スキー オフトレ

【スキー業界唯一】オフトレから雪上までを完全マンツーマンサポート

スキーで『後傾』ポジション改善する為に まずやるべき事は?267

読了までの目安時間:約 14分

 


スキーが上達しないといっても

その悩みは人それぞれ違いますが

今回はその中でも特に悩んでいる方の多い

 

 

 

『後傾』

 

 

 

についてお伝えしていきたいと思います。

 

 

 

はじめに、もしもあなたが

スキーを初めてまもない

初心者の人から

 

 

 

『後傾ってなんですか?』

 

 

 

と聞かれたら

どのように説明するでしょうか?

 

 

 

スキーをしている方なら

誰もが一度は聞いたことがある

この『後傾』というワードですが、

 

 

 

実は一言で後傾といっても

人によって定義や捉え方が様々

 

 

 

です。

 

 

 

そして様々に分かれているからこそ

指導者のいう事と、

受講者の解釈が異なり

上達を阻む原因となっています。

 

 

 

同じことを言っているように思っていても

お互いが全然違う事を考えていては

滑りが変わらないのは当然ですよね。

 

 

ですからまず後傾を直したいのであれば

後傾とは何なのか?

という部分をきちんと

明確にしておく必要があります。

 

 

 

因みに自分の認識が

明確になっていても

指導者や、

アドバイスをしてくれる仲間の解釈が

異なっていては意味がありません。

 

 

 

あなたがもし『後傾』で

悩んでいるのならば、

この後お伝えする内容を元に

 

 

 

・自分にとって後傾は

どのような認識なのか?

 

・指導者が言ってる後傾は

どのような事なのか?

 

 

 

この2つの部分を

まずは整理することから

始めてください。

 

 

 

後傾は骨盤?上体?ポジション?

 

冒頭で

 

『もしあなたが後傾とは何か

聞かれたらどう答えるか?』

 

という質問をしましたが

いかがでしょうか?

 

 

実際このような質問をすると

 

 

・ポジションが後ろによる事

・お尻が落ちる事

・骨盤が後傾になる事

・足首が起きる事

・上体が起きる事

・太ももが寝る事

 

 

など様々な答えが返ってきます。

 

 

 

どれも人それぞれの解釈なので

何が間違いというわけではありません。

 

 

まぁだからこそ

食い違いが起きてしまうのですが・・・

 

 

まずは『後傾』に関する解釈を

いくつかのカテゴリーに

分けてみたいと思います

 

 

ポジションが後ろ

 

スキーで『後傾』というと

まず想像されるのが

ポジションが後ろになっている事

だと思います。

 

 

スキーは足元にある板が

急斜面やスピードが出るほど

どんどん前に進んでしまう為

スキーヤー自身も

置いて行かれない様に

ポジションを前に前にと

運んでいかなければいけません。

 

 

それが上手くできていない場合に

 

 

『板から遅れている』

 

 

といった表現もします。

 

 

 

さてここからが重要なポイントです。

 

 

 

ポジションが後ろになる事を

 

 

なぜポジションが『後ろ』ではなく

ポジションが『後傾』という

表現をするケースが多いのか?

 

 

という点です。

 

 

 

シンプルに考えれば

ポジションが後ろになっているのなら

そのままポジションが後ろですと

言えばいいだけですよね?

 

 

それを『後傾』と表現する理由が

あなたには分かるでしょうか?

 

 

 

『それは身体が後ろに傾けば(後傾)

 ポジションも後ろになるからでは?』

 

 

 

と思ったかもしれません。

 

 

 

たしかにその通りです。

 

 

ではそこからもう一歩突き詰めて

 

 

身体のどの部分が後ろに傾くと

ポジションが後ろになるのでしょうか?

 

 

上体?

骨盤?

足首?

それとも全て?

太ももが寝る事や

お尻が落ちる事の関係性は?

 

 

こういった部分が

何となく曖昧になったまま

『ポジションが後傾になっている』

という表現が使われている為

 

 

結局具体的に

何をなおせばいいのか

分からない・・・

 

 

となってしまいます。

 

 

ポジションが後ろになっている事は

最終的な結果であって

その手前にある

『どこかが後傾になっている』

という部分を明確化することが重要です。

 

 

 

骨盤が後傾

 

先ほどお伝えした通り

ポジションが後ろになってしまうのは

身体のどこかが

後ろに傾いている(後傾)からです。

 

 

ではどの部分が後傾になっていると

ポジションが後ろになるのでしょうか?

 

 

もっとも多く言われているのが

 

 

【骨盤】

 

 

です。

 

 

 

その理由は

そもそも前傾、後傾という表現は

骨盤に使用するのが一般的だからです。

 

 

 

スキーを全くしたことがない人でも

前傾後傾と聞くと

真っ先に骨盤が思い浮かぶはずです。

 

 

試しにインターネットで

前傾、後傾と調べてみてください。

 

 

表示されるのは

ほぼ骨盤についてです。

 

 

 

すでに知っていると思いますが

この様に

 

骨盤が前に傾いていることを

 

【骨盤前傾】

 

後ろに傾いていることを

 

【骨盤後傾】

 

と言います。

 

 

つまりこの場合は

 

 

骨盤の後傾

=ポジションが後傾

 

 

という解釈です。

 

 

 

お尻が落ちるから後傾

 

 

ポジションが後傾になっていると

指摘される要素として

この【お尻が落ちている】という

ものもあります。

 

 

 

これ実際私も学生時代

ずっと言われ続けていました。

 

 

お尻が落ちるとは

言い変えれば

空気椅子の様に

後ろに転んでしまいそうな

状態になっているという事です。

 

 

【太ももが寝ている】

 

 

という指摘も

これと同じですね。

 

 

太ももの角度が地面と平行に近づくほど

お尻は落ちていきます。

 

 

確かに太ももが寝て

お尻が落ちて行けば

それにつられて

ポジションが後ろになっていきます。

 

 

 

 

 

つまりこの場合は

 

 

お尻が落ちていき

身体が後ろの傾いていく

=ポジション後傾

 

 

という解釈です。

 

 

 

 

上体が起きているから後傾

 

 

上体が起きているという

指摘を受けたことがあるでしょうか?

 

 

進行方向を向いたまま

電車に乗っていて

急発進をした場合

身体が後ろに遅れて

のけ反りますよね?

 

 

これが俗に言う

上体が起きるという事です。

 

 

この上体が起きていることを

ポジションが後傾になる

という表現をするケースがあります。

 

 

確かに上体が起きれば

足元は前に進み

頭は後ろになるので、

ブーツが支えてくれない限り

後傾になり転倒してしまいます。

 

 

そうならない為にも

上体を前にかぶせようと

意識して滑っているスキーヤーは

少なくないはずです。

 

 

 

この場合は

 

 

 

上体が起きて

身体が後ろに傾く事

=ポジション後傾

 

 

という解釈です。

 

 

スネが起きて後傾

 

これも非常によく指摘される

要素です。

 

 

 

あなたはブーツのタング

(スネにあるベロの部分)

からスネを離すなと言われた経験は

ありませんか?

 

 

 

確かにブーツの脛側ではなく

ふくらはぎ側に寄りかかると

ポジションが後ろになるのが

分かるかと思います。

 

 

スネの角度の他にも

足首の緊張感という

言われ方もします。

 

 

足首が曲がればスネが前に倒れますし

足首が伸びればスネが後ろに起きるので

スネの角度を指摘せずに

足首の曲がり具合を

指摘するケースです。

 

 

このように

 

スネの角度が後傾

=ポジションが後傾

 

 

という解釈ですね。

 

 

 

この様に

一言でポジション後傾と言っても

 

 

骨盤の事を言っているのか?

お尻の事を言っているのか?

上体の事を言っているのか?

スネの事を言っているのか?

 

 

という解釈の違いがあります。

 

 

どれが本当の意味での【後傾】だと

定義されているわけではないので

自分の意識している部分と

指導者が指摘している部分に

違いがないかまずは確認しましょう!

 

 

お互いの認識がしっかり合っていれば

これでも後傾はすぐに改善です!!

 

 

・・・

・・・

・・・

 

 

 

とは言い切れないのは

あなたもうすうす

気づいているかもしれません。

 

 

もちろん解釈の違いを確認する事で

後傾が改善されるケースも

中にはあります。

 

 

ただ大抵は言われている内容は

理解しているけど

ずっと直らず悩んでいるはずです。

 

 

なぜ指摘されている部分が

分かっているのに

後傾は直らないのか?

 

 

 

いよいよ後傾改善の真理の部分です。

 

 

その内容は次回の記事で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スキー技術 トレーニング論 未分類 身体論(フィジカル関係)

スキーで最も重要な【正しいポジション】ってなに?266

読了までの目安時間:約 8分

 


何故ポジションの悩みは無くならないのか?

