スキー オフトレ

【スキー業界唯一】オフトレから雪上までを完全マンツーマンサポート

全日本スキー技術選のトップ選手達は、本当にターン前半は長い軸か?アルペンスキーとの比較は? 357

読了までの目安時間:約 18分

 


 

誤解されている技術選トップ選手達の滑り

 

前回の記事で

日本スキー界において

意見が分かれる

ターン前半の長い軸と外向傾について

お伝えしました。

 

 

まずはこちらの記事を読んでからの方が

今回の記事の本質が分かるので

まだあなたがご覧になってない場合は

まずはこちらからどうぞ!

 

 

https://skiers-lab.com/%e3%82%b9%e3%82%ad%e3%83%bc%e6%8a%80%e8%a1%93/%e3%82%b9%e3%82%ad%e3%83%bc%e4%b8%8a%e9%81%94%e3%81%ae%e5%88%86%e5%b2%90%e7%82%b9%ef%bc%81%e3%82%b9%e3%82%ad%e3%83%bc%e7%95%8c%e3%81%8c%e6%8c%81%e3%81%a4%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%83%b3%e5%89%8d%e5%8d%8a.html

 

 

さて前回の記事の最後に

 

 

 

ターン前半の長い軸の

デメリットやエラーに

注目されない理由は

技術選の滑りの影響では?

 

 

といった声をご紹介しました。

 

 

 

 

確かにその通りの

部分もあるかと思います。

 

 

 

ただ今回確認して欲しいのは

まさに今お伝えした

 

 

技術選のトップ選手=長い軸なのか?

 

 

 

という所です。

 

 

 

例えばスキーグラフィックの
2020年5月号で
技術選に出場予定だった
選手達の大回りの連続写真が
掲載されています。

 

 

その中で注目して欲しいのが
3年連続女子チャンピオンとなっている
栗山未来選手の滑りです。

 

 

3連覇しているという事は
基礎スキー界においても
そうとう認められている
という事ですよね?

 

 

では栗山未来選手の
滑りをご覧ください。

 

 

引用:スキーグラフィック 2020年5月号

 

 

いかがでしょうか?

 

カッコイイですよね!

でも「あれ?」と
感じた部分はありませんでしたか?

 

 

もう1度ターン前半部分となる
8,9番辺りを見てください。

 

 

 

この滑りは下記の長い軸と外向傾

どちらに近いでしょうか?

 

 

 

きっと長い軸をとって
入ってくるというよりは
かなり強めにターン前半から
外向傾をとっていますよね?

 

 

「この写真のシーンが
 たまたまなのでは?」

 

 

 

と思うかもしれませんが、
栗山未来選手は前々から、
股関節をターン前半から
結構強めに入れてくるタイプの
滑りをする選手です。

 

 

つまり何が言いたいかというと

 

 

ターン前半から
股関節をしっかり入れて
外向傾をとってきても
技術選では評価される

 

 

という事です。

 

 

本当にターン前半は
長い軸でなければいけないのであれば
この滑りが評価されるのは
おかしいですよね?

 

 

 

実際にメールマガジンで

こちらの記事を紹介した時に

 

 

 

「こうやって連続写真で見ると
 かなり前半から
 股関節を入れて
 外向傾になっていて
 驚きました。」

 

 

「たしかにこれは腰外れでも
 違和感があまりなく
 一般スキーヤーが行うと
 腰外れに見えるという事は
 フォーム以外の事も
 関係しているんだと
 気付きました!」

 

 

といった感じの

感想をいただきました!

 

 

新たな気づきがあったようで
嬉しいです!

 

 

 

感想にもあるように、
静止画だけみると、
ターン前半の長い軸というよりは
外向傾のイメージですし、
腰外れかと聞かれれば
そうだと思います。

 

 

しかし実際の滑りをみると
そういった事が
気にならないくらい
素晴らしい滑りをしていますよね!

 

 

 

実は以前から
栗山未来選手が
連続で優勝をするように
なったのをきっかけに
今回テーマにしている

 

 

『ターン前半からの外向傾の
認識も変わるのではないか?』

 

 

と密かに思っていました。

 

 

 

しかしお察しの通り、
実際の現場では

いまだターン前半は

長い軸でなければダメ
という考え方は根強いです。

 

 

なぜ技術選では
ある程度認められているのに
一般的な解釈としては
NGなのでしょうか?

 

 

 

技術選のトップ選手は長い軸も外向傾も両方いる?

 

もしかしたら

 

 

「たまたま栗山未来選手だけ
 特徴的なのでは?」

 

 

「他の選手は長い軸で滑っていますよね?」

 

と思われたかもしれません。

 

 

 

もちろん長い軸で滑る選手が多いですが
栗山選手の様に
ターン前半に外向傾を
とってくる選手もいます。

 

 

分かりやすい代表例を
またスキーグラフィック2020年5月号から
抜粋しましたので
参考にしてみて下さい。

 

 

長い軸か、外向傾(くの字)か
いまいち分からないという方の為に
外脚、外腰、外肩を
赤い点線で結んでおきました。

 

 

これで判断しやすいと思います。

 

 

 

引用:スキーグラフィック2020年5月号

 

 

いかがだったでしょうか?

 

 

 

上から

 

①栗山 未来 選手
②佐藤 栄一 選手
③大場 優希 選手
④丸山 貴雄 選手

 

です。

 

 

 

 

いずれも技術選トップ選手達ですが

 

 

①外向傾
②長い軸
③外向傾
④長い軸

 

 

と並んでいるのが
分かるでしょうか?

 

 

前回の記事で

ターン前半に
外向傾をとってくるのは
何故いけないのか?

 

 

といった問いかけをしましたよね?

 

 

その時に出てきたのが

 

 

 

・腰外れになると
 お尻が落ちて後傾になる

 

 

・腰が内側に入り内倒になり
 外脚に乗れない

 

 

・X脚になる

 

 

・腰が外れてシェーレンになっていると
 言われます。

 

 

・板の真上に腰が無いから
 しっかりと板に乗れない

 

 

・外脚に強く乗りすぎてしまって
 内脚を使えず、両足バランスよく
 荷重できない

 

 

 

といったものでした。

 

 

さて上記の

ターン前半から外向傾をとると
起こるデメリットや
指導で言われてきた内容が
今回紹介したトップ選手達にも
当てはまるか考えてみて下さい。

 

 

 

当たり前ですが、
内倒、後傾、シェーレン、X脚もないですし、
板をたわませられない、
走りが出ないという事もありません

 

 

 

また長い軸でないと

基礎スキーでは
評価されないといった認識もありますが、
基礎スキーの最高峰である
技術選でしっかり評価されています

 

 

因みにこの画像を見ると
男子選手は長い軸で
女子選手は外向傾に
なりやすいのでは?

 

 

と思ったかもしれませんが、
ある意味正解で、
それにもきちんと理由があります。

 

 

この理由も知ると
とっても面白いんですが、
今回は

 

 

『ターン前半の外向傾は悪いと
されている理由は基礎スキーの影響か?

 

 

 

でも基礎スキーの最高峰である
技術選トップ選手だと
ターン前半の外向傾をとっても
評価されている』

 

 

といった部分がテーマなので
またの機会とさせていただきます。

 

 

 

さて今回ご紹介した内容からも
分かるように、
技術選の影響がないとも言えませんが、
技術選自体はターン前半の外向傾を
絶対NGとしているわけではない
というのがお分かりいただけたでしょうか?

 

 

ではこれまで

全日本技術選手権という

基礎スキーをメインにお伝えしてきましたが

アルペンスキーはどうでしょうか?

 

 

アルペンスキーはターン前半外向傾か?

 

 

長い軸は基礎スキーの影響が強いと
言われる一方で
ターン前半の外向傾が強いと
『アルペンっぽい』という
ワードもちらほら出てきます。

 

ではターン前半から外向傾をとる滑りは
アルペンスキーっぽいと
言われるところを見ていきましょう!

 

 

ちょっと基礎スキーの話題が続いたので
もしあなたが
アルペンスキーヤーでしたら
お待たせしました!(笑)

 

 

因みに一般的にターン前半から
外向傾を強くとるシルエットは
アルペンスキーっぽいと
言われている点に関しては
知っているでしょうか?

 

 

海外スキーのシルエットが
日本よりも外向傾が強く見えるのも
アルペンスキーを
基本としているからでは?
という点からも

 

 

アルペンスキー
=ターン前半から外向傾強い

というのは、
あながち間違いでは
ないように思えます。

 

 

ではあなたは
『アルペンっぽいすべり』
と聞いてどのような滑りを
想像しますか?

 

 

例えばこの動画様な滑りは
アルペンっぽい滑りに
見えるのではないでしょうか?

 

 

 

引用:Peter Szollosチャンネル

 

まぁアルペンっぽいというか
がっつりアルペンスキーヤー
なんですが(笑)

 

この動画のように
ターン前半からしっかり
外向傾をとってくる滑りは
レーサーの特徴のように
感じている方が多いと思います。

 

 

実際日本のスキースクールなどで
この動画の様な滑りや
練習をしているケースは
少ないですよね。

 

 

フルカービングはともかく
ズラシて滑るという基本練習でも
この動画0:15辺りから
行っているような

 

 

 

【ターン前半から外向傾ベースの
 ズラシ練習】

 

 

よりも

 

 

【体軸はまっすぐで
 身体は正対でのズラシ】

 

 

というのが指導の基本のように感じます

 

(もちろんそうじゃない
 スキースクールもあるかと思いますが)

 

 

 

 

ここまでの話や動画では

 

 

ターン前半からの外向傾は
・アルペンスキーヤーの特徴
・アルペンっぽい滑り
・レーサー滑り

 

といったイメージは
あながち間違っていないように思えます。

 

 

しかし本当にそうでしょうか?

