スキー オフトレ

【スキー業界唯一】オフトレから雪上までを完全マンツーマンサポート

レッスンを受ける時に気を付けたい、スキー上達を阻む指導ワード『前後差』について 322

読了までの目安時間:約 5分

 


 

よく雪上指導において

 

 

「●●しないように

 気を付けください」

 

 

という内容があります。

 

 

 

「膝が内側に入らないように」

 

「後傾にならないように」

 

「上体が起きないように」

 

「前後差がつかないように」

 

 

 

などなど、

一見どれもごく普通の

内容の様に思えます。

 

 

 

しかし上記の中で

一つだけ仲間はずれがあるのが

分かるでしょうか?

 

 

 

それが最後にある

「前後差をつけないように」

です。

 

 

 

他の内容と何が違うか

あなたは分かるでしょうか?

 

 

同じ言い方でも違う意味を持つ

 

 

それは

“ように”の意味です。

 

 

「膝が内側に入らないように」

 

「後傾にならないように」

 

「上体が起きないように」

 

 

 

は本当にその動作をして欲しくない、

つまり指摘している動作自体が

NGだという事です。

 

 

 

しかし

 

 

 

「前後差がつかないように」

 

 

 

本当に前後差をずっとつけないで

滑らないわけではありません

 

 

 

前後差をつける事が

NGだという指導や

そのように思い込んでいる

スキーヤーの方も多いですが

もし本当にそうであれば

アルペンスキーのWカップ選手は

全員NGとなってしまいます。

 

 

 

アメリカ代表の

テッドリゲティ選手の動画は

いつ前後差がついて

いつ前後差がついてないか

非常に分かりやすいので

興味がある方はご覧ください。

 

 

https://www.facebook.com/watch/?v=10156412787553440

 

※引用 テッドリゲティ選手 Facebook

 

この動画を見て

前後差がつくのはNGだとは

思わないはずです。

 

 

 

つまり

●●しない“ように”という

指導の中には

 

 

・本当にその動作自体がNG

 

 

・意識や感覚の話で

 絶対にその現象が

 ダメなわけではない

 

 

 

という大きく2つのタイプがある

という事です。

 

 

 

本来は、

 

 

「実際にそうなるわけではないのですが

 そういったイメージで行ってください」

 

 

といった説明が入れば

問題ない話なのですが、

意外とそういった細かい部分は

言わなくても伝わるだろう

というケースが多く

勘違いを引き起こします

 

 

 

もしあなたが

 

「●●しない“ように”」

 

と言われている

滑りのエラーがあるとしたら

 

 

 

・それは本当にNGの意味なのか?

 

・そういった意識の意味で

 その現象自体は起きるものなのか?

 

 

 

といった部分を

きちんと整理しておくとを

おすすめします。

 

 

スキー技術

スキーで内側に傾く(内傾角)と内倒する原因は、●●を見極めていないから! 319

読了までの目安時間:約 7分

 


 

「ターン前半に内側に

 傾いてきてください」

 

 

この指導内容は

誰しも一度は

言われた経験があるかと思います。

 

 

実際にトップスキーヤーや指導者の

映像や画像を見ても

内側に傾いている様見えますよね?

 

 

しかし多くのスキーヤーが

この内側に傾く意識をしても

上手く出来ないだけではなく

内倒といったエラーを引き起こします。

 

 

その一方でトップ選手達は

内側に傾くイメージを持っていても

そうはなりませんよね?

 

 

この違いはどこにあるのでしょうか?

 

 

あなたが求めている動作は『意識』か?『結果』か?

 

スキーに限らず

スポーツの動作には

自らするものと、

知らぬ間にしているものがあります。

 

 

 

知らぬ間にしているものとは

「結果的にそうなる」

とも言い変えられます。

 

 

 

例えば現在全米オープンが

行われているテニスですが

サーブを打つとき

トップ選手達は

ジャンプしながら

打っていますよね?

 

 

でも正確には

自らジャンプしているのではなく

高い打点に打ちにいく力に引っ張られて

ジャンプしてしまうのです。

 

 

 

サッカーのシュートの後に

空中から浮くのも似ています。

 

 

 

『蹴ってからジャンプ!』

とは意識していないわけです。

 

 

現にスイングの遅い初心者のサーブや

弱いキックの時は

空中には浮きません。

 

 

 

もしこれを

 

 

「サーブの時はジャンプして!」

「サッカーのシュートの後はジャンプして!」

 

 

という指導が入ったら

(実際あるようですが)

おかしな動作になるのは

何となくイメージがつきますよね。

 

 

 

もちろんスキーにも

同じ様に

「結果的にそうなる」

といった動作が山ほどあります。

 

 

動画でも詳しく説明しているので

興味がある方はこちらをどうぞ!

 

 

 

それが今回

お伝えしている

 

 

【内側に傾く】

 

 

ですね!

 

 

 

以前動画も御紹介しましたが

多くのトップ選手達は

 

 

「深い内側の傾きは

 結果的にできるものであって

 あまりみずからつくりに行っていない」

 

 

という発言をよくしています。

 

 

 

ただ雪上の指導では

内側への傾くように

よく言われる為

エラーが多く生まれるわけです。

(勿論それで出来るのなら

 問題ないですからね!)

 

 

他にも

 

 

・板を動かす

・板を走らせる

・前半から捉える

 

 

など結果としてそうなるものは

たくさんあります。

 

 

 

この様に

結果的に行っているものを

自ら行なおうとする事が

スキー上達の妨げになっているケースは

非常に多いです。

 

 

 

ですからまずは

あなたが行いたい

動作やフォームなどが

 

 

・意識すべきものなのか?

・結果的にそうなるものなのか?

 

 

この部分を区別がする事が

重要だという事ですね。

 

 

 

とはいえ

 

 

 

「そう言われても

 どうやって区別していいか

 わかりません…」

 

 

 

と思われたかもしれません。

 

 

最後に

 

 

意識すべきか?

結果的にそうなるものとして

意識しない方がいいか?

 

 

 

ここを区別する方法を

一つお伝えします。

 

 

 

意識すべきかどうか分かる簡単な判断方法

 

それはとてもシンプルで

 

 

 

その意識をして

目的とする動作に

近づいたか?

