがスポーツというものです。

 

 

体力テストがいまいちなのに

あいつスキーは上手いんだよな・・・

 

 

なんてパターンもたまにあります。

 

 

知っている方もいるかもしれませんが

野球の世界のホームラン王 王選手は

現役当時、体力テストの結果は

ジャイアンツの中でも下の方だったらしいです。

 

 

でもホームランは誰もよりも打てる!

 

 

なぜでしょうか?

 

 

話を戻しますが

体力テストの数字では測れない

ものがあるからです。

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それは

 

 

 

動きの質です!

 

 

 

例えば反復横跳びを行えば

当然決められた幅をどれだけ速く

往復できるかというもの。

 

 

ただ同じ回数でも

急ブレーキ、急発進を

筋力に頼って繰り返す人もいれば

自分の重心をうまくコントロールして、

足の踏ん張りを少なくして

巧みに左右に移動する人もいる。

 

 

 

つまり体力テストの結果が

筋力や心肺機能などの

体力と呼ばれるものなのか?

 

それとも身体を巧みに操る

身体操作能力なのかは

判断できないということ。

 

 

とくに体力要素は

ジュニアの場合は成長期の

進み具合によって大きく異なる為、

安易に体力テストの成績だけで

判断するのはもったいない気がします。

 

 

また社会人の方で

だんだんと年齢を重ねて

体力の衰えが出てきますが、

その分身体操作は年齢を重ねても

伸びしろが大きいといえます。

 

 

 

勿論筋力や心肺機能が

ある事が悪いわけではありません。

むしろある方がいいですが

その質もきちんと判断したほうがいいということです。

 

 

体力テストの結果が

いいのに実際の競技成績には

反映されていないというかたは、

体力はあるけど身体操作が悪い

といった場合がほとんどです。

 

 

でもじっさいオフシーズンに行うトレーニングは

筋力や心肺機能を中心とした

体力を鍛えるものばかりです

 

 

動きの質を鍛えるトレーニングを

行っているスキーヤーの方は

意外と少ないです。

 

 

見た目はいい身体をしているのに

動きが鈍い方は本当にもったいない。

 

 

 

身体の使い方は

実際そのスポーツをやって鍛える事もできますが、

もともと質のいい動きを鍛えてから

そのスポーツを行った方が

成長は圧倒的に早いです。

 

 

動きの質のいい人の共通点。

それは

 

 

 

 

 

なんでも『楽々』こなせるところです!

 

 

トレーニング論 身体論(フィジカル関係)

スキーが上手くならない原因は身体が教えてくれる134

読了までの目安時間:約 4分

 


『どうしてスキーが上手くならないのだろう?』

 

 

あなたは自分に問いかけてみて

きちんと答えられますか?

 

 

この問いかけの答えが

きちんと分かっていると

トレーニングの方向性も

見えてくるのですが

なかなか難しいかと思います。

 

 

そもそも原因の見つけ方を

知っているスキーヤーも

少ないのではないでしょうか?

 

 

 

じつはスキーが上手くならない原因を

身体はいつも知らせてくれています。

 

 

だから陸上での動きをみれば

大体その人の滑りがわかり、

雪上でこんなこと言われませんか?

と聞くと大体当たります。

 

 

 

今回はご自身でできる

簡単な身体のチェックをご紹介します。

 

 

まずは反復横跳びの要領で

サイドステップを

交互に繰り返してください。

 

 

できればその動きを

どなたかに撮ってもらうか

固定カメラで撮影してみて下さい。

 

 

撮影したら

切り返すときに

踏ん張っている

つま先の向きを見てみて下さい。

 

 

あなたのつま先は

どちらの方向を向いていますか?

 

 

多分ほとんどの方が

外側を向いているのではないでしょうか?

