スキー オフトレ

【スキー業界唯一】オフトレから雪上までを完全マンツーマンサポート

スキーバッジテスト テクニカルプライズとクラウンプライズの違いについて  124

読了までの目安時間:約 11分

 


またまた長めの記事になります!

以前にスキー検定1級とテクニカルプライズの違いについて

記事を書きました。

 

その際テクニカルとクラウンの違いも教えてほしい

との声をいただきました。

 

正直1級とテクニカルの違い以上に

わかりづらいのがテクニカルとクラウン。

 

ある意味テクニカルをとっている

ということはかなりのスキー技術を持っているということですので、

さらにその上をと考えた時に悩むのは当然だと思います。

 

まずはクラウン合格のためのフィジカル要素を

参考にしてみて下さい。

検定員の方も

『クラウンより上がない以上求められることも相当厳しくなっている』

と仰っていました。

 

 

 

言葉ではすこし伝わりづらい部分もあるかもしれませんが、

前回同様

 

 

 1、ターンの構成(ポジショニングとエッジング)

 

 2、斜面状況への適応度(スピードとターン弧の調整) 

 

3、運動の質的内容(バランス、リズム、タイミング)

 

 

 

の観点から書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

  • ターンの構成(ポジショニングとエッジング)

 

 

 

ポジションに関して言えば

テクニカルの時同様その雪質や斜度に合った

ポジションに的確にいるということです。

 

 

ただこれはもう嫌というほど試験で言われてきていると思います。

もう少し具合的に言えば

 

 

 

 

3Dの感覚で自分のポジションを捉えられているか?

 

 

ということ。

 

 

前後のポジション、左右のポジションという観点から、

さらにもう一歩踏み込んで

ターン前半の斜め前方へのポジション、

身体のねじれに対するポジション、

ターンマックスと切り返しの部分での上下のポジションなど

単純な前後左右から様々な方向へのポジショニングが求められます。

 

 

それを斜度や雪質に合わせるわけですから、

難易度はかなり上がると言うことです。

 

 

 

つぎにエッジングですが、

技術レベルが上がるほど力強いエッジングをしているように思えますが

大事な部分はエッジングの時間と方向です。

 

 

テクニカルとクラウンの方ではクラウンの方の方が

圧倒的にエッジングが短いです。

 

 

 

これはアルペンスキーにもいえることなのですが、

技術レベルが高いスキーヤー程余計なエッジングはしません。

この事で高速域での滑りを表現できることにつながります。

 

 

小回りは特にこの傾向が強く出ますので注意してみて下さい。

 

 

 

でもエッジングを短くすると

スピードコントロールができずに暴走してしまったり、

急なエッジングで逆にブレーキになってしまうのでは?

 

 

と思う方もいるかもしれません。

 

 

 

この疑問を解決するのが

エッジングの方向です。

 

 

 

テクニカルの方の場合、

横方向へエッジングする意識がクラウンの方に比べて強いです。

クラウンレベルの方はきちんとエッジングの方向を

板の動きに合わせて弧を描きながら前方へ意識します。

 

 

 

 

板を前に送る

 

しっかりと弧を描いく

 

 

 

といったニュアンスの指導がしばしば聞かれますが

この感覚のことを指している場合が多いです。

 

 

 

 

 

ポジションもエッジングのも3Dの意識を忘れないでください。

 

 

 

 

 

  • 斜面状況への適応度(スピードとターン弧の調整)

 

 

スピードに関して言えば。

1級とテクニカルの時以上に求められるのではないかと思います。

 

 

明かにテクニカルとクラウンの方とでは

スピード次元が違ってきます。

 

 

その違いが如実に分かるのが

スタートしてから2ターン目くらいまでのつなぎ方。

 

 

テクニカルの方はスルーッとスタートしていって

そのまま何となくターンに入っていく方が多いです。

 

 

 

それに比べてクラウンレベルの方はしっかり濃いで

スピードをつけて高いポジションからターンマックスめがけて

一気に低くなりながら1ターン目に入っていきます。

 

 

 

技術選の選手たちのスタートを見てみるとよく分かります。

 

 

意外と検定を受ける方は気にしていないのですが、

スタートから1ターン目2ターン目の印象はとても重要です。

 

 

またそこでスピードを出しておかなければ

加速することなく滑り終えてしまう場合もあります。

 

 

不整地小回りでも

上手いんだけど何か物足りない・・・・

と言われる方はこのスピード感です。

 

 

1個目のコブをとばして2つ目から入る練習をするなど

高速域でも滑れる練習をした方が

無難に滑るよりも高評価を貰えます。

 

 

 

 

  • 運動の質的内容(バランス、リズム、タイミング)

 

 

 

この部分が一番理解するのが難しく

一番重要なポイントになってくると思います。

 

 

特にクラウンで加点を出したい!