 

 

 

という確認です。

 

 

 

・内側に傾こうとすると内倒する

 

・外脚に乗ろうとすると板が逃げる

 

・切り替えで浮かないようにすると

 お尻が落ちる

 

 

 

といったように

内容としては間違えてはいないけど

意識しているのに

良い方に向かっていないものは

そこを意識するのではなく

別のことを行った方が

良いケースがほとんどです!

 

 

 

スキー技術 トレーニング論 基礎スキー

スキーが上達する為には、なぜオフトレで上半身のストレッチが必要なのか? 318

読了までの目安時間:約 9分

 


 

今回の記事はあまりスキーとのつながりが

分かりづらい上半身について

少し触れていきたいと思います。

 

 

 

下半身を鍛えるトレーニングや

ストレッチをして

可動域を増やすといった取り組みは

何となくスキー上達に繋がっている

イメージがありますよね。

 

 

 

ではタイトルにもある

【胸のストレッチ】は

スキーにどう繋がるか

あなたはイメージできるでしょうか?

 

 

 

実際サポートメンバーの方には

色々なアプローチで

胸の可動域を

増やしてもらっています。

 

 

 

ですから、この部分の重要性や

その難しさを嫌と言う程

分かっているかと思いますが

一般的にはイマイチ

ピンとこない部分だと思います。

 

 

そもそも胸のストレッチとは?

 

 

そもそも胸のストレッチって

どんな動作か、

イメージできない場合の為に

お伝えしておくと、

簡単に言ってしまえば

胸を開く動作です。

 

 

 

この胸を開いて

ストレッチをする動作が

スキー上達に繋がる

イメージができない理由は

とてもシンプルで

 

 

 

スキーでは胸を開くシーンが

ほとんどないから

 

 

 

です!

 

 

例えば

 

 

野球でボールを投げるシーンや

テニスのサーブ、スマッシュ

バレーボールでのアタック

水泳での背泳ぎやクロール

 

 

 

などなど、

様々なスポーツで

この胸を最大に開くシーンがあります。

 

 

 

しかしスキーでは

こういった胸を最大に開く瞬間は

あまりありませんよね?

 

 

 

むしろ胸が開くと

身体が起きて遅れる為

前方に丸めていくイメージの方が

強いです!

 

 

 

 

ですから胸のストレッチよりも

その逆である

腕立て伏せやベンチプレスの様な

胸を鍛えるトレーニングの方が

スキーのオフトレでは紹介されています。

 

 

 

つまり開くのではなく

閉じる方向への

アプローチの方が

スキーに繋がるイメージです。

 

 

 

しかしSKIER`sLABでは

こういった腕立ての様な

胸を鍛えるトレーニングは

ほぼしません

 

 

 

先ほどもお伝えした様に

開いて可動域を増やすものばかりです。

 

 

 

なぜスキーでは使うことのない

胸を開く方向性の取り組みを行うのか?

 

 

あなたはイメージできるでしょうか?

 

 

 

この答えをお伝えする前に

考えて欲しい事があります。

 

 

 

そもそも一般的に

胸を開いている人と

胸が閉じている人

どちらが多いですか?

 

 

 

きっとスマホやパソコンを使う

環境上閉じて丸まっている人の方が

圧倒的に多いです。

 

 

つまり鍛える事なんかしなくても

十分胸は丸まっていますし、

スマホやパソコンをして

胸が丸まっていくほど

スキーには好都合なはずですよね?

 

 

 

でも本能的にそれは

良くないのでは・・・

と感じるのが一般的です。

 

 

 

この矛盾に大きなヒントが隠されています。

 

 

 

スキーに胸のストレッチが必要な本当の理由

 

 

そもそも滑っていて

 

 

『もっと胸回りが柔らかければなぁ…』

 

 

とは思った経験は少ないですよね。

 

 

 

では本題の

どうして胸のストレッチが

重要なのか?

に触れていきます。

 

 

 

結論から言うと

 

 

 

 

 

腰の反りすぎを抑えたいから

 

 

 

 

 

です!

 

 

 

この理由を見て

一瞬で胸のストレッチの意味を

理解できたのであれば

かなり身体を全体的に捉えられています。

 

 

 

なぜ腰の反りと

胸のストレッチが関係しているのか?

 

 

 

もともと背骨は

胸(胸椎)はやや丸まり

腰(腰椎)は少し反っている

S字状になって

バランスをとっています。

 

 

 

 

もしそこで

胸がさらに丸まったら

腰はどうなるでしょうか?

 

 

 

基本的には相殺する形で

腰は反る方に進みます。

 

 

 

反り腰や

フラットバックといった

呼ばれ方をして、

要は腰が丸まらない状態になる

という事です

 

 

腰が丸まらないと

どうなるのか?

 

 

 

これは基本ポジションとって

試してもらうと

すぐに分かりますが、

腰を反ると上体は起き上がり

重心は後ろに下がりますよね。

 

 

 

 

またトップ選手達の

滑っている画像を見てもらうと

分かりますが

腰を反って滑っている

スキーヤーはいません。

 

 

 

 

まとめると

胸のストレッチを行いたい理由は

 

 

胸を開くという

直接的な事ではなく、

胸の丸まりを減らす事で

それを助けている

腰の反りも減らしたい

 

 

 

という間接的な理由だということです。

 

 

 

因みに【腹筋が弱い】と

思っている人の多くが、

実は弱いのではなく、

胸が丸まっている為

腹筋が使えない状態です。

 

 

 

そして腹筋を鍛えているつもりが

胸を丸める動作を鍛えているという

負のスパイラルに入っているケースも

珍しくありません。

 

 

 

このように身体は連携して動く為、

どこか一か所だけが重要だと考えて

トレーニングをしてしまうと

他のエラーを増長してしまいますので

気を付けてくださいね!

 

スキー技術 トレーニング道具 身体論(フィジカル関係)

基礎スキー小回り、アルペンスキースラロームで板を速く動かす為に練習すべき事とは? 317

読了までの目安時間:約 5分

 


アルペンスキーのスラロームや

技術選の小回り、コブをはじめとして

素早く板を動かす事は

スキー上達において

非常に重要な要素です。

 

 

 

あなたは

上記の様な素早い動きが必要と聞いて

どのような能力を鍛えなければと

思うでしょうか?

