スキー オフトレ

【スキー業界唯一】オフトレから雪上までを完全マンツーマンサポート

自分に合ったスキー上達法の見つけ方その③ 209

読了までの目安時間:約 9分

 


このシリーズも長くなってきましたが、

どうしたら自分はスキーが上手くなるんだろう?

と考えてその答えの選択肢をたくさんもっておくことは

本当に重要な事です。

 

 

答えの選択肢を増やすためには

何が問題か?という選択肢が

多い方が前提条件にあります。

 

 

前回までにご紹介したのは

 

 

【練習量の問題】

【筋力の問題】

【柔軟性の問題】

【感覚の問題】

【タイミングの問題】

【イメージのずれの問題】

 

 

です。

 

前半3つは一般的に

これが原因なのでは?

とよく考えられている問題です。

 

後半3つは

なかなかその問題にフォーカスされていないな

というものです。

 

これだけでも選択肢の幅を広げるには

十分だと思っています。

 

 

そして今回紹介する問題は

本当は紹介しようかどうしようか

迷った部分でもあります。

 

 

その理由はこの記事の最後にお伝えします。

 

 

 

 

【道具の問題】

 

スキーが道具を扱うスポーツである以上

どうしても道具の良し悪しが

パフォーマンスに大きく関わってきます。

 

 

しかしこの道具の

『良し悪し』

という部分を多くのスキーヤーは

勘違いしてしまい、

スキーが上達しない原因に

なっています。

 

 

あなたは道具を選ぶとき、

または評価する時に

どのような基準で判断していますか?

 

 

値段やそのモデルのグレードで

判断してしまってはいないでしょうか?

 

 

基本的にどのメーカーも

そのモデルのグレードが高いもの、

つまり上級者向けのものになるほど

値段が上がっていきます。

 

 

つまりハイグレードなモデルになるほど

性能の良い板と判断しています。

 

 

しかしそれはあくまでも、

使用されている材質や機能、

研究にかかったコストなど

さまざまな付加価値がついており

板という製品として良いという判断基準です。

 

 

しかしあなたにとって本当に

その板が良し悪しの

『良い』なのでしょうか?

 

 

例えばあなたが車を買う時に

F1カーを購入しますか?

 

F1カーには相当なコストがかかっており、

価格も普通の車とは比べ物にならないでしょう。

 

 

単純にいい車はF1カーと乗用車どっち?

 

 

と聞かれたらあなたは迷う事なく

F1カーだと答えるはずです。

 

 

ではあなたが普段通勤やレジャーに使うのに

良い車はどっち?

 

 

と聞かれたらどうでしょう?

 

間違いなく乗用車ではないですか?

 

 

車に限らず日常的に

あなたはその物の価値で判断せずに

あなたの目的を満たすのに

もっとも適したものを価値として

判断して選択しているはずです。

 

 

しかしなぜかスキー板やブーツは

自分の目的にあったスペック以上のものを

購入してしまう傾向にあり、

そのせいで上手く操作ができずに

上達の妨げになっています。

 

 

基礎スキーヤーでしたら、

スキー場の検定バーンにもよりますが、

はっきり言ってクラウンプライズレベルまででしたら、

180半ばのRが20を超えてくるような

大回りようの板や、

小回り用にSLの板を使う必要はないです。

 

 

アルペンスキーヤーでも

まだ板を自分でたわませることができると

確信のない方は、

マスターズ用やセカンドモデルで

たわます練習をした方が技術上達は早いです。

 

 

ブーツのフレックスもよほどパワーと技術がない限り

150は必要ありません。

130もあれば十分です。

 

 

上手くなっていずれ必要となるからいいものを!

と考えて自分のレベルより高めのものを

選んでしまいがちですが、

それで上達を妨げているのであれば本末転倒です。

 

 

 

勿論逆のケースもあります。

 

ずっと同じ板を履いていたり、

自分にあっていないブーツを履いているせいで

スキーが上達しない人もいます。

 

 

またエッジやワックスのチューンを

怠っているせいで、できない技術があることも

覚えておいてください。

 

アルペンスキーヤーにはあまりいませんが、

基礎スキーヤーの方の中には

シーズン中一回もエッジを研いでいない方も

珍しくありません。

 

 

スキーは道具がパフォーマンスに

大きく関わってくるスポーツです。

あなたの道具はスキー上達の妨げになっていませんか?

 

 

シーズン前のこの時期に一度確認してみて下さい。

 

 

 

【指導の問題】

 

あなたには特定の指導者はいますか?

 

毎回同じ指導者の下で

練習を続けている方も

色々なキャンプやスクールに

参加している方も

いるかと思います。

 

 

残念なことに指導者の言葉一つで

あなたのスキー上達は

プラスにもマイナスにもなります。

 

 

一番怖いのは、それがあなたにとって

スキー上達につながらないにも拘らず、

何も疑うこともなく、

ずっと信じてその指導通りに

練習していることです。

 

 

その指導そのものが

あっている間違っている

という問題もありますが、

理論的にはあっている指導でも

あなたの解釈が間違っていれば

それは間違っている指導という事に

なってしまいます。

 

 

よくサポートメンバーの方が

 

 

『なるほどあの指導者はこういう事を言っていたのね!』

 

 

という発言をします。

 

これは内容はあっているけども

間違って伝わっているいい例です。

 

 

いつもお伝えしていますが

情報は受け手によって決まります。

 

 

あなたがどうとらえるかで

その情報の価値がきますのです。

 

 

そうはいってもなかなか自分で

自分の判断が間違っているかどうか

なんていることは分かりません。

 

ですからあなたにとって

もっとも理解しやすく

スキー上達につながる指導を

選択すべきです。

 

 その判断は

 

 

スキーが上手くなっているかどうか?