 

 

『スキーで最も重要なものは何ですか?』

 

 

あなたはこのざっくりとした問いかけに

どう答えるでしょうか?

 

 

各々考え方があるので

何が正解で何が間違いというのは

ありませんが、

この問いに対して

もっとも多い回答の一つが

 

 

ポジション

 

 

です!

 

 

シーズンインすると

まず雪上で意識して行う事といえば

『ポジション確認』

ですよね?

 

 

スキーはポジションが全て

と言ってもいいくらい

雪上の滑りを大きく左右する要素です。

 

 

それゆえポジションが悪いという

悩みが改善されないせいで

スキーが上達しないと

悩み続けているスキーヤーも

少なくありません。

 

 

 

でもどうしてポジションの悩みは

無くならないのでしょうか?

 

 

 

それには理由があります。

 

 

 

例えばシーズンインすると

まずは低速で

しっかりとポジションを確認しながら・・・

 

 

といった表現を

耳にしたことがあるはずです。

 

 

 

このポジション確認ですが、

スキー上達に対して

非常に役立っている人と

全く役立たない人に分かれます。

 

 

その違いは何だと思いますか?

 

 

それは・・・

 

 

 

 

『正しいポジションはコレだ!!』

という自分の中に

判断基準(答え)が

あるかないかです!

 

 

 

 

一般的には滑りの中で

正しいポジションを

見つけていくものだと

思われています。

 

 

しかしそれは

 

 

 

 

ポジション確認ではなく

ポジション探索!!

 

 

 

といった感じです。

 

 

確認するためには答えが必要です。

 

 

 

その答えが曖昧のまま確認作業をしても

結局曖昧のままで終わり、

せっかく早い時期から滑りこんでいるのに

ハイシーズンに入って

 

 

『ポジションが悪い!』

 

 

と注意されてしまいます。

 

 

 

このようにポジション確認とは

良いポジションを分かっている

技術レベルの高い人が行う事であり、

良いポジションが分からない人は

探すのではなく

まずは正しいポジションはどこか

知らなくてはなりません!

 

 

 

またそもそも論になってしまいますが、

雪上でポジションが悪い人は

陸上でもポジションが悪いです!

 

 

ですから

雪上で正しいポジションを探す前に

 

 

 

陸上で『正しいポジションはコレ!』

という正解を

ある程度手に入れておいて、

実際雪上でも

そのポジションがとれるかな?

と試していく!

 

 

 

これが理想的なポジション確認です。

 

 

 

勿論滑りを通して

これが正しいポジションか!

と答えを手に入れるケースもありますが

それはほんの一部のスキーヤーです。

 

 

もしみんな滑走量を重ねれば

正しいポジションを

手に入れられるのであれば

ポジションを注意されて

上達に悩むスキーヤーは

かなり少ないはずですよね。

 

 

 

それでは次に

正しいポジションとは

具体的にどこなのか?

 

 

という部分を考えていきましょう!

 

 

 

あなたの考える『正しいポジション』とは何ですか?

 

あなたがもし、シーズンをとおして

ポジションの事を注意されているのであれば

先ほどもお伝えした通り

陸上の段階でポジションが間違っている

可能性が高いです。

 

 

 

さて正しいポジションという言葉を

いま使いましたが、

これってかなり曖昧な表現ですよね。

 

 

もっと『良いポジション』といった

表現もありますし、

『板にしっかり力を伝えることができる

 ポジション』

といった表現もよくありますね。

(これ学生時代かなり言われました)

 

 

 

このような事を言われると

分かりましたといいつつも

心の中で、

 

 

それってどこ?

どうやったらそのポジションにいれるの?

 

 

と思った経験はありませんか?

 

 

まず出来る出来ないは別にして

正しいポジションとは

どういうものなのか?

といった部分をクリアにしておく事は

非常に重要です。

 

 

 

私がサポートメンバーの方にお伝えしている

いいポジションとは

 

 

 

『目的を効率的に達成できるポジション』

 

 

 

です!

 

 

 

この『目的』の部分を明確にして

『効率的』という部分を追求していくことが

非常に重要なポイントになってきます!

 

 

 

あなたが雪上でとっているポジションの

目的は何でしょうか?

 

 

 

実は目的の考え方で

ポジションの取り方や質が

変わってきます!

 

 

 

次回記事で

具体的にどうすれば

雪上で求められる

正しいポジションを習得できるのか?

にお伝えしていきます。

 

 

その前に是非

先ほど質問した

あなたの雪上でとっている

もしくは求めている

ポジションの目的は何か?

考えてみてくださいね

 

スキー技術

もうスキー上達に悩まない!指導を受ける時のポイントとは? 264

読了までの目安時間:約 14分

 


前回の記事では

指導者によって言う事が違う原因は

指導者バイアスがあるからだと

お伝えしました。

 

スキー上達を左右する指導者バイアスとは?263

 

 

この指導者バイアスがある事を知らないと

人によって違う事を言われるので

混乱を招きます。

 

では今回は

指導者のバイアスに

生徒が左右されない為に

具体的にどうすればいいのか

お伝えしていきます。

 

 

まずは前提を考えよう!

 

これまでにお伝えした通り

指導者の発言の多くは

その人の感覚に

大きく影響されているものが多いです。

 

 

前回の記事で

シェアさせていただいた

読者の方からのメールにもある

 

 

小回りでは極力股関節を使わない

 

としていながら

 

実際は股間節を使わなければ

小回りは出来ない

 

 

といった感じです。

 

 

でも指導者やトップ選手の様な

上手い人たちが言う事は

どれも正しく思えてしまいます。

 

 

ではどうやって

自分のスキー上達に繋がるように

指導者のバイアスを判断していくか?

 

 

まず重要なのは

 

 

 

『前提を考える』

 

 

 

という事です。

 

 

 

スキー指導の殆どは

何かしらの前提が隠れています。

 

 

 

例えば今回シェアさせていただいた

 

 

『小回りでは極力股関節を使わない』

 

 

という指導の裏側には

 

 

『股関節を使って腰(骨盤)を移動できる人は』

 

 

という前提があります。

 

 

その前提をもとに

 

 

動かしすぎるとエラーしてしまうので

なるべく動かさない意識で

小回りを行いましょう。

 

 

 

となるわけです。

 

 

 

これに似たような例で

 

 

『腰が外れています!』

という指導(指摘ですかね?)がよくありますが、

 

 

股関節を使って腰が動かせる

という前提で、

 

 

・動かす方向が間違っている

・動かす量が間違っている

・動かすタイミングが間違っている

・動かし方は合っているのに

 ポジションが悪いからエラーになっている

 

 

といった様々なニュアンスが含まれています。

 

 

もしあなたが股関節を使って

正しく腰(骨盤)を移動できる

という前提条件を

満たしていないにもかかわらず

股間節を使わないように

気をつけたり、

腰を外さないようにロックしたら

どうなるでしょうか?

 

 

 

多分股関節からの運動は上達しません。

 

 

 

厄介なのは腰を外してはいけないと

思い込みはなかなか取れず

代償動作と言われるエラー動作を

その後練習して染み込ませてしまいます。

 

 

 

このように指導の裏側には

必ずと言っていいほど前提条件があり、

その前提条件を満たしているかどうかで

あなたのスキー上達に繋がるかどうか

大きく変わってきます。

 

 

 

本当は指導者側から丁寧に

前提条件の提示があれば

分かりやすいのですが

ないケースがほとんどの様なので

自分で意識することが重要です。

 

 

サポートメンバーの方とのレッスンでも

 

 

 

『あぁ!いままで指導で言われてきたことは

 そもそもこれが

 出来ていなかったからなんですね』

 

 

『どうして一般的なレッスンでは

 まずこの部分から

 最初に教えてもらえないんですかね?』

 

 

といった声をよく聞きます。

 

 

 

・外脚に乗る為の前提条件とは?

・くの字姿勢を取る為の前提条件とは?

・X脚シルエットを直すための前提条件とは?

・後傾を直すための前提条件とは?

・板をたわますための前提条件とは?

・前半から捉えるための前提条件とは?

 

といった

色々な前提条件があり、

 

 

毎シーズン同じことを

言われている場合は

この前提条件が

満たせていない可能性が高いです!

 

 

 

悩みの多い両足荷重の前提条件

 

 

とはいうものの

なかなか前提条件を考えるのは

難しいと思います。

 

 

ですからもう少し具体的な

前提条件の例をお伝えします。

 

 

例えば『両足荷重』についてです。

 

 

この

外脚荷重か両足荷重か

はたまた内脚荷重かは

指導者によって意見が分かれる

代表的な部分の一つです。

 

 

 

両足荷重の意識が

正しいか間違っているかは

置いといて、

両足荷重が出来るための

前提条件は何だかわかるでしょうか?

