スキー オフトレ

【スキー業界唯一】オフトレから雪上までを完全マンツーマンサポート

スキーのターン姿勢で使われる【くの字】と【弓なり】の違いは?261

読了までの目安時間:約 8分

 


ターン後半で外脚にしっかり乗る為に
重要なポイントである『くの字』ですが、
『弓なり』という表現をする事も多くあります。

トップ選手の表現や
雑誌、DVDなどでも
表現が分かれますが、
あなたのターン後半のイメージは
『くの字』でしょうか?
『弓なり』でしょうか?

 

実際に動きの違いを見たい場合は

こちらの動画をご覧ください。

 

まず結論から言ってしまうと

どちらのイメージでも

 

 

ターン後半にしっかり外脚に
圧が加えられているのであれば

問題ありません!!

上級者の多くは
『弓なり』だという人も
『くの字』だという人も
同じような動作をしています。

ただターン後半の部分で悩んでいるのであれば
『くの字』と『弓なり』の表現は
かなり意識して使い分けた方がいいです。

 

【弓なり】姿勢と【くの字】姿勢の違いは何?

 

まずは『弓なり』と『くの字』は

見た目がどのように違うのかを

確認してみましょう。

 

 

弓なり姿勢

 

画像の様に曲線を描いている

ターン後半の姿勢です。

 

 

上半身から下半身にかけて

緩やかにカーブしていて

まさに弓なりになっていますよね。

 

 

くの字姿勢

 

一方くの字姿勢は

画像の様に上半身と下半身が

直線的になっている姿勢です。

 

 

このように画像でみると

違いがよく分かるかと思います。

 

 

 

指導で【弓なり】と表現しない理由

 

冒頭では

『くの字』でも『弓なり』でも

どちらでもいいとお伝えしましたが、
私のレッスンでは
『弓なり』はほとんど使いません。

その理由について説明していきます。

まず『くの字』と『弓なり』の
大きな違いは何でしょうか?

それは直線的なものと曲線的なものですよね。

身体の作りを考えてもらえれば
分かりやすいですが、
『弓なり』の様な
曲線的なシルエットを作り出すには
主に背骨の動きがメインになります。

 

背骨が分かりづらければ
わき腹、胸、肩のイメージでもいいです。
(全て背骨を軸にしているので)

どんなに頑張っても
足がポキポキポキと複数個所曲がり
曲線にはならないですよね(笑)

背骨の動きがメインになるという事は
言い換えれば

『上半身がメインになる』

という事です。

一方の『くの字』は
直線的なシルエットですので
逆に背骨をメインに使うとできません。

メインに使うべきは股関節ですね!

 

股関節から曲がる事で
上半身と脚の間が曲がり
『くの字』になります。

では上半身を曲げる事と
股関節から曲げる事、
どちらが出来ずに

悩んでいるのでしょうか?

ここら辺が明確になってくると
『弓なり』ではなく
『くの字』という表現を使う理由も
分かってくるはずです。

因みにこの様な内容を書くと、
じゃあ『弓なり』という表現は
間違っているんですか?

と思うかもしれませんが
そういう事ではありません。

 

 

 

正しい【弓なり】姿勢を作るには・・・

 

『弓なり』は曲線のなので上半身、
『くの字』は直線のなので股関節から
曲がることがメインになる事が

分ったでしょうか?

この様な内容を聞くと

・じゃあ『弓なり』の表現は間違っているの?
・でもトップ選手は『弓なり』に見えるけど?

とあなたは思ったかもしれません。

今回はその部分について
もすこし掘り下げていきますね。

まずお伝えしておきたいのが

『弓なり』という表現は
決して間違いではない

 

 

 

という事です。

確かに背骨の動きがメインになりますが、

 

 

 

 

背骨以外は『使わない』

というわけではありません!

『弓なり』でも
股関節を使っているという事です。

この部分が非常に重要で
股関節を使った『くの字』姿勢の
上半身の部分が湾曲して
『弓なり』のシルエットになる
という事です。

つまり

 

 

弓なり姿勢は

股関節を使ったくの字姿勢が

前提条件にある

という事です。

 

ですから
技術選トップ選手たちが
『弓なり』と表現したり
そのようなシルエットに見えるのは
決して間違いではありません。

ただ、先ほどもお伝えした通り
『股関節からのくの字』が
前提条件ですので
この条件を満たさないまま
弓なりを意識すると
上半身だけ曲がってしまい
うまく外脚に乗れません。

でも本人的には
弓なり姿勢をつくっているので
ターン後半外脚に乗れないのはなぜだ?
と迷宮入りしてしまいます。

スキー上達に悩むスキーヤーの多くは

 

『股関節から曲がるくの字はできるけど、
 上半身を弓なりに出来ない』

のではなく

 

『上半身は弓なりになるけど
 股関節からくの字に出来ない』

 

といった部分で

悩んでるケースが大半なので
『弓なり』よりは
まず『くの字』のワードを使う方が
効率的です。

勿論、弓なりのイメージで
股関節からのくの字が入るのであれば
それでOKですからね!

因みに股関節からのくの字が
強く入りすぎている場合にも
『弓なり』のイメージで!
という指導が入りやすいので
注意して下さい。

意味を取り違えると
『くの字はダメで弓なりはOK』と
思い込んでしまいますから。

 

まとめ

 

『弓なり』と『くの字』の違いは

分ったでしょうか?

 

 

【外脚に乗る為のターン後半の姿勢】

という同じカテゴリーにある分

その違いや使い分けが

難しい部分でもあります。

 

 

この2つはつながりを

持っているものであり

順序を間違うと

せっかく意識しているのに

スキーが上達しない

原因にもなってしまいます。

 

 

股関節から曲がって

『くの字姿勢』

 

そのくの字姿勢から

上半身を緩やかに曲げて

内傾角を強くとっていくと

『弓なり姿勢』

 

という身体の使い方を

しっかり整理して下さいね。

 

スキー技術 身体論(フィジカル関係)

スキー上達に重要な『外向傾』『腰外れ』の違いは?260

読了までの目安時間:約 11分

 


前回の記事で

 

【外向傾】とはどのような形で、

必要かどうか意見が分かれる理由は

認識の違いがあるという事を

お伝えしました。

 

 

まだご覧になっていなければ

まずはこちらからどうぞ

 

【スキー上達に外向傾は必要?不必要?259】

 

 

この記事を読めば

外向傾に関してはもう大丈夫!!

・・・

・・・

・・・

 

といかないのが

スキーの複雑なところ。

 

 

なぜならタイトルにもあるように

外向傾と似たような形で

【腰外れ】という

スキー用語があるからです。

 

 

これらは外向傾と同じことなのか?

はたまた全く別物なのか?

 

 

ここら辺を区別しないと

また外向傾は必要か?

腰外れになるから

やめた方が良いのか?

といった意見の分かれる原因になります。

 

 

 

外向傾すると腰外れになる?

 

あなたは雪上で

 

 

『腰が外れている』

 

 

と言われたことはありますか?

 

 

 

外向傾をとると必ずと言っていいほど

セットでついてくるのが

この腰外れですね。

 

 

この腰外れとは一般的に

NG動作として指導の中では

注意の対象となります。

 

 

 

しかし腰外れという単語からして

頭と足の直線上から

腰が外れる事であれば

外向傾は間違えなく腰外れです。

 

 

 

腰外れが悪いとなると

腰を外さない限り

外向傾はとれませんので、

外向傾自体がダメとなってしまいます。

 

 

 

それとも外向傾は必要だから

腰外れも本当はOKなのか?

 

 

はたまた外向傾と腰外れは別物なのか?

 

これは腰外れ?

 

以前私が配信している動画でも

外向傾についての動きを説明した時に

『腰が外れている』

といったコメントが結構ありました。

 

 

逆にこの動作が大事!

これが出来ないとダメだよね!

これが基本です!

といったコメントもありますね。

 

※その動画はこちら⇓

 

 

 

もうこの時点で

腰外れなのか外向傾なのか?

それが良いものなのか悪いものなのか

意見が分かれているのが

よく分かります。

 

 

因みにエッジが立っていない

というものもありますが

この動画の動作を、

ブーツを履いて行ってもらえば

嫌でも勝手にエッジが立つので

今回は置いておきますね。

 

 

あくまでも股関節の動きに関連した

骨盤の位置や方向に注目してください。

 

 

話を戻しますと、

 

 

【外向傾は腰外れなのか?】

 

 

という部分が重要になってくるという事です。

 

 

 

この部分を明確にするためには

まずは腰外れの認識を

きちんとしておく必要があります。

 

 

 

どこからが腰外れ?