 

 

 

アルペンスキーもターン前半の長い軸がある

 

それでは深い傾きでおなじみ?の
アメリカ代表テッドリゲティ選手の
フリースキーの動画を見てみましょう!

 

引用:U.S. Ski & Snowboard Sport Educationチャンネル

 

 

今回のテーマとはズレますが
アルペンスキーのジュニア選手や
もしくはその保護者の方は
ぜひこの中で語られている内容にも
注目して欲しいところです。

 

 

英語が分からなくても
YouTubeの機能にある
自動翻訳である程度
日本語字幕になりますので!
(右下に字幕のボタンがあります)

 

 

もう1つ、2018/19シーズン
女子ワールドカップ総合3位になった
ウェンディ・ホルデナー選手が
日本に来た時の動画が
スキーグラフィック2019 8月号で
紹介されているのでこちらもどうぞ

 

引用:スキーグラフィックチャンネル

 

さていかがだったでしょうか?

ターン前半からの
外向傾は強いかと言われたら

そんな事はないですよね?

 

 

長い軸で滑っている様に

見えるかと思います。

 

 

この様に

 

 

アルペンスキーでも

ターン前半に

長い軸の滑りもあれば

外向傾をとってくる滑りもある

 

 

という事です。

 

 

さて今回の記事で

技術選、アルペンスキーに限らず

ターン前半長い軸で滑る選手もいれば

前半から外向傾で滑る選手もいる事が

おわかりいただけたでしょうか?

 

 

 

このことから

一つの真実が浮かび上がってきます。

 

 

 

それは

 

 

 

トップ選手は

長い軸でも外向傾でも

関係なく滑れる!

 

 

 

という事です!

 

 

その一方で一般スキーヤーや

その指導現場では

長い軸はOK外向傾はダメといった

本質から離れた部分を

指摘しているという事です。

 

 

なぜこのような事が

起こっているのか?

 

 

次回いよいよ真相に迫ります!

 

 

 

 

 

スキー技術 基礎スキー

スキー上達の分岐点!スキー界が持つターン前半問題とは? 356

読了までの目安時間:約 21分

 


 

スキー界で意見が分かれる2つのターン前半

 

あなたはスキーのターン前半の

滑走イメージを

どのように持っているでしょうか?

 

 

 

以前youtubeで
2つのターン前半についての
分析動画を配信しました。

 

 

2のターン前半とは

 

 

軸の長いターン前半

 

 

 

と日本では腰外れと言われる

 

 

外向傾が強いターン前半

 

 

 

です。

 

 

 

今回のメルマガは
この部分を深堀しますので
まだご覧になっていない方は
まず動画をご覧になって
この2つのターン前半を
イメージをしておいてください。

 

 

 

 

 

冒頭でもお伝えした様に
一般的に日本のスキー界では
黄色いウェアの
股関節での角付けベースの滑りは

 

 

・腰外れ

・外向傾強すぎ

・ターン前半は長い軸でなければダメ!

 

 

とされています。

 

 

しかし実をいうと、

 

 

 

ターン前半に長い軸を

とろうとしているから

上達が出来ないスキーヤーが

多発している!!

 

 

という問題があります。

 

 

なぜターン前半に長い軸を

とろうとすると

上達が阻まれるのか?

 

 

またターン前半の外向傾は

なぜ悪者扱いされて

練習されないのか?

 

 

 

これは日本のスキー界において

かなり根深い問題なので

今回の記事できちんと整理していって下さい!

 

 

 

ターン後半はどちらも同じ?

 

 

まず整理しておきたいのが、

 

 

このターン前半の長い軸と外向傾は

全く違う動作なのか?

 

 

という点です。

 

 

 

本当に違う動作であるなら

どちらかが合っていて

どちらかが間違っているという意見も

分かります。

 

しかしここで不思議な現象が起きます。

 

 

 

ターン後半のシルエットを

ご覧ください。

 

 

 

 

 

ターン前半を長い軸で滑ろうが、

外向傾で滑ろうが

 

 

 

ターン後半は同じになります!

 

 

 

つまりタイミングや、
各関節の動きの量など
細かい部分は違えど
本質的に全く違う動きをしているわけでは
ないという事です。

 

 

全く違う動きをしているのであれば
後半に同じような動きに
収まる事はないですよね?

 

 

しかしながら
実際コメントにもあるように
黄色いウェアの
股関節ベースの滑りをすると
周りから色々と言われることは
もちろんの事
指導者からもダメ出しが入るケースが
ほとんどです。

 

ですから当然

 

 

「この2つの滑りが
本質的には同じなわけないじゃん!」

 

 

といった考えは

スキー界にはあまりなく
一般的な考えとしては
まだまだ

 

【ターン前半からの外向傾は悪】

 

 

が続きそうです。

 

 

 

 

なぜターン前半の外向傾は悪なのか?

 

ではそもそもターン前半の外向傾は
なぜ悪いといわれているのか?

という部分に切り込んでいきましょう!

 

もしかしたらあなたも
ターン前半からの外向傾は
いかがなものか?
と思われているかもしれません。
(それで全然OKですからね!)

 

 

 

また周りや指導者の方から
指摘をされていて
悩んでいるケースも
少なくないかと思います。

 

 

ただ意外と考えてみると
ターン前半腰が外れていると
“指摘”されただけで、
そもそもなぜ悪いのか?
具体的にどうすれば直るのか?
といった“指導”をされた事が
ないケースも多いです。

 

 

以前メールマガジンの読者さん向けに

 

 

「なぜターン前半の外向傾は

 悪いと言われていると思いますか?」

 

 

といったアンケートを行いました。。

 

 

 

予想通り、
ご自身の考えや
指導者から言われた内容として
多かったのが

 

 

・腰外れになると
 お尻が落ちて後傾になる

 

 

・腰が内側に入り内倒になり
 外脚に乗れない

 

 

・X脚になる

 

 

・腰が外れてシェーレンになっていると
 言われます。

 

 

・板の真上に腰が無いから
 しっかりと板に乗れない

 

 

・外脚に強く乗りすぎてしまって
 内脚を使えず、両足バランスよく
 荷重できない

 

 

などなどですね。

 

 

 

これらはどれも
ターン前半に外向傾をとる事で
いわゆる腰外れになり、
それによって起こるエラーです。

 

 

さてまず確認して欲しい
重要なポイントがあります。

 

 

それは

 

 

 

ターン前半から外向傾をとると
絶対にそうなるか?

 

という部分です。

 

 

 

ここが本当に重要で

絶対にそうなる動作であるなら

確かにターン前半の外向傾は

悪い動作と言えるでしょう。

 

 

しかし、冒頭でご紹介した
動画を見ていただくと
お分かりいただけると思います。

 

ターン前半から
股関節を使った外向傾をとった

黄色のウェアの方の滑りでも
上記で出て来るような

 

 

・内倒
・X脚
・シェーレン
・外脚に乗れない

 

 

というのは
出ていないですよね?

 

 

しかし、実際に
ターン前半から外向傾をとると
上記に上げた癖が出るケースが出る
スキーヤーの方が多いです。

 

このようにターン前半から
外向傾をとっても
エラーが出ない人もいれば
エラーが出てしまう人もいます。

 

つまり、

 

 

 

 

ターン前半からの外向傾が
エラーなのではなく、
外向傾のやり方にエラーがある!

 

 

という事です。

 

 

ここが本当に重要なポイントです!!

 

 

この2つは同じようで
まるで違う意味があります。

 

 

前者はターン前半の外向傾=悪に
対して
後者はやり方によっては悪になる
というニュアンスですので。

 

 

ほんのちょっとの事なんですが、
指導者から

 

 

「ターン前半外向傾が強すぎる!
腰が外れている!」

 

 

と言われるか

 

 

「ターン前半から
外向傾を意識する事自体は
悪くないんだけど……」

 

 

といった前置きの言葉が一言入るかで
その後の方向性は大きく変わります。

 

 

前者は、ターン前半の外向=悪
後者は、やり方や状況による

 

 

という事ですから。

 

 

 

これまでに紹介したように
長い軸だろうが
ターン前半から外向傾が強かろうが
最後はしっかり外脚に乗る為に
外向傾になるというゴールは
同じです。

 

 

 

因みに私の動画の
ターン前半の外向傾は
まだ若干抑えている方で
海外の映像では
これでもかというくらい
ターン前半から外向傾を
とる練習をする動画が
たくさんあります。

 

そんな中でもとっておきの
ターン前半の鬼外向傾です(笑)

 

引用:bergfexチャンネル

 

 

こんなにやらなくても
いいですけどね(笑)

 

でもこれだけターン前半から
外向傾をとっても
内倒もシェーレンもX脚もありません。

 

 

外腰を前に出してと
日本ではよく言われますが、

この滑りは恐ろしいくらい

外腰が後ろに引けています(笑)

 

 

ただこの動画の最後に
内側の手を雪面に付けてするターンの時には
軸の長い滑りになっていますよね。

 

 

 

ここまでで
ターン前半の強い外向傾をとる事が
間違いなのではなく、
とる事によって出やすいエラーが
間違いであるという事
お分かりいただけたでしょうか?