 

 

 

それは外脚荷重です!

 

 

両足荷重の前提条件が

外脚荷重というのは

意味がよく分からないかもしれません。

 

 

また正しい前提条件は

外脚荷重と内脚荷重ですが、

内脚荷重ができないよりも

外脚荷重が出来ないと悩んでいる方が多いので

今回はこちらを前提条件にします。

 

 

 

なぜ両足荷重をするには

外脚荷重が出来ることが

前提条件なのか?

 

 

 

もうお分かりかと思いますが、

両足均等荷重という事は

内脚荷重と外脚荷重で

バランスをとるという事です。

 

 

シーソーの様なものですね。

 

 

しかし片方にしか傾けないシーソーが

バランスをとれないのと同じように

外脚荷重を強くできない人は

両足荷重にするためのバランスをとれません。

 

 

 

理論的には50:50の両足荷重を

ひたすらキープ出来れば

外脚荷重は必要ないかもしれませんが、

内脚に乗ってしまった場合は

外脚荷重でバランスをとらなければなりません。

 

 

 

しかし外脚荷重を

意図的に出来ない人が

両足荷重を意識したら

どうなるでしょうか?

 

 

当然先ほど例に挙げたように

内脚荷重の状態になったら

上手く戻れません。

 

 

 

つまり両足荷重をする場合は

外脚荷重と内脚荷重の

バランスが必要なのに

外脚荷重が出来ない状態のまま

両足荷重というバランスを

とろうとしているという事です。

 

 

 

他にも前提条件として

 

 

 

『どのシーンで両足荷重なのか?』

 

 

 

というものもあります。

 

 

・ターン前半は内脚で

 ターン後半は外脚、

 その間の繋ぎが両足荷重なのか?

 

 

・それともずっと均等に

 両足荷重なのか?

 

 

さらにややこしい事を言えば

谷回りと山回りで

圧の加わり方や

内脚外脚の高低差があるので

 

 

ずっと両足均等荷重にするには

どちらかをだんだんと強くして

どちらかをだんだん弱くする

という調整をすることで

両足均等荷重を作り上げるのか?

 

 

どちらかを強くして

どちらかを弱くするのであれば

それは内脚or外脚荷重ではないのか?

 

 

 

この様に複雑な前提条件が含まれており

人それぞれ感じ方も違います。

 

 

 

最後の方はややこしくなりましたが

このぐらい緻密に考えなければ

自分のスキー上達に繋がらないケースは

非常に多いです。

 

 

見えてくるあなたに合った理想の指導

 

指導者バイアスに悩まされない為には

前提を意識することが重要だという事が

おわかりいただけたでしょうか?

 

 

しかし先ほどの『両足荷重』の例で

お伝えした通り

前提条件は思った以上に多くあり、

それを全て自分で意識するのは

至難の業です。

 

 

そこで見えてくるのが

あなたにとっての理想の指導です。

 

 

全ての技術要素の前提は分からなくても

 

 

 

あなたに必要な前提条件を

教えてくれるているかどうか?

 

 

 

は指導を受ければ分かりますよね!

 

 

そこがあなたにとって

スキー上達に繋がる指導かどうかの

判断基準とも言えます。

 

 

A:内倒しているので

 もっと外脚に乗ってください

 

 

B:内倒しているので

 もっと外脚に乗りたいのですが、

 そのためには股関節がこの様に動く事が

 いまのあなたにとっては必要です(前提)

 

 

これだけでも

AさんとBさん

どちらから指導を受けたいか

わかりますよね?

 

さらにその前提を満たす

具体的な解決方法まであると

より理想的です。

 

 

C:内倒しているので

 もっと外脚に乗りたいのですが、

 そのためには股関節がこの様に動く事が

 いまのあなたにとっては必要です(前提)

 

 股関節がこの様に動く為には

 こういった動作の練習をしましょう

 (具体的な解決案)

 

 

ただ難しいのは

前提を満たす為の

具体的な解決案は

 

 

あなたが取り組めば出来るもの

 

 

に限られます。

 

 

こうすれば出来ますよ!

と言われても

その解決案自体が出来ないのでは

困りますよね。

 

 

そして何より難しいのは

 

 

前提の多くは雪上にはない

 

 

という事です。

 

 

外脚に乗る

→(前提)股関節が動く

→(前提)股関節の可動域がある

 

 

という事です。

 

 

可動域とは関節の動く幅の事です。

 

 

さてこの

股関節の可動域がある

という前提を持っていない場合は

どこで雪上と陸上どちらで

その前提をみたす練習が必要でしょうか?

 

 

ここまでわかってくると

 

『陸上でできないことは

 雪上でできない』

 

ということの意味が

解ってくるはずです。

 

 

 

このように

もしたくさんの情報に悩んだら

前提を意識して

その前提を満たす指導を受ける事が

スキー上達において重要です!

 

 

 

 

 

 

スキー技術 メンタル関係

スキーのターン姿勢で使われる【くの字】と【弓なり】の違いは?261

読了までの目安時間:約 8分

 


ターン後半で外脚にしっかり乗る為に
重要なポイントである『くの字』ですが、
『弓なり』という表現をする事も多くあります。

トップ選手の表現や
雑誌、DVDなどでも
表現が分かれますが、
あなたのターン後半のイメージは
『くの字』でしょうか?
『弓なり』でしょうか?

 

実際に動きの違いを見たい場合は

こちらの動画をご覧ください。

 

まず結論から言ってしまうと

どちらのイメージでも

 

 

ターン後半にしっかり外脚に
圧が加えられているのであれば

問題ありません!!

上級者の多くは
『弓なり』だという人も
『くの字』だという人も
同じような動作をしています。

ただターン後半の部分で悩んでいるのであれば
『くの字』と『弓なり』の表現は
かなり意識して使い分けた方がいいです。

 

【弓なり】姿勢と【くの字】姿勢の違いは何?

 

まずは『弓なり』と『くの字』は

見た目がどのように違うのかを

確認してみましょう。

 

 

弓なり姿勢

 

画像の様に曲線を描いている

ターン後半の姿勢です。

 

 

上半身から下半身にかけて

緩やかにカーブしていて

まさに弓なりになっていますよね。

 

 

くの字姿勢

 

一方くの字姿勢は

画像の様に上半身と下半身が

直線的になっている姿勢です。

 

 

このように画像でみると

違いがよく分かるかと思います。

 

 

 

指導で【弓なり】と表現しない理由

 

冒頭では

『くの字』でも『弓なり』でも

どちらでもいいとお伝えしましたが、
私のレッスンでは
『弓なり』はほとんど使いません。

その理由について説明していきます。

まず『くの字』と『弓なり』の
大きな違いは何でしょうか?

それは直線的なものと曲線的なものですよね。

身体の作りを考えてもらえれば
分かりやすいですが、
『弓なり』の様な
曲線的なシルエットを作り出すには
主に背骨の動きがメインになります。

 

背骨が分かりづらければ
わき腹、胸、肩のイメージでもいいです。
(全て背骨を軸にしているので)

どんなに頑張っても
足がポキポキポキと複数個所曲がり
曲線にはならないですよね(笑)

背骨の動きがメインになるという事は
言い換えれば

『上半身がメインになる』

という事です。

一方の『くの字』は
直線的なシルエットですので
逆に背骨をメインに使うとできません。

メインに使うべきは股関節ですね!

 

股関節から曲がる事で
上半身と脚の間が曲がり
『くの字』になります。

では上半身を曲げる事と
股関節から曲げる事、
どちらが出来ずに

悩んでいるのでしょうか?

ここら辺が明確になってくると
『弓なり』ではなく
『くの字』という表現を使う理由も
分かってくるはずです。

因みにこの様な内容を書くと、
じゃあ『弓なり』という表現は
間違っているんですか?

と思うかもしれませんが
そういう事ではありません。

 

 

 

正しい【弓なり】姿勢を作るには・・・

 

『弓なり』は曲線のなので上半身、
『くの字』は直線のなので股関節から
曲がることがメインになる事が

分ったでしょうか?

この様な内容を聞くと

・じゃあ『弓なり』の表現は間違っているの?
・でもトップ選手は『弓なり』に見えるけど?

とあなたは思ったかもしれません。

今回はその部分について
もすこし掘り下げていきますね。

まずお伝えしておきたいのが

『弓なり』という表現は
決して間違いではない

 

 

 

という事です。

確かに背骨の動きがメインになりますが、

 

 

 

 

背骨以外は『使わない』

というわけではありません!