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スキーでいえばシェーレン(逆ハの字)を

している状態です。

 

 

つまり切り替えそうと踏ん張る時に

シェーレンをする動きが

自然と身体に組み込まれているということです。

 

 

実際滑っていてシェーレンを

していないスキーヤーの方でも

ブーツの中ではそのような

動きが起きていると言うことです。

 

 

もちろんこのような動きは

板に力を伝えるのを

邪魔しています。

 

 

ではなぜそのような

動きが出てしまうのか?

 

 

股関節の内旋(内側にひねる)力が足りないのか?

足首の柔軟性が足りないのか?

足裏の機能が弱っているのか?

体幹が弱いのか?

肩周りが固いのか?

身体を操るコーディネーション能力が足りないのか?

 

 

などなど

理由は人によって違います。

 

 

ただ一つ言えることは

この動きを繰り返して

染み込ませれば染み込ませる程

修正にも時間がかかると言うことです!

 

 

今回はサイドステップでの

切り返しに注目しましたが、

スキーが上達しない原因が

身体に出ているケースは

山のようにあります。

 

 

 

スクワット一つにしろ

ただ単純に連続ジャンプをするだけでも分かります。

 

 

横向きに両足でジャンプ(グージャンプ)を

しながら進むと頭が左右に揺れながら

進んでいませんか?

 

 

ピタッと頭と肩のラインがキープされたまま

進める方も少ないはずです。

 

 

このように単純動作から

いくらでもスキーが上達できない

原因が見つかります。

 

 

逆を言えば

基本的な動作が良くなるだけで

スキーが上達する可能性も

広がると言うことです。

 

 

 

 

 

 

トレーニング論 身体論(フィジカル関係)

スキーのオフトレの方向性は?133

読了までの目安時間:約 4分

 


スキーに限らず何かスポーツをしていて

上達しない、できない事がある

といった場合

その理由は何かが足りないからだと

思う方が殆どだと思います。

 

 

現にあなたもスキーが上手くならない原因は

何かが足りないからだと思っていませんか?

 

 

勿論この考えは正しいですし、

本当に何かが足りない場合も多くあります。

 

 

でも逆のパターンもあるんです。

 

 

 

 

それは余計な部分が多すぎるということ!

 

 

 

 

実は十分その壁を超えるために必要な要素は

持っているにもかかわらず上達できないスキーヤーの方は

とても多いです。

 

 

例えばスキーを上達するために

筋力が足りないからといって

筋トレを行うのが一般的です。

 

 

でも実際滑りを見てみると、

その場面で使わなくてもいい筋肉を

使っているせいで滑りがおかしい

というシーンをよく見かけます。

 

 

どんなスポーツでも

 

もっと力を入れて!

と指導されるより、

もっと力を抜いて!

リラックスリラックス!

 

というシーンの方が多くないでしょうか?

 

 

私も実際指導をしていて

こういった指導をする方が圧倒的に多いです。

 

 

試しに椅子に座り脚を前に出して

踵をつけます。

 

 

そのまま足の指をグーチョキパーと動かしてみて下さい。

できるかできないは別にして、

足の指をグーチョキパーと動かしたいだけなのに

 足首まで動いてしまっていませんか?

 

手に力が入っていませんか?

 

肩に力が入っていませんか?

 

 

片足ずつやってみて下さい。

やらなくてもいい反対の足の指まで力が入っていませんか?

 

 

このように単純に足の指を動かすといった動作だけでも

余計なものがあふれかえっています。

 

 

当然その状態で雪上を滑っていれば

余計な動作のオンパレードです。

 

 

でも不足しているものを

補う目的のトレーニングはしていても

余計なものをそぎ落とすトレーニングは

していないのではないでしょうか?

 

 

どうしてもトレーニングと言うと

すべての力を発揮して

きつく追い込む方向に向かいがちです。

 

 

でもある意味スキーをしていて

フルパワーをつかうシーンなんて

ほぼありません。

 

 

ですから様々な動作を余計な力を使わず

シンプルに効率よく行うトレーニングをした方が

雪上のパフォーマンスがあがるスキーヤーが

大勢いるわけです。

 

 

自分が今上達できない原因は、

何かかが足りないからなのか?