 

 

ここを混同しているスキーヤーの方は
非常に多いです。

 

 

さてここでちょっと不思議な事に
お気づきでしょうか?

 

 

ターン前半に強い外向傾をとる事による
デメリットはその動作そのものが悪いと
勘違いさせるほどに広まっているのに対し
ターン前半の長い軸をとる事の
デメリットはどうでしょうか?

 

 

当然ですがターン前半の長い軸にも
メリットデメリットがあります。

しかしながら

 

 

「ターン前半に長い軸はとってはダメだよ!」

 

 

と言われたことはありますか?

 

 

多分ないと思います(笑)

なぜターン前半の外向傾は
デメリットが強調されて
ターン前半の長い軸のデメリットは
一般的に言われていないのか?

 

 

次はこの部分を解説していきます。

 

 

 

なぜターン前半の長い軸のデメリットは注目されないのか?

 

 

これまでの話で

ターン前半に外向傾をとるデメリットは
その動作そのものが悪いと
勘違いさせるほどに広まっている事が

おわかりいただけたと思います。

 

 

 

ではターン前半の長い軸をとる事の
デメリットはどうでしょうか?

 

 

「ターン前半の長い軸はNGだ!」

 

 

と言われた経験が
あなたはありますか?

 

 

またそのような情報や意見を

聞いたことがありますか?

 

 

多分ないですよね(笑)

 

 

ターン前半の長い軸が正解で
ターン前半の外向傾は間違い
という日本スキー界からすれば
当たり前の結果です。

 

 

 

でも当然ながら
ターン前半の長い軸を
とる事による出やすいエラーがある
デメリットもあります。

 

 

ターン前半の長い軸をとると
出やすいエラーとは何か?

 

 

それはyoutubeでも
配信しましたが、
ターン後半に外向傾がとれず
外脚に乗れないというエラーです。

 

 

 

 

 

動画内でお伝えしている様に
ターン前半に長い軸を意識して
内側に傾いていくと
そのまま山側(斜面上)に傾いてしまい
谷側(斜面下)にある
外脚に乗れないエラーが出やすくなる
デメリットがあります。

 

 

もちろんこの動画は
ターン後半に注目していますが
ターン前半に内倒するケース
よくありますね。

 

 

このデメリットの影響を受けている
スキーヤーは本当に多いです。

 

 

しかし、この様なデメリットが
ターン前半の長い軸にはありつつも
なぜかターン前半の長い軸=悪いという
混同は起きません

 

 

ターン前半の内倒は
そのまま内倒していると指摘され
ターン後半の内倒は
ターン後半しっかり外脚に乗れてない
と指摘されます。

 

 

なぜターン前半の外向傾は
その動作が間違いと認識され
ターン前半の長い軸は
エラー動作と

認識されないのでしょうか?

 

 

あなたにはわかりますか?

 

 

 

スキー技術選の滑りをゴールに設定する弊害とは?

 

これまで話を
ざっくりまとめると

 

 

 

・ターン前半からの外向傾も
 ターン前半の長い軸も
 どちらにもデメリットがある

 

 

 

・しかしターン前半からの外向傾は
 動作そのものがエラーだと混同され
 ターン前半の長い軸は
 混同されるどころか
 そのデメリットにすら
 あまり着目されてない

 

 

 
といった内容でした。

 

 

「ターン前半外向傾が強いから
 エラー動作が出る!」

 

という指摘は受けても

 

 

「ターン前半長い軸をとるから
 エラー動作が出る!」

 

 

と言われた経験はないかと思います。

 

 

 

ではなぜターン前半の長い軸は
エラー動作と混同されないばかりか
デメリットにもあまり着目されないのか?

 

この内容も以前メールマガジンで

アンケートを取ったのですが

最も多かったものをまとめると

 

 

 

 

日本のスキー技術のベースとなる
スキー検定や指導要綱が
基礎スキー、技術選ベースだから

 

 

 

 

といった内容のものでした。

 

 

 

確かに基礎スキーと呼ばれる文化は
日本独自のものであり
(最近は韓国とかにも広まっていますよね!)
その最高峰が全日本技術選手権、
通称【技術選】ですね!

 

 

 

アルペンやスキージャンプ、
ノルディックなどの
いわゆる競技種目とされるものは
SAJの競技本部が統括しているのに対し、
技術選は教育本部が開催していることから
スキー指導に強い影響があるのは
事実かと思います。

 

 

 

それゆえ技術選で求められる滑りが
そのままスキー検定や
スクールの指導に反映されるため
技術選で表現されない滑りは
NG動作であるという
考えが浸透しているというのが
日本スキー界の現状ですね。

 

 

確かに先ほど紹介した
海外インストラクターの動画の様な
ターン前半で恐ろしいくらい
外向傾をとって滑ってくる選手は
見ませんよね(笑)

 

 

 

 

ここまでお伝えすると

 

 

技術選をはじめとした
基礎スキーという文化が
ターン前半は長い軸が正しくて
ターン前半からの外向傾は
間違えていると考える原因

 

 

の様に思えます。

 

 

もちろんその影響は
無いとは言えませんが
本当に全て技術選のせいなのか?

 

 

という部分についても
考える事は重要です。

 

 

 

そこをここから深堀すると

また長くなってしまうので

次回の記事でお伝えしていこうと思います。

 

 

 

まずは、今回お伝えしたかった

 

 

 

・ターン前半からの外向傾は

 悪いとされているけど

 その理由は正しく動作ができなかった時のエラーや

 そのエラーが出やすいという

 デメリットに注目されているだけ

 

 

 

・ターン前半の長い軸も
 エラーやデメリットが

 同じようにある

 

 

 

・しかしターン前半からの外向傾は
 動作そのものがエラーだと混同され
 ターン前半の長い軸は
 混同されるどころか
 そのデメリットにすら
 あまり着目されてない

 

 

 

 
ここら辺が整理出来ていれば

問題ありません。

 

 

それでは次回の記事を

お楽しみに!

 

 

 

 

 

スキー技術 基礎スキー

多くのスキーヤーが出来ない、スキー上達に必須のひねり動作と足首の動作 355

読了までの目安時間:約 11分

 


スキーに必要な股関節と足首の動作とは何か?

 

 

前回の記事でyoutubeで配信した
オフトレチャレンジ動作を
お伝えしてきました。

 

絶対確認!!スキーオフトレをする前にチャレンジしたい5つのテスト! 354

こういった動作が出来るかどうかは
ただチェックするだけでなく
ゲーム性もあり面白いですよね!

 

 

今回はその中で

特に多くのスキーヤーが

正しくできていない

ひねり動作が分かる

チェックテスト②を

解説していきます!

 

 

この動作は、
よくチームや部活動などで
ジュニア選手達に
行ってもらっていました。

 

 

ただ単純に、
スキーには股関節が重要だから
柔らかく使えるトレーニングをしても
正直ジュニアはつまらないですが
これならゲーム性があって
楽しんでとりくめますよね!

 

 

 

因みに簡単に出来てしまう人は
靴下を履いて行うと
滑りやすくなるので
更に難易度が上がります。

顔に本が落ちてこないように
お気を付けください(笑)

 

 

さてここから本題です!
メルマガではこのチャレンジ動作は
スキーにどう繋がっているのか
少し解説していきたいと思います!

 

 

まずは最初にとるスタートの姿勢ですが
この状態を作るだけでも
かなりきつい人が
多いのではないでしょうか?

 

 

 

 

見た目通り股関節が動かなければ
この体制は取れないのですが
ハムストリングス(モモの裏)が
硬い人は厳しいかと思います。

 

 

実際のスキーにおいては
ここまでの柔軟性は
求められてないかもしれませんが
硬いせいで動きをロックしてしまうという
弊害もあることから
ある程度の可動域は欲しいところです。

 

 

そしてもう1つ
重要なポイントがあります!

 

それは

 

足首です!!

 

 

 

 

 

じつはこの動作は
股関節の柔軟性と
タイトルに書いてあるものの
それと同じぐらい
足首の柔らかさが重要です

 

 

 

なぜなら
どんなに股関節が柔らかくても
足首が硬いと
本を床と並行にできません

 

 

このスタートポジションをとる為に
ハムストリングス(モモ裏)の柔軟性と
足首の可動域が必要だという事を
まずは頭に入れておいてください。

 

 

 

あなたのハムストリングスの

柔軟性を知りたい場合は

こちらのテストを

参考にしてみてくださいね!

 

 

さて次にスタートポジションの

後に行われる

回転運動について
お伝えします!

 

ここにもスキーに重要な動きが
隠れています。

 

 

 

 

これぞスキーに必須のひねり動作

 

実はこのチャレンジ動作には
スキーに共通する
とても重要な動作があります。

 

それはもうお気づきだと思いますが

 

 

【ひねり】

 

です!

 

 

 

ただ、単純にひねりと言っても
2つのひねりが隠れています。

 

 

 

この動作が出来ない場合は
どちらのひねりが出来ていないのか?
はたまたどっちも出来ていないのか?
まずはこの部分を
明確にする必要がありますね!

 

 

まず2つのひねりとは

 

 

 

【股関節のひねり】

 

【体幹部のひねり】

 

 

 

です!

 

 

股関節のひねりは
見たまんまですが
この体幹のひねりが意外と
出来ていないケースが多いです。

 

 

Youtubeの動画は
設定で(画面右下の歯車マーク)
動画速度を変更できるので
スローモーションにして
見ていくと分かりやすいのですが
回転しだした最初は
まず上体から回しているのが
分かるでしょうか?