『弓なり』でも
股関節を使っているという事です。

この部分が非常に重要で
股関節を使った『くの字』姿勢の
上半身の部分が湾曲して
『弓なり』のシルエットになる
という事です。

つまり

 

 

弓なり姿勢は

股関節を使ったくの字姿勢が

前提条件にある

という事です。

 

ですから
技術選トップ選手たちが
『弓なり』と表現したり
そのようなシルエットに見えるのは
決して間違いではありません。

ただ、先ほどもお伝えした通り
『股関節からのくの字』が
前提条件ですので
この条件を満たさないまま
弓なりを意識すると
上半身だけ曲がってしまい
うまく外脚に乗れません。

でも本人的には
弓なり姿勢をつくっているので
ターン後半外脚に乗れないのはなぜだ?
と迷宮入りしてしまいます。

スキー上達に悩むスキーヤーの多くは

 

『股関節から曲がるくの字はできるけど、
 上半身を弓なりに出来ない』

のではなく

 

『上半身は弓なりになるけど
 股関節からくの字に出来ない』

 

といった部分で

悩んでるケースが大半なので
『弓なり』よりは
まず『くの字』のワードを使う方が
効率的です。

勿論、弓なりのイメージで
股関節からのくの字が入るのであれば
それでOKですからね!

因みに股関節からのくの字が
強く入りすぎている場合にも
『弓なり』のイメージで!
という指導が入りやすいので
注意して下さい。

意味を取り違えると
『くの字はダメで弓なりはOK』と
思い込んでしまいますから。

 

まとめ

 

『弓なり』と『くの字』の違いは

分ったでしょうか?

 

 

【外脚に乗る為のターン後半の姿勢】

という同じカテゴリーにある分

その違いや使い分けが

難しい部分でもあります。

 

 

この2つはつながりを

持っているものであり

順序を間違うと

せっかく意識しているのに

スキーが上達しない

原因にもなってしまいます。

 

 

股関節から曲がって

『くの字姿勢』

 

そのくの字姿勢から

上半身を緩やかに曲げて

内傾角を強くとっていくと

『弓なり姿勢』

 

という身体の使い方を

しっかり整理して下さいね。

 

スキー技術 身体論(フィジカル関係)

スキー上達に重要な『外向傾』『腰外れ』の違いは?260

読了までの目安時間:約 11分

 


前回の記事で

 

【外向傾】とはどのような形で、

必要かどうか意見が分かれる理由は

認識の違いがあるという事を

お伝えしました。

 

 

まだご覧になっていなければ

まずはこちらからどうぞ

 

【スキー上達に外向傾は必要?不必要?259】

 

 

この記事を読めば

外向傾に関してはもう大丈夫!!

・・・

・・・

・・・

 

といかないのが

スキーの複雑なところ。

 

 

なぜならタイトルにもあるように

外向傾と似たような形で

【腰外れ】という

スキー用語があるからです。

 

 

これらは外向傾と同じことなのか?

はたまた全く別物なのか?

 

 

ここら辺を区別しないと

また外向傾は必要か?

腰外れになるから

やめた方が良いのか?

といった意見の分かれる原因になります。

 

 

 

外向傾すると腰外れになる?

 

あなたは雪上で

 

 

『腰が外れている』

 

 

と言われたことはありますか?

 

 

 

外向傾をとると必ずと言っていいほど

セットでついてくるのが

この腰外れですね。

 

 

この腰外れとは一般的に

NG動作として指導の中では

注意の対象となります。

 

 

 

しかし腰外れという単語からして

頭と足の直線上から

腰が外れる事であれば

外向傾は間違えなく腰外れです。

 

 

 

腰外れが悪いとなると

腰を外さない限り

外向傾はとれませんので、

外向傾自体がダメとなってしまいます。

 

 

 

それとも外向傾は必要だから

腰外れも本当はOKなのか?

 

 

はたまた外向傾と腰外れは別物なのか?

 

これは腰外れ?

 

以前私が配信している動画でも

外向傾についての動きを説明した時に

『腰が外れている』

といったコメントが結構ありました。

 

 

逆にこの動作が大事!

これが出来ないとダメだよね!

これが基本です!

といったコメントもありますね。

 

※その動画はこちら⇓

 

 

 

もうこの時点で

腰外れなのか外向傾なのか?

それが良いものなのか悪いものなのか

意見が分かれているのが

よく分かります。

 

 

因みにエッジが立っていない

というものもありますが

この動画の動作を、

ブーツを履いて行ってもらえば

嫌でも勝手にエッジが立つので

今回は置いておきますね。

 

 

あくまでも股関節の動きに関連した

骨盤の位置や方向に注目してください。

 

 

話を戻しますと、

 

 

【外向傾は腰外れなのか?】

 

 

という部分が重要になってくるという事です。

 

 

 

この部分を明確にするためには

まずは腰外れの認識を

きちんとしておく必要があります。

 

 

 

どこからが腰外れ?

 

 

最初にお伝えしておくと

 

 

 

そもそもこの角度を超えれば腰外れ

というのは存在しません!

 

 

 

ですから先ほどお伝えした通り

外向傾も

腰外れと言ってしまえば

腰外れです。

 

 

 

ただスキー界において

全ての外向傾が

腰外れと言われているわけではなく

一般的に腰外れと言われるケースは

ある程度決まっています。

 

 

今回は代表的な3つの腰外れの認識を

お伝えしますね。

 

 

①内脚に乗ってしまう

 

まず腰外れと言われてしまうのが

この内脚に乗ってしまうケースです。

 

 

本来外向傾は、

遠心力に耐えるために

板を傾けて外脚にしっかり乗る動作です。

 

 

それなのにせっかく外向傾をとっても

内脚に乗ってしまっては

意味がないどころか、

X脚やシェーレンといった

エラーを引き起こす

原因にもなってしまいます。

 

 

 

外向傾はどうしても

身体の軸から

腰を内側に入れる必要がある為

その際内側に行きすぎてしまい

内脚に乗ってしまいます。

 

 

そうなると外向傾というよりは

腰が外れているという指摘が入ります。

 

 

 

②タイミングが早い

 

ターンの局面をよく時計の時間で表しますが、

ターン前半と呼ばれる

1時、2時(右ターン)

11時、10時(左ターン)

の局面で外向傾の姿勢を取ると

腰が外れているという表現がされます。

 

 

先ほどお伝えした通り

外向傾とはターン後半に

最も外脚に外力が加わる時に

行いたい動作です。

 

 

ですがその必要性がない

ターン前半の局面で

行ってしまうと、

内脚に乗りやすい、

身体が遅れやすい、

というエラーに繋がるケースが多いです。

 

 

詳しくはこちらの動画を見ると

分かりやすいと思います。

 

 

同じ動作でもタイミング一つで

良い動作とエラー動作になるので

難しいですね。

 

 

③ターンの進行方向と身体の向きが合っていない

 

 

外脚に乗る以外に

外向傾をとる理由に

次のターンへの繋げるため

というものがあります。

 

 

そもそも一番外力に耐えられるのは

ストレート軸といって

直立した状態です。

 

 

えっ、外向傾じゃないの?

と思われていますが違います。

 

 

実際止まる時に

外向傾を強く意識して作る人は

いないはずです。

 

 

 

ただ止まる時ならいいのですが、

ストレート軸でターンをしてしまうと

次のターンへむけて斜面の下方向(谷側)に

落ちて行けずに

斜面の上(山側)に身体が残ってしまいます。

 

 

つまりストレート軸だと

ターンが連続して行えないので、

しっかり外脚に乗りつつ

上半身は次のターンへの準備をする為に

外向傾が必要となってきます。

 

 

ただここで次に行きたい

進行方向よりも上体の向きが強すぎると

腰が外れているという

表現をされてしまいます。

 

 

 

例えばアルペンスキーで言えば

SL(スラローム)での細かいセットや

基礎スキーの小回りの様な

進行方向が下向きの場合は

外向傾姿勢が強くても

あまり腰が外れていると言われません。

 

(スキーレーシングマガジン誌)

 

一方、

SG(スーパージャイアントスラローム)や

DH(ダウンヒル)、

基礎スキーの大回りでは

進行方向が斜め横方向です。

 

 

その為、

下の画像の様に内傾角を大きくとった

ストレート軸に近い形なり、

上の画像の様な外向傾姿勢をとると

腰が外れていると表現されやすいです。

 

 

 

 

まとめ

 

この様に同じ外向傾でも、

ポジションや目的と合っているかどうかで

正しい外向傾なのか、

腰外れというエラー動作なのかに

分かれるという事です。

 

 

それゆえ

 

・外向傾は必要だ!