 

 

はたまた余計な事をしてしまうから

思った通りの動きができずに

上達しないのか?

 

 

まずはこの部分をしっかりと把握することが重要です。

この部分をしっかりと考えておかないと

余計な部分をより増やしてしまう

オフシーズンになりかねません。

 

 

 

トレーニング論

スキーに役立つバランストレーニングとは?132

読了までの目安時間:約 4分

 


スキーというスポーツはバランス能力が重要!

 

というイメージをあなたは持っていませんか?

 

 

スキーをやっていない一般の方でも

このようなイメージを持っている方は

非常に多いです。

 

 

 

雪上という不安定な足場の中で

高速で滑り下りることを考えれば

当然かもしれません。

 

 

また、氷上という不安定な足場を滑る

スケートも同じようなイメージを

持たれていると思います。

 

 

バランスボールやバランスディスク、

最近はやりのスラックラインもそうですが、

要は普段の地面とは違って不安定である足場でも

体制をキープして、動けるという事が

バランス能力が必要と思われている共通点と言うことです。

 

 

それではそのバランス能力を鍛えるために

あなたはどのようなトレーニングをしていますか?

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先程例に上がった

バランスボールやバランスディスクなどの

トレーニングツールをつかって

姿勢を維持するトレーニングでしょうか?

 

 

もっとシンプルに片足立や

四つん這いになって左右の足を上げるなどして

長い時間バランスをとる練習をしている人もいるかもしれません。

 

 

さてそれではバランスボールに長時間乗れるようになれば

スキーは上手くなるでしょうか?

 

 

片足立ちが長くできれば

スキーが上手くなるでしょうか?

 

 

多分今書いたような事ができるようになったら

滑りがガラッと変わったという方は

少ないと思います。

 

 

その原因は

 

 

 

バランストレーニング=その場での姿勢維持

というイメージが強いからです!

 

 

 

 

簡単に言うとその場でフラフラしないで

バランスをとることがバランス能力と思われているからです。

 

 

では実際のスポーツ動作をイメージしてください。

 

 

その場でバランスをじっとキープする瞬間がどれぐらいあるでしょうか?

 

 

ほぼないと思います。

スポーツ動作の中では

動きの中でバランスをとるシーンがほとんどです。

 

 

この事を動的バランスと呼びます。

 

 

逆に良くトレーニングで行われている

その場でじっとしてバランスをとるのは

静的トレーニングというものです。

 

 

ですからこの静的バランス能力が上がっても

動きの中でバランスをとらなければならない

スポーツパフォーマンスにはあまり活かされないということです。

 

 

ではその場でじっとバランスをとる

片足立ちや、バランスボールに乗るなどのトレーニングは

意味がないのでしょうか?

 

 

そんなことはありません。

 

私が提供しているメニューの中にも

含まれています。

 

 

大事なのは静的バランストレーニングを

きちんと動的バランストレーニングに活かすこと!

 

 

その為の静的バランストレーニングであれば

間違いなく必要です!

 

 

トレーニングには順序や段階があり、

行っているトレーニングは

どの段階で何の為に行っているのか

よく考える必要があります。

 

 

トレーニング論 身体論(フィジカル関係)

ねじりとひねりの使い分け 131

読了までの目安時間:約 4分

 


前回身体のどの部分からひねっているのか

について書きました。

 

 

今回はさらに掘り下げてねじりついても

考えていきたいと思います。

 

 

あなたは『ひねり』と『ねじり』の違いを

きちんと理解しているでしょうか?

 

 

また言葉の意味だけでなく、

実際に動作として違いを表現できるでしょうか?