その先の技術選を目指したい!

 

 

というのであれば

この部分は非常に重要になりますのでよく考えておく必要があります。

 

 

運動の質的内容でもっとも重要なのが

 

 

『板をたわませて走らせることができるか?』

 

 

という部分。

 

 

 

これは最近基礎スキーヤーの方を一番悩ませている

フレーズかもしれません。

 

 

これができればある意味、

スピードにもつながりますし、

板がたわんで走ることで勝手に身体から離れていき

深い内傾角のシルエットが生まれます。

 

 

ある意味板をたわませて走らせることができなければ

技術選レベルのシルエットや板の走りは生まれないと言ってもいいでしょう。

 

 

 

板をたわますために最も重要なのがタイミングです。

ターンマックス、いわゆる板に最も力が加わるタイミングが

テクニカルとクラウンレベルの方で大きく違う部分です。

 

 

 

テクニカルの方はタイミングも速く

力を加えている時間が長い傾向にあります。

 

 

 

トランポリンをイメージしてもらえれば分かりやすいですが、

ジワーッと力を加えるより

一瞬でポンッと力を加えた方が

上に高く跳べますよね!

 

 

 

 

その原理と一緒です。

またタイミングに関して言えば

時計でいう3時、9時のタイミングが

ターンマックスだと思いこんでいるテクニカル方が非常に多いので

この部分も気をつける必要があります。

 

 

 

 

テクニカルを取得できるレベルまできた方の多くは

腕の位置、目線、肩、腰のライン、脛の角度

といったシルエットを非常に意識して滑ってきた方が大半だと思います。

 

 

 

その上のレベルに行く為には、

スキー板がどうすればたわむのか?

どうすればスムーズに動くのかに

意識を向けて、その結果としてシルエットが生まれる

という考え方にシフトしていく必要があります。

 

 

 

ある意味根本からスキーを見つめなおすことにもなりかねませんので、

かなり悩まれる方も多いはずです。

 

 

 

そこを乗り越えてこそ最高ランクのクラウンですので

ぜひ今回の記事を参考にチャレンジしていってください。

 

 

 

 

スキー技術 基礎スキー

スキーのX脚はなぜ直らないのか?122

読了までの目安時間:約 5分

 


早いものでシーズンも残りわずかとなってきました。

 

 

ここですこし確認してほしいことがあります。

 

 

それは

 

 

 

シーズン初めに注意されていたことが

きちんと改善されているか?

 

 

 

という事です。

 

 

 

勿論完全に改善されていなくてもいいのです。

改善の方向に向かっている、

もしくは改善する方法が具体的に分かっていて

あとはやるだけという状況でもいいと思います。

 

 

 

問題なのは

結局今シーズンも同じことに悩まされて

解決の糸口がつかめていないという状態。

 

 

 

たくさんの悩みや直したい癖があるかと思いますが、

今回はアルペンスキーヤーにも基礎スキーヤーにも多い

X脚について書いていきます。

 

 

 

 

スキーヤーを悩ませている悩みの一つ,X脚ですが、

実はこのX脚になってしまう原因は一つではありません。

X脚にも色々なタイプがあり、

まずはなぜあなたがX脚になってしまうのかを

知る必要があります。

 

 

まずはX脚の原因の中の一つに

エッジング感覚があります。

 

 

 

あなたはターンをする時

エッジを立てる感覚がありますか?

角を立てるという言い方でもいいかもしれません。

 

 

 

いまではカービングスキーが主流となっているので

エッジを立てれば板が勝手に曲がっていきます。

 

 

 

ある意味道具の恩恵でもありますが

このエッジを立てて曲がるという感覚に

エラーがあるとX脚になる可能性があります!

 

 

 

先程の質問に戻りますが、

エッジを立てて曲がることが悪いわけではありません。

 

 

 

問題なのはエッジを立てる動きでしか曲がれない

 

 

 

ということ。

 

 

 

これを読んだ時に

他にどうやって曲がればいいんだ?