 

 

という簡単な判断で分かります。

 

 

ずっと同じレベルで止まっているのであれば

指導者を変えてみるのも一つの手です。

 

 

 

今回は簡単にですが

 

 

【道具の問題】

 

【指導の問題】

 

 

についてご紹介しました。

 

 

さてこの記事のはじめに

本当は紹介しようかどうしようか

迷ったと書いたのを覚えているでしょうか?

 

 

なんとなく理由はわかったかもしれません。

 

 

今まで紹介してきた

 

【練習量の問題】

【筋力の問題】

【柔軟性の問題】

【感覚の問題】

【タイミングの問題】

【イメージのずれの問題】

 

は、自分の中に原因を探す考え方です。

 

 

今回紹介した

 

【道具の問題】

【指導の問題】

 

自分の外に原因を探す考え方です。

 

 

 

勿論自分で道具を選び、

指導を受ける環境を選ぶという観点からは

自分の中の問題とも言えますが、

前半の6つにくらべて

外部的な要因が関わってくるので

ある意味逃げにつながる場合もあります。

 

 

道具がわるい、指導者がわるい、

 

 

といったように。

 

 

その道具を選んだのも

その指導を受けると決めたのも

自分だという事を忘れないでください。

 

 

そしてそれは

自分の行動でしか変えられないという事も

覚えてくおかなければなりません。

 

 

 

スキー技術 トレーニング論 トレーニング道具 基礎スキー 身体論(フィジカル関係)

スキーは腰高のポジションでというけれど・・・137

読了までの目安時間:約 4分

 


アルペンスキーであれ

基礎スキーであれ、

スキーの基本は腰高のポジションと

よく言われています。

 

 

雑誌を見れば書いてありますし、

コーチやインストラクターの方も

よく指導の際に言っています。

 BK7P6596

 

でもあなたが腰高のポジションを

意識して滑ってみると

こんな風に言われてしまいませんか?

 

 

 

 

『上体が上に抜けてしまっています』

 

 

 

 

腰高のポジションとは

読んでそのまま

腰が高いポジションのこと。

 

 

腰を高くするには

当然腰を上に持ってくる

イメージだと思います。

 

 

でも上に持ってこようとすると

今度は状態が上に抜けてしまうと

言われてしまう。

 

 

この負のスパイラルに

陥ってしまい、

結局どうすればいいのか

分からない・・・

 

 

という声をよく貰います。

 

 

腰高のポジションと言われても

どこから上が腰高なのかも微妙ですし、

基礎スキーでは低い姿勢から

滑っていくイメージが強いため

当然といえば当然かもしれませんね。

 

 

 

まず考えなければいけないのは

どこを基準として腰の高さを

高い低いと判断しているのかというところ。

 

 

 

とうぜん一般的には

地面からの腰の高さだと

思います。

 

 

では実際考えてみて下さい。

 

 

スキー上級者と初級者では

どちらが低い姿勢で

滑っているでしょうか?

 

 

当然スキー上級者の方が

低い姿勢で滑っており、

そのほうが見栄えもいいとされています。

 

 

 

でも技術選などで活躍するような

トップデモはきちんとターン前半を

腰高のポジションから入っていき・・・

と解説されています。

 

 

よく考えると不思議ですよね。

 

 

この場合腰高というのは

 

 

 

足から腰までの距離も含まれている

 

 

 

場合があります。

 

 

ターン前半にポジションが後ろに乗り

上手く内傾角が作れない場合

脚が伸ばせず身体全体が小さく見えてしまい、

その分腰も低く見えがちです。

 

 

地面からの高さは同じでも

足の長さが長いか短いかで

腰の位置が違って判断されるケースも

あるということです。

 

 

そしてこれが最も大事なポイント!

 

 

腰高は上下の割合よりも

前後のポジションのニュアンスの方が

大きいということです!

 

 

 

高さといえば当然上下のイメージです。

でも実際板を履き、

ポジションを前後してみると

明かに後ろに寄りかかるポジションよりも

前に位置するポジションの方が

腰が高く見えます。

 

 

正面から見ていると

奥行はなかなか意識して見えないため

2次元感覚の高さとして

指導してしまいます。

 

 

でも奥行を考えた前後のポジションを

変えると高さも変わるという事を

忘れないでください。

 

 

 

そして何より滑りの中で

動きが大きくある事!

低いところから

戻るから高いポジションになったように

見えるのです。

 

 

ずっと高いポジションで滑っていて

果たして腰高のポジションだなぁ・・・

と感じるでしょうか?

 

スキー技術 基礎スキー

アルペンスキーヤーが取り入れたい基礎スキー要素 128

読了までの目安時間:約 4分

 


さて最近基礎スキーヤーの方からの声をもとに

アルペンスキーのこんな要素を取り入れられるといいという記事を

前回書きましたが、

じゃアルペンスキーが良くて基礎スキーが悪いのかというと

そういう事ではありません。

 

 

 

技術選で活躍している柏木義之選手に

基礎スキーもちゃんと練習するとアルペンも速くなるよ!

と昔言われた経験があります。

本当にその通りだと思います。

 

 

 

最近でアルペンの選手から

『基礎スキーもやったほうがいいですが?』

と聞かれることも多くなってきました。

 

 

 

アルペンスキーヤーも基礎スキーから

学ばなければならないことが多くあります。

 

 

 

今回はそこら辺に少し触れていきたいと思います。

 

 

アルペンスキーヤーのフリースキーを見ていると

殆どの選手がフルカービングでのターンしか練習していないことが多いです。

 

 

ある意味速く滑ることが大事で、

そのための原則要素をなるべく少なくする

事が重要ですのでフルカービングで滑ることは

とても重要です。

 

 

ただ全てのセットに対して

果たしてフルカービングではいれるでしょうか?