・外向傾はスキーの基本!

 

という意見もあれば

 

 

・外向傾はいらない!

・外向傾をすると腰外れになる!

 

 

といった反対意見も出てきます。

 

 

因みに何度もお伝えしていますが、

どちらの認識であれ、

その人が自分の思い描く滑りが出来ていれば

OKだと私は思います。

 

 

ただこの認識が食い違っているせいで

同じ指導や情報を得ても

全く違った解釈をして

スキー上達の妨げになってしまう事は

とても大きな問題です。

 

 

あなたはどのような認識なのか?

また指導者や、情報の発信元は

どちらの認識で言っているのか?

 

 

 

ここら辺をきちんと認識して

スキー上達につなげていってください。

 

スキー技術 基礎スキー

スキー上達に外向傾は必要?不必要?259

読了までの目安時間:約 15分

 


スキーを上達するうえで

 

 

・外脚に乗る

・板の真上に立つ

・基本ポジションをとる

 

 

といったスキーの上達の為の

『基本』と呼ばれるものが

数多く存在します。

 

 

その中のひとつが

今回の記事のテーマにとなる

 

 

 

 

外向傾

 

 

 

です。

 

 

あなたも外向傾というワードを

一度は聞いたことがあると思います。

 

 

 

この外向傾姿勢は

非常に重要な反面、

さまざまな捉え方や表現によって

賛否が分かれる部分でもあります。

 

 

 

スキーには外向傾は絶対必要でしょ!

 

 

というものもあれば

 

反対にいや外向傾は必要ない!

 

 

といった感じの意見まで。

(実際にyoutubeのコメントにも

ありましたね)

 

 

同じスキーでも

このように意見が分かれる部分は

大抵がその事象に対する

認識や前提が異なるからです。

 

 

動画でもその内容についてお伝えしています。

 

最終的にはその人が

思い通りの滑りができれば

どのような解釈や意見でもいいのですが、

あなたがスキー上達に

役立てようとした時に

様々な意見があると困りますよね。

 

 

 

ですから今回は

この【外向傾】に対する認識を

改めて見直して整理しますので、

あなたの滑りに繋げてください。

 

 

 

そもそも外向傾って何?

 

そもそも外向傾ってよく聞くけどなに?

 

 

という部分から入っていきましょう。

 

 

あなたがもし、

スキーを指導する側に立った場合

 

「外向傾ってなに?」

 

と聞かれたら

どのように答えるでしょうか?

 

 

意外と難しいですよね。

 

 

外向傾とは

 

 

外向

 

 

外傾

 

という2つの言葉が

合わさった言葉です。

 

 

外向とは?

 

スキー板にから

進行方向より

外に向いた状態を

外向といいます。

 

下の画像を見てください。

 

 

この画像が右ターンをしている場合、

板の進行方向の外側(本人からみて左側)に

上体が向いていますよね。

 

 

この状態が外向です。

 

 

これは読んで字のごとくといった感じで

分かりやすいと思います。

 

 

 

 

外傾とは?

 

次に外傾です。

 

この外傾は大きく2つの解釈に分かれます。

 

 

【認識①】

板の垂直上より

上体が外に傾いた状態を

外傾と呼ぶケースです。

 

 

つまりこの画像の様に

板が傾き、全体のシルエットが

内側に傾いていたとしても

板の垂直上より上体が外に行けば

外傾です。

 

 

【認識②】

地面の垂直上より外側に傾くことを

外傾というパターンです。

 

 

この認識の場合、

内傾角と言って内側に傾く事が

出来ていないとみなされて

外傾が強い、外傾が必要ないといった

意見が出ます。

 

 

つまり認識②の場合は

認識①の画像は

外傾していないという事です。

 

 

この様に

外向は問題ないと思いますが、

外傾の認識があなたにとってどちらか

まずはしっかり整理してください。

 

 

 

なぜ外傾の認識が2つに分かれるか?

 

 

ここまでの外向と外傾の認識は

理解できたでしょうか?

 

 

この2つを合わせたものが

外向傾という事です。

 

 

実際の滑りの画像で確認してみましょう。

 

 

しかし外傾の認識が分かれるため

外向傾は必要か必要ではないかが分かれます。

 

 

そもそもなぜ外傾の認識が

分かれるかについて

考えていきます。

 

 

 

その要因の一つに

 

【内傾】【内傾角】

 

というワードとのつながりがあります。

 

 

これも一度は聞いたことがある

スキー界では有名な用語のはずです。

 

 

内傾も読んで字のごとく

ターンの内側に倒れる事をいいます。

 

 

内傾角はその角度ですね。

 

 

ターン中は外側へ引っ張られるため

内側に傾いた方が運動しやすいです。

 

 

これはスキーに限ったことではなく

バイクやインラインスケートのコーナーでも

同じことですね。

 

 

 

スキーでは特に

この深い内傾角を作りたいと

練習に励むスキーヤは多いです。

 

 

 

さてここからが本題です。

 

 

 

この内傾をしようとした場合

先ほど説明した、

外傾の認識が①と②とでは

内傾が出来るか出来ないかが

大きく変わってきます。

 

 

認識①の板の垂直上より

外側に傾くことが外傾の場合は

写真の様に

 

 

上体が内側に傾く(内傾)

 

形になっても

外傾はできますよね?

 

 

 

 

一方認識②の地面の垂直上から

外側に傾くことが外傾の場合は

内傾と反対の動作となる為

 

外傾していると

上体は内傾はできません。

 

 

 

つまり外傾の認識によって

 

 

『外傾しながら内傾できますか?』

 

 

という「とんち」のような問題に対して

 

 

認識①ならYES

 

認識②ならNO

 

 

という様に意見が分かれるわけです。

 

 

 

こうなると

当然認識①の人にとっては

外傾は必要ですし、

認識②の人にとっては外傾必要ない

という事になります。

 

 

 

あなたの認識はどちらでしたか?

 

 

 

この様に認識や前提が違っているだけで

どちらも言っていることは

正しいんですよね。

(正しいからこそ意見が分かれるわけですが)

 

 

 

どのように認識しておくのが良いのか?

 

さてこれまでのないようで

意見が食い違う原因が分かったかと思います。

 

 

ではここからが一番重要な部分です。

 

 

それは

 

 

 

『実際どちらの認識でいればいいのか?』

 

 

というところ。

 

 

ここがしっかりしていなければ

結局雪上レッスンや、

DVD、雑誌などで情報を手に入れても

混乱してしまいます。

 

 

 

どちらの認識がお勧めかというと・・・

 

 

 

どっちもです!!

 

 

 

「えっ、それだと

混乱したままじゃないですか!」

 

 

と思いますよね。

 

 

それでは

もう少し詳しくお伝えします。

 

 

どちらの認識も持っておいて欲しいと

お伝えしたのには訳があります。

 

 

 

何故なら

 

 

2つの認識が混合して

指導の中に組み込まれるケースが

殆どだからです!

 

 

ですからその時々によって

認識を使い分けていく必要があります。

 

 

今回は代表的な4つのケースで

どちらの認識でいるといいのか

お伝えしますね。

 

 

①もっと外傾を意識してというケース

 

これは内倒と言って

内側に傾こうとするあまり、

ポジションが内側になりすぎてしまい

内脚に乗ってしまうようなケースで

よく使われます。

 

 

その場合は内側に傾くのはいいけど

認識①の板の垂直上より

上体を外に傾ける

イメージを持つと効果的です。

 

認識②の状態をすると、

今度は強すぎると注意される事が大半なので。

 

 

※ただ個人的には認識②ぐらい

意識した方が内倒は

早く直ると思います。

 

 

②外傾が強すぎる、外傾を注意されるケース

 

これは上のパターンとは逆で

外傾をエラーとして

指導されるケースです。

 

 

この場合は認識②の状態に

なっていると認識してください。

 

 

外に傾きすぎているのだから

単純に内に傾けば良さそうですが

認識①の板の垂直上よりは外傾を

残しておかないと

今度は内倒していると言われるので

気を付けてくださいね。

 

 

③基礎スキーのケース

 

基礎スキーでは長い軸で

深い内傾角を求められるケースが多いです。

(最近は外向傾の意識の滑りも

評価され始めましたが)

 

 

その場合内傾角ばかり意識すると

今度は外脚が軽くなり、

内倒してしまいます。

 

 

外脚にしっかり乗りながら

内傾角を出していくには

認識①の板の垂直上よりは

外に傾きつつ、

内側に傾いていく事が重要です。

 

 

ただ厄介なのは

①のケースでもお伝えしましたが、

初めのうちは認識②ぐらい

強く外傾を意識しても

結果的には認識①の状態になる事が大半です。

 

 

まずは認識②で滑ってみて

実際の滑りがイメージ通り

認識②の状態になるのであれば

それかあら認識①にしてもいいかと思います。

 

 

④アルペンスキーの場合

 

アルペンスキーの場合は

高速域で滑る事と

ポールを避けなければいけない

という条件から

認識②で滑る事をお勧めします。

 

 

アルペンの場合は

どうしてもポールがある為

 

 

・ポールを避けなければならない

・次のポールに早く向かおうとして

 内倒しやすい

 

と言う場合が多いです。

 

 

※ポールを避けるための強めの外傾

 

 

認識②ぐらい外傾をイメージして

外脚にしっかり乗ることが重要です。

 

 

アルペンスキーヤーの滑りで

認識②のような強めの外傾

で滑っているシーンを

よく見かけますよね?