と思った方は注意が必要です。

 

 

 

例えば板で雪面を撫でるようにしてスライドさせたり、

板がたわんで生まれるリバウンド(跳ね返り)を利用して

板の方向を切り替えるなど、

様々な方法で板の方向を変えてターンは作れます。

 

 

 

エッジを立てる動きでしか曲がれないスキーヤーの多くは

スピードが出てより深いターン弧で曲がりたいなと思うほど

エッジを立てる動作を強めます。

 

 

 

勿論最終的にはどの方法であれエッジを利用するのですが

エッジングを強めようと思っておこなう動きと

他の動作をした結果としてエッジングが行われるのとでは

滑りの質が違います。

 

 

 

機会があればクロスカントリーの板で

斜面を滑ってみてもらうととてもよく分かります。

 

 

 

クロスカントリーの板はエッジングが殆ど効かず、

ツルツル滑ってしまうからです。

 

 

普段エックス脚のシルエットが出てしまうスキーヤーは

ほぼ間違いなく板が逃げて転んでしまいます。

 

 

 

どこの国のアルペンチームか忘れてしまいましたが、

むかしクロスカントリーの板を履いて滑るトレーニングを

行っている動画を見たことがあります。

 

 

 

 

そしてもう一つ重要なポイント!

 

 

 

それは

 

 

 

どのようにしてエッジを立てるのかという事。

 

 

 

どのようにって普通に板を傾ければエッジが立つのでは?

と思われるかもしれません。

もちろんそうなのですが、

 

 

 

身体のどの部分を使って板を傾けるのか?

 

 

 

という部分が重要なのです。

 

 

よく壁にあてて

身体を支えながらターンの形を作る練習がありますが

X脚のスキーヤーの方はほぼ間違いなく共通した動きをします。

 

 

 

それは膝を使ってエッジを立てる動きです。

 

 

エッジを強めようという意識が強いスキーヤーは

膝を内側に絞り込みます。

そうすると見事にX脚の完成です。

 

 

 

つまりいくらガニ股を意識して

膝が内側に入らないように意識しても

ターンの際のエッジングの意識が変わらなければ

X脚は直らないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

スキー技術 トレーニング論 基礎スキー

スキー検定 1級とテクニカルプライズの違いについて  120

読了までの目安時間:約 14分

 


今回は少し長めの記事を書いていきます。

 

スキーバッジテストを受けている方から

必ずと言っていいほど受ける質問が

今回のタイトルである

 

『スキー検定1級とテクニカルプライズの違いは何ですか?』

 

ということ。

 

※テクニカル合格ポイントの動画はこちらから

 

 

もしあなたがスキーバッジテストを受けているとしたら

この質問にパッと答えられますか?

 

 

勿論テクニカルとその上のクラウンの違いは何ですか?

と聞かれることもかなり多いですがそれはまた今度の機会に。

 

 

 

 

ある意味スキー検定1級は上級者の証であり

ゲレンデで滑っていれば十分上手く見えます。

 

 

 

普通のスキーヤーからしたら

それ以上上のレベルを目指してどうするの?

 

 

 

と思われるかもしれませんが、

むしろ1級をとれるレベルまで熱心に練習したスキーヤーであるからこそ

その上が欲しくなる感覚はとてもよく分かります。

 

 

 

さてスキー検定1級とテクニカルプライズでは何が違うのか?

という事ですが、

評価の内容を見てみると

 

 

 

1.ターンの構成(ポジショニングとエッジング)

 

2.斜面状況への適応度(スピードとターン弧の調整) 

 

3.運動の質的内容(バランス、リズム、タイミング)

 

 

 

となっています。

 

 

 

これ読んであなたはどう感じるでしょうか?

 

 

具体的に何をどうすればいいの?

 

 

と感じるのではないでしょうか?

 

 

 

実際細かい採点の中身は

事前講習などで直接聞き出すか

SAJのレッスンに入ってみる以外

なかなか情報がありません。

 

 

 

それでも1級とテクニカルで

この部分のレベルは上げておく必要があるという項目はいくつもあります。

 

 

 

今回はできるだけ分かりやすく

具体的に書いていきます。

 

 

 

 

①ターンの構成(ポジショニングとエッジング)

 

 

 

1級レベルのスキーヤーの多くは

ある程度自分の中の正解があり

その滑りをすでに出そうとします。

 

 

 

正しいポジションがここだ!