 

 

最初にお伝えしておくと

 

 

 

そもそもこの角度を超えれば腰外れ

というのは存在しません!

 

 

 

ですから先ほどお伝えした通り

外向傾も

腰外れと言ってしまえば

腰外れです。

 

 

 

ただスキー界において

全ての外向傾が

腰外れと言われているわけではなく

一般的に腰外れと言われるケースは

ある程度決まっています。

 

 

今回は代表的な3つの腰外れの認識を

お伝えしますね。

 

 

①内脚に乗ってしまう

 

まず腰外れと言われてしまうのが

この内脚に乗ってしまうケースです。

 

 

本来外向傾は、

遠心力に耐えるために

板を傾けて外脚にしっかり乗る動作です。

 

 

それなのにせっかく外向傾をとっても

内脚に乗ってしまっては

意味がないどころか、

X脚やシェーレンといった

エラーを引き起こす

原因にもなってしまいます。

 

 

 

外向傾はどうしても

身体の軸から

腰を内側に入れる必要がある為

その際内側に行きすぎてしまい

内脚に乗ってしまいます。

 

 

そうなると外向傾というよりは

腰が外れているという指摘が入ります。

 

 

 

②タイミングが早い

 

ターンの局面をよく時計の時間で表しますが、

ターン前半と呼ばれる

1時、2時(右ターン)

11時、10時(左ターン)

の局面で外向傾の姿勢を取ると

腰が外れているという表現がされます。

 

 

先ほどお伝えした通り

外向傾とはターン後半に

最も外脚に外力が加わる時に

行いたい動作です。

 

 

ですがその必要性がない

ターン前半の局面で

行ってしまうと、

内脚に乗りやすい、

身体が遅れやすい、

というエラーに繋がるケースが多いです。

 

 

詳しくはこちらの動画を見ると

分かりやすいと思います。

 

 

同じ動作でもタイミング一つで

良い動作とエラー動作になるので

難しいですね。

 

 

③ターンの進行方向と身体の向きが合っていない

 

 

外脚に乗る以外に

外向傾をとる理由に

次のターンへの繋げるため

というものがあります。

 

 

そもそも一番外力に耐えられるのは

ストレート軸といって

直立した状態です。

 

 

えっ、外向傾じゃないの?

と思われていますが違います。

 

 

実際止まる時に

外向傾を強く意識して作る人は

いないはずです。

 

 

 

ただ止まる時ならいいのですが、

ストレート軸でターンをしてしまうと

次のターンへむけて斜面の下方向(谷側)に

落ちて行けずに

斜面の上(山側)に身体が残ってしまいます。

 

 

つまりストレート軸だと

ターンが連続して行えないので、

しっかり外脚に乗りつつ

上半身は次のターンへの準備をする為に

外向傾が必要となってきます。

 

 

ただここで次に行きたい

進行方向よりも上体の向きが強すぎると

腰が外れているという

表現をされてしまいます。

 

 

 

例えばアルペンスキーで言えば

SL(スラローム)での細かいセットや

基礎スキーの小回りの様な

進行方向が下向きの場合は

外向傾姿勢が強くても

あまり腰が外れていると言われません。

 

(スキーレーシングマガジン誌)

 

一方、

SG(スーパージャイアントスラローム)や

DH(ダウンヒル)、

基礎スキーの大回りでは

進行方向が斜め横方向です。

 

 

その為、

下の画像の様に内傾角を大きくとった

ストレート軸に近い形なり、

上の画像の様な外向傾姿勢をとると

腰が外れていると表現されやすいです。

 

 

 

 

まとめ

 

この様に同じ外向傾でも、

ポジションや目的と合っているかどうかで

正しい外向傾なのか、

腰外れというエラー動作なのかに

分かれるという事です。

 

 

それゆえ

 

・外向傾は必要だ!

・外向傾はスキーの基本!

 

という意見もあれば

 

 

・外向傾はいらない!

・外向傾をすると腰外れになる!

 

 

といった反対意見も出てきます。

 

 

因みに何度もお伝えしていますが、

どちらの認識であれ、

その人が自分の思い描く滑りが出来ていれば

OKだと私は思います。

 

 

ただこの認識が食い違っているせいで

同じ指導や情報を得ても

全く違った解釈をして

スキー上達の妨げになってしまう事は

とても大きな問題です。

 

 

あなたはどのような認識なのか?

また指導者や、情報の発信元は

どちらの認識で言っているのか?

 

 

 

ここら辺をきちんと認識して

スキー上達につなげていってください。

 

スキー技術 基礎スキー

スキー上達に外向傾は必要?不必要?259

読了までの目安時間:約 15分

 


スキーを上達するうえで

 

 

・外脚に乗る

・板の真上に立つ

・基本ポジションをとる

 

 

といったスキーの上達の為の

『基本』と呼ばれるものが

数多く存在します。

 

 

その中のひとつが

今回の記事のテーマにとなる

 

 

 

 

外向傾

 

 

 

です。

 

 

あなたも外向傾というワードを

一度は聞いたことがあると思います。

 

 

 

この外向傾姿勢は

非常に重要な反面、

さまざまな捉え方や表現によって

賛否が分かれる部分でもあります。

 

 

 

スキーには外向傾は絶対必要でしょ!

 

 

というものもあれば

 

反対にいや外向傾は必要ない!

 

 

といった感じの意見まで。

(実際にyoutubeのコメントにも

ありましたね)

 

 

同じスキーでも

このように意見が分かれる部分は

大抵がその事象に対する

認識や前提が異なるからです。

 

 

動画でもその内容についてお伝えしています。

 

最終的にはその人が

思い通りの滑りができれば

どのような解釈や意見でもいいのですが、

あなたがスキー上達に

役立てようとした時に

様々な意見があると困りますよね。

 

 

 

ですから今回は

この【外向傾】に対する認識を

改めて見直して整理しますので、

あなたの滑りに繋げてください。

 

 

 

そもそも外向傾って何?

 

そもそも外向傾ってよく聞くけどなに?

 

 

という部分から入っていきましょう。

 

 

あなたがもし、

スキーを指導する側に立った場合

 

「外向傾ってなに?」

 

と聞かれたら

どのように答えるでしょうか?

 

 

意外と難しいですよね。

 

 

外向傾とは

 

 

外向

 

 

外傾

 

という2つの言葉が

合わさった言葉です。

 

 

外向とは?

 

スキー板にから

進行方向より

外に向いた状態を

外向といいます。

 

下の画像を見てください。

 

 

この画像が右ターンをしている場合、

板の進行方向の外側(本人からみて左側)に

上体が向いていますよね。

 

 

この状態が外向です。

 

 

これは読んで字のごとくといった感じで

分かりやすいと思います。

 

 

 

 

外傾とは?

 

次に外傾です。

 

この外傾は大きく2つの解釈に分かれます。

 

 

【認識①】

板の垂直上より

上体が外に傾いた状態を

外傾と呼ぶケースです。

 

 

つまりこの画像の様に

板が傾き、全体のシルエットが

内側に傾いていたとしても

板の垂直上より上体が外に行けば

外傾です。

 

 

【認識②】

地面の垂直上より外側に傾くことを

外傾というパターンです。

 

 

この認識の場合、

内傾角と言って内側に傾く事が

出来ていないとみなされて

外傾が強い、外傾が必要ないといった

意見が出ます。

 

 

つまり認識②の場合は

認識①の画像は

外傾していないという事です。

 

 

この様に

外向は問題ないと思いますが、

外傾の認識があなたにとってどちらか

まずはしっかり整理してください。

 

 

 

なぜ外傾の認識が2つに分かれるか?

 

 

ここまでの外向と外傾の認識は

理解できたでしょうか?

 

 

この2つを合わせたものが

外向傾という事です。

 

 

実際の滑りの画像で確認してみましょう。

 

 

しかし外傾の認識が分かれるため

外向傾は必要か必要ではないかが分かれます。

 

 

そもそもなぜ外傾の認識が

分かれるかについて

考えていきます。

 

 

 

その要因の一つに

 

【内傾】【内傾角】

 

というワードとのつながりがあります。

 

 

これも一度は聞いたことがある

スキー界では有名な用語のはずです。

 

 

内傾も読んで字のごとく

ターンの内側に倒れる事をいいます。

 

 

内傾角はその角度ですね。

 

 

ターン中は外側へ引っ張られるため

内側に傾いた方が運動しやすいです。

 

 

これはスキーに限ったことではなく

バイクやインラインスケートのコーナーでも

同じことですね。

 

 

 

スキーでは特に

この深い内傾角を作りたいと

練習に励むスキーヤは多いです。

 

 

 

さてここからが本題です。

 

 

 

この内傾をしようとした場合

先ほど説明した、

外傾の認識が①と②とでは

内傾が出来るか出来ないかが

大きく変わってきます。

 

 

認識①の板の垂直上より

外側に傾くことが外傾の場合は

写真の様に

 

 

上体が内側に傾く(内傾)

 

形になっても

外傾はできますよね?