 

 

この様にアルペンスキーでは

認識②の外傾のイメージで練習を重ねて

その後技術向上とともに

微調整が出来るようになると

良いですね。

 

まぁアルペンスキーから

基礎スキーに転向すると

その外傾の強さを注意されてしまう事も

よくありますが・・・

 

(私もそうですw)

 

 

まとめ

 

いかがでしたか?

 

 

 

今回お伝えした通り

一言で外向傾といっても

その認識が異なり、

目的によって

利用した方がいい認識も変わります。

 

 

あなたはどちらの認識だったか?

またあなたの目的を達成するには

どちらの認識を用いた方が良いのか?

 

 

ぜひ考えて雪上練習に活かしてください。

 

 

さて今回の内容だけでも

かなりのボリュームなんですが、

まだまだ外向傾に対する問題は

沢山あります。

 

 

それは

『腰外れ』

『アンギュレーション』といった

違う言葉で外向傾が表現されて、

さらにそれによって認識が変わるケースです。

 

 

この部分は次回の記事で

お伝えしていきますね!

 

 

ジュニアスキー スキー技術 基礎スキー

スキーで落下を意識すると暴走してしまう理由は?258

読了までの目安時間:約 7分

 


前回の記事で落下の為には
足首の正しい使い方

重要だという事を
お伝えしました。

 

踵に乗る=後傾ポジション

 

だと思われている方にとっては
なかなか理解するのが
難しかったかもしれません。

 

 

後傾になると踵に乗ることは
勿論あります。

 

 

しかし踵に乗ると全て後傾になるなら
トップ選手たちがよく言う
踵寄り、くるぶし下に乗る
という場合は
その選手たちは全て後傾ということに
なってしまいます。

 

このように
後傾で踵に乗ってしまうのと
踵に乗っても後傾にならない違いは
足首の使い方が大きいという事です。

 

 

落下を意識すると暴走しませんか?

 

さて足首を正しく使えるようになり

板に遅れることなく

落下できるようになったとします。

 

 

しかしまだ全ての問題が

解決したわけではありません。

 

 

それが落下を意識すると陥りやすい

 

 

 

【暴走】

 

 

 

です。

 

 

落下をしようと思うあまり

自分が思い描いた場所よりも

はるか先でターンしてしまい

暴走だと指摘された経験はありませんか?

 

 

落下を意識すると
そのまま何もしないで
直滑降に落ちていく方がよくいますが

それは落下を前後のイメージだけで
行っているせいです。

 

 

例え足首を上手く使い

前後のポジションをしてもコントロール

それだけでは直進して

暴走するのは当然ですよね。

 

 

 

そこで重要となってくるのが

左右方向の動きです。

 

 

 

 

左右の動きをコントロールする股関節

 

では前後の動きをコントロールするのが

足首なら左右の動きをコントロールするのは

どこでしょうか?

 

 

それが

 

 

『股関節』

 

 

です。

 

 

 

もちろんこれだけで

左右の動きを

コントロールしているわけではありませんが

股関節はかなり重要な要素になります。

 

 

 

当然ながらターンは弧を描くという様に、

前後だけでなく左右の動きも加わってきます。

 

 

この左右の動きがなければ
板が動いてこないで
暴走という事になりますね。

 

 

 

左右に動くことは

言い換えれば板を傾けて
エッジをかけるという事です。

 

 

しかしこのエッジをかけるという動作も
『踵に乗る』と同様に
様々なエッジのかけ方があります。

 

 

ブレーキ要素が強く出たり
落下を邪魔するエッジングもあれば
落下力を上手に利用して
板をキレイに回してくるエッジングも
あるという事です。

 

 

 

ここら辺の違いを
きちんと説明してもらう機会がないので
エッジをきちんとかけるという指導と
エッジをかけてはいけないという指導に
悩まされます。

 

 

色々なエッジングがありますが
今回は落下力に関わる
エッジングについてだけお伝えします。

 

 

 

落下力を邪魔しないエッジングの特徴に
股関節が使えているかどうか?

 

 

という部分が関わってきます。

 

 

技術選のトップ選手でもある丸山貴雄選手は
以前インタビューで小回りの感覚について

 

 

『股関節から下で行うイメージ』

 

 

と言っていたシーンがありましたが、
まさに落下しながらエッジングするためには
股関節の動きは重要です。

 

 

 

落下を上手く使う為の
股関節の正しい使い方が出来ているか
簡単に分かるチェック方法があります。

自分の滑りの中で
ターン前半からターンマックスまでの部分を
ビデオで見てください。

 

 

スローの方が分かりやすいです。

 

 

その時に股関節が正しく使えていると
骨盤が内側にスライドして
くの字のシルエットが出ます。

 

外向傾を作る、
外腰を入れてくる、
内腰をスライドしていく、
股関節を入れてくる、

 

などなど言い方は様々ですが
解剖学的に見ればどれも同じ動きです。

 

 

自分の滑りだと分かりづらければ

実際に股関節の動きを中心にしたターンを

解説している動画がありますので

こちらをご覧ください。

 

 

この股関節を使って左右の動きを出して

以前の記事でお伝えした

落下力を受け止める形

になっているのが理想です。

 

 

上手く股関節が使えていないと
膝から内側に入ったり、
お尻がプリッと外脚側に流れて
わき腹から曲がっていたりします。

 

最初は上手く内側に入ってきても
その後腰が外に出ていき
お尻がプリッとしたシルエットになることも
珍しくありません。

 

これではいくら落下しても
落下力は使えません。

 

 

この横方向への股関節の使い方が難しいのは

 

 

足首の縦方向への使い方と
複合的に使う必要がある

 

 

 

という事です。

 

 

特に急斜面での小回りは
かなりこの要素が強いので、

股関節を使った横方向への
確認や練習をするなら
まずはあまり足首の前後要素を必要としない
緩斜面からお薦めします。

 

 

 

スキー技術

スキーで『落下を使う』為に必要な足首の使い方は?257

読了までの目安時間:約 11分

 


前回の記事で

落下を使う為には

 

・まず自分が落下できているかどうか

 明確な判断基準を持つ

 

・次に落下の練習をする前に

 落下力を受け止められる状態になっておく

 

 

という事をお伝えしました。

 

 

まだ目を通していない方は

こちらからどうぞ↓

 

 

【スキー上達に重要な『落下力』を使えるようになるは?256】

 

 

今回はその続きです。

 

 

 

落下をするには足元から

前回の記事にも書いた

正しく受け止められる

身体の使い方ができたら

いよいよ本題となる

落下の仕方です。

 

 

 

『もっと落下を使って!』

『もっと落下してきて!』

 

 

という指導はよく入るものの

 

 

 

何をどうすれば落下できるのか?

 

 

 

という具体的な部分は

なかなか教えてもらえていないケースが

多いようです。

 

 

 

因みに落下する『意識』で

本当出来るなら

上達できないと悩むことはないですよね。

 

 

 

落下をする為には

色々な要素が必要ですが、

最も代表的な落下が出来ない原因は

 

 

 

 

『足首の使い方』

 

 

 

です。

 

 

 

落下をするという事は

言い換えれば

身体を前方に運ぶという事ですが

よく落下が上手くできず、

お尻が落ちたり、

身体が起きてしまう方は

 

 

・手を前に出す 

 

・身体を前に屈める

 

 

といった方法で改善しようとします。

 

 

 

勿論それで改善できればいいのですが、

大抵は落下ができず、

それどころか上半身だけ

力みを持った変なフォームになってしまう事が

よくあります。

 

 

 

ではなぜ足首なのか?

 

 

 

それは

 

 

 

 

体の根元だからです!