 

 

 

イメージしてもらえれば分かると思いますが

難しいと思います。

 

 

 

ただ練習ではフルカービングでしか滑っていないため

キレイに板を操作して滑ることがあまり得意ではない

アルペンスキーヤーの方が多いです。

 

 

どこかで板をずらさなければセットに入れないのであれば

原則要素の少ない板をずらす技術を身に着けなければなりません。

 

 

その技術は基礎スキーにおいては基本的なテクニックであり

スキーバッジテストにおいても

パラレルターンの前段階で基礎パラレルとして2級設定されています。

 

 

板を自由に操作できる技術があって

カービングターンで滑っていくのと、

カービングターンでしか滑れないというのでは

大きく違います。

 

 

こういった技術はポールだけ滑っていても

絶対に身につきません。

 

 

不整地を滑ったり、

コブを滑ったり、

パウダーを滑ったりといった

様々な条件下を滑ることが重要です。

 

 

 

また基礎スキーの様に

このような滑りを表現してくださいといった課題に対して

イメージ通りに滑りを再現できる技術も

アルペンスキーには必要です。

 

 

 

その能力が低いと

いくらコーチがこうやって滑ってきてと

指導を行っても、

ほとんど何も変わらないまま

滑ってしまう選手になりかねません。

 

 

 

簡単に言ってしまえば

スキーが速くなりたければ、

まずスキーが上手くなってほしいという事です。

 

 

 

何度も書いていますが

私は基礎スキー、アルペンスキーとあまりわけすぎず

どちらも共通して練習し、

根本的にスキー自体が上手くなる事が大事だと思っています。

 

 

技術選に出ている選手の多くが

まだアルペンスキーも行っていることは

本当にいいことだと思います。

 

 

どちらもいい部分をしっかり吸収しながら

存分にスキーを楽しんでください。

 

 

スキー技術 基礎スキー

基礎スキーヤーが取り入れたいアルペンスキー要素 127

読了までの目安時間:約 5分

 


今回は基礎スキーヤーが取り入れたい

アルペンスキー要素についてお伝えします。

 

動画にもまとめてありますので

興味がある方はご覧ください。

 

 

 

前回は基礎スキーっぽい滑りと

アルペンスキーっぽい滑り

について書きましたが、

あくまでもそういった傾向があるという事であり、

基礎スキーやアルペンスキーはそうだ!

というわけではないので気を付けて下さい。

 

 

 

基本的には滑りの表現方法が違うだけで、

ベースは一緒です。

 

 

 

さて最近基礎スキーヤーの方から

 

 

『板をたわませて走らせる感覚が分からない』

『力強いエッジングがしたい』

 

 

という声を良くいただきます。

 

 

またそのつながりから

 

『アルペンスキーも練習したほうが良いですか?』

『アルペンスキーの要素を取り入れたいんですが・・』

 

 

といった声もあります。

 

 

 

この事から

アルペンスキー=力強く板にのりたわませる

といったイメージがうかがえます。

 

 

 

このようなイメージになる理由もよく分かります。

 

 

一般的に基礎スキーヤーに比べて

アルペンスキーヤーの方が

エッジングが強い傾向にあるからです。

 

 

 

なぜそのような傾向が見られるのでしょうか?

 

 

その理由は、アルペンスキーは規制されたところで

ターンをしなければならないため

急カーブや無理やりにでもエッジングをして

ターンをしなければならないシーンが多くあるからです。

 

 

 

それに比べて基礎スキーは基本的には

自分の好きなタイミングでターンができます。

急なエッジングをして無理にターンをしなければならないシーンは

ほぼありません。

 

 

むしろ急なエッジングより

滑らかに板を扱いスピードコントロールすることを

はじめのうちは要求されます。

 

 

 

ただレベルが上がるにつれて

力強いエッジングを求められるようになり

今までの滑りでは通用しません。

 

 

 

だからあるレベルで多くの基礎スキーヤーは壁にぶつかります。

 

 

 

今年技術選で優勝した吉岡選手をはじめ

技術選で活躍する選手の多くは元アルペンレーサーというのも

この理由が大きいと思います。

 

 

 

もう一つの理由は

基礎スキーヤーの多くがシルエットを意識することに

重点を置いているからです。

 

 

腕の位置や目線の向き、

骨盤の方向に脚の長さなど

見た目ばかりにとらわれて

あまり板にどのように力を加えて

どうやって操作をしていくかには

意識が向けられていません。

 

 

 

だから見た目はカチッと決まっているんだけど

なんだか動きないただ板に乗っているだけの滑りになったり、

軽く見えるふわふわした滑りに見えます。

 

 

 

見た目のフォームは

目的の運動を行ったための結果に過ぎません。

 

 

 

アルペンスキーのような

しっかりとした力強いターンを描くためには

まずは意識を向けるところを

フォームではなく板へ変えていきましょう!

 

 

 

スキー技術 基礎スキー

基礎スキーっぽい滑りとアルペンスキーっぽい滑り 126

読了までの目安時間:約 4分

 


あなた他の人から

基礎スキーって感じのすべりだね!

もしくは

アルペンスキーって感じの滑りだね!

 

 

と言われたことはありますか?

 

 

 

また他の人の滑りをみて

同じようなことを思ったことはないでしょうか?