 

 

 

多くの場合

【瞬発力を鍛える】

といった内容が浮かびます。

 

 

 

いまではネットで

『瞬発力 トレーニング』

調べればそれこそ山のように

情報が出てきますし、

現に取り組んでいるスキーヤーも多いです。

 

 

 

 

素早い動きには

瞬発力が重要だから、

そこを鍛えるという考えは

どこも間違っていないように思えます。

 

 

 

しかし現実は

瞬発力を鍛えるトレーニングをすると

板を速く動かせる様には

殆どなりません。

 

 

 

なぜ素早い動きには

瞬発力が重要なのに

瞬発力を鍛えても

雪上に活かされないのでしょうか?

 

 

 

なぜ瞬発力を鍛えても板の動きは速くならないのか?

 

その理由は実にシンプルです。

 

 

瞬発力は主に

自分自身が素早く動く

能力ですよね?

 

 

 

しかし多くのスキーヤーが求めているのは

 

板が素早く動く事です!

 

 

 

もちろん自分が素早く動けば

板が素早く動くのであれば

問題ありません。

 

 

でも上記の理屈から行くと

100m走などの陸上選手が

スキーをしたら、

みんな板を素早く動かせる

という事になってしまいます。

 

 

でも実際は

そんなことありませんよね?

 

 

では

板が素早く動く

最大の要因はなにか?

 

 

 

 

板がたわんで

解放された時の反動

 

 

 

です!

 

 

 

もちろん瞬発力が

全く関係していないわけでは

ありませんが、

基本的に板が素早く動いているのは

板自体の剛性が生み出す

エネルギーがかなり強いです。

 

 

 

つまり板を素早く動かしたいのであれば、

 

 

根本的な瞬発力よりもまず先に

板をたわませて解放させる

という技術がある程度必要

 

 

だという事です。

 

 

 

トップ選手達の

スラロームや小回り系は

“板が”ビュンビュン動いていますが、

選手達はゆったり動いている様に

見えませんか?

 

 

しかし板を素早く動かす事に

自分が素早く動く事が

最優先だと思っていると

自分はたくさん動いているのに

板は全然動かない・・・

といった状態になりかねません。

 

 

 

よく小回りやコブでも

素早く動きたい状況なのに

 

 

「待つ事が大事!」

 

 

といった指導が入るのは

この為です。

 

 

トップ選手達が

瞬発力を鍛えているのは

板がすばやく動く事は

前提条件としてある程度クリアしていて

それについていく為に、

または高速に動く板にも力を伝える為に

鍛えているという事ですね。

 

 

 

トレーニングは順序によって

その効果が本当に変わってしまうので

自分にとっての最優先であるかを

意識してくださいね!

 

スキー技術 身体論(フィジカル関係)

スキー上達の為に重要な『股関節の切りかえ』が上手くいかない原因は、もう1つの『フラット、ニュートラル』 316

読了までの目安時間:約 6分

 


 

スキー指導の中で

 

 

 

「ちゃんとフラットをつくって」

 

 

 

といわれた経験がありますか?

 

 

 

言われたことがなくても

雑誌やDVD、ネットを通して

聞いたことがあるかもしれません。

 

 

 

フラットではなく

“ニュートラル”ともいいますね。

 

 

 

このフラットやニュートラルとは

簡単に言うと

 

 

どちらのエッジも立たず (板が傾かず)

滑走面が雪面と水平になっている状態

 

 

です。

 

 

この状態が最も

板の滑走性が高い瞬間ですね。

 

 

 

でもこのフラットをつくる

というワードは

よく考えると、

おかしな部分がある事に

お気づきでしょうか?

 

 

 

フラットを作れというけれど・・・

 

私も学生時代

よくフラットをちゃんと作れ

意識しろと言われていましたが

その度に思っていたのが

 

 

 

「いやいやフラットがなきゃ

 ターンできていないでしょ?

 (板が切り替わっていないでしょ?)」

 

 

 

という事です。

 

 

 

どういう意味だか分かりますか?

 

 

 

ターンを切り替える時

板は傾いている状態から

反対側に傾きますよね?

 

 

 

その傾きが切り替わる時は

物理的にフラットを通過しなければ

板が切り替わる事は不可能です。

 

 

 

つまりどんな形であれ

フラットは絶対的に出来ているのだから

なんでわざわざ作れというのだろう?

という事です。

 

 

 

板がフラットにならないで

ターンが切り替わるのは

プルークボーゲンくらいですよね。

(板がずっと同じ方に傾いているので)

 

 

 

それでも

フラットをつくる事が

重要視されるのには

理由があります。

 

 

フラット(ニュートラル)が重要だとされる本当の理由は?

 

数多くある理由の内

私が最優先で意識して欲しいのが

板のフラット同時に

 

 

股関節のフラット(ニュートラル)を作る事

 

 

です。

(股関節のフラットいう用語はないですが)

 

 

正確に言うと

股関節のフラットをつくること自体が

重要というよりは

前回の記事でお伝えした

 

 

 

 

股関節を切り替える為に

フラットが重要

 

 

 

という事です。

 

 

 

トップ選手達は

板がフラットになっている時に

必ず股関節もフラットに

(切り替わる状態に)

なっています。

 

 

 

つまりいくら板をフラットにしても

(板は強制的にフラットにどこかでなる)

股関節がフラットにならなければ

片方だけ上手にのれて

片方は乗れない…

 

 

という状況になりますね。

 

 

 

股関節のフラットというものが

文章だけではいまいち

イメージができなければ

Youtubeにも動画をアップしていますので

こちらをご覧下さい。

 

 

 

 

ターンに左右差がある方は

この動画内のエラーが出ているケースが

非常に多いです!