 

 

 

 

イタリアにある『ピサの斜塔』という

傾いている有名な塔がありますが、

あの塔が傾いている原因は

根元の地盤の傾きです。

 

※引用 Wikipedia

 

あの塔の傾きを直すのであれば

一番下の地盤をどうにかするはずです。

(実際これ以上傾かないように

 修繕工事は行われています)

 

 

実際は不可能ですが

あの塔の上の部分だけ逆側に折って

傾きを直すことはしないはずです。

 

 

 

スキーも同じで、

落下できずに

後ろに傾いてしまっているのであれば、

まず直すべきは根元、

つまり足首です!

 

 

 

トップ選手たちが

やたら足首の緊張感、使い方、

脛をブーツから離さない

などと言っているのはその為です。

 

 

 

きっとあなたも一度は指導を受けたり

聞いたことがあると思います。

 

 

 

ただこの足首は意識しても

なかなか改善できないケースが大半です。

 

 

 

なぜなら、

 

 

 

正しい足首の使い方を

知らないからです!

 

 

 

出来る出来ないは別にして

そもそも根本的に

あなたは正しい足首の使い方を

知っているでしょうか?

 

 

 

 

正しい足首の使い方を知っている分かる簡単な質問

 

なぜ出来る出来ないは別にして

と前置きした方というと、

 

 

 

『分かっているけど出来ない』

 

『知らないから出来ない』

 

 

とでは、

根本的な学習段階が違うからです。

 

 

 

以前メルマガでご紹介した

人間の学習段階でいうと

『分かっているけど出来ない』

は第2段階の無意識的有能ですから

練習を重ねれば第3段階の

『意識すればできる』に

進むことが可能です。

 

 

 

しかし『知らないから出来ない』は

第1段階の無意識的無能ですので

出来るようにはなりません。

 

 

 

ですからまずは

きちんと知っているか?

第1段階なのか第2段階なのかを

確認して下さい。

 

 

 

まず代表的なものとしては

 

 

踵に乗ると足首が緩み後ろになり

つま先側に乗るとブーツの脛を押せて

前ポジションに行けるという思い込み

 

 

です。

 

 

 

『えっ、でも踵に乗って後傾になっていると

 よく言われます!』

 

 

と思いましたか?

 

 

 

それではこれから

ある実験を紹介するので

上記の思い込みがよく分からない方は

試してみてください。

 

 

その場に立って、

誰かに後ろから

分からないタイミングで

押してもらってください。

 

 

あなたは急に押されても

前に行かないように踏ん張ります。

 

 

さて足裏はどのように

踏ん張っているでしょうか?

 

 

 

つま先側ですが?踵側ですか?

 

 

 

協力者がいなくても

電車に乗った際の

発車、停車の時を考えてみても分かります。

 

 

 

落下するとは前方へ移動する事ですよね?

一方今回で紹介した実験は

前に行かないようにする時の

足裏の使い方、

つまり『落下しない』ようにする時の

足裏の使い方です。

 

 

 

逆に前から押されて後ろに

転ばないようにするのも

試してみてください。

 

 

 

これはまさにスキーと同じですね。

 

 

 

きっと後ろに転ばないようにするには

踵に乗るはずです。

 

 

 

そろそろお気づきだと思いますが、

踵に乗っているから後傾になるのではなく、

これ以上後傾になるのを支えてくれるのが

踵だという事です。

 

 

 

逆につま先に乗れば

 

 

 

ポジションが前になるのではなく

これ以上前に行くのを抑えるのが

つま先の役目です。

 

 

 

同じようで捉え方はまるで違います。

 

 

 

まとめると

落下を使う為に前に行くには、

 

 

 

 

 

踵に乗りながら前に倒れる足首の使い方を

マスターする必要があります!

 

 

 

 

 

この足首の使い方を習得する方法も

人によって違うので

一概にこうすればできますよとは

言えないのですが、

 

 

 

『踵に乗りながら前に行く』

 

 

 

というのを出来るかどうかが

まずは足首を正しく使えているかどうかの

ポイントとなってきます。

 

 

 

以前スキー雑誌の特集で

トップ選手たちの

ターン中の足裏感覚がありました。

 

 

皆そろって脛が離れない意識と

その為には前半は土踏まずぐらいで

後半は踵よりと言っています。

 

 

土踏まず~踵の間とは

脚の中間部から後半部ですよね?

 

 

人によって感覚は様々ですが

そこで前後ポジションを

コントロールできる事は

落下をする為には

非常に重要だという事です。

 

 

さてここまでの内容を読んで

正しい足首の使い方が出来れば

落下が使えるのか!

と思ったはずです。

 

 

はいその通りです・・・

 

 

と言いたいところですが、

実は足首が正しく使えても

落下を使えるというわけではありません。

 

 

もちろん足首は最も重要な要素なんですが・・・

 

 

その理由は次回の記事でお伝えしますね!

 

スキー技術 身体論(フィジカル関係)

スキー上達に重要な『落下力』を使えるようになるは?256

読了までの目安時間:約 11分

 


あなたは指導を受ける中で

 

 

 

『もっと落下をして!

 

 

 

というワードを聞いたことがありますか?

 

 

スキーにおいて落下する力

つまり落下力を利用することは

非常に重要です。

 

 

 

この落下を使うという指導は

外脚に乗ってくると

同じぐらいあやふやで

分かりづらいワードですね。

 

 

今回はこの『落下』をどうすれば使えるのか?

という部分についてお伝えしていきます。

 

 

 

 

 

そもそも落下をしていないのか?

 

落下力を使えるようになる為には

まず落下力を使えていない原因を

明確にする必要があります。

 

 

 

 

さてここで一つ考えて欲しい事があります。

 

 

それは

 

 

 

『そもそも本当に落下していないのか?』

 

 

 

という事です。

 

 

 

あなたは自分が落下しているかどうか

どのように判断していますか?

 

 

私は学生時代に

『もっと落下してこい』

と言われて

 

 

 

『落下しているから、

スキーで滑り降りてきているのに・・・

落下してなかったらその場で止まっている。』

 

 

と思っていました(笑)

 

 

 

正しく落下をしているのかいないのか?

 

 

 

という判断基準が曖昧なため

もっと落下をしてこいという指導が

ピンと来ていないよくある例です。

 

 

 

あなたがもし落下力を使えずに

悩んでいるとして、

ビデオを見た瞬間自分が落下してないなぁ・・・

と分かりますか?

 

 

もしくはレッスンや仲間から

落下できてないよ!

 

 

といわれて

確かに!確かに!

と思いますか?

 

 

 

もしそこが曖昧なのであれば

まずは落下していないとはどのような状況かを

あなた自身の頭の中で

明確にする必要があります。

 

 

 

よく落下が使えず悩んでいる方に

なぜそう思うのですか?と聞くと、

 

 

 

『レッスンなどでそう言われるから』

 

 

 

という答えが多いです。

 

 

つまり他人からの評価であり

実際自分が落下できていないという事を

体感はしていないという事になります

 

 

 

自分自身で

どうなっているのかよく分からない事を

改善するのは非常に難しいです。

 

 

具体的には

 

・ビデオで確認しながら

 落下が出来ていないという部分を

 説明してもらう

 

・止まった状態でいいので

 落下をしていないポジションと

 落下をしているポジションの違いを確認する

 

・落下をしていない事を判断する

 体のチェックポイントを教えてもらう

 (頭の位置、ブーツの脛など)

 

・滑走中に無線などで

 いま落下できていないという事を

 リアルタイムで教えてもらう

 

 

などなど

とりあえず言われたから

落下を使えていないんだぁ

ではなく、

 

 

ホントだ落下できてない!

 

 

という事を体感する機会を

まずは作ってください。

 

 

 

さて自分が落下できているかどうか

分かったら次のステップです。

 

 

 

落下を使う為にまずやるべき練習とは?

 

まず落下力を使う為に重要なのは

落下を練習する事ではありません!

 

 

 

『えっ、落下力を使いたいのに

 なんで落下を練習しないの?』

 

 

 

と感じましたか?

 

 

 

でもこの順序を間違えているから

なかなか落下力を使うという感覚が

習得できないんです。

 

 

 

ではまずやるべきこととはなにか?

 

 

それは

 

 

 

 

 

『落下力を受け止める身体の使い方を習得する』

 

 

 

これです!

 

 

 

よくもっと落下をしてきてくださいと言われて

そのことを意識すると

 

 

今度は暴走になってしまう事がありませんか?

 

 

ターン後半板がズルズルと

下に流されてしまいませんか?

 

 

何もしないで落下をしていると

板が曲がってこないで

ヒューッと直滑降になってしまいませんか?

 

 

 

そうなるとエッジを立てるしかなく

エッジを立てると

また落下していないと言われるという

負のスパイラルに陥ります。

 

 

 

この原因は正しく落下力を受け止める事が

出来ていないのが原因です。

 

 

 

スキーを始めたころを思い出してください。

 

 

滑走するにあたって

まず習得することは何ですか?