 

 

 

たぶん多くのスキーヤーの方が

一度は経験したことがあるのではないかと思います。

 

 

 

正直私がコーチをしていて

雪上で滑りをみたり、ビデオをみたりしても、

どっちかのタイプに分けられることが多いです。

 

 

 

では今回のブログのタイトルにもなっている。

 

 

『基礎スキーっぽい滑り』と『アルペンスキーっぽい滑り』とは

どのような事かについて具体的に書いていきたいと思います。

 

 

 

まずは基礎スキーっぽい滑りの特徴です。

 

・スピードコントロールを確実に行っている

・ターンの前半をずらして入ってくる

・両手をヤジロベーの様に大きく広げて滑ってくる

・エッジングが優しい

・ターン前半が長い

・板を走らせる方向が横方向に強い

・まるいキレイなターン弧を描いてくる

 

 

次にアルペンスキーっぽい滑りの特徴です。

 

・フリースキーはほぼフルカービングでおこなっている

・エッジからエッジへと切り返すイメージが強い

・エッジングがつよい

・エッジを立てようという意識がつよい

・板を走らす方向が縦方向に強い

・直線的なラインを描いてくる

・ターン全体の時間が短い

 

 

といった感じでしょうか。

 

 

 

あくまでも『っぽい』という事であり

断定してこれだという事ではないというのが重要です。

 

 

 

さてどうしてこのようなさが生まれるのか。

 

 

この原因は目指している方向性の違いや

練習する環境の違いにあります。

 

 

 

そして基礎スキーをしてすべてのスキーヤーが

『基礎スキーっぽい滑り』をしているというわけでもありませんし

同じようにアルペンスキーをしている全てのスキーヤーが

『アルペンスキーっぽい滑り』をしているわけでもありません。

 

 

 

どちらかの特色だけが色濃く出ていると

そう見えてしまいます。

 

 

 

以前からこのブログでも書いていますが、

基礎スキーとアルペンスキーは

全く違うということではありません。

 

アルペンスキーと基礎スキーは別物なのか?3

 

ベースは同じであり

表現方法が多少違うだけです。

 

 

 

そしてどちらの競技に対しても

もう一つの競技から得られるものが多くあります。

 

 

むしろ両方やってこの部分を取り入れてほしい

と書いたほうが正しいかもしれません。

 

 

 

では具体的に

基礎スキーヤーがアルペンスキーから取り入れたいものは何なのか?

逆に

アルペンスキーヤーが基礎スキーから取り入れたいものは何なのか?

 

 

次回書いていきたいと思います。

 

 

スキー技術 基礎スキー

スキーバッジテスト テクニカルプライズとクラウンプライズの違いについて  124

読了までの目安時間:約 11分

 


またまた長めの記事になります!

以前にスキー検定1級とテクニカルプライズの違いについて

記事を書きました。

 

その際テクニカルとクラウンの違いも教えてほしい

との声をいただきました。

 

正直1級とテクニカルの違い以上に

わかりづらいのがテクニカルとクラウン。

 

ある意味テクニカルをとっている

ということはかなりのスキー技術を持っているということですので、

さらにその上をと考えた時に悩むのは当然だと思います。

 

まずはクラウン合格のためのフィジカル要素を

参考にしてみて下さい。

検定員の方も

『クラウンより上がない以上求められることも相当厳しくなっている』

と仰っていました。

 

 

 

言葉ではすこし伝わりづらい部分もあるかもしれませんが、

前回同様

 

 

 1、ターンの構成(ポジショニングとエッジング)

 

 2、斜面状況への適応度(スピードとターン弧の調整) 

 

3、運動の質的内容(バランス、リズム、タイミング)

 

 

 

の観点から書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

  • ターンの構成(ポジショニングとエッジング)

 

 

 

ポジションに関して言えば

テクニカルの時同様その雪質や斜度に合った

ポジションに的確にいるということです。

 

 

ただこれはもう嫌というほど試験で言われてきていると思います。

もう少し具合的に言えば

 

 

 

 

3Dの感覚で自分のポジションを捉えられているか?

 

 

ということ。

 

 

前後のポジション、左右のポジションという観点から、

さらにもう一歩踏み込んで

ターン前半の斜め前方へのポジション、

身体のねじれに対するポジション、

ターンマックスと切り返しの部分での上下のポジションなど

単純な前後左右から様々な方向へのポジショニングが求められます。

 

 

それを斜度や雪質に合わせるわけですから、

難易度はかなり上がると言うことです。

 

 

 

つぎにエッジングですが、

技術レベルが上がるほど力強いエッジングをしているように思えますが

大事な部分はエッジングの時間と方向です。

 

 

テクニカルとクラウンの方ではクラウンの方の方が

圧倒的にエッジングが短いです。

 

 

 

これはアルペンスキーにもいえることなのですが、

技術レベルが高いスキーヤー程余計なエッジングはしません。

この事で高速域での滑りを表現できることにつながります。

 

 

小回りは特にこの傾向が強く出ますので注意してみて下さい。

 

 

 

でもエッジングを短くすると

スピードコントロールができずに暴走してしまったり、

急なエッジングで逆にブレーキになってしまうのでは?

 

 

と思う方もいるかもしれません。

 

 

 

この疑問を解決するのが

エッジングの方向です。

 

 

 

テクニカルの方の場合、

横方向へエッジングする意識がクラウンの方に比べて強いです。

クラウンレベルの方はきちんとエッジングの方向を

板の動きに合わせて弧を描きながら前方へ意識します。

 

 

 

 

板を前に送る

 

しっかりと弧を描いく

 

 

 

といったニュアンスの指導がしばしば聞かれますが

この感覚のことを指している場合が多いです。

 

 

 

 

 

ポジションもエッジングのも3Dの意識を忘れないでください。

 

 

 

 

 

  • 斜面状況への適応度(スピードとターン弧の調整)

 

 

スピードに関して言えば。

1級とテクニカルの時以上に求められるのではないかと思います。

 

 

明かにテクニカルとクラウンの方とでは

スピード次元が違ってきます。

 

 

その違いが如実に分かるのが

スタートしてから2ターン目くらいまでのつなぎ方。

 