 

 

もちろん股関節の

切り替えが上手く出来ない理由は

これだけではありません。

 

 

ただこれだけ切り替え時の

フラットやニュートラルが

重要だと言われていても

板やポジションといったあいまいな部分だけで

本当の意味で切り替えて欲しい部分は

意識されていません。

 

 

ぜひ今回お伝えした

股関節のフラットも

切り替え時に出来ているか

まずはオフトレで陸上動作から

チェックしてみて下さいね!

 

 

 

スキー技術 基礎スキー 身体論(フィジカル関係)

アルペンスキー、基礎スキー上達に共通して重要なのは、『切りかえ』で●●要素を切りかえる事! 315

読了までの目安時間:約 7分

 


 

前回までの記事で

切り替えでよく言われる

【重心移動】

【荷重の切り替え】について

触れてきました。

 

 

まだ読まれていない方は

こちらから

 

アルペンスキー、基礎スキー共通!スキー技術の『切りかえ』で重要なのは重心移動ではない? 313

 

 

勘違いしないでほしいのは

重心移動も荷重の切りかえも

スキーの切りかえ動作には

ものすごく重要です!

 

 

 

ですからこの2つを意識して

切り替えがうまくいっている

という事であれば

問題ありません。

 

 

 

しかし上記の2つは

スキー界ではよく言われている要素であり

何度も練習しているスキーヤーは

多いはずです。

 

 

もしかしらあなたも

日々意識して取り組んでいませんか?

 

 

それでも

切り替えがうまくいかない場合は

ある要素が切り替えられていない可能性が

非常に高いです。

 

 

ではなにが切りかわっていないのか?

 

切り替えで多くのスキーヤーが

意識していない為に

切り換っていない要素とは

ずばり

・・・

・・・

 

 

 

股関節の切り替え

 

 

 

 

です!

 

 

 

私が見てきた限り

9割以上のスキーヤーは

この股関節の切り替えが

正確に出来ない為に

滑りのエラーが直らない状態に

陥っています。

 

 

あなたは

 

 

「股関節の切り替えが

 正しく出来ていますか?」

 

 

と聞かれてどう感じるでしょうか?

 

 

 

そもそも股関節の切り替えって

どういう動作かイメージできない

かもしれません。

 

その場合はまずこちらの動画を見て

イメージを明確にしておいてください!

 

動画の後半にお伝えしている

3要素目が股関節の切り替えです。

 

この股関節の切り替えは

実を言うと

これまでお伝えした

重心移動や荷重の切り替えにも

大きく関わってきます

 

 

 

例えば重心移動ですが、

人間の重心は

だいたいおへその下辺りにあります。

 

 

 

もちろんここまでにお伝えした様に

頭から突っ込んでも

足元から切り替えても

それにつられて重心は移動します。

 

 

 

ただそれはあくまでも

つられて動く間接的な移動で

本当の意味で

重心を動かすのであれば

へそ下にある重心が

まず動き出すことが

直接的な重心の移動です。

 

 

 

この重心があるへそ下が

先陣を切って動く動作には

股関節の動きは必要不可欠です。

 

 

 

また荷重比を切り替えても

股関節がくの字姿勢取れる状態でなければ

その場では荷重が切り替わっても

その後は外脚が逃げたり

内倒をしていきます。

 

 

 

最近メルマガでは

オーストリアメソッドや

インタースキーで

海外の滑りをご紹介してきましたが

顕著に動きが見られるのは

この股関節ですよね。

 

 

 

もちろん日本でも

丸山貴雄選手が

股関節を主体とした動作である

“ロール”というワードを使ったり

今月号のスキーグラフィックでも

山野井全選手がキーポイントに

“股関節”をあげてますね。

 

 

 

このように切り替えに

股関節の動きは切っても切れない

ものです。

 

 

 

しかし、

股関節の動作を細かく

練習する機会がなかなか無い為

切り替えで股関節が

正しく切り替わっていない事に気づけず、

結果として外脚に乗れないエラーに

悩まされます。

 

 

 

まず正しく切り替えが出来ているか

判断する為に

股関節を内側に入れた

くの字姿勢を取ってみて

動きの感覚に左右差がないか

確認してみて下さい

 

 

左右差がある場合は

正しく切り替えられていない可能性が

高いです!

 

 

まずは股関節を動かせるか?

 

 

動かせるなら

左右均等に入れ替えられるか?

 

切りかえを考える時は

この部分も意識してみて下さい!

 

 

もしあなたが股関節の切り替えが

上手くいかないのであれば

入れ替える為の大事な要素が

欠けている可能性が高いです!

 

 

その部分は次回の記事で詳しくお伝えしますね!

 

 

 

スキー技術 基礎スキー 身体論(フィジカル関係)

アルペンスキー、基礎スキーに共通する、切りかえ(ニュートラル)で外脚荷重を入れ替えて上手くいかない?  314

読了までの目安時間:約 6分

 


 

前回の記事では

 

 

 

 

 

切り替えは重心移動が大事というけれど
エラーが出る人も出ない人も、
上級者でも初心者でも
みんな少なからず
重心移動は起きている

 

 

 

 

 

という部分について触れました。

 

 

 

 

 

 

アルペンスキー、基礎スキー共通!スキー技術の『切りかえ』で重要なのは重心移動ではない?

 

 

 

 

 

 

つまり重心移動は大事なんだけど
それは当たり前の話で
そのやり方の部分が
重要だという事です。

 

 

 

 

 

切り替えで重心移動してきて
と言われて
切り替えがうまくいく人は
そもそも切り替えが
きちんと出来る人ですね!

 

 

 

 

 

では上手く切りかえられない原因は
何の要素が切りかわってないのか
考えていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

切りかえは次の外脚に?