 

 

意外とこのひねりとねじりを使いこなすのは

スキーにとって重要です。

 

 

言葉の意味から説明しますと

 

『ひねり』は一定方向に回すことであり

力加減も軽めのことを指します。

一方『ねじり』は端と端を逆方向に回すことを意味し、

力加減もひねるに比べて強いイメージです。

 

 

さてスキーでの動作を考えた時

フォールライン(斜面の下側)方向に

おへその向きをキープしたい場合

板や脚は斜めにすすみ

身体をひねってキープするような

イメージかもしれません。

 

 

しかし運動として考えた場合

板の進行方向と骨盤を逆側へ回転させようとする力を

身体は生み出しています。

 

 

板に引っ張られないように

キープするちいったイメージでしょうか?

ひねるというよりもねじるイメージの方が

しっかりと骨盤をフォールラインに

キープできるということです。

 

 

ただここで気をつけなければならないのが

ずっとねじるイメージでいいかというと

そうではありません。

 

 

あくまでもターンの後半から切り返しにかけては

ねじるイメージがあっているかもしれませんが、

ターン前半にかけては板よりも先に

進行方向に上半身をひねるイメージの方があっています。

同じ方向へと進んでいくイメージですので。

 

 

この動きを先行動作という場合もありますし、

やりすぎてしまうのがローテーションです。

 

 

シチュエーションによっても異なりますが、

簡単に言ってしまえばターン後半にねじりのイメージで

フォールライン方向へ骨盤をキープして

切り返し後は少しひねるイメージで

板を回しこんで行くという事ですね!

 

 

 

なんとなく言っていることは分かったけど

実際滑っている時にそこまでできるかと言われると・・・・

 

 

ハイその通りです。

 

 

多分そこまで意識するのは難しいですし、

動きの流れが止まってしまう可能性もあります。

 

 

では何が言いたいかというと、

しっかりと自分の動きの引き出しに

『ひねる』と『ねじる』を持っていることで

滑りの動きが変わってくると言うことです。

 

 

逆の言い方をすれば

その引き出しがないと

なかなか滑りが変わらないとも言えます。

 

 

ローテーションの癖がある方、

ターン後半腰をフォールライン方向に向けろと言われる方、

ターン前半腰が外れてしまう方などは

このひねりとねじりの引き出しを

しっかり作ってから雪上でトレーニングしましょう!

 

 

スキー技術 身体論(フィジカル関係)

ひねりは身体のどこから行うのか?130

読了までの目安時間:約 5分

 


春スキーになりコブを滑る機会も

多くなってきたのではないでしょうか?

 

 

その際よく言われるのが

ひねりを上手く使って身体の向きを

常にフォールライン(斜面の下側)に向けて

滑る意識です。

 

 

 

またコブ以外でもショートターンやSLなど

小回り系の種目は

このひねりを意識する事が非常に重要となります。

 

 

 

しかしこの身体をひねるという動作

意外と意識してもなかなかできていないスキーヤーが多いです。

その原因は

 

 

身体のどこを使ってひねるのかが人によって違うからです。

 

 

単純に今その場で身体をひねってみて下さい。

 

 

すると膝を中心にひねる方、

股関節を中心にひねる方、

お腹を中心にひねる方、

胸を中心にひねる方、

首を中心ひねる方、

 

 

などなど

どこを中心にひねるのかで動きはかなり変わります。

 

 

また中心にという表現を使いましたが、

どこの個所が最初に動くのか?

どこの個所は動かないか?

 

 

なども重要です。

 

 

そう考えるとひねるという動作は

非常に多くの種類があり

一言でいわれても各々動作が違うわけです。

 

 

自分のひねる感覚と、指導されているひねる感覚が違えば

いくら意識してもできないのは当然です。

 

 

それでは身体のどの部分を使ってひねるがいいのか?

 

 

この問題の正解は状況によって違います。

 

 

ただ一つ言えるのは

人体の構造上あまりこの部分を中心に

ひねってほしくないという部分はあります。

 

 

それが膝とお腹です。

 

 

よく、

膝を柔らかく使え!