 

テクニカルの方はスルーッとスタートしていって

そのまま何となくターンに入っていく方が多いです。

 

 

 

それに比べてクラウンレベルの方はしっかり濃いで

スピードをつけて高いポジションからターンマックスめがけて

一気に低くなりながら1ターン目に入っていきます。

 

 

 

技術選の選手たちのスタートを見てみるとよく分かります。

 

 

意外と検定を受ける方は気にしていないのですが、

スタートから1ターン目2ターン目の印象はとても重要です。

 

 

またそこでスピードを出しておかなければ

加速することなく滑り終えてしまう場合もあります。

 

 

不整地小回りでも

上手いんだけど何か物足りない・・・・

と言われる方はこのスピード感です。

 

 

1個目のコブをとばして2つ目から入る練習をするなど

高速域でも滑れる練習をした方が

無難に滑るよりも高評価を貰えます。

 

 

 

 

  • 運動の質的内容(バランス、リズム、タイミング)

 

 

 

この部分が一番理解するのが難しく

一番重要なポイントになってくると思います。

 

 

特にクラウンで加点を出したい!

その先の技術選を目指したい!

 

 

というのであれば

この部分は非常に重要になりますのでよく考えておく必要があります。

 

 

運動の質的内容でもっとも重要なのが

 

 

『板をたわませて走らせることができるか?』

 

 

という部分。

 

 

 

これは最近基礎スキーヤーの方を一番悩ませている

フレーズかもしれません。

 

 

これができればある意味、

スピードにもつながりますし、

板がたわんで走ることで勝手に身体から離れていき

深い内傾角のシルエットが生まれます。

 

 

ある意味板をたわませて走らせることができなければ

技術選レベルのシルエットや板の走りは生まれないと言ってもいいでしょう。

 

 

 

板をたわますために最も重要なのがタイミングです。

ターンマックス、いわゆる板に最も力が加わるタイミングが

テクニカルとクラウンレベルの方で大きく違う部分です。

 

 

 

テクニカルの方はタイミングも速く

力を加えている時間が長い傾向にあります。

 

 

 

トランポリンをイメージしてもらえれば分かりやすいですが、

ジワーッと力を加えるより

一瞬でポンッと力を加えた方が

上に高く跳べますよね!

 

 

 

 

その原理と一緒です。

またタイミングに関して言えば

時計でいう3時、9時のタイミングが

ターンマックスだと思いこんでいるテクニカル方が非常に多いので

この部分も気をつける必要があります。

 

 

 

 

テクニカルを取得できるレベルまできた方の多くは

腕の位置、目線、肩、腰のライン、脛の角度

といったシルエットを非常に意識して滑ってきた方が大半だと思います。

 

 

 

その上のレベルに行く為には、

スキー板がどうすればたわむのか?

どうすればスムーズに動くのかに

意識を向けて、その結果としてシルエットが生まれる

という考え方にシフトしていく必要があります。

 

 

 

ある意味根本からスキーを見つめなおすことにもなりかねませんので、

かなり悩まれる方も多いはずです。

 

 

 

そこを乗り越えてこそ最高ランクのクラウンですので

ぜひ今回の記事を参考にチャレンジしていってください。

 

 

 

 

スキー技術 基礎スキー

スキーのX脚はなぜ直らないのか?122

読了までの目安時間:約 5分

 


早いものでシーズンも残りわずかとなってきました。

 

 

ここですこし確認してほしいことがあります。

 

 

それは

 

 

 

シーズン初めに注意されていたことが

きちんと改善されているか?

 

 

 

という事です。

 

 

 

勿論完全に改善されていなくてもいいのです。

改善の方向に向かっている、

もしくは改善する方法が具体的に分かっていて

あとはやるだけという状況でもいいと思います。

 

 

 

問題なのは

結局今シーズンも同じことに悩まされて

解決の糸口がつかめていないという状態。

 

 

 

たくさんの悩みや直したい癖があるかと思いますが、

今回はアルペンスキーヤーにも基礎スキーヤーにも多い

X脚について書いていきます。

 

 

 

 

スキーヤーを悩ませている悩みの一つ,X脚ですが、

実はこのX脚になってしまう原因は一つではありません。

X脚にも色々なタイプがあり、

まずはなぜあなたがX脚になってしまうのかを

知る必要があります。

 

 

まずはX脚の原因の中の一つに

エッジング感覚があります。

 

 

 

あなたはターンをする時

エッジを立てる感覚がありますか?

角を立てるという言い方でもいいかもしれません。

 

 

 

いまではカービングスキーが主流となっているので

エッジを立てれば板が勝手に曲がっていきます。

 

 

 

ある意味道具の恩恵でもありますが

このエッジを立てて曲がるという感覚に

エラーがあるとX脚になる可能性があります!

 

 

 

先程の質問に戻りますが、

エッジを立てて曲がることが悪いわけではありません。

 

 

 

問題なのはエッジを立てる動きでしか曲がれない

 

 

 

ということ。

 

 

 

これを読んだ時に

他にどうやって曲がればいいんだ?

と思った方は注意が必要です。

 

 

 

例えば板で雪面を撫でるようにしてスライドさせたり、

板がたわんで生まれるリバウンド(跳ね返り)を利用して

板の方向を切り替えるなど、

様々な方法で板の方向を変えてターンは作れます。

 

 

 

エッジを立てる動きでしか曲がれないスキーヤーの多くは

スピードが出てより深いターン弧で曲がりたいなと思うほど

エッジを立てる動作を強めます。

 

 

 

勿論最終的にはどの方法であれエッジを利用するのですが

エッジングを強めようと思っておこなう動きと

他の動作をした結果としてエッジングが行われるのとでは

滑りの質が違います。

 

 

 

機会があればクロスカントリーの板で

斜面を滑ってみてもらうととてもよく分かります。

 

 

 

クロスカントリーの板はエッジングが殆ど効かず、

ツルツル滑ってしまうからです。

 

 

普段エックス脚のシルエットが出てしまうスキーヤーは

ほぼ間違いなく板が逃げて転んでしまいます。

 

 

 

どこの国のアルペンチームか忘れてしまいましたが、

むかしクロスカントリーの板を履いて滑るトレーニングを

行っている動画を見たことがあります。

 

 

 

 

そしてもう一つ重要なポイント!