 

 

という自分の中で正解を見つけたら

常にどのような状況でも

そのポジションにいようとします。

 

 

 

エッジングも一緒です。

 

 

小回りはこれくらいのエッジング

という自分の中での正解を見つけたら

ひたすらその強さでエッジングをしてきてしまいます。

 

 

 

しかし実際の検定バーンは

斜度や傾斜がスタート付近とゴール付近では違う場合が多く、

雪質はその日や時期によってまるで異なります。

 

 

 

それなのに毎回全く同じ滑りをしてしまう

スキーヤーの方が非常に多いのです。

 

 

自分の滑りに雪上の条件があれば

合格点が出ることもあるでしょう。

 

 

でもテクニカルになると

雪上の条件に自分の滑りを合わせることがより求められます。

 

 

 

柔らかい雪なのに強めのエッジングをしている。

 

 

雪面に水が浮いてきて板が滑りづらいのに

ポジションを前側に持って行く意識で常に滑る。

 

 

このように条件に合っていない

滑りは厳しく評価されます。

 

 

因みに前はこの滑りでOKと言われたのに

今回の検定員はなんでダメだと言うんだ、おかしい!

 

 

と思った経験がもしあなたにあるなら、

それはその日の雪に合っていない滑りをしている可能性が高いです。

 

 

 

テクニカルを目指すのであれば

自分の中での正解の滑りをいくつも作りましょう!

 

 

 

 

②斜面状況への適応度(スピードとターン弧の調整)

 

 

まずは斜面状況に合わせたスピードです。

 

 

はっきり言ってテクニカルレベルになると

1級レベルよりもはるかに高速域での滑りが評価されます。

 

 

ではスピードが速ければ速いほどいいのでしょうか?

 

 

スピードを速くしようと思うとどうしても

『暴走』とみられるリスクが増えてきます。

 

 

 

あなたは『暴走』と『スピード感のある滑り』の違いが分かるでしょうか?

 

 

 

よく考えてみると不思議ではありませんか?

 

 

 

暴走していると評価されるスキーヤーより

スピードを出して滑っているにもかかわらず

暴走と評価されないスキーヤー。

 

 

 

この違いはそのスピードでも

板をきちんと操作できるのかという事を見られています。

 

 

 

暴走と評価されるスキーヤーは正直

ポジションも後ろだったり

腰が引けて板を操作できる状況にありません。

 

 

 

スピードがあってもポジションが良く

板が操作できるのであれば評価されます。

ですから1級の時以上にスピードを出した状態で

板を操作する練習が絶対に必要です。

 

 

 

 

もう一つはターン弧の調整です。

 

 

 

例えば急斜面で大回りをする時に

少ないターンで回ってくる方が正直簡単ですよね?

 

 

良いポジションにのってスピードがあっても

あまりターンをしないで降りてくると

ただ落ちてきているだけと評価されます。

 

 

 

ここで重要となってくるのが

『深回り』の技術です。

 

 

 

深回りとはターンを深くすることで

下までのターン数が増えて、

尚且つスピードコントロールが可能になります。

 

 

 

ただ急斜面で深回りをするためには

遠心力を上手く利用してより内側に傾くことや、

板に対して力を加えてたわませることが

求められます。

 

 

 

また深すぎると

エッジが強くなりすぎてしまい、

外脚が外れて内倒してしまうなど

リスクも伴ってきます。

 

 

さらにスピード感を求められているので、

斜度が緩くなってきているのに

同じようにずっと深いターン弧で滑ってくると

スピードがなくなり評価されません。

 

 

 

 

スピードが出る急斜面では

深回りでコントロールして

斜度が緩くなって来たら

縦長のターン弧でスピードをつなぐといった

正にターン弧の調整が求められるのです。

 

 

 

テクニカルからは

総合滑走の種目が加わり、

とくにこの種目は

スピードをつなげるターン弧の調整が非常に重要になってきます。

 

 

 

ゲレンデでも最後まで

スピードがつながるような滑りを意識してみてください。

 

 

 

 

③運動の質的内容(バランス、リズム、タイミング)

 

 

 

 

よくターンの質が違う、

運動の質が大事

 

といった具合に『質』というものが

検定のレベルが上がれば上がる程求められます。

 

 

 

あなたは質のいいターンと質の悪いターンの違いはなにか分かりますか?