 

 

 

 

一方認識②の地面の垂直上から

外側に傾くことが外傾の場合は

内傾と反対の動作となる為

 

外傾していると

上体は内傾はできません。

 

 

 

つまり外傾の認識によって

 

 

『外傾しながら内傾できますか?』

 

 

という「とんち」のような問題に対して

 

 

認識①ならYES

 

認識②ならNO

 

 

という様に意見が分かれるわけです。

 

 

 

こうなると

当然認識①の人にとっては

外傾は必要ですし、

認識②の人にとっては外傾必要ない

という事になります。

 

 

 

あなたの認識はどちらでしたか?

 

 

 

この様に認識や前提が違っているだけで

どちらも言っていることは

正しいんですよね。

(正しいからこそ意見が分かれるわけですが)

 

 

 

どのように認識しておくのが良いのか?

 

さてこれまでのないようで

意見が食い違う原因が分かったかと思います。

 

 

ではここからが一番重要な部分です。

 

 

それは

 

 

 

『実際どちらの認識でいればいいのか?』

 

 

というところ。

 

 

ここがしっかりしていなければ

結局雪上レッスンや、

DVD、雑誌などで情報を手に入れても

混乱してしまいます。

 

 

 

どちらの認識がお勧めかというと・・・

 

 

 

どっちもです!!

 

 

 

「えっ、それだと

混乱したままじゃないですか!」

 

 

と思いますよね。

 

 

それでは

もう少し詳しくお伝えします。

 

 

どちらの認識も持っておいて欲しいと

お伝えしたのには訳があります。

 

 

 

何故なら

 

 

2つの認識が混合して

指導の中に組み込まれるケースが

殆どだからです!

 

 

ですからその時々によって

認識を使い分けていく必要があります。

 

 

今回は代表的な4つのケースで

どちらの認識でいるといいのか

お伝えしますね。

 

 

①もっと外傾を意識してというケース

 

これは内倒と言って

内側に傾こうとするあまり、

ポジションが内側になりすぎてしまい

内脚に乗ってしまうようなケースで

よく使われます。

 

 

その場合は内側に傾くのはいいけど

認識①の板の垂直上より

上体を外に傾ける

イメージを持つと効果的です。

 

認識②の状態をすると、

今度は強すぎると注意される事が大半なので。

 

 

※ただ個人的には認識②ぐらい

意識した方が内倒は

早く直ると思います。

 

 

②外傾が強すぎる、外傾を注意されるケース

 

これは上のパターンとは逆で

外傾をエラーとして

指導されるケースです。

 

 

この場合は認識②の状態に

なっていると認識してください。

 

 

外に傾きすぎているのだから

単純に内に傾けば良さそうですが

認識①の板の垂直上よりは外傾を

残しておかないと

今度は内倒していると言われるので

気を付けてくださいね。

 

 

③基礎スキーのケース

 

基礎スキーでは長い軸で

深い内傾角を求められるケースが多いです。

(最近は外向傾の意識の滑りも

評価され始めましたが)

 

 

その場合内傾角ばかり意識すると

今度は外脚が軽くなり、

内倒してしまいます。

 

 

外脚にしっかり乗りながら

内傾角を出していくには

認識①の板の垂直上よりは

外に傾きつつ、

内側に傾いていく事が重要です。

 

 

ただ厄介なのは

①のケースでもお伝えしましたが、

初めのうちは認識②ぐらい

強く外傾を意識しても

結果的には認識①の状態になる事が大半です。

 

 

まずは認識②で滑ってみて

実際の滑りがイメージ通り

認識②の状態になるのであれば

それかあら認識①にしてもいいかと思います。

 

 

④アルペンスキーの場合

 

アルペンスキーの場合は

高速域で滑る事と

ポールを避けなければいけない

という条件から

認識②で滑る事をお勧めします。

 

 

アルペンの場合は

どうしてもポールがある為

 

 

・ポールを避けなければならない

・次のポールに早く向かおうとして

 内倒しやすい

 

と言う場合が多いです。

 

 

※ポールを避けるための強めの外傾

 

 

認識②ぐらい外傾をイメージして

外脚にしっかり乗ることが重要です。

 

 

アルペンスキーヤーの滑りで

認識②のような強めの外傾

で滑っているシーンを

よく見かけますよね?

 

 

この様にアルペンスキーでは

認識②の外傾のイメージで練習を重ねて

その後技術向上とともに

微調整が出来るようになると

良いですね。

 

まぁアルペンスキーから

基礎スキーに転向すると

その外傾の強さを注意されてしまう事も

よくありますが・・・

 

(私もそうですw)

 

 

まとめ

 

いかがでしたか?

 

 

 

今回お伝えした通り

一言で外向傾といっても

その認識が異なり、

目的によって

利用した方がいい認識も変わります。

 

 

あなたはどちらの認識だったか?

またあなたの目的を達成するには

どちらの認識を用いた方が良いのか?

 

 

ぜひ考えて雪上練習に活かしてください。

 

 

さて今回の内容だけでも

かなりのボリュームなんですが、

まだまだ外向傾に対する問題は

沢山あります。

 

 

それは

『腰外れ』

『アンギュレーション』といった

違う言葉で外向傾が表現されて、

さらにそれによって認識が変わるケースです。

 

 

この部分は次回の記事で

お伝えしていきますね!

 

 

ジュニアスキー スキー技術 基礎スキー

スキーで落下を意識すると暴走してしまう理由は?258

読了までの目安時間:約 7分

 


前回の記事で落下の為には
足首の正しい使い方

重要だという事を
お伝えしました。

 

踵に乗る=後傾ポジション

 

だと思われている方にとっては
なかなか理解するのが
難しかったかもしれません。

 

 

後傾になると踵に乗ることは
勿論あります。

 

 

しかし踵に乗ると全て後傾になるなら
トップ選手たちがよく言う
踵寄り、くるぶし下に乗る
という場合は
その選手たちは全て後傾ということに
なってしまいます。

 

このように
後傾で踵に乗ってしまうのと
踵に乗っても後傾にならない違いは
足首の使い方が大きいという事です。

 

 

落下を意識すると暴走しませんか?

 

さて足首を正しく使えるようになり

板に遅れることなく

落下できるようになったとします。

 

 

しかしまだ全ての問題が

解決したわけではありません。

 

 

それが落下を意識すると陥りやすい

 

 

 

【暴走】

 

 

 

です。

 

 

落下をしようと思うあまり

自分が思い描いた場所よりも

はるか先でターンしてしまい

暴走だと指摘された経験はありませんか?

 

 

落下を意識すると
そのまま何もしないで
直滑降に落ちていく方がよくいますが

それは落下を前後のイメージだけで
行っているせいです。

 

 

例え足首を上手く使い

前後のポジションをしてもコントロール

それだけでは直進して

暴走するのは当然ですよね。

 

 

 

そこで重要となってくるのが

左右方向の動きです。

 

 

 

 

左右の動きをコントロールする股関節

 

では前後の動きをコントロールするのが

足首なら左右の動きをコントロールするのは

どこでしょうか?

 

 

それが

 

 

『股関節』

 

 

です。

 

 

 

もちろんこれだけで

左右の動きを

コントロールしているわけではありませんが

股関節はかなり重要な要素になります。

 

 

 

当然ながらターンは弧を描くという様に、

前後だけでなく左右の動きも加わってきます。

 

 

この左右の動きがなければ
板が動いてこないで
暴走という事になりますね。

 

 

 

左右に動くことは

言い換えれば板を傾けて
エッジをかけるという事です。

 

 

しかしこのエッジをかけるという動作も
『踵に乗る』と同様に
様々なエッジのかけ方があります。

 

 

ブレーキ要素が強く出たり
落下を邪魔するエッジングもあれば
落下力を上手に利用して
板をキレイに回してくるエッジングも
あるという事です。

 

 

 

ここら辺の違いを
きちんと説明してもらう機会がないので
エッジをきちんとかけるという指導と
エッジをかけてはいけないという指導に
悩まされます。

 

 

色々なエッジングがありますが
今回は落下力に関わる
エッジングについてだけお伝えします。

 

 

 

落下力を邪魔しないエッジングの特徴に
股関節が使えているかどうか?