膝下のひねりをつかって!

という指導もありますが、

基本的には膝は前後方向に

動かすようにできています。

 

 

ひざ下のひねりは勿論ありますが、

あくまでも自然発生するものであって

あまり意識的に行うのはお勧めしません。

 

 

得にカービングスキーが主流となり

エッジをたてれば曲がる為

ひざを使ってひねりやエッジを立てる動作が

非常に目立ちます。

 

 

その動作を意識的に行うので、靭帯を損傷したり

足裏のアーチが落ちてしまい足首が内側に曲がってしまう

外反足につながります。

 

 

そしてもう一つのお腹ですが

お腹を中心に動作を行うと

腰への負担が非常に大きくなります。

 

 

背骨はSカーブを描き衝撃を吸収するような

構造になっています。

それなのにお腹を中心に動かしてしまうと

背骨に無理なひねりが生じたり

腰やお腹周りの負担が大きくなります。

 

 

 

そして何よりも一番使いたい

股関節の動きを制限してしまいます。

 

 

 

本来股関節がしなければならない仕事を

お腹でやってしまっているということです。

 

 

単純な動作ですが、こういった部分を

しっかり正しくできる身体にしておく事が

上達への近道です。

 

 

 

さてここでひねりについて少し書いてきましたが、

ひねりと同じように使われている言葉で

ねじりがあります。

 

 

 

あなたは『ひねり』と『ねじり』の違いが分かるでしょうか?

 

 

言葉の意味として分かっても

それを動作として表現できるでしょうか?

 

 

 

このひねりとねじりの使い分けは

スキー上達においてとても重要になってきます。

 

 

 

次回はこの『ひねり』と『ねじり』について書いていきます。

 

 

 

 

身体論(フィジカル関係)

トップスキー選手が行っているオフトレが本当に正しいのか? 129

読了までの目安時間:約 4分

 


あなたはトップ選手が行っているトレーニングを参考に

オフトレを行ったことはありませんか?

 

 

『あの選手、オフトレでこんなことやっているらしいよ!』

『じゃあ自分もやってみようかな!』

 

 

といったながれでオフトレのメニューを決めるスキーヤーは

多いと思います。

 

 

トップ選手がお行っているトレーニングを参考にすることは

いい部分もありますが、

落とし穴にはまってしまう危険性もあります。

 

 

その理由は

 

 

トップ選手には必要であってもあなたにとっては

必要ではない可能性の方が高いからです。

 

 

トップ選手の多くは

きちんと専属のトレーナーをつけて

自分の弱点や克服ポイントを把握し

それを改善できるようなメニューを組んでいます。

 

 

自分にとって必要なものをきちんと選択して

オフトレを行っているのです。

 

 

その選手に必要なものであっても

あなたにとっては必要なものではなかったら意味はありません。

 

 

それよりももっと優先して行なわなければならない

事が多くある場合がほとんどです。

 

 

また違う言い方をすれば

トップ選手はそのメニューを行える準備ができている

とも言えます。

 

 

例えば各関節の可動域(動く幅)や

正しい動きを習得できていない状態で

同じメニューを行おうとしても

動きを真似しているだけで

本当の意味での効果が得られないケースがあります。

 

 

そのメニューを行う前に

そろえておかなければならない

条件がいくつもあるはずです。

 

 

スクワット動作がまともにできない方が、

強度の高いジャンプ系種目を多く行っても

変な負担がかかり身体を痛めてしまう可能性が高いです。

 

 

きちんとした走り方を身につけていない方が

基礎体力が必要だからと毎日走っても

身体の歪みがさらにひどくなる可能性もあります。

 

 

そして最も重要な事が

なにを目的としてそのメニューを行っているのか?