 

 

 

脚はスタート状態をキープしたまま
上半身だけカメラ正面にひねる事で
股関節が開かれた状態になります。

 

 

 

その後に今度は
股関節を内側にひねる形で
脚を回してうつぶせになっていきます。

 

 

 

簡単に言ってしまえば

 

 

上半身のひねり

股関節のひねり

 

 

 

という順番で、
仰向けからうつ伏せに
なっているという事です!

 

 

この順序が逆になってしまったり、
同時に動くと、
すぐに足裏に乗せている本が
落ちてしまうので気を付けてください。

 

 

これを元に他の動作も見ていくと
股関節のひねりか
上体のひねりか
必ずどちらかから
スタートしているのが見えてきます!

 

 

このチャレンジ動作が
出来ない方は
是非この部分を意識してみて下さいね!

 

 

多くのスキーヤーが出来ない『ひねり動作の分離』

さて次はもう少しだけ深堀して
このチャレンジ動作をもとに
多くのスキーヤーが抱える
上体のひねりと
股関節のひねりの問題点を
解説していきます!

 

 

 

先ほどは簡単に
【上半身のひねり】
【股関節のひねり】
を交互にやる事を
お伝えしましたが、
なかなか意識しても出来ないケースが
多いかもしれません。

 

 

なぜなら最も難しいのが

 

 

 

2つを分離する事

 

だからです。

 

 

 

なぜこの2つの動作は
分離することが
難しいのか?

 

 

こちらの動画の動作を
行うとまず何が起きるかというと
足裏に乗せている本を
落とさないように意識する際
身体全体が固まります。

 

 

すると

上半身をひねろうとすると
股関節(下半身)も一緒に動いてしまい、
股関節をひねろうとすると
上半身も動いてしまいます

 

 

まさにスキーでも同じような事が
起こっていて、
滑走中は無意識で全身が固まるので
上半身と下半身の分離が出来ません!

 

 

さらに、

 

 

 

「外脚にもっと力をくわえて!」

 

「上半身をフォールラインに固定して」

 

 

といった様な
いわゆる力んで固まる方向性の
指導が入るので余計分離が出来ません。

 

 

そしてダメ押しが
オフトレで体幹トレーニングで
さらに固めるトレーニング……

 

 

一般的に身体がガチガチに
固まってしまうスキーヤーと
ゆるゆるで動いてしまうスキーヤー
どちらが多いでしょうか?

 

もちろんあなたが
後者に当てはまるのであれば
固めるトレーニングも
必要になってきます。

 

 

しかし多くのスキーヤーが
しなやかに動けず悩んでいるのであれば
最優先で行うべきことが
違うというのが
見えてくるのではないでしょうか?

 

 

ぜひ今回のチャレンジ動作を通じて
上半身と下半身が
力みやすい状況の中でも
分離できるかチェックしてみて下さいね!

 

 

スキー技術 基礎スキー 身体論(フィジカル関係)

徹底解析!スキー教程には載っていない技術の全体像を知り上達に繋げる! 352

読了までの目安時間:約 15分

 


 

 

スキーの練習内容を決める2つの段階

 

今回のお伝えする内容は
スキー技術の全体像を考えるうえで
重要なものとなります。

 

 

全体像をみるので
すこし抽象的な表現となりますが、
来シーズンに向けて
自分がどの立ち位置にいるのか
ヒントにしてみて下さい。

 

 

因みに少し難しい技術論に
なるかもしれないので
いまいちピンとこない場合は
スルーしてくださいね!

 

 

 

私が指導をするうえで
大きな段階として考えているのが

 

 

圧をためる事が

練習の主となる
【荷重期】

 

 

圧をどう解放していくかが
練習が主となる
【解放期】

 

 

 

の2つです。

 

この様な練習段階としてのワードは
スキー界にありません。

 

 

あくまでも私が指導の中で
個人的に意識している部分ですので、

「へぇ~そういった考え方しているんだぁ」

といった感じで
この後の内容を読んで
何となくイメージして
いただければと思います。

 

 

スキーでよく言われているのは

 

 

 

『板をたわませて走らせる』

 

 

 

といった表現です。

 

 

 

 

もちろんシチュエーションによって
技術は変わりますし、
絶対的な正解という訳ではありませんが、
(フリースキーやモーグルは
空中もありますし)

アルペンスキー、基礎スキー、
においてはおおむね
この方向性かと思います。

 

 

【荷重期】での練習は
“板をたわませて”の部分であり
バネで例えるなら、
潰してググっと力をためる部分です。

 

  

 

【解放期】での練習は
“板を走らせる”の部分であり
縮んだバネをどんな風にとばそうか?
という部分ですね。

 

 

そしてここからが重要なんですが、
殆どのスキーヤーの方に
必要な練習内容は
ほぼ【荷重期】の段階であり
【解放期】の練習が主となるケースは稀です!

 

 

 

ただどれくらいの
技術レベルまでが
【荷重期】で
どのレベルからが
【解放期】か
いまいちピンとこないかもしれません。

 

 

私の感覚では
基礎スキーで言うと
クラウンに受かるくらいから
クラウンでどんどん加点を
出せるくらいで
(地域の差はありますが
全日本に出るくらい?)

 

練習内容として

【荷重期】から【解放期】へ
移り変わっていくイメージです。

 

 

 

この様な内容をお伝えすると

「いやいやクラウンを受かるには
板の走りが必要だから解放が・・・」

と思うかもしれませんが、
冒頭でもお伝えした様に
あくまでも私個人の考え方ですので
参考程度に思っておいてください。

 

 

この後もう少し詳し説明していきますが、
当然クラウンに受かるレベルは
板の走りは必要だと思います。

 

 

それでもまだ

【荷重期】の段階だと
考えています。

 

 

その理由については
例を出して考えてみましょう!

 

 

なぜスキー検定クラウン合格レベルでも荷重期なのか?

あくまでも
これまでお伝えした通り
個人的な考えなので
これが正しい理論だと言うわけではなく
参考程度に読み進めてみて下さい。

 

 

ではなぜスキー検定クラウン合格の様な

エキスパートレベルでも
【荷重期】と判断して
練習を考えているのかについて

解説していきます。

 

 

技術レベルが分かりやすい様に
バッジテストで表現しますが、
テクニカルからクラウンをとるとなると
板の走りなどはとても重要かと思います。

 

 

それなのになぜ
クラウンを受かるレベルでも
【荷重期】と判断して
練習を考えているのか?

 

 

 

それは

 

 

ハイスピードで

質のいい荷重をすれば
板は十分走るからです!

 

 

 

ここでのポイントは
“質のいい”荷重です!

 

 

荷重の練習と聞くと
どんどん強く荷重出来ている様に
練習していくのだと
思うかもしれません。

 

 

しかし実際は
滑走スピードが上がるにつれて
外力がどんどん高まりますので
板との距離感やタイミングなど
荷重の方法だけでなく
荷重をする時の環境を整える
微妙な調整の練習が重要になってきます。

 

 

ですから、
質のいい荷重を
追い求めていく練習をしていけば
自然と板の走りが
生まれてくるという事です。

 

 

これは一般的に
よく言われている事ですが、
アルペンスキーを行っていると
板の走りが違うといった
内容があります。
(あくまでも絶対というわけではなく
一般的にです。)

 

 

私もまだ基礎スキーという世界を
イマイチよく分かっていなくても
クラウン受験する時に
周りの受験生の方や検定員の方に

 

 

「アルペンやってたでしょ?
 板の走りが違うね!」

 

 

といった様な事を
言っていただけました。

 

 

 

まぁ、

 

 

「もうちょっと抑えて

 滑ってきてもいいよ」

 

 

とも言われもしたので
裏を返せば
とにかくガンガン滑っていくけど
あまり美しい滑りではなかったとも
言えますが(笑)

 

 

でもその当時は
板がズレ落ちたり逃げたりしないように
一番良いポイントに乗る、
つまり荷重は意識しても
板の走りを出す為の
解放を意識したこともなく
当然分かりもしません。

 

 

 

ですから経験談としても
とにかくハイスピードで
きちんと板に荷重が出来れば
一応クラウンはとれた

という事になります。

 

 

こういった経緯も踏まえ
とにかくベースとして
荷重動作そのものも勿論ですし、
荷重に関係する環境づくりなど含め
荷重をメインに練習することが
殆どのスキーヤーに
当てはまる事かと思います。

 

 

では荷重期の練習で

相当な技術レベルまで

いけるとしたら、

解放期は何をするのか?

 

 

 

解放とは切りかえ動作であり荷重動作でもある?

さてここからは【

解放期】について
少しお伝えしていこうかと思いますが
正直言って読み飛ばしてもらっても
良いと思っています(笑)

 

 

これまでにお伝えした通り
殆どのスキーヤーの方は
荷重期の練習で十分だからです。

 

 

そして少し厄介なのが
解放期であっても
荷重の練習は行われるからです。

 

 

もう少し正しいニュアンスで
言うのであれば、

 

 

 

 

 

解放する行為は

荷重でもあるからです!

 

 

 



 

 

はいもう意味が分かりませんよね(笑)

 

 

たまにこういった難しい内容を書くと

 

 

「全く何のことだか分からなくて
 落ち込みます…」

 

 

といった感想をもらいますが
それで全然問題ありません!