 

 

という部分が関わってきます。

 

 

技術選のトップ選手でもある丸山貴雄選手は
以前インタビューで小回りの感覚について

 

 

『股関節から下で行うイメージ』

 

 

と言っていたシーンがありましたが、
まさに落下しながらエッジングするためには
股関節の動きは重要です。

 

 

 

落下を上手く使う為の
股関節の正しい使い方が出来ているか
簡単に分かるチェック方法があります。

自分の滑りの中で
ターン前半からターンマックスまでの部分を
ビデオで見てください。

 

 

スローの方が分かりやすいです。

 

 

その時に股関節が正しく使えていると
骨盤が内側にスライドして
くの字のシルエットが出ます。

 

外向傾を作る、
外腰を入れてくる、
内腰をスライドしていく、
股関節を入れてくる、

 

などなど言い方は様々ですが
解剖学的に見ればどれも同じ動きです。

 

 

自分の滑りだと分かりづらければ

実際に股関節の動きを中心にしたターンを

解説している動画がありますので

こちらをご覧ください。

 

 

この股関節を使って左右の動きを出して

以前の記事でお伝えした

落下力を受け止める形

になっているのが理想です。

 

 

上手く股関節が使えていないと
膝から内側に入ったり、
お尻がプリッと外脚側に流れて
わき腹から曲がっていたりします。

 

最初は上手く内側に入ってきても
その後腰が外に出ていき
お尻がプリッとしたシルエットになることも
珍しくありません。

 

これではいくら落下しても
落下力は使えません。

 

 

この横方向への股関節の使い方が難しいのは

 

 

足首の縦方向への使い方と
複合的に使う必要がある

 

 

 

という事です。

 

 

特に急斜面での小回りは
かなりこの要素が強いので、

股関節を使った横方向への
確認や練習をするなら
まずはあまり足首の前後要素を必要としない
緩斜面からお薦めします。

 

 

 

スキー技術

スキーで『落下を使う』為に必要な足首の使い方は?257

読了までの目安時間:約 11分

 


前回の記事で

落下を使う為には

 

・まず自分が落下できているかどうか

 明確な判断基準を持つ

 

・次に落下の練習をする前に

 落下力を受け止められる状態になっておく

 

 

という事をお伝えしました。

 

 

まだ目を通していない方は

こちらからどうぞ↓

 

 

【スキー上達に重要な『落下力』を使えるようになるは?256】

 

 

今回はその続きです。

 

 

 

落下をするには足元から

前回の記事にも書いた

正しく受け止められる

身体の使い方ができたら

いよいよ本題となる

落下の仕方です。

 

 

 

『もっと落下を使って!』

『もっと落下してきて!』

 

 

という指導はよく入るものの

 

 

 

何をどうすれば落下できるのか?

 

 

 

という具体的な部分は

なかなか教えてもらえていないケースが

多いようです。

 

 

 

因みに落下する『意識』で

本当出来るなら

上達できないと悩むことはないですよね。

 

 

 

落下をする為には

色々な要素が必要ですが、

最も代表的な落下が出来ない原因は

 

 

 

 

『足首の使い方』

 

 

 

です。

 

 

 

落下をするという事は

言い換えれば

身体を前方に運ぶという事ですが

よく落下が上手くできず、

お尻が落ちたり、

身体が起きてしまう方は

 

 

・手を前に出す 

 

・身体を前に屈める

 

 

といった方法で改善しようとします。

 

 

 

勿論それで改善できればいいのですが、

大抵は落下ができず、

それどころか上半身だけ

力みを持った変なフォームになってしまう事が

よくあります。

 

 

 

ではなぜ足首なのか?

 

 

 

それは

 

 

 

 

体の根元だからです!

 

 

 

 

イタリアにある『ピサの斜塔』という

傾いている有名な塔がありますが、

あの塔が傾いている原因は

根元の地盤の傾きです。

 

※引用 Wikipedia

 

あの塔の傾きを直すのであれば

一番下の地盤をどうにかするはずです。

(実際これ以上傾かないように

 修繕工事は行われています)

 

 

実際は不可能ですが

あの塔の上の部分だけ逆側に折って

傾きを直すことはしないはずです。

 

 

 

スキーも同じで、

落下できずに

後ろに傾いてしまっているのであれば、

まず直すべきは根元、

つまり足首です!

 

 

 

トップ選手たちが

やたら足首の緊張感、使い方、

脛をブーツから離さない

などと言っているのはその為です。

 

 

 

きっとあなたも一度は指導を受けたり

聞いたことがあると思います。

 

 

 

ただこの足首は意識しても

なかなか改善できないケースが大半です。

 

 

 

なぜなら、

 

 

 

正しい足首の使い方を

知らないからです!

 

 

 

出来る出来ないは別にして

そもそも根本的に

あなたは正しい足首の使い方を

知っているでしょうか?

 

 

 

 

正しい足首の使い方を知っている分かる簡単な質問

 

なぜ出来る出来ないは別にして

と前置きした方というと、

 

 

 

『分かっているけど出来ない』

 

『知らないから出来ない』

 

 

とでは、

根本的な学習段階が違うからです。

 

 

 

以前メルマガでご紹介した

人間の学習段階でいうと

『分かっているけど出来ない』

は第2段階の無意識的有能ですから

練習を重ねれば第3段階の

『意識すればできる』に

進むことが可能です。

 

 

 

しかし『知らないから出来ない』は

第1段階の無意識的無能ですので

出来るようにはなりません。

 

 

 

ですからまずは

きちんと知っているか?

第1段階なのか第2段階なのかを

確認して下さい。

 

 

 

まず代表的なものとしては

 

 

踵に乗ると足首が緩み後ろになり

つま先側に乗るとブーツの脛を押せて

前ポジションに行けるという思い込み

 

 

です。

 

 

 

『えっ、でも踵に乗って後傾になっていると

 よく言われます!』

 

 

と思いましたか?

 

 

 

それではこれから

ある実験を紹介するので

上記の思い込みがよく分からない方は

試してみてください。

 

 

その場に立って、

誰かに後ろから

分からないタイミングで

押してもらってください。

 

 

あなたは急に押されても

前に行かないように踏ん張ります。

 

 

さて足裏はどのように

踏ん張っているでしょうか?

 

 

 

つま先側ですが?踵側ですか?

 

 

 

協力者がいなくても

電車に乗った際の

発車、停車の時を考えてみても分かります。

 

 

 

落下するとは前方へ移動する事ですよね?

一方今回で紹介した実験は

前に行かないようにする時の

足裏の使い方、

つまり『落下しない』ようにする時の

足裏の使い方です。

 

 

 

逆に前から押されて後ろに

転ばないようにするのも

試してみてください。

 

 

 

これはまさにスキーと同じですね。

 

 

 

きっと後ろに転ばないようにするには

踵に乗るはずです。

 

 

 

そろそろお気づきだと思いますが、

踵に乗っているから後傾になるのではなく、

これ以上後傾になるのを支えてくれるのが

踵だという事です。

 

 

 

逆につま先に乗れば

 

 

 

ポジションが前になるのではなく

これ以上前に行くのを抑えるのが

つま先の役目です。

 

 

 

同じようで捉え方はまるで違います。

 

 

 

まとめると

落下を使う為に前に行くには、

 

 

 

 

 

踵に乗りながら前に倒れる足首の使い方を

マスターする必要があります!

 

 

 

 

 

この足首の使い方を習得する方法も

人によって違うので

一概にこうすればできますよとは

言えないのですが、

 

 

 

『踵に乗りながら前に行く』

 

 

 

というのを出来るかどうかが

まずは足首を正しく使えているかどうかの

ポイントとなってきます。

 

 

 

以前スキー雑誌の特集で

トップ選手たちの

ターン中の足裏感覚がありました。

 

 

皆そろって脛が離れない意識と

その為には前半は土踏まずぐらいで

後半は踵よりと言っています。

 

 

土踏まず~踵の間とは

脚の中間部から後半部ですよね?

 

 

人によって感覚は様々ですが

そこで前後ポジションを

コントロールできる事は

落下をする為には

非常に重要だという事です。

 

 

さてここまでの内容を読んで

正しい足首の使い方が出来れば

落下が使えるのか!

と思ったはずです。

 

 

はいその通りです・・・

 

 

と言いたいところですが、

実は足首が正しく使えても

落下を使えるというわけではありません。

 

 

もちろん足首は最も重要な要素なんですが・・・

 

 

その理由は次回の記事でお伝えしますね!

 

スキー技術 身体論(フィジカル関係)

スキー上達に重要な『落下力』を使えるようになるは?256

読了までの目安時間:約 11分

 


あなたは指導を受ける中で

 

 

 

『もっと落下をして!