 

 

 

 

 

 

切りかえがうまくいかない人が
指摘される内容に

 

 

 

 

 

 

【次の外脚に荷重が切り替わってない】

 

 

 

 

 

 

 

 

というものがあります。

 

 

 

 

 

確かに右外脚ターン後半で
右脚に乗った状態から
次の左外脚に荷重を切り替えなければ
そのまま内脚に乗る事に
なってしまいますよね。

 

 

 

 

 

外脚から外脚へ
荷重を切り替えるというのは
特別不思議な事では
ないように思えます。

 

 

 

 

 

実際にシュテムターンや
外脚での片足スキーから
反対の外脚での片足スキーに
切り替える様な
次の外脚へ荷重を切り替える練習は
多くあります。

 

 

 

 

 

もちろん次の外脚へ
荷重を切り替えるイメージで
左右ターンとも
外脚に乗れるようになるのであれば
問題ありません。

 

 

 

 

 

しかし、切り替えた瞬間は
次の外脚に荷重が移った感覚があっても
その後ターン後半に向かうにしたがって
ズルズルと外脚が逃げて行き
やっぱり乗れない…
というケースがほとんどです。

 

 

 

 

 

つまり切り替えで
荷重を切り替えても
結局外脚に乗れないのであれば
他の要素を切り替える必要がある
という事です。

 

 

 

 

 

 

 

因みに先ほど出てきた

シュテムターンでは

そもそも外脚に荷重を

切りかえられていないケースも

多いのでお気を付けくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてここまでの話で分かってきたのは
重心移動はしている、
荷重も次の外脚に切り替えている、
それでも次の外脚に上手く乗れない…

という場合があるという事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ではそのような人は
他に何が切りかわっていないのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

続きは次回の記事で!

 

 

 

 

 

スキー技術

アルペンスキー、基礎スキー共通!スキー技術の『切りかえ』で重要なのは重心移動ではない? 313

読了までの目安時間:約 9分

 


 

さて今回記事は

外脚に乗る為の

根本的な考え方を変える

きっかけとなる内容です。

 

 

 

これまでのスキー界の常識では

外脚に乗る為の

トレーニングの多くは

外脚側の筋肉強化でした。

 

 

 

それが最近では

ポジショニングや

関節の角度などにも

注目されるようになってきました。

 

 

 

確かに上記の2つは

外脚に乗るうえでは

重要な要素です。

 

 

 

しかしそれでも

多くのスキーヤーは

来シーズンも

『外脚に乗れない』

という悩みを抱えるはずです。

 

 

 

なぜなら外脚に乗る為には

もう一つ重要な要素があるからです。

 

 

 

それが

 

 

 

切り替え

 

 

 

です!

 

 

 

 

この【切り替え】という

動作に必要な

正しい身体の使い方が出来なければ

いくら外脚に乗る筋力や

関節の角度を練習しても

外脚に乗れません

 

 

 

なぜなら切り替えが出来ないと

スタートからすでに

外脚に乗れてないからです。

 

 

 

言い方を変えれば

 

 

 

一般的に外脚に乗る為に

行っているトレーニングの効果を

発揮できる状況になれない!!

 

 

 

という事です。

 

 

 

 

ではその切り替えは

どのように練習するのか?

 

 

切り替えとは何を切りかえるのか?

 

まず確認しておきたいのが、

 

 

【そもそも切り替えって

 何を切り替えるの?】

 

 

という部分です。

 

 

 

荷重?

 

 

重心?

 

 

板の角付け?

 

 

 

色々な考えがあるかと思います。

 

 

 

極論を言ってしまえば

切り替えとは

左右のターンの切り替えです。

 

 

 

ただ、どんな形であれ

左右のターンが切り替えらえるのは

当然ですよね(笑)

(切り替わってなければ

そのまま崖に突っ込んでるので)

 

 

 

ただ左右のターンが切り替わればいい

という事ではなく、

左右のターンで板に乗る感覚や

ポジションが違う、

内倒してしまうといった

エラーがでるから

問題なんですよね。

 

 

 

 

分かりやすいく言うと

左右差が出るという事は

切り替えが出来ていない

何かしらの要素があるから

片方にはあって

片方にはないものが

生まれるという事です。

 

 

 

この切り替わっていないものが

何かを見つけることが

その人にとっての

正しい切り替えを行う

初めの一歩であり、

外脚に乗る為のスタートでもあります。

 

 

 

何が切り替わってないかを

見つけるうえで

まず考えておかなければ

ならない事があります。

 

 

 

切りかえで重要な重心移動

 

スキー界では

切り替えについては

何をどう切り返すというよりも

よく出るワードが存在します。

 

 

 

それは

 

 

 

【重心移動】

 

 

 

です。

 

 

 

『切り替えでは

重心を谷側に移動させていき…』

 

 

 

といったワードを

聞いたことはないでしょうか?

 

 

 

ターンの切り替えで

重心を移動させる

という事は

どう考えても

正しい事です。

 

 

 

切り替えで

重心移動させてないよ

という人を聞いたことは

ないですよね。

 

 

 

ただ、正しいからこそ

ここに落とし穴があります。

 

 

 

その落とし穴とは

 

 

 

重心移動の動作は

誰しも行っている!!

 

 

 

 

という事です。

 

 

 

「えっ!?重心移動が

 出来ていないから

 切り替えがうまく出来ないのでは?」

 

 

 

と感じたかもしれません。

 

 

 

では理由をお伝えしていきます。

動画でも説明しているので

実際の動きで見たい方は

こちらをご覧ください。

 

 

では重心移動を

極端に考えてみましょう。

 

 

 

右外脚ターンを

イメージしてください。

 

 

 

基本的に右外脚のターン後半は

右手や右肩が斜面の下(谷側)にさがり

くの字姿勢を取っている状態です。

 

 

 

例えばこのシルエットのまま

次の左外脚のターンに入って行ったら

頭から突っ込む形となり

間違いなく

内倒しますよね?

 

 

 

しかしながら

極論を言ってしまうと

内側に重心移動は

行われている事に

気づくでしょうか?

 

 

 

重心移動が行われていなければ

次のターンに入る事は

物理的に不可能で

内倒すらできないという事です。

 

 

 

逆を言えば

内倒してしまうという事は

そちら側に重心移動が行われている

証拠とも言えます。

 

 

 

つまり、

切り替えがうまくいかずに

内倒してしまう人も

切り替えがうまくいき

ターン前半から外脚に乗れる人も

多かれ少なかれ

谷側に重心移動はしているという事です。

 

 

 

ですから、

はっきり言ってしまうと

 

 

『切り替えでは

重心を移動させることが重要!』

 

 

というのは

 

 

『テストで点数を上げるには

 勉強することが重要!』

 

 

という位

当たり前の事を

言っているという事です。

 

 

 

【何を切り替えられていないのか?】

 

 

という内容から少し反れましたが、

ここまでの話が

分かってくると

切り替えを考えるうえで

重心移動以外のことが見えてきます。

 

 

では切り替えでは重心移動以外に

どんな要素を切りかえるのか?