 

 

 

むしろ分からなくていいぐらいです!
(じゃあ、書くなよ!といった声も
 聞こえてきそうですが(笑))

 

 

ただ、たまにマニアックな方が
こういった難解な内容を
楽しみにしているケースもあるので
暫くお付き合いくださいね!

 

 

さて話を戻して

解放とは荷重でもあるとは
どういうことなのか
触れていきたいと思います。

 

 

 

 

あなたは板を解放すると聞くと
どのようなイメージが浮かびますか?

 

 

簡単に言うと
ググっと板に力が加わっている状態を
やめるという事ですよね?

 

 

少し前に
『板をたわませて走らせる』を
バネで例えると
『バネを縮ませてとばす』と
表現しました。

 

 

 

バネを押しつぶして
その行為をやめると
ボヨーンと跳ね上がると思います。

 

 

 

その押しつぶすのをやめることが
解放ですね!

 

 

スキーで言うと
板の傾き(角付け)が
反対に変わるタイミングとも
解放と言えます。

 

 

そのタイミングとは
いわゆる【切り替え】ですね!

 

 

 

話をまとめると

 

 

前のターンで

板にたまった力を
切り替えを通じて

解放していく

 

 

 

という事です。

 

 

では長い前置きを終えて
ここからが本題です。

 

 

冒頭でお伝えした
『解放とは切り替えであり荷重である』
について触れていきましょう!

 

 

頭の中で
右外脚ターン(左ターン)をしているところを
想像してください。

 

 

その際右外脚に荷重するには
左右どちら側に
身体を寄せていくイメージでしょうか?

 

 

 

当たり前ですが右外脚なので
右側に身体を寄せていきますよね?

 

 

 

 

ではそのまま切り換えたとして
次の左外脚ターン(右ターン)の前半は
身体はどちらに傾いていく
イメージでしょうか?

 

 

ターン前半の内傾角と
呼ばれるくらいですので、
左外脚の内側、つまり右側に傾いて
ターン前半を作っていく
イメージだと思います。

 

 

さぁここまでの話で
『解放とは切り替えであり荷重である』の
意図する部分が
お分かりいただけたでしょうか?

 

 

 

画像を並べてみると

よく分かりますが、
荷重するのも右側で
切り替えを通じて
次のターン前半に傾いていく
いわゆる解放も右側です。

 

 

荷重と解放(切り替え)は同じ方向に
移動していっていますよね?

 

まずこの部分をきちんと
頭の中で整理してみて下さいね!

 

 

 

さてここまでで

スキー上達の全体像が分かり、

スキーの練習内容を決める

【荷重期】と【解放期】

についてお伝えしてきました。

 

 

またそこから解放期に至っては

 

 

『解放とは切り替えであり荷重である』

 

 

というやや難解な内容を

お伝えしました。

 

 

この部分は整理が必要なので

次回の記事でより詳しく解説しますね!

 

 

その前に、自分はいま

何を練習するべき時期(段階)なのか?

という部分は

一度考えてみてください。

 

 

自分の段階に合った練習内容を

行っていないと、

練習内容自体は正しくても

上達の妨げになってしまうケース

よくあるので!

 

 

 

 

スキー技術 基礎スキー

スキーロボットから分かる前後差誤解とスキーの本質!さらにはオフトレの順序まで!? 331

読了までの目安時間:約 15分

 


 

これまでの記事で

股関節を主体とする動作での

滑りをお伝えしました。

 

 

股関節の動きだけで

ほぼほぼ人間がスキーしているのと

同じ様にスキーロボットも

滑っていますよね!

 

 

普段私の発信で

股関節の動きのことを

最優先でお伝えしている理由が

何となくでも伝わると嬉しいです。

 

 

 

さて今回は少し変わった動作を

主体とした滑りをご紹介します!

 

 

この動画を通して

見ていただいているのであれば

お気づきかもしれませんが

前後差を主体とした滑りです。

 

 

スキーロボットの動画の

3:03~3:25をご覧ください。

※引用 福井大学の清水史郎先生 youtubeより

 

内脚を引き

外脚を前に出す事で

ターンが出来ていますよね!

 

 

テレマークスキーは

まさにこのような動作が

ベースとなっています!

 

 

戦車が方向転換する時も

外側のキャタピラが前に進み

内側のキャタピラが後ろに進むと

その場でクルッと回転します。

 

 

この原理をベースに考える

選手や指導者は

 

 

「外脚を前に出して

 内脚を後ろに引く!」

 

「テレマークがそうでしょ!」

 

 

という指導内容を

良く使います。

 

 

 

これも一見論理的に

問題ない様に思えますが

実は大きな弱点も潜んでいます。

 

 

基本となる動作と真逆の現象が起きる

 

 

それは

 

 

股関節主体の滑りとは

前後差が逆になる!

 

 

という部分です。

 

 

このスキーロボットの動画で

最後に股関節主体の滑りが

出ていますが

5:08秒辺りと5:20秒辺りで

一時停止をしてみると

よく分かります。

 

前後差はどうなっているでしょうか?

 

 

これまでにお伝えした

外脚前、内脚引くとは逆で

外脚が後ろ、内脚が前なのが

お分かりいただけるでしょうか?

 

 

実は股関節が正しく使えると

このテレマークの様な

前後差とは逆の現象が生まれます。

 

 

これは以前ご紹介した

テッドリゲティ選手の

映像でも同じように

ワールドカップ選手の滑りを

上から撮影した動画をみても

上記と同じ前後差が生まれます。

 

 

 

※引用 テッドリゲティ選手Facebookより

 

 

 

オーストリアメソッドの

ベースとなっている

アルペン基本姿勢も

内脚をブーツ程前に出して

外脚が後ろになる前後差をつけると

説明があります。

 

 

 

逆にスキーロボットの

前後差動作を主体とした滑りを

もう一度見ていただくと

股関節の動きはほぼなく、

足首の曲げ伸ばしが主体ですよね?

 

 

実際スキーはブーツを履いているので

テレマークはブーツの踵が浮く仕組みで

この動作を再現しています。

 

 

つまりテレマークの様な

板が前後に動かしやすい上体ですと

これだけで曲がれて楽なのですが、

 

 

 

実際ハイスピードで

強い外力に耐えなければ

いけない場合はこの外脚前で内脚引く

という動作主体の滑りだと

厳しくなります。

 

 

また冒頭でもお伝えした

外脚前内脚引くと

提唱している指導者の多くも

実際ハイスピードの小回りを行うと

外脚後ろ、内脚前の

前後差になっています

 

 

これは意識と

実際の現象のズレの場合が

多いですね。

(本人はそう意識で滑っていても

 実際の現象は違う状態の事)

 

 

これを分かって上で

意識しているんであれば

問題ありませんし、

外脚前の内脚引く動作を

主体としたスキーロボットの滑りが

自分の目指す理想形の滑りなのであれば

OKです!

 

 

 

意外と人間が行うと

外脚前の内脚引く動作以外に

たくさんの動作が入っています。

 

 

今回ご紹介した様に

本当に外脚前の内脚引く動作だけ

使って滑ると

こういう滑りになるんだという事は

頭に入れておいてくださいね!

 

 

 

あなたはどこの関節を主体に練習をしていますか?

 

さてこれまでに
スキーロボットの滑りを通して、

 

『ある一つの動作を主体としたら
 どの様な滑りになるのか?』

 

という部分を見てきました。

 

 

・足の曲げ伸ばしが主体

・股関節の左右の動きが主体

・股関節のひねりが主体

(実際は左右の動きも含まれている)

 

・足の前後差が主体

 

 

あなたがが思い描く理想の滑りは
どの動作が主体の滑りだったでしょうか?

 

どれもターンはできるわけなので
沢山の技術論が溢れているのも
仕方がないようにも思えます。

 

 

では最後にお伝えしたいのは

今回ご紹介している

動作の複合系です!

 

 

これまでにさんざん動画を
ご覧いただいているので
すでにお気づきかもしれませんが、
スキーロボットの動画の
3:57~4:24をご覧ください。

 

 

※引用 福井大学の清水史郎先生 youtubeより

まさにスキーですよね!!

このスキーロボットの滑りには
どの動作が含まれているか
分かるでしょうか?

 

 

見た目だけで言うと
その少し前の
股関節のひねり動作主体
滑りと似ていますが
もう1つ大きな要素が
含まれています。

 

それがこのスキーロボットシリーズの
最初にお伝えした
脚部の曲げ伸ばしです!

 

 

3:57で一瞬スキーロボットが
沈み込むのが分かるでしょうか?

その後切り替えの時に
足の長さが伸びています。

 

この曲げ伸ばしが加わる事で
より一層上手に滑る人間の動きに
近づきますよね!

 

 

なぜこれほどまでに
人間の滑りに近いのかと言うと
スキーの基本となる
3要素がきちんと出来ているからです。

 

 

その3要素は

 

 

1.角付け(股関節の左右の動き)

2.回旋(股関節のひねり)

3.荷重(足の曲げ伸ばし)

 

 

ですね!

 

スキーロボットが行っている動作は
ばっちりこの3要素を満たしています!

 

 

さてここで気を付けたいのが
脚の曲げ伸ばしと言っても、
このシリーズの最初に紹介した
脚の曲げ伸ばし主体の滑りとは
真逆の動きだという事です!

 

 

動画の最初に戻ると
脚の曲げ伸ばし主体での
滑りがありますが、
外脚を伸ばすことをきっかけに
ターンをして、
切り替えの時に曲げて
戻していますよね?