 

 

 

というワードを聞いたことがありますか?

 

 

スキーにおいて落下する力

つまり落下力を利用することは

非常に重要です。

 

 

 

この落下を使うという指導は

外脚に乗ってくると

同じぐらいあやふやで

分かりづらいワードですね。

 

 

今回はこの『落下』をどうすれば使えるのか?

という部分についてお伝えしていきます。

 

 

 

 

 

そもそも落下をしていないのか?

 

落下力を使えるようになる為には

まず落下力を使えていない原因を

明確にする必要があります。

 

 

 

 

さてここで一つ考えて欲しい事があります。

 

 

それは

 

 

 

『そもそも本当に落下していないのか?』

 

 

 

という事です。

 

 

 

あなたは自分が落下しているかどうか

どのように判断していますか?

 

 

私は学生時代に

『もっと落下してこい』

と言われて

 

 

 

『落下しているから、

スキーで滑り降りてきているのに・・・

落下してなかったらその場で止まっている。』

 

 

と思っていました(笑)

 

 

 

正しく落下をしているのかいないのか?

 

 

 

という判断基準が曖昧なため

もっと落下をしてこいという指導が

ピンと来ていないよくある例です。

 

 

 

あなたがもし落下力を使えずに

悩んでいるとして、

ビデオを見た瞬間自分が落下してないなぁ・・・

と分かりますか?

 

 

もしくはレッスンや仲間から

落下できてないよ!

 

 

といわれて

確かに!確かに!

と思いますか?

 

 

 

もしそこが曖昧なのであれば

まずは落下していないとはどのような状況かを

あなた自身の頭の中で

明確にする必要があります。

 

 

 

よく落下が使えず悩んでいる方に

なぜそう思うのですか?と聞くと、

 

 

 

『レッスンなどでそう言われるから』

 

 

 

という答えが多いです。

 

 

つまり他人からの評価であり

実際自分が落下できていないという事を

体感はしていないという事になります

 

 

 

自分自身で

どうなっているのかよく分からない事を

改善するのは非常に難しいです。

 

 

具体的には

 

・ビデオで確認しながら

 落下が出来ていないという部分を

 説明してもらう

 

・止まった状態でいいので

 落下をしていないポジションと

 落下をしているポジションの違いを確認する

 

・落下をしていない事を判断する

 体のチェックポイントを教えてもらう

 (頭の位置、ブーツの脛など)

 

・滑走中に無線などで

 いま落下できていないという事を

 リアルタイムで教えてもらう

 

 

などなど

とりあえず言われたから

落下を使えていないんだぁ

ではなく、

 

 

ホントだ落下できてない!

 

 

という事を体感する機会を

まずは作ってください。

 

 

 

さて自分が落下できているかどうか

分かったら次のステップです。

 

 

 

落下を使う為にまずやるべき練習とは?

 

まず落下力を使う為に重要なのは

落下を練習する事ではありません!

 

 

 

『えっ、落下力を使いたいのに

 なんで落下を練習しないの?』

 

 

 

と感じましたか?

 

 

 

でもこの順序を間違えているから

なかなか落下力を使うという感覚が

習得できないんです。

 

 

 

ではまずやるべきこととはなにか?

 

 

それは

 

 

 

 

 

『落下力を受け止める身体の使い方を習得する』

 

 

 

これです!

 

 

 

よくもっと落下をしてきてくださいと言われて

そのことを意識すると

 

 

今度は暴走になってしまう事がありませんか?

 

 

ターン後半板がズルズルと

下に流されてしまいませんか?

 

 

何もしないで落下をしていると

板が曲がってこないで

ヒューッと直滑降になってしまいませんか?

 

 

 

そうなるとエッジを立てるしかなく

エッジを立てると

また落下していないと言われるという

負のスパイラルに陥ります。

 

 

 

この原因は正しく落下力を受け止める事が

出来ていないのが原因です。

 

 

 

スキーを始めたころを思い出してください。

 

 

滑走するにあたって

まず習得することは何ですか?

 

 

 

プルークボーゲン、

つまりハの字ですよね?

 

 

 

あれは落下力を受け止める為の

最初の形です。

 

 

 

ハの字を習得する前に

落下をする練習はしないはずです。

(想像するだけで恐ろしいですね)

 

 

 

パラレルになっても同じです。

 

 

 

まずは落下を受け止める

『正しい体の使い方』を

習得する必要があります。

 

 

 

正しい身体の使い方が出来ないと

落下して受け止めるときに

下にズルズル落とされたり、

落下を意識すると何も板が動かず

暴走します。

 

 

 

落下を受け止める為の

正しい身体の使い方は

長年このメルマガを読んでいる方は

お気づきかと思います。

 

 

 

 

そう、

 

 

外向傾です!!

 

 

この動画の動きですね。

 

 

 

【小回りが苦手なスキーヤーが正しくできないスキーに重要な動作とは?】

 

 

 

まず落下力で悩んでいる方は

この動画の動きが上手くできないケースが

大半です。

 

 

因みにコメントで

エッジが立っていないとありますが

あくまでも股関節の使い方の部分に

着目して下さい。

 

 

ブーツを履いてこの動作を行うと

分かるのですが、

エッジは勝手に立ちますし、

立たせないでこの動作を行うのは

不可能です(笑)

 

 

 

この正しい外向傾が作れていなければ

いくら落下してもその落下力を

正しく板には伝えられません。

 

 

 

ただ一つ厄介なのが

外向傾でなくても

エッジを立たすことはできます。

 

 

止まる時にストレート内倒すれば

ズルズルとなるものの

エッジは立ち、止まりはします。

 

 

 

板をグイッと押し出してもエッジは立ちます。

 

 

 

ただそれで止まっていると

小回りの時に上体が内倒したり

上手く板が回ってこなくて

エッジが強すぎると言われる

といった不具合が出てきます。

 

 

この様な負の連鎖を断ち切るためには

まずは落下力を正しく受け止める

身体の使い方を手に入れることが

非常に重要です。

 

 

 

因みにプルークボーゲンは

基本的に両足が

片方ずつ外向傾になっていますよね!

 

 

正しく受け止める身体の使い方が

出来るのであれば

次のステップに進みましょう!

 

 

続きは次回に!

 

スキー技術

なぜ雪上でバリエーショントレーニングを行ってもスキー上達に繋がらないのか? 254

読了までの目安時間:約 10分

 


あなたはバリトレという言葉を

聞いたことがありますか?

 

 

バリトレとは

バリエーショントレーニングの略称で

雪上で行う様々なエクササイズを

バリトレと呼ぶケースが多いです。

 

 

このバリトレですが、

 

 

・外脚に乗る

・ポジションを確認する

・X脚を直す

・内倒を直す

・シェーレンを直す

 

 

 

など様々な目的のものが存在します。

 

 

 

スキーレッスンの多くは

悩みに合わせた

バリトレをやっていく事が主流です。

 

 

 

また技術向上の為の書籍やDVDも

色々なバリトレを紹介しています。

 

 

バリトレを行っても滑りが変わらない?

 

雪上で行うバリエーショントレーニングは

数多く紹介されていますし、

レッスンでもたくさん行ってきたと思います。

 

 

しかし実際、バリトレの多くは

上達に繋がらないものが殆どです。

 

 

なぜ殆ど上達に繋がらないと

言えるのかというと、

本当に上達に繋がるバリトレばかりなら

上達に悩むスキーヤーは

ほとんどいないはずだからです。

 

 

滑りの悩みがあるなら

それを改善すると言われている

バリトレを行って

修正すればいいですよね?

 

 

しかし実際そう簡単にはいかないのは

あなたも分かっているはずです。

 

 

 

例えばX脚を直すために

内脚を手で押して

外脚と平行にするバリトレがあります。

 

 

一見強制的に両脚を平行に出来て

X脚が直るように見えますが、

それで直るならずっとX脚で悩んでいる人は

いないはずです。

 

 

 

多くの場合

 

 

・そのバリトレ自体がまずできない

 

・バリトレの時は変わるけど

 普通に滑ると元に戻る

 

 

となってしまいます。

 

 

 

ではバリトレ自体すべて無駄なのか?