 

 

 

それは

 

 

 

どのようにしてエッジを立てるのかという事。

 

 

 

どのようにって普通に板を傾ければエッジが立つのでは?

と思われるかもしれません。

もちろんそうなのですが、

 

 

 

身体のどの部分を使って板を傾けるのか?

 

 

 

という部分が重要なのです。

 

 

よく壁にあてて

身体を支えながらターンの形を作る練習がありますが

X脚のスキーヤーの方はほぼ間違いなく共通した動きをします。

 

 

 

それは膝を使ってエッジを立てる動きです。

 

 

エッジを強めようという意識が強いスキーヤーは

膝を内側に絞り込みます。

そうすると見事にX脚の完成です。

 

 

 

つまりいくらガニ股を意識して

膝が内側に入らないように意識しても

ターンの際のエッジングの意識が変わらなければ

X脚は直らないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

スキー技術 トレーニング論 基礎スキー

スキー検定 1級とテクニカルプライズの違いについて  120

読了までの目安時間:約 14分

 


今回は少し長めの記事を書いていきます。

 

スキーバッジテストを受けている方から

必ずと言っていいほど受ける質問が

今回のタイトルである

 

『スキー検定1級とテクニカルプライズの違いは何ですか?』

 

ということ。

 

※テクニカル合格ポイントの動画はこちらから

 

 

もしあなたがスキーバッジテストを受けているとしたら

この質問にパッと答えられますか?

 

 

勿論テクニカルとその上のクラウンの違いは何ですか?

と聞かれることもかなり多いですがそれはまた今度の機会に。

 

 

 

 

ある意味スキー検定1級は上級者の証であり

ゲレンデで滑っていれば十分上手く見えます。

 

 

 

普通のスキーヤーからしたら

それ以上上のレベルを目指してどうするの?

 

 

 

と思われるかもしれませんが、

むしろ1級をとれるレベルまで熱心に練習したスキーヤーであるからこそ

その上が欲しくなる感覚はとてもよく分かります。

 

 

 

さてスキー検定1級とテクニカルプライズでは何が違うのか?

という事ですが、

評価の内容を見てみると

 

 

 

1.ターンの構成(ポジショニングとエッジング)

 

2.斜面状況への適応度(スピードとターン弧の調整) 

 

3.運動の質的内容(バランス、リズム、タイミング)

 

 

 

となっています。

 

 

 

これ読んであなたはどう感じるでしょうか?

 

 

具体的に何をどうすればいいの?

 

 

と感じるのではないでしょうか?

 

 

 

実際細かい採点の中身は

事前講習などで直接聞き出すか

SAJのレッスンに入ってみる以外

なかなか情報がありません。

 

 

 

それでも1級とテクニカルで

この部分のレベルは上げておく必要があるという項目はいくつもあります。

 

 

 

今回はできるだけ分かりやすく

具体的に書いていきます。

 

 

 

 

①ターンの構成(ポジショニングとエッジング)

 

 

 

1級レベルのスキーヤーの多くは

ある程度自分の中の正解があり

その滑りをすでに出そうとします。

 

 

 

正しいポジションがここだ!

 

 

という自分の中で正解を見つけたら

常にどのような状況でも

そのポジションにいようとします。

 

 

 

エッジングも一緒です。

 

 

小回りはこれくらいのエッジング

という自分の中での正解を見つけたら

ひたすらその強さでエッジングをしてきてしまいます。

 

 

 

しかし実際の検定バーンは

斜度や傾斜がスタート付近とゴール付近では違う場合が多く、

雪質はその日や時期によってまるで異なります。

 

 

 

それなのに毎回全く同じ滑りをしてしまう

スキーヤーの方が非常に多いのです。

 

 

自分の滑りに雪上の条件があれば

合格点が出ることもあるでしょう。

 

 

でもテクニカルになると

雪上の条件に自分の滑りを合わせることがより求められます。

 

 

 

柔らかい雪なのに強めのエッジングをしている。

 

 

雪面に水が浮いてきて板が滑りづらいのに

ポジションを前側に持って行く意識で常に滑る。

 

 

このように条件に合っていない

滑りは厳しく評価されます。

 

 

因みに前はこの滑りでOKと言われたのに

今回の検定員はなんでダメだと言うんだ、おかしい!

 

 

と思った経験がもしあなたにあるなら、

それはその日の雪に合っていない滑りをしている可能性が高いです。

 

 

 

テクニカルを目指すのであれば

自分の中での正解の滑りをいくつも作りましょう!

 

 

 

 

②斜面状況への適応度(スピードとターン弧の調整)

 

 

まずは斜面状況に合わせたスピードです。

 

 

はっきり言ってテクニカルレベルになると

1級レベルよりもはるかに高速域での滑りが評価されます。

 

 

ではスピードが速ければ速いほどいいのでしょうか?

 

 

スピードを速くしようと思うとどうしても

『暴走』とみられるリスクが増えてきます。

 

 

 

あなたは『暴走』と『スピード感のある滑り』の違いが分かるでしょうか?

 

 

 

よく考えてみると不思議ではありませんか?