 

一方今回ご紹介している
股関節のひねり+左右の動きと
組み合わせた足の曲げ伸ばしは
ターン合わせて脚を曲げていき、
切り替えで伸ばしています。

でもこのような内容を聞くと

 

 

「あれ?ターン前半で脚を長くするって
 言われてきたんですが?」

 

 

「脚を長くすることで
 力が出るって習ってきました!」

 

 

という意見も多いです。

 

 

これには色々とからくりがあるので
違う機会にお伝えしますが、
まずはスキーロボットの動画を見て
どちらの滑りが自分とって良いと感じるか
確かめてみてください。

 

 

このシリーズの最初に
お伝えした通り、
ロボットの良いところは
プログラムされている動作以外の
余計な事をしないところです!

 

 

人間は色々な動作を
それこそ無意識に組みわせているので
実際に本人が着目している動作とは
別の動作を行っているケースは
珍しくありません。

 

だからこそ
人それぞれいう事が違うし、
指導内容も違います。

 

ただ今回のスキーロボットを
見ていただくと分かると思いますが
ベースとなる動きは
実はシンプルなんです。

 

 

今回はプログラムされた動作を

ただこなすだけですが、

ここにさらに画像分析や

音声認識による

コミュニケーションといった

AI機能が入ったとすれば・・・

 

 

分かりやすい見本に、

的確な分析、表現、

ですからこのテーマの最初に

【スキー指導はAIロボットに奪われる?】

といったブログタイトルを書いたわけです。

 

 

ただ一つ誤解しないよう言っておくと
シンプル=簡単ではありませんからね!

 

 

 

さらにスキーロボットから学ぶオフトレの取り組み

 

最後に雪上技術だけではなく

オフトレの取り組みべき順序まで

スキーロボットから学んじゃいましょう!

 

 

それは

『自分が行っている取り組みとの
 照らし合わせ』

です!

 

 

と、言われても
イメージが湧かないと思いますので
具体的にお伝えしていきます。

 

 

 

まずこのスキーロボットは
動力を持っていません!

 

 

 

ただ落下しているだけですよね?

要は自らエネルギーを発しているわけでは
ないという事です。

 

 

その落下中に
様々な関節となる部分を
動かしている事で
ターンをしています

 

 

でも多くのスキーヤーが
オフトレなどでまず取り組むのが
自ら発するエネルギーを鍛える
取り組みです。

 

 

もちろんこのロボットが
フニャフニャの素材で
出来ているのであれば
動作をしてもそこにかかる
力に耐えられず
すぐに転倒してしまいます。

 

 

それと同じように
スキーをしていて
その外力に耐えられず
崩れ落ちてしまう、
へたりこんでしまうのであれば、

ロボットが素材の剛性を
確保するのと同じように
その力を確保する事は最優先です。

 

 

でもそうでないとしたら
最優先で行うべき取り組みは
なんでしょうか?

 

 

 

そしてその最優先で
取り組むべき内容として
もうひとつ注目して欲しいのが
このスキーロボットは
下半身しか動かしていない
という点です。

 

 

人間には多くの関節があり
自由に動かせるのに対して
このスキーロボットは
股関節の部分と
膝足首の曲げ伸ばししかありません

 

 

 

その股関節も私たちの様な
自由度はありませんし、
上半身にいたっては
ただの塊です。

 

 

ですがスキーの3要素を満たした
滑りはとてもスムーズで
上手でしたよね!

 

 

きっとあなたも
これまでに

上半身の向きや腕の構え、
ストックの位置や
目線の方向など

様々な事を言われたり
意識していると思います。

 

もちろんそれが
間違っているわけではありませんが、
最優先で取り組むべきは
いま意識している事なのか?

 

 

というのはスキーロボットの
滑りを通して
一度シーズン前に
考えてみてください!

 

 

シーズンで目指すべき方向を
間違えるとそのシーズンが
水の泡になってしまう事は
珍しくない事なので!

 

スキー技術 トレーニング論 基礎スキー 身体論(フィジカル関係)

AIにスキー指導は奪われる?スキーロボットから学ぶ動作の本質 329

読了までの目安時間:約 13分

 


 

最近ではよくAIに仕事が奪われると

言われておりますが、

スキー指導はまだまだ人間の仕事だと

思われている方が殆どだと思います。

 

 

しかし実際は

そうではない可能性が私はあると

思っています。

 

 

いきなり何を言い出すのかといった

タイトルですが、

それにはきちんと理由があります。

 

 

まずは今のスキー業界の

指導状況を

考えてみましょう。

 

 

 

今のスキー技術指導の現状は?

 

スキーの技術要素は

本当に様々な意見があります。

 

 

その理由は

『人それぞれ感覚が違うから』

という部分が強いですが

もう1つ大事なポイントが

隠されています。

 

 

それは

 

 

違う動作であっても

ある程度滑れてしまうから

 

 

という理由です。

 

 

今は板の性能がいいので

多少間違った動きをしても

ターンが出来てしまいます。

 

 

もちろんレジャーで楽しむ分には

これほどありがたい事はないのですが

技術向上を目指すスキーヤーにとっては

少々厄介な部分でもあります。

 

 

例えば車を使って、

ただ移動するだけなら

自動運転は勿論のこと、

それに近い前の車の自動追従や

車線からはみ出ない運転サポートは

ありがたいですよね。

 

 

 

でもサーキットなどで

運転を楽しみたい、

運転技術を磨きたい場合

正直その自動サポートは

弊害にもなるわけです。

 

 

 

ですからまずは

 

・どの様な動作が

 自分の滑りのベースに

 なっているのか?

 

そして

 

・目指している滑りは

 どの様な動作がベースなのか?

 

といった部分を

シーズン前に知っておく必要があります。

 

 

 

ただ人間の動作は

複雑でなかなか

パッと見で

『この動作が主流となっている!』

というのは分かりづらいです。

 

 

 

そこでよいお手本となるのが

ロボットです!

 

 

今回冒頭で、

AIとお伝えしましたが

今回お伝えする内容を

正しく表現すると

AIではなくロボットです!

 

 

ただAIを駆使して分析するから

ロボットがよいお手本

という事ではありません!

 

 

ではなぜロボットが良いお手本になるかという

理由をお伝えしていきます!

 

 

ロボットだからこそ分かりやすい!

 

あなたは

スキーロボットを

ご存知でしょうか?

 

 

特に日本で有名なのは

福井大学の清水先生の

スキーロボット研究です。

 

 

実はその実験内容の

本が出ているのですが

その本が出たのは

今から30年以上も前です。

 

 

私は学生の時に

たまたまこの本を手に入れていて

手元のあるのですが

昔の本ながら

正直スキー技術の

核心をついている本でもあります。

 

 

 

なぜ核心をついているかと言うと

関節運動を一つに絞る事で

 

『この関節を主体で滑ると

こういう滑り!』

 

というのを

分かりやすく

書いてあるからです!

 

 

この部分が明確になると

身体のどの部分を動かす事が

必要なのかが分かり、

その関節を動かしている身体の仕組みは?

といった解剖学的な話に繋がります。

 

 

 

本は出回っていないようですが、

Youtubeに動画は上がっていますし、

清水先生の研究をまとめたHPや動画もあります。

 

※引用 福井大学の清水史郎先生 HPより

 

HP:http://edu00.f-edu.u-fukui.ac.jp/~shimizu/topjapa.html

 

※引用 福井大学の清水史郎先生 youtubeより

 

 

もしあなたが

SKIER`sLABの発信を

日頃から楽しんで

読んでいただいているのであれば

面白く感じる可能性はありますが

 

 

「正直何となくイメージは分かったけど

自分の滑りにどう繋げるのか

よく分からない」

 

 

「すいません、こういうの見ていると

 眠くなってしまいます…」

 

 

という可能性も

あるとおもいます(笑)

 

 

ですから少しづつ

簡単に解説を入れていきますので

ご自身の滑りが

このスキーロボットの

どの滑りと似ているか

楽しみながら読んでいって下さい!

 

 

 

一般スキーヤーに多い滑りはどこ主動?

 

 

スキーロボットなんて聞くと

最先端なイメージですが

見ていただくと

シンプルな動きのロボットですよね。

 

 

これだけみても

「へぇ~」くらいで

終わってしまいますが、

このスキーロボットは

実はとっても重要な事を

教えてくれています。

 

 

むしろシンプルだからこそ

分かりやすい事もあるんです。

 

 

そこを解説していくのが

このブログの大事な役割だと

思っているので、

ぜひぜひ楽しみながら

読んで言って下さいね!

 

 

(眠くなるようなら

 スルーで大丈夫ですw)

 

 

そもそもの話を振り返ると

 

 

『なぜスキー技術には

 様々な理論があるのか?』

 

 

『人それぞれ感覚も違うし

 色々な動作でも

 ある程度滑れてしまう』

 

 

というものでした。

 

 

 

これでしか滑れません!

というのであれば

分かりやすいのですが

どんな動作であれ

ある程度滑れてしまうのが

違う意味で難しいところですよね。

 

 

しかもその動作は

人間が行っていると

複雑で分かりにくい…

 

 

そこで役立つのが

今回テーマにしている

スキーロボットなわけです。

 

 

 

さて前置きが長くなってきたので

早速解説を始めていきます。

 

 

 

ますあなたににお伝えする動作が

 

 

【脚の曲げ伸ばしによるターン】

 

です。

 

 

 

冒頭で紹介した動画ですと

スタートから0:53までの

動きになります。

 

※引用 福井大学の清水史郎先生 youtubeより

 

外脚を伸ばして

内脚を曲げると

キレイにターンしていますよね?