 

 

と言われたら

そうではありません。

 

 

 

上達に繋がる物も確かに存在します。

 

 

 

この様な言い方をすると、

あのバリトレは良くて

このバリトレはダメで・・・

という考えになりそうですが、

それも違います。

 

 

 

脚の筋トレには

スクワットは良くて

レッグエクステンション(膝の曲げ伸ばし)

はダメという事にはならないのと一緒です。

 

 

 

一般的なレッスンでは

癖を確認するためや

直すためのバリトレをやるのが普通ですが、

このバリトレを行っても

なかなか滑りが変わらないという

スキーヤーが多いです。

 

 

 

あなたも同じような経験があるならば

それはあなたにとって

スキー上達に繋がらないバリトレを

行っている可能性が高いです。

 

 

ではどのようなバリトレが

スキー上達に繋がるのか?

 

 

バリトレは大きく2つの種類に

分けることが出来ます。

 

 

それは

 

 

 

『新しい事を習得する為のバリトレ』

 

 

『出来ていることを磨く為のバリトレ』

 

 

 

です。

 

 

新しい事を習得する為?出来ていることを磨く為?

 

『新しい事を習得する為のバリトレ』とは

新しい動作の習得、癖の修正など、

今まで出来なかった事を

出来るようになるバリトレです。

 

 

 

一方、

『出来ていることを磨く為のバリトレ』とは

既に根本的な部分は出来ているものを、

色々な条件下でも出来るように

磨き上げる効果があるものです。

 

 

 

 

これは何を目的にするかで変わるので

どちらがいい悪いはありませんし、

バリトレの種目そのものを

根本的にどちらかに分類できる

という事ではなく

人によってそのバリトレが

どちらに分類されるか変わります。

 

 

 

あなたがもし練習で

バリトレを取り入れているとしたら

どちらに分類されるでしょうか?

 

 

 

因みにバリトレを行っても

滑りは変わらないのであれば

後者のバリトレの可能性が高いです。

 

 

 

 

『出来ていることを磨く為のバリトレ』とは

言い方を変えると

 

 

 

『出来ている人にしか出来ないバリトレ』

 

 

 

という事になります。

 

 

 

例えばストックを両手で横に持ち、

フォールライン方向に向けたまま

滑るバリトレがあります。

 

 

小回りなどでローテションしてしまう時などに

よく行われますね。

 

 

あなたも一度は行ったことが

あるのではないでしょうか?

 

 

あのバリトレは股関節が

ある程度使える人にとっては

『出来ていることを磨く為のバリトレ』に

なります。

 

 

 

しかし、

そもそも股関節の使い方を知らずに

わき腹から捻ってしまい、

何とか手だけはフォールライン方向に

キープできているものの

腰から下は明らかに回ってしまい

ローテションしながら滑っている人が多いです。

 

 

 

これは

『出来ない事をなんとかやっている』

というだけで、

実際そのバリトレを続けても

滑り自体はあまり変わりません。

 

 

 

もちろんやり続けていたら

いつかは股関節の使い方を

覚える可能性もあるかもしれませんが、

明らかに正しい股関節の使い方を

習得するためのバリトレを行った方が

効率的です。

 

 

 

今回例に出したバリトレですと

出来ていないけど何とかこなせてしまうので

分かりづらいかもしれませんが、

コブ斜面が滑れるようになる為に

コブの中でドルフィンターンを行いましょう!

といったバリトレですと、

 

 

『いやいやそれができたら

 すでにコブ滑れていますよ!』

 

 

と分かるはずです。

 

 

 

このようにいくら行っても

なかなか上達しないバリトレの多くは

根本的に出来ている人の為のものが多く、

出来ない人にとっては

 

 

『この動作が出来ない』

 

 

という確認にはなるものの

貴重なレッスン時間の多くを

根本的に出来ない事に

費やしてしまいます。

 

 

またこの動作が出来ないと

確認するだけで済むなら

まだいいのですが、

 

 

 

無理やりその練習を続けた為に

新たに変な癖を身に着けてしまうケースも

珍しくありません。

 

 

 

以前メルマガではお伝えしましたが

やはりその人にとっての順序が

効率よくスキー上達する為には

本当に重要なんです。

 

 

 

あなたが行っているバリトレは

今あなたがまず

やらなければいけないものなのか?

それともそれより先に

身につけなければならないものがあるのか?

 

 

一度考えてみて下さいね。

 

スキー技術 トレーニング論

スキー検定(バッジテスト)合格、不合格を分ける、点数を出す為の細かいコツとは? 253

読了までの目安時間:約 14分

 


スキー検定(バッジテスト)を受けていて

一番悔しいのは

 

 

あと1点で合格だったのに・・・

 

 

という僅差で受からなかった時では

ないでしょうか?

 

 

 

また前回は合格点が出たけど

今回は1点マイナスだったという

合格ラインギリギリの所にいると

滑る時に緊張が増しますよね。

 

 

 

検定員の方の話でも

 

 

 

『う~ん、合格点出そうか悩むなぁ・・・』

 

 

 

という微妙なときが良くあるようです。

 

 

その微妙な1点がプラスかマイナスになるかは

本当にちょっとしたことです。

 

 

大きく滑りが変わるわけではないけれど、

そのちょっとしたことを

知っていて行えるか、

知らずにやらないかでは

結果的には合格不合格を分ける

大きな差となります。

 

 

 

そこで今回は

検定で点数を出すために

知っておきたい細かいポイントを

3つご紹介していきますね。

 

 

 

細かい部分までしっかり意識して

印象点をあげていきましょう!

 

 

 

 

ポイント① スタートの仕方

 

 

あなたは検定で点数を出すために

本番に一番意識する部分はどこですか?

 

 

 

殆どの方がターンの質や

フォームではないでしょうか?

 

 

 

もちろんその部分をジャッジするのが

検定なので間違いではないのですが、

人がジャッジする以上

どうしても同じような滑りでも

印象によって点数が変わってきます。

 

 

 

では滑りの印象に重要なポイントはどこか?

 

 

 

それがスタートです。

 

 

 

検定員の人からよく

 

 

 

『スタートから1,2ターンくらいで

点数をだいたい決める』

 

 

 

と話を聞きます。

 

 

特に検定バーンの距離が短い場合、

最初の印象があまり良くないと

点数は出づらいです。

 

 

 

最初の印象が大事なのは

人間関係や、面接など

何もスキーに限ったことでは

ありませんよね?

 

 

 

勿論人間関係なら

話していくうちに

 

 

『あっ、この人一見怖そうだったけど

 話してみると意外といい人かも!』

 

 

と印象が変わることはありますが、

スキー検定の場合は

その一滑りで全てが決まってしまうので

最初の印象は非常に重要です。

 

 

 

ではその重要な

最初の印象を決めるスタートで

何を意識すると良いのでしょうか?

 

 

 

 

それは

 

 

漕ぎ

 

 

です。

 

 

 

検定でよくありがちなのが

丁寧にきちんと滑ろうとして

スターンとから1ターン目まで

構えたまま斜滑降で固まってしまい

漕がないスキーヤーの方がいます。

 

 

スタートしていきなり急斜面、

というバーン設定だと

なかなか難しいかもしれませんが、

それでも一漕ぎ二漕ぎ入るのと

ただ斜滑降で入ってくるのでは

印象はまるで違います。

 

 

特にテクニカル、クラウン受験の様に

スピードが求められるレベルでは

必須といえます。

 

 

また、スピードを出すための

加速が目的なのは勿論ですが、

勢いよく滑り出そうとする

積極性が分かる印象点にもつながります。

 

 

しかし検定を受けるスキーヤーの中で

この漕ぎをきちんと練習している人は

少ないと思います。

 

 

せっかく漕いでも

スピードが出てないだけならまだしも

漕ぎ方が不格好で

そのせいで印象点が悪くなってしまうケースも

珍しくありません。

 

 

 

加速の面でも印象の面でも

しっかりとした漕ぎを練習してください。

 

 

ポイント② ライン取り

 

同じ質のターンをしても

ライン取りによって検定員への印象は

大きく変わってきます。

 

 

大回りでよくあるのは

ターン幅が小さいケースです。

 

 

検定バーンの幅が狭い場合、

どうしても端っこのネット近くを

通りたくないという思いから

ターン幅が小さくなりがちです。

 

 

そうなるとだいたい左右のネットから

3、4m離れた間の中に

受験者たちのシュプールが収まります。

 

 

 

その中で一人だけ

もう一歩ネットに近い

まだ誰も滑っていないところを

滑ってくるだけで印象は大きく変わります。

 

 

 

勿論ネットの近くを通る事で

衝突の危険性や、

横幅を広くとるあまり

斜滑降が長くなりスピードが落ちてしまう

というリスクがあります。

 

 

検定バーンの設定や

受験日の雪質が緩くて止まりやすいのか?