 

 

次回の記事でお伝えしていきます!

 

 

 

 

スキー技術 基礎スキー

日本のスキー指導となぜ違う?オーストリアのスキーの上下動を考える 312

読了までの目安時間:約 15分

 


 

日本は海外と違い

基礎スキー技術選という

特殊なスキー文化があります。

 

 

他の国はアルペンスキーが

ベースとなっていますね。

 

 

これはとても良い部分もあり

悪い部分もあります。

 

 

これらを判別する為にも

まずは日本と海外の違いを

きちんと理解することが重要です。

 

 

今回は日本とこんなに違うのか!

と分かりやすい部分を

オーストリアメソッドから

ご紹介します。

 

 

 

スキーグラフィックの2019年6,7月号で

特集が組まれており、

メルマガで紹介した事から

「見ました!」

という声も多くいただきました。

 

 

一番目立ったのは

 

 

【外向傾が基本姿勢】

 

 

であり、

ベーシックなターンでは

前半からしっかり外向傾を作り

乗り込んでいく部分でした。

 

 

日本でいうと

腰外れ、ターン前半から外向強すぎ!

なんて言われてしまいそうですが

あくまでもベーシックは

それぐらいで良いという事です。

 

 

 

さてこの内容でも

ちょっと難しい場合に

もっともっとシンプルで

分かりやすい部分をご紹介します!

 

 

 

日本だとNGと言われやすい動作とは?

 

あなたはどんな部分だと思いますか?

 

 

日本の指導だと

一度はNG動作で言われたことが

ある部分です。

 

 

 

それは

 

 

 

 

上下動です!

 

 

 

 

冒頭でご紹介した

オーストリアデモ達の動画にある

ベーシックな滑りを見ると

 

 

「こんなに伸びあがるの!!?」

 

 

という位伸びあがっています。

 

 

 

どれぐらい伸びあがっているか

興味がある方は

スキーグラッフィクさんが

動画を乗せているので

こちらをご覧ください。

 

 

特に1:30辺りから

とても分かりやすく上下動しています。

※スキーグラフィック youtubeチャンネルより

 

 

もう脚が伸び切っていますよね!

 

 

 

上下動がNGだと指導するのは

日本くらいだそうです。

 

 

 

確かに遠征の時に

海外のコーチから

 

 

「なんで日本の子達は

 みんな姿勢が低いの?

 

 

と聞かれました。

 

 

 

「でも上に抜けるのって

 身体が遅れてダメじゃないですか?」

 

 

と思いますよね。

 

 

 

たしかに身体が上に抜けると

板の力を逃がしたり、

板が前方に進んで

後傾になりやすいです。

 

 

 

でもオーストリアデモは

脚が伸び切るくらい

上に上がっている…

 

 

 

この矛盾はなぜなのか?

 

 

ここら辺が分かってくると

上下動論で悩む事がなくなってきます。

 

 

 

分かりづらい上下と前後

 

冒頭からお伝えしている様に

日本では上下動をすると

身体が上に抜けて後傾になるので

NGという指導が多いです。

 

 

この理論からすると

御紹介した動画にある

オーストラリアデモの滑りは

恐ろしいくらい上下動をしているので

当然後傾ポジションになっている!

 

・・・

・・・

 

となるはずですが

そんなことはないですよね?

 

 

きちんと板についていっています。

 

 

つまりこの事から分かるのが

 

 

後傾になる上下動と

後傾にならない上下動がある!

 

 

という事です。

 

 

 

 

 

 

日本でNGとされているのは

前者の上下動で、

海外でベースとされているのは

後者の上下動という事ですね。

 

 

この2つの上下動一体何が違うか

分かるでしょうか?

 

 

それは

 

 

前後動の有無です!

 

 

上下動にプラスして

前後動があるかないかで

滑りの結果は大きく変わってきます。

 

 

簡単に言ってしまえば

オーストラリアデモのように

上下動を大きく行っても

日本で言われる後傾ポジションにならないのは

"前"上下動をしているからです!

 

 

その視点から

もう一度動画をみていただくと

前方方向に伸びあがっていますよね?

 

 

言われてみればとても単純な話ですが

これが意外と気づけません!

 

 

その理由は2つあります!

 

 

前後動が見えない2つの理由

 

上下動は視覚的に

分かりやすいのに対して

なぜ前後動は

分かりづらいのでしょうか?

 

 

1つ目の理由は

 

 

スキーは足場が勝手に

前移動しているからです!

 

 

よく私はベルトコンベアの

上に運ばれている状態と

表現するのですが、

スキーヤー自身が前方向に

移動しても足場も一緒に前に進みます。

 

 

すると本人としては

前に移動している感覚でも

それを外から見ている

第3者からすれば

真上にいる状態にしか

見えません。

 

 

よくトップ選手達が

 

 

「スキーと一緒に落下する」

 

「落下を利用する」

 

「スキーについていく」

 

 

といった言葉を使いますが

滑りを見ているだけでは

あまりピンときませんよね?

 

 

それどころか

低い姿勢になるので

お尻が後ろに

下がっている様にすら見えます。

 

 

足場となる板が

その場に停止してくれれば

視覚的に分かりやすいのですが、

一緒に動いている為

分かりづらいんですよね。

 

 

ただ、前方移動が分かりづらいだけなら

まだいいのですが、

もう一つ厄介なのが

 

 

上方向に動くと

自動的に後傾になる

 

 

というところです。

 

 

当然ですが足場が前に進んでいるのに

スキーヤー自身は

その場で上に上がるイメージですと

置き去りにされて、

結果的に後傾になりますよね?

 

 

つまり板の真上に

居続けるという事は、

常に前方移動しているという事です。

 

 

でも前方移動できずに

上に動いても

視覚的にそこまで

置き去りにされている様には

見えませんよね?