と言うことです。

 

 

トレーニングを行う際は

必ず何かにつながる意図があります。

 

 

その意図をきちんと把握して行っているのと

そうでないのとでは同じ動きをしていても

全く違った結果が生まれます。

 

 

簡単な例でいえば

スクワットを行う際沈むことを意識して行っているのか、

しゃがんだ状態から立ち上がることを意識しているのか?

 

 

どちらが正解という事ではなく

目的とする意図によって

意識すべきことが変わるのです。

 

 

シーズン終わりの選手のインタビューを見ると

 

『先シーズンここが課題だったから

オフトレでしっかりそこを改善できるように取り組み、

その結果がでました』

 

といったコメントがとても多いです。

 

 

きちんと目的があるメニューを行っているということです。

 

 

まずはきちんと自分の現状を把握して

段階を経てオフトレのメニューを決めていくことが

雪上のパフォーマンスにつながるオフトレの条件です。

 

 

トレーニング論

アルペンスキーヤーが取り入れたい基礎スキー要素 128

読了までの目安時間:約 4分

 


さて最近基礎スキーヤーの方からの声をもとに

アルペンスキーのこんな要素を取り入れられるといいという記事を

前回書きましたが、

じゃアルペンスキーが良くて基礎スキーが悪いのかというと

そういう事ではありません。

 

 

 

技術選で活躍している柏木義之選手に

基礎スキーもちゃんと練習するとアルペンも速くなるよ!

と昔言われた経験があります。

本当にその通りだと思います。

 

 

 

最近でアルペンの選手から

『基礎スキーもやったほうがいいですが?』

と聞かれることも多くなってきました。

 

 

 

アルペンスキーヤーも基礎スキーから

学ばなければならないことが多くあります。

 

 

 

今回はそこら辺に少し触れていきたいと思います。

 

 

アルペンスキーヤーのフリースキーを見ていると

殆どの選手がフルカービングでのターンしか練習していないことが多いです。

 

 

ある意味速く滑ることが大事で、

そのための原則要素をなるべく少なくする

事が重要ですのでフルカービングで滑ることは

とても重要です。

 

 

ただ全てのセットに対して

果たしてフルカービングではいれるでしょうか?

 

 

 

イメージしてもらえれば分かると思いますが

難しいと思います。

 

 

 

ただ練習ではフルカービングでしか滑っていないため

キレイに板を操作して滑ることがあまり得意ではない

アルペンスキーヤーの方が多いです。

 

 

どこかで板をずらさなければセットに入れないのであれば

原則要素の少ない板をずらす技術を身に着けなければなりません。

 

 

その技術は基礎スキーにおいては基本的なテクニックであり

スキーバッジテストにおいても

パラレルターンの前段階で基礎パラレルとして2級設定されています。

 

 

板を自由に操作できる技術があって

カービングターンで滑っていくのと、

カービングターンでしか滑れないというのでは

大きく違います。

 

 

こういった技術はポールだけ滑っていても

絶対に身につきません。

 

 

不整地を滑ったり、

コブを滑ったり、

パウダーを滑ったりといった

様々な条件下を滑ることが重要です。

 

 

 

また基礎スキーの様に

このような滑りを表現してくださいといった課題に対して

イメージ通りに滑りを再現できる技術も

アルペンスキーには必要です。

 

 

 

その能力が低いと

いくらコーチがこうやって滑ってきてと

指導を行っても、

ほとんど何も変わらないまま

滑ってしまう選手になりかねません。

 

 

 

簡単に言ってしまえば

スキーが速くなりたければ、

まずスキーが上手くなってほしいという事です。

 

 

 

何度も書いていますが

私は基礎スキー、アルペンスキーとあまりわけすぎず

どちらも共通して練習し、

根本的にスキー自体が上手くなる事が大事だと思っています。

 

 

技術選に出ている選手の多くが

まだアルペンスキーも行っていることは

本当にいいことだと思います。

 

 

どちらもいい部分をしっかり吸収しながら

存分にスキーを楽しんでください。

 

 

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