といった部分はきちんと考慮してください。

 

 

小回りの場合、

よく言われるのは

検定員に向かって真っすぐ滑ってくる

という事です。

 

 

どうしても正面から見るのと

斜め横から見るのとでは

印象が変わります。

 

 

 

ゴールから離れたとことに

検定が立っている場合や

左右に広くたっている場合は

大きく影響はありませんが、

検定3人が固まって、

しかも左右どちらかにいる場合は

しっかりその検定員たちの

正面のラインを滑りましょう。

 

 

そして小回りにもう一つ大事なのが

スタートからの繋ぎ方です。

 

 

一般的には滑りたいラインの真上から

そのままスタートするケースが大半です。

 

 

要はスタートからゴールまで

一直線といったイメージです。

 

 

そうなると小回りの

リズムをとったりスピードが乗るまでの

最初の1,2ターンも検定からしたら

もう演技が始まっているように見えます。

 

 

先ほどもお伝えした通り

最初の印象点は非常に大事なのに

その最初がスピードも乗っていない

リズムをとる為に行っているターンですと

当然印象も変わってきます。

 

 

技術選の小回りを見てもらうと

分かりやすいですが、

選手の多くは自分が滑りたいラインの

最初から自分の滑るライン上に

スタートを構えるのではなく

やや横からスタートして

中回りのような斜滑降から

本来滑りたいラインに入ってきます。

 

 

プレターンという呼ばれ方もしますが、

この部分で加速やリズム取りをして、

その後から演技が始まるといった感じで、

準備と本番がきちんと分かれています。

 

 

もちろんプレターンで加速しすぎて

1ターン目から大きくなってしまう、

自分の滑りたいラインに上手く移動できない、

というリスクもあります。

 

 

細かい部分ですが

ここら辺も普段からしっかり意識して

練習したい部分です。

 

 

ポイント③滑りの種類

 

良く検定の総評で

 

 

『斜度や雪質に合わせた滑り』

 

 

というワードが出てきます。

 

 

 

言い換えれば

色々な種類の滑り方が必要だという事です。

 

 

その色々な滑り方ができるというアピールを

意図的に表現できると理想的です。

 

 

例えば小回りでいえば

最初は深く丁寧にズラシて板を回し、

後半はカービング要素の強い

スピードに乗った小回りを滑る

といった感じです。

 

 

大回り系ですと

漕いでクロ―チングを組んで

1ーン目はそのままクロ―チングターンでも

また見栄えが変わります。

 

 

ただせっかく安定して滑っていたのに

滑りを途中で変えたせいで

失敗してしまうリスクもあります。

 

 

 

この滑り方の種類を変えるのにお薦めなのが

不整地小回りです。

 

 

前半は溝の横を使った

バンクターンの様に少し板を回して

スピードをコントロールして

後半はモーグルの様に縦に入ってくる

といった感じです。

 

 

特にプライズ検定レベルになると

そこら辺もしっかり見ているようで

私が受験した時も

 

 

『前走よりも、さらに2つくらい上から

 縦に入れてきたね!』

 

 

と言ってもらい

細かいところまで見てるんだなぁ

と感じだのを覚えています。

 

 

因みに上記に書いたような

後半を縦に入れてくる滑りは

一見狙っているように見えて

後半アップアップになったのを

ごまかすのにも使えます(笑)

 

 

そこで最後まできれいに滑ろうと

考えて無理やり板を回すと

却ってミスが出やすいので

後半スピードが出てきたら

トントントンと縦にごまかした方が

却って好印象の場合があります。

 

 

要は

 

 

 

 

『私は2種類の滑りが出来るんです』

 

 

 

 

というのをきちんと

アピールしましょうという事ですね。

 

 

検定員からしても

上から下まで同じ滑りですと

飽きてしまいますので。

 

 

 

まとめ

 

これまでに書いてきたような部分は

一見すると細かい事ですが、

これがあるかないかで

点数が上か下かどちらになるかを決める

判断のポイントになる場合があります。

 

 

ただ細かい部分だからといって

ぶっつけ本番でやればいいやと

思わないでくださいね。

 

 

ただでさえ緊張している中、

普段と違う事をやるのは

さらに緊張をまして滑りを狂わせます。

 

 

普段の練習からしっかりと

自分の滑りに組み込んで

練習をして下さい。

 

 

またあくまでも

基本的なターンの質があってのことですので

小技ばっかり練習して

肝心の滑り自体が合格点に達していなければ

本末転倒です。

 

 

合格点が出たり出なかったりする

ギリギリのラインの場合に

有効に働くことを忘れないでくださいね。

 

スキー技術 基礎スキー

スキー上達のコツ 上手くなっても滑りが戻る落とし穴とは? 252

読了までの目安時間:約 13分

 


前回までの記事をとおして 

スキーが上達する為の

効率的な練習法を

簡単なレッスンの流れをもとに

解説していますが、

イメージはつかめているでしょうか?

 

 

 

まずは自分で滑ってきて

その感覚やイメージを脳内でフィードバック。

【スキー上達に繋がる効率的な練習法とは?  249】

 

 

そして実際の映像を元に

イメージと現実のすり合わせ。

【スキーを効率よく上達するには、滑走後に●●をしよう! 250】

 

 

イメージ通り出来てないのであれば

 

【1】エラー動作の『具体的な』原因の確認

【2】修正するための『具体的な』

   身体の使い方の確認

【3】その場でまずその動作が出来るかの確認

 

3つの流れで確認をして修正。

【スキー上達に繋がる、滑りを改善する時の3つのコツ 251】

 

というところまでお伝えしました。

 

 

 

今回は次の段階である

認知の修正についてです。

 

 

 

認知を変えなければ出来るものもできない

 

まずはもう一度レッスンの流れを

確認して下さい。

 

 

____________________

 

私『まずその場で滑走ポジションを

取ってみましょう』

 

 

受講者『はい!こうですか?』

 

 

私『OKです!

  ではビデオ撮りますんで

ずっとそのイメージで

滑ってみてください!』

 

 

受『わかりました!』

 

 

 

~滑る~

 

 

 

私『OKです!

  どうでしたか?』

 

 

受『かなり意識してやってきたつもりです。』

 

 

私『では映像見てみましょう』

 

 

 

~映像確認~

 

 

 

私『どうですか?』

 

 

受『あれ!?ぜんぜん出来てないですね。』

 

 

私『いま○○さんは、●●関節を

  このような形で使っているので

  結果的にビデオで見た

  この形になってしまいます。

 

  本当は●●関節はこうで

  さらに△△関節もこの状態にないと

  この形できないんですよ。』

 

 

受『ほんとだ、確かにそうしてる!』

 

 

※今回はここから先の部分です。

 

 

私『ではもう1本撮りますんで、

  次はやりすぎぐらいやってきて下さい。』

 

 

受『こんな感じですね!』

 

 

私『いえいえ、もっとやっていいですよ』

 

 

受『えっ、こんなに!?』

 

 

私『はい、それでどう映るか

  ビデオで確認してみましょう!

  変になっちゃってもいいですので』

 

 

 

~滑る~

 

 

私『どうでしたか?』

 

 

受『いやぁ、かなり意識してやったので

  気持ち悪いです(笑)』

 

 

私『ではビデオ見てみましょう!』

 

 

受『・・・これで全然普通ですね(笑)

  イメージしてたものと

  全く違っていました。。

  こんなに感覚や身体の使い方が違うんじゃ

  いくら練習しても

  上手くならないわけです!』

____________________

 

 

はいこれは本当にあるあるです。

 

 

修正しようと思っても

自分のイメージする範囲内でしか

行わないのが一般的です。

 

 

ですからあえて

やりすぎ、違和感を覚えるぐらい

行ってもらいます。

 

 

 

ご自身だけで行う場合は

そのイメージを持ってください。

 

 

そして指導する場合重要なのが

それが正解だとその場で

押し付けない事です。

 

 

 

以前のメルマガでもお伝えしましたが、

人から100回言われるより

1回自分の映像を見た方が

理解は早いです。

 

 

ですから違和感たっぷりで滑ってきてもらって

すぐに映像で確認してもらいます。

 

 

すると自分の認知と現実の差に

驚くことが大半です。

 

 

 

この様に認知の部分が間違っていると、

 

 

 

理想とする身体の動きは出来るのに

実際の滑りが変わらない

 

 

 

という非常に勿体ないことになるので

とても重要な要素になってきます。

 

 

 

また、認知の修正が出来れば

後はコツコツ一人で練習してもいいのですが、

余程意識しないと

結局自分の認知の範囲内で滑ってしまい

元の状態に戻ってしまうという

状況に陥りやすいです。

 

 

それほどまでに

今までの脳内イメージは強いので

意識して認知の修正を行っていきましょう!