 

 

 

プルークボーゲン、

つまりハの字ですよね?

 

 

 

あれは落下力を受け止める為の

最初の形です。

 

 

 

ハの字を習得する前に

落下をする練習はしないはずです。

(想像するだけで恐ろしいですね)

 

 

 

パラレルになっても同じです。

 

 

 

まずは落下を受け止める

『正しい体の使い方』を

習得する必要があります。

 

 

 

正しい身体の使い方が出来ないと

落下して受け止めるときに

下にズルズル落とされたり、

落下を意識すると何も板が動かず

暴走します。

 

 

 

落下を受け止める為の

正しい身体の使い方は

長年このメルマガを読んでいる方は

お気づきかと思います。

 

 

 

 

そう、

 

 

外向傾です!!

 

 

この動画の動きですね。

 

 

 

【小回りが苦手なスキーヤーが正しくできないスキーに重要な動作とは?】

 

 

 

まず落下力で悩んでいる方は

この動画の動きが上手くできないケースが

大半です。

 

 

因みにコメントで

エッジが立っていないとありますが

あくまでも股関節の使い方の部分に

着目して下さい。

 

 

ブーツを履いてこの動作を行うと

分かるのですが、

エッジは勝手に立ちますし、

立たせないでこの動作を行うのは

不可能です(笑)

 

 

 

この正しい外向傾が作れていなければ

いくら落下してもその落下力を

正しく板には伝えられません。

 

 

 

ただ一つ厄介なのが

外向傾でなくても

エッジを立たすことはできます。

 

 

止まる時にストレート内倒すれば

ズルズルとなるものの

エッジは立ち、止まりはします。

 

 

 

板をグイッと押し出してもエッジは立ちます。

 

 

 

ただそれで止まっていると

小回りの時に上体が内倒したり

上手く板が回ってこなくて

エッジが強すぎると言われる

といった不具合が出てきます。

 

 

この様な負の連鎖を断ち切るためには

まずは落下力を正しく受け止める

身体の使い方を手に入れることが

非常に重要です。

 

 

 

因みにプルークボーゲンは

基本的に両足が

片方ずつ外向傾になっていますよね!

 

 

正しく受け止める身体の使い方が

出来るのであれば

次のステップに進みましょう!

 

 

続きは次回に!

 

スキー技術

なぜ雪上でバリエーショントレーニングを行ってもスキー上達に繋がらないのか? 254

読了までの目安時間:約 10分

 


あなたはバリトレという言葉を

聞いたことがありますか?

 

 

バリトレとは

バリエーショントレーニングの略称で

雪上で行う様々なエクササイズを

バリトレと呼ぶケースが多いです。

 

 

このバリトレですが、

 

 

・外脚に乗る

・ポジションを確認する

・X脚を直す

・内倒を直す

・シェーレンを直す

 

 

 

など様々な目的のものが存在します。

 

 

 

スキーレッスンの多くは

悩みに合わせた

バリトレをやっていく事が主流です。

 

 

 

また技術向上の為の書籍やDVDも

色々なバリトレを紹介しています。

 

 

バリトレを行っても滑りが変わらない?

 

雪上で行うバリエーショントレーニングは

数多く紹介されていますし、

レッスンでもたくさん行ってきたと思います。

 

 

しかし実際、バリトレの多くは

上達に繋がらないものが殆どです。

 

 

なぜ殆ど上達に繋がらないと

言えるのかというと、

本当に上達に繋がるバリトレばかりなら

上達に悩むスキーヤーは

ほとんどいないはずだからです。

 

 

滑りの悩みがあるなら

それを改善すると言われている

バリトレを行って

修正すればいいですよね?

 

 

しかし実際そう簡単にはいかないのは

あなたも分かっているはずです。

 

 

 

例えばX脚を直すために

内脚を手で押して

外脚と平行にするバリトレがあります。

 

 

一見強制的に両脚を平行に出来て

X脚が直るように見えますが、

それで直るならずっとX脚で悩んでいる人は

いないはずです。

 

 

 

多くの場合

 

 

・そのバリトレ自体がまずできない

 

・バリトレの時は変わるけど

 普通に滑ると元に戻る

 

 

となってしまいます。

 

 

 

ではバリトレ自体すべて無駄なのか?

 

 

と言われたら

そうではありません。

 

 

 

上達に繋がる物も確かに存在します。

 

 

 

この様な言い方をすると、

あのバリトレは良くて

このバリトレはダメで・・・

という考えになりそうですが、

それも違います。

 

 

 

脚の筋トレには

スクワットは良くて

レッグエクステンション(膝の曲げ伸ばし)

はダメという事にはならないのと一緒です。

 

 

 

一般的なレッスンでは

癖を確認するためや

直すためのバリトレをやるのが普通ですが、

このバリトレを行っても

なかなか滑りが変わらないという

スキーヤーが多いです。

 

 

 

あなたも同じような経験があるならば

それはあなたにとって

スキー上達に繋がらないバリトレを

行っている可能性が高いです。

 

 

ではどのようなバリトレが

スキー上達に繋がるのか?

 

 

バリトレは大きく2つの種類に

分けることが出来ます。

 

 

それは

 

 

 

『新しい事を習得する為のバリトレ』

 

 

『出来ていることを磨く為のバリトレ』

 

 

 

です。

 

 

新しい事を習得する為?出来ていることを磨く為?

 

『新しい事を習得する為のバリトレ』とは

新しい動作の習得、癖の修正など、

今まで出来なかった事を

出来るようになるバリトレです。

 

 

 

一方、

『出来ていることを磨く為のバリトレ』とは

既に根本的な部分は出来ているものを、

色々な条件下でも出来るように

磨き上げる効果があるものです。

 

 

 

 

これは何を目的にするかで変わるので

どちらがいい悪いはありませんし、

バリトレの種目そのものを

根本的にどちらかに分類できる

という事ではなく

人によってそのバリトレが

どちらに分類されるか変わります。

 

 

 

あなたがもし練習で

バリトレを取り入れているとしたら

どちらに分類されるでしょうか?

 

 

 

因みにバリトレを行っても

滑りは変わらないのであれば

後者のバリトレの可能性が高いです。

 

 

 

 

『出来ていることを磨く為のバリトレ』とは

言い方を変えると

 

 

 

『出来ている人にしか出来ないバリトレ』

 

 

 

という事になります。

 

 

 

例えばストックを両手で横に持ち、

フォールライン方向に向けたまま

滑るバリトレがあります。

 

 

小回りなどでローテションしてしまう時などに

よく行われますね。

 

 

あなたも一度は行ったことが

あるのではないでしょうか?

 

 

あのバリトレは股関節が

ある程度使える人にとっては

『出来ていることを磨く為のバリトレ』に

なります。

 

 

 

しかし、

そもそも股関節の使い方を知らずに

わき腹から捻ってしまい、

何とか手だけはフォールライン方向に

キープできているものの

腰から下は明らかに回ってしまい

ローテションしながら滑っている人が多いです。

 

 

 

これは

『出来ない事をなんとかやっている』

というだけで、

実際そのバリトレを続けても

滑り自体はあまり変わりません。

 

 

 

もちろんやり続けていたら

いつかは股関節の使い方を

覚える可能性もあるかもしれませんが、

明らかに正しい股関節の使い方を

習得するためのバリトレを行った方が

効率的です。

 

 

 

今回例に出したバリトレですと

出来ていないけど何とかこなせてしまうので

分かりづらいかもしれませんが、

コブ斜面が滑れるようになる為に

コブの中でドルフィンターンを行いましょう!

といったバリトレですと、

 

 

『いやいやそれができたら

 すでにコブ滑れていますよ!』

 

 

と分かるはずです。

 

 

 

このようにいくら行っても

なかなか上達しないバリトレの多くは

根本的に出来ている人の為のものが多く、

出来ない人にとっては

 

 

『この動作が出来ない』

 

 

という確認にはなるものの

貴重なレッスン時間の多くを

根本的に出来ない事に

費やしてしまいます。

 

 

またこの動作が出来ないと

確認するだけで済むなら

まだいいのですが、

 

 

 

無理やりその練習を続けた為に

新たに変な癖を身に着けてしまうケースも

珍しくありません。

 

 

 

以前メルマガではお伝えしましたが

やはりその人にとっての順序が

効率よくスキー上達する為には

本当に重要なんです。

 

 

 

あなたが行っているバリトレは

今あなたがまず

やらなければいけないものなのか?

それともそれより先に

身につけなければならないものがあるのか?

 

 

一度考えてみて下さいね。

 

スキー技術 トレーニング論

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