 

 

これが2つ目の理由となる

 

 

ブーツが助けてくれるから

 

 

です。

 

 

これもこのワードだけですと

いまいちピンとこないかと思います。

 

 

例えば、

台車の上に立っていて、

いきなり台車を後ろから押されたら

当たり前ですけど

ひっくり返りますよね?

 

 

これは足が台車とくっついて

いないからです。

 

 

じゃあ足を台車に固定すれば

どうでしょうか?

 

 

先ほどよりは

ひっくり返るリスクは減りますが、

それでも足首が自由に動くので

怖いと思います。

 

 

そこで足首の動きを

ある程度固定する

靴を履いて固定すると

どうでしょうか?

 

 

台車をいきなり押されても

ひっくり返るリスクは

かなり減るはずです。

 

 

もう言わなくても分かると思いますが

これがスキーブーツですね!

 

 

後傾になっても

本当に後ろに転ぶことなく

ブーツが助けてくれますし

逆に前方に移動しすぎても

ブーツが制御してくれます。

 

 

つまり前後動の範囲を

ある程度ブーツが制限しているので

正しく出来ていなくても

何とかなってしまうのです。

 

 

この様に、

 

足場が前方に動いていて

ブーツの助けもあるので

前後動は見えずらい動きとなります。

 

 

 

エラーに厳しい指導方針

 

ここまでの話で

 

 

正しい上下動は

前方移動しながらの上下動している

 

NGの上下動は

前方移動がない

 

 

という事が分ったかと思います。

 

 

ではなぜ日本の指導では

 

 

「上下動だけでなく

 前方移動もすればいい」

 

 

という指導ではなく

 

 

「上下動はNG」

 

 

という指導が多いのでしょうか?

 

 

 

それは

 

 

指導=NG動作の指摘

 

 

になってしまっているからです。

 

 

確かに上下動だけしかしていないと

先ほどお伝えした様に

板に置き去りにされてしまい

後傾ポジションになります。

 

 

そういったNG動作が出ている部分だけを

指摘するのであれば、

 

「上下動は後傾になるからダメ」

 

というのも分かります。

 

 

しかしそれは

本質的ではありませんよね?

 

 

正しく伝えるなら、

 

「上下動自体は悪くないけど

 前方移動がないから

 後傾になってしまっています」

 

ですよね。

 

 

さらにいえば

 

 

「最初のうちは

 そういうエラーはが出ても

 仕方がないので

 どんどん動いていきましょう!」

 

 

という方針なのか、

 

 

「エラーが出やすいから

 その動作はしてはいけません」

 

 

という方針なのかによっても

伝え方は変わります。

 

 

お気づきかと思いますが

日本では後者の指導が多いです。

 

 

もちろんエラーが出やすい動作を

なるべく行わないようにするという考えも

間違いではありません!

 

 

ただ最後に1つだけ

考えて欲し事があります。

 

 

上下動をすると

上に抜けて後傾になるリスクがある

 

というのは事実ですが、

 

 

じゃあ上下動しなければ

後傾にならないか?

 

 

と聞かれたらどうでしょうか?

 

 

・・・

・・・

・・・

 

はい上下動するしないにかかわらず

後傾の人は後傾です。

 

 

この様に根本的な部分を見直すと

そもそも上下動が正しい間違っている

といった部分では無い

別の部分を考えなければならない事が

分かってくるのではないでしょうか?

 

 

スキー技術 基礎スキー 未分類

スキーで外脚に乗れないスキーヤーが忘れがちな3要素 309

読了までの目安時間:約 15分

 


前回の記事で

下半身の筋力も、

片足立ちでバランスをとる能力も

外脚乗る要素の一つだという事を

お伝えしました。

 

スキーで外脚に乗る為には、オフトレで脚(足)の筋トレをする事は有効か? 307

 

 

その要素が“だけ”が

足りないせいで

外脚に乗れていないのであれば

雪上の滑りに直結します。

 

 

 

しかし他の要素も

満たされていないのであれば

 

 

 

外脚に乗る事には

繋がりません。

 

 

 

では下半身の筋力や

その場でバランスを取ること以外に

外脚に乗る為の要素は

どのようなものがあるのか?

 

 

 

細かく分析していくと

個々によって様々ですが、

今回は代表的なものを

3つお伝えしてきます。

 

 

因みにこの内容は動画でも

配信しておりますので

実際の動きを見たい場合は

こちらを参考にしてみて下さい。

 

 

忘れがちな外脚に乗る要素① ひねり

 

まず1つ目は

 

 

【ひねり】

 

 

です。

 

 

スキー界では

 

 

・板と正対する

・板に対して真っ直ぐ乗る

 

 

という様に、

板の進行方向に真っ直ぐ

向いて乗る事が

基本とされていますが、

はっきりお伝えすると

 

 

 

解剖学的に身体全て

板に対して正対する事はほぼない

 

 

 

という事です。

 

 

 

現にオーストリアメソッドの

基本姿勢は正対ではないです。

 

 

 

勿論トップ選手の滑りをみて

正対してる“風”に

見える事はよくあります(笑)

 

 

 

ただ身体のどこかしら

【ひねり】が入っているのが普通です。

 

 

 

つまり、

外脚に乗ろうと思ったら

正しいひねりが使える事が

必須条件なのですが

あなたは外脚に乗れないと悩んだ時に

ひねりをオフトレで鍛えようと

思い浮かぶでしょうか?

 

 

 

多くの場合は

ひねろうと思えばひねられるから

特に意識的にトレーニングや

練習はしていません。

 

 

 

するとしたら

雪上での練習の時に

ストックを横に持ち

フォールライン方向に向けて

滑るといったバリトレの様な

もののはずです。

 

 

 

しかしベースとなる

ひねるうえでの

正しい身体の使い方が

出来ていない為

この練習を行っても

殆どの場合滑りが変わりません。

 

 

 

同じように

いくら外脚に乗ろうと思っても

出来ない原因も同じです。

 

 

 

【ひねり】を考えるうえで

重要なのが、

 

 

 

 

身体のどの部分のひねりが

外脚に乗れない原因なのか?