 

 

 

暴走していると評価されるスキーヤーより

スピードを出して滑っているにもかかわらず

暴走と評価されないスキーヤー。

 

 

 

この違いはそのスピードでも

板をきちんと操作できるのかという事を見られています。

 

 

 

暴走と評価されるスキーヤーは正直

ポジションも後ろだったり

腰が引けて板を操作できる状況にありません。

 

 

 

スピードがあってもポジションが良く

板が操作できるのであれば評価されます。

ですから1級の時以上にスピードを出した状態で

板を操作する練習が絶対に必要です。

 

 

 

 

もう一つはターン弧の調整です。

 

 

 

例えば急斜面で大回りをする時に

少ないターンで回ってくる方が正直簡単ですよね?

 

 

良いポジションにのってスピードがあっても

あまりターンをしないで降りてくると

ただ落ちてきているだけと評価されます。

 

 

 

ここで重要となってくるのが

『深回り』の技術です。

 

 

 

深回りとはターンを深くすることで

下までのターン数が増えて、

尚且つスピードコントロールが可能になります。

 

 

 

ただ急斜面で深回りをするためには

遠心力を上手く利用してより内側に傾くことや、

板に対して力を加えてたわませることが

求められます。

 

 

 

また深すぎると

エッジが強くなりすぎてしまい、

外脚が外れて内倒してしまうなど

リスクも伴ってきます。

 

 

さらにスピード感を求められているので、

斜度が緩くなってきているのに

同じようにずっと深いターン弧で滑ってくると

スピードがなくなり評価されません。

 

 

 

 

スピードが出る急斜面では

深回りでコントロールして

斜度が緩くなって来たら

縦長のターン弧でスピードをつなぐといった

正にターン弧の調整が求められるのです。

 

 

 

テクニカルからは

総合滑走の種目が加わり、

とくにこの種目は

スピードをつなげるターン弧の調整が非常に重要になってきます。

 

 

 

ゲレンデでも最後まで

スピードがつながるような滑りを意識してみてください。

 

 

 

 

③運動の質的内容(バランス、リズム、タイミング)

 

 

 

 

よくターンの質が違う、

運動の質が大事

 

といった具合に『質』というものが

検定のレベルが上がれば上がる程求められます。

 

 

 

あなたは質のいいターンと質の悪いターンの違いはなにか分かりますか?

 

 

何となくイメージはつくけど、

具体的に何がと言われたら分からないスキーヤーは

少なくないと思います。

 

 

 

それが分からないまま、検定員に

『もう少しターンの質を上げましょう』

と言われても分からないのも無理ありません。

 

 

 

まずはターンの質とは何なのかについて考えていきます。

 

 

 

先程かいた『運動の質的内容』では

バランス、リズム、タイミング、

とあります。

 

 

 

バランスはイメージしやすいかと思いますが、

雪質や斜度に合わせて自分の重心をきちんとコントロールできているか

評価されています。

 

 

 

このように書くと難しく感じるかもしれませんが

要は急斜面で落下についていけずに後傾になったり、

スピードが出ていないのに内傾角を作ろうとして

内倒してしまうなど、その状況に合っていない動きが出ればすぐわかります。

 

 

 

一級では多少許されていた誤差も、テクニカルでは厳しくチェックされます。

斜面状況は同じバーンでも様々に変化する為

同じ感覚でずっと滑るのではなく

常に変化に対応しなければなりません。

 

 

 

次にリズムですが

小回りはこれぐらいのリズム、

大回りはこれぐらいのリズムでと

これといった規定がないため、

よく検定ではどれぐらいのリズムで来た方がいいのか

受験生を悩ませます。

 

 

 

ただリズムに関して言えばある程度許容範囲が広いという点と

検定バーンの幅によって変わってくるので

余程外さない限りは、事前講習で確認すれば十分だと思います。

 

 

 

それよりも重要なのが

斜度が変化していっても同じリズムで滑ってこられるかの方が重要です。

 

 

 

よくありがちなのが

急斜面の時はリズムが大きくなってしまい、

斜度が緩くなってくると細かくなるといったパターンです。

 

 

 

このように斜面の上と下でリズムが違うと

自分でコントロールできていないという判断をされます。

 

 

 

つまり一つのバーンに対して、テクニカル以上は

最低でも二つ以上の滑り方を求められるケースが多くあります。

 

 

 

最後にタイミングです。

これはリズムにも近いですが、

板に対してどのタイミングで一番力を加えるのか?

どのタイミングで切り替えるのか?

どのタイミングでターンを開始するのか?

 

 

などその時その時の斜面に合わせたタイミングが求められます。

 

 

 

一つ一つの動きの質が高くても

タイミングがあっていなければ

質のいいターンは生まれません。

 

 

 

とくにこの滑りが正解と決めつけているスキーヤーは

雪質や急に検定バーンの変更があると

すぐ滑りに影響が出てしまうので気をつけましょう。

 

 

 

ターンの質を上げるためには

まずは沢山の滑りの引き出しを作ってあげること!

 

 

その引き出しの差が

一級とテクニカルプライズとの差とも言えるでしょう。

 

スキー技術 基礎スキー

スキーバッジテストの為に一本のスキー板でターン弧を操る重要性 114

読了までの目安時間:約 5分

 


あなたは普段何本の板をもってスキー場に向かいますか?