 

 

さてこの段階で

現実的に滑りが変わり、

どれぐらいの意識で行えば

イメージした滑りになる

という感覚も体験したことになります。

 

 

 

これでスキーが上達!!

 

 

と上手くいかないのが

スキーの難しいところです。

 

 

なぜなら最後の最後に

落とし穴が待っているからです。

 

 

 

最後の落とし穴!人間の学習段階とは?

 

 

これまでの流れで

滑りが変わったのですが

そこで終了ではありません。

 

 

 

「えっ、滑りがかわったのになんで?」

 

 

 

と思われたかもしれませんが、

あなたもこのような経験はありませんか?

 

 

 

『この間良くなったのにまた戻ってるなぁ・・・』

 

 

 

これもあるあるですね。

 

 

 

せっかく滑りが変わったと思ったら

またもとに戻ってしまうのはなぜなのか?

 

 

 

理由は人によって違いますし

沢山あるのですが、

その一つに

 

 

 

『学習段階を途中で終わらせてしまう』

 

 

 

というものがあります。

 

 

 

人間が何か新しい事を

学習するときには4段階あります。

 

 

分かりやすく

スキーを例にしてお伝えしますね。

 

 

【1.無意識的無能(知らないしできない)】

 ...あることに関して何も知らず、

  知らないということさえも知らない状態

 

例:どうすればスキーが上達するのか分からない

  または、こうすれば上達するだろうと

  間違った思い込みをしているが

  間違っていることにすら気づかない

 

 

 

【2.意識的無能(知っていてもできない)】

 ...あることに関して知識を得たが、

  それを実践することはできない状態。

 

例:股関節からくの字をする事が

  スキー上達に繋がることは分かったけど、

  実際やろうと思っても出来ない。

 

 

 

【3.意識的有能(考えるとできる)】

 ...あることに関して

  ある程度できるようになってきましたが

  まだ習慣化されておらず、

  それを行うためには

  ある程度の集中力が必要な状態。

 

例:意識すれば股関節を使えるんだけど

  意識しないとすぐ上半身を使ってしまう

 

 

 

【4.無意識的有能(考えなくてもできる)】

 ...意識しなくても自動的に

  あることを実践することができている状態

 

例:特に意識しなくても股関節を使えるに

股関節を使うことが当たり前

 

 

といった感じです。

 

 

 

今回お伝えしているレッスンの流れですと

【3.意識的有能(考えるとできる)】

まではいけたことになります。

 

 

しかし多くの場合そこが出来たという

ゴールだと思い込んでしまい、

そこから

【4.無意識的有能(考えなくてもできる)】

に移行するまで意識して練習できません。

 

 

その原因は

 

 

・さらにもっとよくしようと

 他の事を意識してしまう、

 

・指導者や他の仲間から、

 それが出来たら次は・・・

 新たな問題に移されてしまう

 

 

など様々です。

 

 

 

出来なかった事が出来るようになっても

まだまだ

【3.意識的有能(考えるとできる)】

の段階だから、

【4.無意識的有能(考えなくてもできる)】

になるまでは焦らずそのことだけを意識しよう

と心がけてください。

 

 

滑っている時に意識できることは

せいぜい一つか二つなので。

 

 

ただ正直いって

【3.意識的有能(考えるとできる)】

の段階まで進めたことは

滑りが元に戻ってしまっても

早いタイミングで

外部から気づかせてもらえれば

時間がかからず戻ります。

 

 

上達に悩むスキーヤーの多くは

【1.無意識的無能(知らないしできない)】

で止まっています。

 

 

どうすればスキーが上達するのか

具体的に分からない。

 

こうすれば上達すると考えていることが

間違っていると気づけない。

 

といった感じです。

 

 

 

まとめ

 

全4回の記事に分けて

スキーが効率よく上達する為の練習法を

お伝えしてきました。

 

 

全ての記事を読むのは

大変だったと思います。

 

 

しかしあなたが上達に悩んでいるのであれば

自分がいまどの段階にいるのか

一度考えてみることが重要です。

 

 

 

そういえばこの部分出来ていないかも・・・

 

 

というところが

スキー上達の妨げに

なっている可能性が高いです。

 

 

 

正しい練習法で効率よく上達し、

充実したスキーライフを送ってくださいね。

 

スキー技術 トレーニング論 未分類 身体論(フィジカル関係)

スキーを効率よく上達するには、滑走後に●●をしよう! 250

読了までの目安時間:約 7分

 


前回の記事に引き続き

スキー上達の為の効率的な練習法を

お伝えしていきます。

 

 

 

スキー上達にまず重要なのが、

自分のイメージと実際の動きの

ズレを埋めることです。

 

 

この部分がズレたままだと

いくら練習しても

出来ていないのに

自分自身では出来ていると思い込み

なかなかスキーが上達していきません。

 

 

そしてこのイメージのズレを埋めるためには

映像で確認することが一番効果的です。

 

 

その映像確認をより質の高いものにする為に

滑る前にやるべきことがあるのは

前回の記事でお伝えした通りです。

 

 

まだ読まれていない方は

まずこちらをご覧ください。

 

 

【スキー上達に繋がる効率的な練習法とは?249】

 

 

では今回はその続きの

映像を取った後の確認方法を

前回同様、私のレッスンの一部分を切り取って、

お伝えしていきます。

 

 

自分の感覚がまずは何より大事

 

前後ポジションで悩む方の

レッスンのある一コマです。

 

____________________

 

私『まずその場で滑走ポジションを

取ってみましょう』

 

 

受講者『はい!こうですか?』

 

 

私『OKです!

  ではビデオ撮りますんで

ずっとそのイメージで

滑ってみてください!』

 

 

受『わかりました!』

 

(前回の記事はここまで部分の

 滑る前の確認の重要性について

お伝えしました)

 

 

~滑る~

 

 

私『OKです!

  どうでしたか?』

 

 

_____________________

 

はいここが次の重要なポイントです。

 

 

この場面でよくみられるのが

 

 

『まだ後傾です!』

『もっと前です!』

 

 

といった指導が入るケースです。

 

 

本当は学習効率をよくするためにも

一度ここで今行った滑りを

 

 

自分の中でフィードバックすること

 

 

 

が理想的です。

 

 

 

 

その振り返りがなく、

指摘だけが入り続けると

一方的に情報が入るだけになってしまいます。

 

 

意識してできたのか?

それとも意識しても出来なかったのか?

どれぐらい意識したのか?

 

 

自分なりの基準をまずきちんと

確認して下さい。

 

 

 

映像を使ったレッスンでなくても

一度指導者側から

この様な問いかけがあると

一度頭を整理することが出来ます。

 

 

 

その後映像で確認できれば

理想ですし、

そうでなくても

その意識でもまだ足りないのか?

それとも出来ているのか?

指導が入ることが理想的です。

 

 

一方的に出来ていませんといわれるだけだと

『こっちは言われた通りやってるんだけど・・・』

と心のモヤモヤが

生まれてくる可能性があります。

 

 

因みに私はフィードバックを聞く時に

 

 

 

『実際に出来たかどうかではなく、

自分としてできたかどうか?

という感覚でいいですよ!』

 

 

 

をお伝えします。

 

 

 

なぜなら、

出来たか出来なかったか?

を聞かれると、

自分ではできているつもりでも

実際きっとできていないんだろうなと思い

出来てないと思います、

分からないです

と答える方が多いからです。

 

 

また失敗を嫌う文化がありますので

出来ない事=いけない事

だと思い込んでおり、

やってきましたと言って

出来てなかったら悪い、恥ずかしいと考え

わからないという人もいます。

 

 

 

しかしまず重要なのは

 

 

実際出来たか出来なかったよりも、

自分のイメージと現実が

ズレているのか合っているのか?

 

 

です。

 

 

 

実際出来ていても

自分の体感やイメージでは出来ていないと

感じているのであれば、

すぐに滑りが変わってしまう可能性が高いです。

 

 

 

まずはしっかりと

自分はこれぐらいの意識でやってきて

きっとこのような滑りになっているだろう

というイメージを確認してから

映像をつかった答え合わせをしてください。

 

 

 

前回から今回までで、

自分のイメージと現実のズレを修正する為に

行っておきたいことをお伝えしました。

 

 

 

滑る前の意識の確認、

滑った後の自分のフィードバック、

そしてズレを確認するには映像を使った

視覚情報が理想的!

 

 

まずはこの部分をきちんと行う事が重要です。

 

 

ではいよいよ具体的な改善方法を

次回の記事でお伝えしていきますね。

 

スキー技術 トレーニング論

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