 

 

一般スキーヤーの中にも

 

【外脚をしっかり伸ばして

内脚をたたむ】

 

という意識をしていると

この様な動作をベースに

滑っている人が多いです。

 

 

 

さてあなたはこの滑りを見て

どう感じたでしょうか?

 

 

「普通に滑れているけど、

自分が目指す滑りではないな…」

 

と感じるケースが多いかと思います。

 

また、

「嫌な記憶が蘇ってきた」

という場合もあるかもしれません(苦笑)

 

 

嫌な記憶とは、

そうハイブリットスキーですね。

 

今では過去の記憶ですが

内脚主導で内倒気味に滑る方法です(笑)

 

 

いまいち分からない人は、

メンバーの方に

その当時が分かる

指導員講習の動画ありますと

教えていただきましたので

こちらをご覧ください。

※引用  youtube asondemitaさん動画より

 

 

まぁどんな滑りをしても

自由なので、

この滑りを目指しているのであれば

問題ないのですが、

この当時の癖を引きづって

悩んでいる人は多いです。

 

 

 

さて話を戻しますね。

 

いまでは上記の

ハイブリットスキーは

言われなくなりましたが、

今回紹介した

スキーロボットの滑りをみると

 

「あながち間違ってないのでは?」

 

と感じるかもしれません。

 

 

ハイブリットスキーは

このスキーロボットの動きの様な

理論をベースに考え出されたと

言われてもいます。

 

 

ロボットが行うと問題ないのに

人間が行うとおかしなことになる…

 

 

この理由があなたには

分かるでしょうか?

 

 

簡単に言えば、

スキーロボットのあの滑りをみて

 

 

「ほら内脚を曲げてそこに体重をかけ、

外脚伸ばせばターンできるって

ロボットが証明してるじゃん!」

 

と言われた時、

どう返すかという事です。

 

 

長くなりましたので

続きは次回の記事で!

 

 

 

スキー技術 基礎スキー 身体論(フィジカル関係)

スキーで内側に傾く(内傾角)と内倒する原因は、●●を見極めていないから! 319

読了までの目安時間:約 7分

 


 

「ターン前半に内側に

 傾いてきてください」

 

 

この指導内容は

誰しも一度は

言われた経験があるかと思います。

 

 

実際にトップスキーヤーや指導者の

映像や画像を見ても

内側に傾いている様見えますよね?

 

 

しかし多くのスキーヤーが

この内側に傾く意識をしても

上手く出来ないだけではなく

内倒といったエラーを引き起こします。

 

 

その一方でトップ選手達は

内側に傾くイメージを持っていても

そうはなりませんよね?

 

 

この違いはどこにあるのでしょうか?

 

 

あなたが求めている動作は『意識』か?『結果』か?

 

スキーに限らず

スポーツの動作には

自らするものと、

知らぬ間にしているものがあります。

 

 

 

知らぬ間にしているものとは

「結果的にそうなる」

とも言い変えられます。

 

 

 

例えば現在全米オープンが

行われているテニスですが

サーブを打つとき

トップ選手達は

ジャンプしながら

打っていますよね?

 

 

でも正確には

自らジャンプしているのではなく

高い打点に打ちにいく力に引っ張られて

ジャンプしてしまうのです。

 

 

 

サッカーのシュートの後に

空中から浮くのも似ています。

 

 

 

『蹴ってからジャンプ!』

とは意識していないわけです。

 

 

現にスイングの遅い初心者のサーブや

弱いキックの時は

空中には浮きません。

 

 

 

もしこれを

 

 

「サーブの時はジャンプして!」

「サッカーのシュートの後はジャンプして!」

 

 

という指導が入ったら

(実際あるようですが)

おかしな動作になるのは

何となくイメージがつきますよね。

 

 

 

もちろんスキーにも

同じ様に

「結果的にそうなる」

といった動作が山ほどあります。

 

 

動画でも詳しく説明しているので

興味がある方はこちらをどうぞ!

 

 

 

それが今回

お伝えしている

 

 

【内側に傾く】

 

 

ですね!

 

 

 

以前動画も御紹介しましたが

多くのトップ選手達は

 

 

「深い内側の傾きは

 結果的にできるものであって

 あまりみずからつくりに行っていない」

 

 

という発言をよくしています。

 

 

 

ただ雪上の指導では

内側への傾くように

よく言われる為

エラーが多く生まれるわけです。

(勿論それで出来るのなら

 問題ないですからね!)

 

 

他にも

 

 

・板を動かす

・板を走らせる

・前半から捉える

 

 

など結果としてそうなるものは

たくさんあります。

 

 

 

この様に

結果的に行っているものを

自ら行なおうとする事が

スキー上達の妨げになっているケースは

非常に多いです。

 

 

 

ですからまずは

あなたが行いたい

動作やフォームなどが

 

 

・意識すべきものなのか?

・結果的にそうなるものなのか?

 

 

この部分を区別がする事が

重要だという事ですね。

 

 

 

とはいえ

 

 

 

「そう言われても

 どうやって区別していいか

 わかりません…」

 

 

 

と思われたかもしれません。

 

 

最後に

 

 

意識すべきか?

結果的にそうなるものとして

意識しない方がいいか?

 

 

 

ここを区別する方法を

一つお伝えします。

 

 

 

意識すべきかどうか分かる簡単な判断方法

 

それはとてもシンプルで

 

 

 

その意識をして

目的とする動作に

近づいたか?

 

 

 

という確認です。

 

 

 

・内側に傾こうとすると内倒する

 

・外脚に乗ろうとすると板が逃げる

 

・切り替えで浮かないようにすると

 お尻が落ちる

 

 

 

といったように

内容としては間違えてはいないけど

意識しているのに

良い方に向かっていないものは

そこを意識するのではなく

別のことを行った方が

良いケースがほとんどです!

 

 

 

スキー技術 トレーニング論 基礎スキー

スキー上達の為に重要な『股関節の切りかえ』が上手くいかない原因は、もう1つの『フラット、ニュートラル』 316

読了までの目安時間:約 6分

 


 

スキー指導の中で

 

 

 

「ちゃんとフラットをつくって」

 

 

 

といわれた経験がありますか?

 

 

 

言われたことがなくても

雑誌やDVD、ネットを通して

聞いたことがあるかもしれません。

 

 

 

フラットではなく

“ニュートラル”ともいいますね。

 

 

 

このフラットやニュートラルとは

簡単に言うと

 

 

どちらのエッジも立たず (板が傾かず)

滑走面が雪面と水平になっている状態

 

 

です。

 

 

この状態が最も

板の滑走性が高い瞬間ですね。

 

 

 

でもこのフラットをつくる

というワードは

よく考えると、

おかしな部分がある事に

お気づきでしょうか?

 

 

 

フラットを作れというけれど・・・

 

私も学生時代

よくフラットをちゃんと作れ

意識しろと言われていましたが

その度に思っていたのが

 

 

 

「いやいやフラットがなきゃ

 ターンできていないでしょ?

 (板が切り替わっていないでしょ?)」

 

 

 

という事です。

 

 

 

どういう意味だか分かりますか?

 

 

 

ターンを切り替える時

板は傾いている状態から

反対側に傾きますよね?

 

 

 

その傾きが切り替わる時は

物理的にフラットを通過しなければ

板が切り替わる事は不可能です。

 

 

 

つまりどんな形であれ

フラットは絶対的に出来ているのだから

なんでわざわざ作れというのだろう?

という事です。

 

 

 

板がフラットにならないで

ターンが切り替わるのは

プルークボーゲンくらいですよね。

(板がずっと同じ方に傾いているので)

 

 

 

それでも

フラットをつくる事が

重要視されるのには

理由があります。

 

 

フラット(ニュートラル)が重要だとされる本当の理由は?

 

数多くある理由の内

私が最優先で意識して欲しいのが

板のフラット同時に

 

 

股関節のフラット(ニュートラル)を作る事

 

 

です。

(股関節のフラットいう用語はないですが)

 

 

正確に言うと

股関節のフラットをつくること自体が

重要というよりは

前回の記事でお伝えした

 

 

 

 

股関節を切り替える為に

フラットが重要

 

 

 

という事です。

 

 

 

トップ選手達は

板がフラットになっている時に

必ず股関節もフラットに

(切り替わる状態に)

なっています。

 

 

 

つまりいくら板をフラットにしても

(板は強制的にフラットにどこかでなる)

股関節がフラットにならなければ

片方だけ上手にのれて

片方は乗れない…

 

 

という状況になりますね。

 

 

 

股関節のフラットというものが

文章だけではいまいち

イメージができなければ

Youtubeにも動画をアップしていますので

こちらをご覧下さい。

 

 

 

 

ターンに左右差がある方は

この動画内のエラーが出ているケースが

非常に多いです!

 

 

もちろん股関節の

切り替えが上手く出来ない理由は

これだけではありません。

 

 

ただこれだけ切り替え時の

フラットやニュートラルが

重要だと言われていても

板やポジションといったあいまいな部分だけで

本当の意味で切り替えて欲しい部分は

意識されていません。

 

 

ぜひ今回お伝えした

股関節のフラットも

切り替え時に出来ているか

まずはオフトレで陸上動作から

チェックしてみて下さいね!