 

 

 

という事です。

 

 

ひねりと言っても

上半身、下半身と

大きく分けると2つ、

さらに下半身の中でも

股関節、膝、足首、

上半身では首、肩、体幹部など

沢山のひねる部位があります。

 

 

 

自分のが外脚に乗るうえで

どのひねりの部分が足りないのか

探し出すのは難しいかと思いますが、

【外脚乗る】という概念の中に

【ひねる】という要素も含まれている

という事だけは頭に置いといて下さいね!

 

 

 

忘れがちな外脚に乗る要素② 曲げ伸ばし

 

今回は2つ目です。

 

 

 

それは・・・

 

 

 

 

 

曲げ伸ばし

 

 

 

 

です!

 

 

 

何を当たり前の事を言っているか?

と感じられたかもしれません。

 

 

 

スクワットの様な筋トレや

ジャンプトレーニングなどでも

脚の曲げ伸ばしは使われています。

 

 

 

ですから曲げ伸ばしなんて

言われなくても取り組んでいます

という方がほとんどです。

 

 

 

しかし残念な事に

スキーに繋がる

正しい曲げ伸ばしが出来ているケースは

ほぼありません。

 

 

出来ているなら

スクワットやジャンプトレーニングなど

やっておけば次のシーズンには

外脚に乗れるようになっているはずなので。

 

 

 

では、

スキーに繋がる曲げ伸ばしと

普通の曲げ伸ばしと

何が違うのでしょうか?

 

 

 

簡単な部分で言うと

動作の目的が違います!

 

 

 

基本的に地面に足を

ついている状態であれば

脚を曲げ伸ばしする事により

地面に対して何かしらの

アクションが行われます。

 

 

 

スクワットの立ち上がりや、

ジャンプトレーニングなどは

地面に力を伝える力を鍛えると

よく言われていますよね。

 

 

 

この効果が板へ力を伝えたり

外脚に乗る事に

繋がりそうですが

よくよく考えてみてください。

 

 

 

地面に力を伝えた後に

身体はどうなりますか?

 

 

スクワットの立ち上がりや

ジャンプ動作は当然ですが、

そのまま上方向に身体が運ばれます。

 

 

 

要は地面に力を伝えて

身体を目的の移動方向に

運ぶという事です。

 

 

 

さてこれは【外脚の乗る】

という動作でしょうか?

 

 

 

言わなくても分かると思いますが

逆ですよね。

 

 

 

板から離れる動作になります!

 

 

 

かといって下方向に曲げていくだけだと

吸収になってしまう・・・

 

 

 

というように

脚の曲げ伸ばしと言っても

外脚に乗る事に繋がる

曲げ伸ばしはかなり狙って行わないと

習得が難しいです。

 

 

 

分かっていて意識しても

無意識的にエラーが出るケースが多く、

サポートメンバーの方たちも

この曲げ伸ばしはトレーニングの際

何度もこちらからの指摘を受けて

 

 

「うわっ、また無意識で

 行っていた!」

 

 

となります。

 

 

 

因みに今回は、

スキー界である程度共通認識のある

脚の曲げ伸ばしに

注目しましたが、

上半身、特に体幹部の曲げ伸ばしも

非常に重要です。

 

 

 

体幹部の曲げ伸ばしって

そもそも意識したことないし、

固定するのものだと

思われているケースが多いですが、

これも外脚にのる要素の一つです。

 

 

忘れがちな外脚に乗る要素③ 切り替え

 

この3つ目の要素は

一番意識されていない要素かもしれません。

 

 

 

それは・・・

 

 

 

切り替え

 

 

 

です!

 

 

 

もちろん切り替え動作の重要性は

あなたも意識していると思います。

 

 

 

しかし外脚に乗る要素としての

切り替えは?

 

 

と聞かれると具体的に

イメージできるでしょうか?

 

 

 

例えば

右外脚乗れないなぁ…

と悩んでいる場合、

どちらの脚を練習するでしょうか?

 

 

 

当たり前ですが、

右脚に乗れないのだから

右足一本で片足スキーをしたり、

右脚で片足立ちのトレーニングを

行うはずです。

 

 

 

左右差があるスキーヤーが

殆どの為、誰しも一度は

この様な内容に

取り組んでいるのではないでしょうか?

 

 

 

また雪上指導でも

右脚に乗れないのであれば

右脚に関する注意を受けて

右脚を意識やバリトレを

行うはずです。

 

 

 

 

もちろんそれで直ればいいのですが

大半はいつまでたっても

右脚に乗るエラーは直りません。

 

 

何故なら、

 

 

外脚の乗る手前の

切り替えの段階から

エラーが出ているから

 

 

 

です。

 

 

 

要は『初めの一歩』が

すでに間違えている

という事ですね。

 

 

 

ですから

私も動作を見る時には

 

 

・乗れない方の脚が原因なのか?

 

・それとも乗れている方の脚が原因なのか?

 

・その切り替えが原因なのか?

 

 

と細分化します。

 

 

 

トップ選手が滑る時に

意識している部分で

 

 

 

「ターン後半から前半への繋ぎは

 とても意識しています。

 そこが上手くいけば

 あとは乗っていくだけなので」

 

 

 

といった内容の話が

よく出ますよね。

 

 

 

本当にその通りで、

切り替えで

その次のターン外脚に

乗れるかどうか決まる!

というくらい重要要素なのですが

 

 

 

「オフトレで切り替えの練習してます!」

 

 

 

というスキーヤーはほぼいません。

 

 

 

もしあなたも

苦手としている脚側があり、

そちらにいくらアプローチしても

外脚の乗れないのであれば、

得意な脚の方から切り替えで

エラーが出ていないかと

考えてみてください。

 

 

 

今回は意外と意識されていない

外脚に乗る要素の内

 

 

<1>ひねり

<2>曲げ伸ばし

<3>きりかえ

 

 

の3つをお伝えしました。

 

 

もちろんこの他にも

様々な要素はありますが、

このベースとなる要素ですら

取り組まれていないのが

一般的です。

 

 

『自分にとって

外脚に乗るうえで足りない要素は

そもそも何か?』

 

 

一度振り返ってみると

良いかもしれません。

 

スキー技術 トレーニング論