 

 

普通にゲレンデを滑るだけであれば

小回りでも大回りでも問題なくこなせる

オールラウンドモデルのスキー板が一本あれば十分です。

 

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ただ技術レベルが上がれば

小回り用と大回り用といった具合に

そのシチュエーションに合わせた板を持っているかと思います。

 

 

 

テクニカル、クラウンプライズ検定を受ける

スキーヤーですともはや常識ですね。

 

 

 

ただ意外と板を分けているせいで

検定の時に不利に働く事が多くあります。

 

 

 

その理由は検定バーンによって

可能なターン数と幅が違ってくるからです。

これは主に大回りと総合滑走にいえることです。

 

 

 

検定会場によっては

バーンの距離が短い、幅が狭い、

または当日雪が降っており雪質が柔らかい

といった事が良くあります。

 

 

 

距離が短ければ加速できる時間も当然短いですし、

幅が狭ければ少しコンパクトな大回りを滑ってこなければなりません。

 

 

 

その際普段は、大回りは180㎝前後の板でしか練習していないとなると、

その性能をうまく使いこなせないまま

検定が終了してしまうケースに陥りやすいです。

 

 

 

勿論設定されたバーンが

距離も斜度もあり、

大きな幅をとれるのであれば

大回り用の板で滑ったほうが良いのは間違いありません。

 

 

 

ようは当日設定されたバーンに合わせて

板をチョイスできる準備をしておく必要があるのです。

 

 

 

この話を聞くと、

 

 

普段は小回り用の板がメインで大回りもするから問題ない!

または、いつも検定は小回り用一本で受けているから大丈夫!

 

 

と思われたのではないでしょうか?

 

 

では質問です。

 

 

 

 

 

本当にあなたは小回り用の板で『大回り』を練習していますか?

 

 

 

何となく大きめに回る中回りのようなターン弧を描いていませんか?

 

 

 

 

 

なぜこのようなこと聞くかというと、

小回り用一本で受けている受験生の多くが

バーンの幅を広く使えず、

すぐにエッジがかんで曲がってしまう

小さな大回りをしてくるからです。

 

 

 

私がクラウンを受けた際にも

試験官が口をそろえて、

 

全体的に大回りの幅が狭すぎる!

 

と仰っていました。

 

 

 

意外と小回り用の短いRの小さい板で

バーンの幅を大きく使う大回りを行うのは

練習しないと難しいのです。

 

 

 

小回り用の板できれいに大回りをするポイントは二つあります。

 

 

 

 

一つはターン前半で内側に重心をとしすぎないこと!

 

 

 

 

いつもよりやや進行方向へ体重移動していくぐらいで

丁度いいです。

 

 

 

 

つ目はターン後半急激にエッジングせず

しっかり乗り込んでいく時間をとること!

 

 

 

 

早い段階で力を加えたり

エッジを立てると板が回っていてしまい、

ターン弧が小さくなってしまいます。

 

 

 

このように小回り用の板でも

さまざまなターン弧を描く練習をしていくことが

テクニカル、クラウンを合格する為の近道です。

 

 

 

因みに技術選でも、マテリアル規制(小回り用の板)で

総合滑走をする種目があり、

このような技術が求められていることが分かります。

 

 

 

是非参考にしてみて下さい。

 

スキー技術 基礎スキー

基礎スキーヤーが知っておきたいS字ターンの考え方 111

読了までの目安時間:約 4分

 


あなたはターンをイメージする時に

どのようなターン弧をイメージしますか?

 

 

 

多分ほとんどのスキーヤーの方は

Cの字のターン弧の連続をイメージするかと思います。

 

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ターンの前半は時計でいえば

12:00~3:00であり

3:00~6:00までが

ターン後半という風に指導されているので

当然といえば当然です。

 

 

 

ただ特にテクニカル、クラウンプライズを目指すような

上級基礎スキーヤーにおいていえば

Cの字ターン弧のイメージより

Sの字ターンのイメージを知っておいた方が

確実にレベルアップにつながります。

 

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スキー雑誌を毎月詳しく読んでいる方は

このS字ターンの考え方を一度は聞いたことあるかもしれません。

 

 

 

このS字ターンの最大の特徴は

ターン後半からターン前半につなげるイメージの連続ということです。

 

 

 

もう少し簡単に説明します。

 

 

普通Cの字ターンのイメージですとターン前半内側に傾いて

後半外脚にしっかり乗っていくというイメージだと思います。

 

 

しかしS字ターンの場合

ターン後半板に乗ってたわませた結果

板がポンッとはしってターン前半にそのままつながり、

またターン後半に板に乗ってたわませて

前半につなげるといったイメージです。

 

 

 

同じように感じる方もいるかもしれませんが

ターン後半の板の走りや

ターン前半の内傾角の作る感覚はまるで違います。

 

 

ターンがスムーズにつながっていく感覚が得られ、

何よりターンの切り返しの感覚が変わってきます!

 

 

 

どうしても基礎スキーヤーで点数が出ない滑り方は

切り返しがただのターンとターンのつなぎ目の動作の様にみえてしまい

イマイチつながりがない印象を与えています。

 

 

 

しかしS時ターンのイメージの場合は

ターン後半から前半までが一連の流れなので

切り返しが一つのターンの中に組み込まれて

非常にスムーズに見えるのです。

 

 

 

このS字ターンの感覚を分かりやすく感じられるトレーニングとして

『グルニーゲンターン』があります。

 

 

 

 

グルニーゲンターンとはターン後半外脚一本で滑り

そのまま片足で切り返して、

次の内脚一本滑りにしていくものです。

 

 

 

要はS字ターンを片足滑りで行う感覚ですね!

 

 

 

しかしこのグルニーゲンターン注意しなければならないのが

片足スキーになった途端にただ板の上に立ち、

サイドカーブだけで滑ってくるスキーヤーが非常に多いというところ。

 

 

 

これですとただ片足で板に乗って切り返しているだけなので、

後半の板のたわみもなければ

板が走った結果前半が作られるという感覚もありません。

 

 

 

そうすると結局はまずは外脚にしっかり乗って

板をたわませる感覚が重要

という基本に行きつくという事です。

 

スキー技術 基礎スキー