 

 

 

スキー技術 基礎スキー 身体論(フィジカル関係)

アルペンスキー、基礎スキー上達に共通して重要なのは、『切りかえ』で●●要素を切りかえる事! 315

読了までの目安時間:約 7分

 


 

前回までの記事で

切り替えでよく言われる

【重心移動】

【荷重の切り替え】について

触れてきました。

 

 

まだ読まれていない方は

こちらから

 

アルペンスキー、基礎スキー共通!スキー技術の『切りかえ』で重要なのは重心移動ではない? 313

 

 

勘違いしないでほしいのは

重心移動も荷重の切りかえも

スキーの切りかえ動作には

ものすごく重要です!

 

 

 

ですからこの2つを意識して

切り替えがうまくいっている

という事であれば

問題ありません。

 

 

 

しかし上記の2つは

スキー界ではよく言われている要素であり

何度も練習しているスキーヤーは

多いはずです。

 

 

もしかしらあなたも

日々意識して取り組んでいませんか?

 

 

それでも

切り替えがうまくいかない場合は

ある要素が切り替えられていない可能性が

非常に高いです。

 

 

ではなにが切りかわっていないのか?

 

切り替えで多くのスキーヤーが

意識していない為に

切り換っていない要素とは

ずばり

・・・

・・・

 

 

 

股関節の切り替え

 

 

 

 

です!

 

 

 

私が見てきた限り

9割以上のスキーヤーは

この股関節の切り替えが

正確に出来ない為に

滑りのエラーが直らない状態に

陥っています。

 

 

あなたは

 

 

「股関節の切り替えが

 正しく出来ていますか?」

 

 

と聞かれてどう感じるでしょうか?

 

 

 

そもそも股関節の切り替えって

どういう動作かイメージできない

かもしれません。

 

その場合はまずこちらの動画を見て

イメージを明確にしておいてください!

 

動画の後半にお伝えしている

3要素目が股関節の切り替えです。

 

この股関節の切り替えは

実を言うと

これまでお伝えした

重心移動や荷重の切り替えにも

大きく関わってきます

 

 

 

例えば重心移動ですが、

人間の重心は

だいたいおへその下辺りにあります。

 

 

 

もちろんここまでにお伝えした様に

頭から突っ込んでも

足元から切り替えても

それにつられて重心は移動します。

 

 

 

ただそれはあくまでも

つられて動く間接的な移動で

本当の意味で

重心を動かすのであれば

へそ下にある重心が

まず動き出すことが

直接的な重心の移動です。

 

 

 

この重心があるへそ下が

先陣を切って動く動作には

股関節の動きは必要不可欠です。

 

 

 

また荷重比を切り替えても

股関節がくの字姿勢取れる状態でなければ

その場では荷重が切り替わっても

その後は外脚が逃げたり

内倒をしていきます。

 

 

 

最近メルマガでは

オーストリアメソッドや

インタースキーで

海外の滑りをご紹介してきましたが

顕著に動きが見られるのは

この股関節ですよね。

 

 

 

もちろん日本でも

丸山貴雄選手が

股関節を主体とした動作である

“ロール”というワードを使ったり

今月号のスキーグラフィックでも

山野井全選手がキーポイントに

“股関節”をあげてますね。

 

 

 

このように切り替えに

股関節の動きは切っても切れない

ものです。

 

 

 

しかし、

股関節の動作を細かく

練習する機会がなかなか無い為

切り替えで股関節が

正しく切り替わっていない事に気づけず、

結果として外脚に乗れないエラーに

悩まされます。

 

 

 

まず正しく切り替えが出来ているか

判断する為に

股関節を内側に入れた

くの字姿勢を取ってみて

動きの感覚に左右差がないか

確認してみて下さい

 

 

左右差がある場合は

正しく切り替えられていない可能性が

高いです!

 

 

まずは股関節を動かせるか?

 

 

動かせるなら

左右均等に入れ替えられるか?

 

切りかえを考える時は

この部分も意識してみて下さい!

 

 

もしあなたが股関節の切り替えが

上手くいかないのであれば

入れ替える為の大事な要素が

欠けている可能性が高いです!

 

 

その部分は次回の記事で詳しくお伝えしますね!

 

 

 

スキー技術 基礎スキー 身体論(フィジカル関係)

アルペンスキー、基礎スキー共通!スキー技術の『切りかえ』で重要なのは重心移動ではない? 313

読了までの目安時間:約 9分

 


 

さて今回記事は

外脚に乗る為の

根本的な考え方を変える

きっかけとなる内容です。

 

 

 

これまでのスキー界の常識では

外脚に乗る為の

トレーニングの多くは

外脚側の筋肉強化でした。

 

 

 

それが最近では

ポジショニングや

関節の角度などにも

注目されるようになってきました。

 

 

 

確かに上記の2つは

外脚に乗るうえでは

重要な要素です。

 

 

 

しかしそれでも

多くのスキーヤーは

来シーズンも

『外脚に乗れない』

という悩みを抱えるはずです。

 

 

 

なぜなら外脚に乗る為には

もう一つ重要な要素があるからです。

 

 

 

それが

 

 

 

切り替え

 

 

 

です!

 

 

 

 

この【切り替え】という

動作に必要な

正しい身体の使い方が出来なければ

いくら外脚に乗る筋力や

関節の角度を練習しても

外脚に乗れません

 

 

 

なぜなら切り替えが出来ないと

スタートからすでに

外脚に乗れてないからです。

 

 

 

言い方を変えれば

 

 

 

一般的に外脚に乗る為に

行っているトレーニングの効果を

発揮できる状況になれない!!

 

 

 

という事です。

 

 

 

 

ではその切り替えは

どのように練習するのか?

 

 

切り替えとは何を切りかえるのか?

 

まず確認しておきたいのが、

 

 

【そもそも切り替えって

 何を切り替えるの?】

 

 

という部分です。

 

 

 

荷重?

 

 

重心?

 

 

板の角付け?

 

 

 

色々な考えがあるかと思います。

 

 

 

極論を言ってしまえば

切り替えとは

左右のターンの切り替えです。

 

 

 

ただ、どんな形であれ

左右のターンが切り替えらえるのは

当然ですよね(笑)

(切り替わってなければ

そのまま崖に突っ込んでるので)

 

 

 

ただ左右のターンが切り替わればいい

という事ではなく、

左右のターンで板に乗る感覚や

ポジションが違う、

内倒してしまうといった

エラーがでるから

問題なんですよね。

 

 

 

 

分かりやすいく言うと

左右差が出るという事は

切り替えが出来ていない

何かしらの要素があるから

片方にはあって

片方にはないものが

生まれるという事です。

 

 

 

この切り替わっていないものが

何かを見つけることが

その人にとっての

正しい切り替えを行う

初めの一歩であり、

外脚に乗る為のスタートでもあります。

 

 

 

何が切り替わってないかを

見つけるうえで

まず考えておかなければ

ならない事があります。

 

 

 

切りかえで重要な重心移動

 

スキー界では

切り替えについては

何をどう切り返すというよりも

よく出るワードが存在します。

 

 

 

それは

 

 

 

【重心移動】

 

 

 

です。

 

 

 

『切り替えでは

重心を谷側に移動させていき…』

 

 

 

といったワードを

聞いたことはないでしょうか?

 

 

 

ターンの切り替えで

重心を移動させる

という事は

どう考えても

正しい事です。

 

 

 

切り替えで

重心移動させてないよ

という人を聞いたことは

ないですよね。

 

 

 

ただ、正しいからこそ

ここに落とし穴があります。

 

 

 

その落とし穴とは

 

 

 

重心移動の動作は

誰しも行っている!!

 

 

 

 

という事です。

 

 

 

「えっ!?重心移動が

 出来ていないから

 切り替えがうまく出来ないのでは?」

 

 

 

と感じたかもしれません。

 

 

 

では理由をお伝えしていきます。

動画でも説明しているので

実際の動きで見たい方は

こちらをご覧ください。

 

 

では重心移動を

極端に考えてみましょう。

 

 

 

右外脚ターンを

イメージしてください。

 

 

 

基本的に右外脚のターン後半は

右手や右肩が斜面の下(谷側)にさがり

くの字姿勢を取っている状態です。

 

 

 

例えばこのシルエットのまま

次の左外脚のターンに入って行ったら

頭から突っ込む形となり

間違いなく

内倒しますよね?

 

 

 

しかしながら

極論を言ってしまうと

内側に重心移動は

行われている事に

気づくでしょうか?

 

 

 

重心移動が行われていなければ

次のターンに入る事は

物理的に不可能で

内倒すらできないという事です。

 

 

 

逆を言えば

内倒してしまうという事は

そちら側に重心移動が行われている

証拠とも言えます。

 

 

 

つまり、

切り替えがうまくいかずに

内倒してしまう人も

切り替えがうまくいき

ターン前半から外脚に乗れる人も

多かれ少なかれ

谷側に重心移動はしているという事です。

 

 

 

ですから、

はっきり言ってしまうと

 

 

『切り替えでは

重心を移動させることが重要!』

 

 

というのは

 

 

『テストで点数を上げるには

 勉強することが重要!』

 

 

という位

当たり前の事を

言っているという事です。

 

 

 

【何を切り替えられていないのか?】

 

 

という内容から少し反れましたが、

ここまでの話が

分かってくると

切り替えを考えるうえで

重心移動以外のことが見えてきます。

 

 

では切り替えでは重心移動以外に

どんな要素を切りかえるのか?

 

 

次回の記事でお伝えしていきます!

 

 

 

 

スキー技術 基礎スキー