 

 

何となくイメージはつくけど、

具体的に何がと言われたら分からないスキーヤーは

少なくないと思います。

 

 

 

それが分からないまま、検定員に

『もう少しターンの質を上げましょう』

と言われても分からないのも無理ありません。

 

 

 

まずはターンの質とは何なのかについて考えていきます。

 

 

 

先程かいた『運動の質的内容』では

バランス、リズム、タイミング、

とあります。

 

 

 

バランスはイメージしやすいかと思いますが、

雪質や斜度に合わせて自分の重心をきちんとコントロールできているか

評価されています。

 

 

 

このように書くと難しく感じるかもしれませんが

要は急斜面で落下についていけずに後傾になったり、

スピードが出ていないのに内傾角を作ろうとして

内倒してしまうなど、その状況に合っていない動きが出ればすぐわかります。

 

 

 

一級では多少許されていた誤差も、テクニカルでは厳しくチェックされます。

斜面状況は同じバーンでも様々に変化する為

同じ感覚でずっと滑るのではなく

常に変化に対応しなければなりません。

 

 

 

次にリズムですが

小回りはこれぐらいのリズム、

大回りはこれぐらいのリズムでと

これといった規定がないため、

よく検定ではどれぐらいのリズムで来た方がいいのか

受験生を悩ませます。

 

 

 

ただリズムに関して言えばある程度許容範囲が広いという点と

検定バーンの幅によって変わってくるので

余程外さない限りは、事前講習で確認すれば十分だと思います。

 

 

 

それよりも重要なのが

斜度が変化していっても同じリズムで滑ってこられるかの方が重要です。

 

 

 

よくありがちなのが

急斜面の時はリズムが大きくなってしまい、

斜度が緩くなってくると細かくなるといったパターンです。

 

 

 

このように斜面の上と下でリズムが違うと

自分でコントロールできていないという判断をされます。

 

 

 

つまり一つのバーンに対して、テクニカル以上は

最低でも二つ以上の滑り方を求められるケースが多くあります。

 

 

 

最後にタイミングです。

これはリズムにも近いですが、

板に対してどのタイミングで一番力を加えるのか?

どのタイミングで切り替えるのか?

どのタイミングでターンを開始するのか?

 

 

などその時その時の斜面に合わせたタイミングが求められます。

 

 

 

一つ一つの動きの質が高くても

タイミングがあっていなければ

質のいいターンは生まれません。

 

 

 

とくにこの滑りが正解と決めつけているスキーヤーは

雪質や急に検定バーンの変更があると

すぐ滑りに影響が出てしまうので気をつけましょう。

 

 

 

ターンの質を上げるためには

まずは沢山の滑りの引き出しを作ってあげること!

 

 

その引き出しの差が

一級とテクニカルプライズとの差とも言えるでしょう。

 

スキー技術 基礎スキー

スキーバッジテストの為に一本のスキー板でターン弧を操る重要性 114

読了までの目安時間:約 5分

 


あなたは普段何本の板をもってスキー場に向かいますか?

 

 

普通にゲレンデを滑るだけであれば

小回りでも大回りでも問題なくこなせる

オールラウンドモデルのスキー板が一本あれば十分です。

 

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ただ技術レベルが上がれば

小回り用と大回り用といった具合に

そのシチュエーションに合わせた板を持っているかと思います。

 

 

 

テクニカル、クラウンプライズ検定を受ける

スキーヤーですともはや常識ですね。

 

 

 

ただ意外と板を分けているせいで

検定の時に不利に働く事が多くあります。

 

 

 

その理由は検定バーンによって

可能なターン数と幅が違ってくるからです。

これは主に大回りと総合滑走にいえることです。

 

 

 

検定会場によっては

バーンの距離が短い、幅が狭い、

または当日雪が降っており雪質が柔らかい

といった事が良くあります。

 

 

 

距離が短ければ加速できる時間も当然短いですし、

幅が狭ければ少しコンパクトな大回りを滑ってこなければなりません。

 

 

 

その際普段は、大回りは180㎝前後の板でしか練習していないとなると、

その性能をうまく使いこなせないまま

検定が終了してしまうケースに陥りやすいです。

 

 

 

勿論設定されたバーンが

距離も斜度もあり、

大きな幅をとれるのであれば

大回り用の板で滑ったほうが良いのは間違いありません。

 

 

 

ようは当日設定されたバーンに合わせて

板をチョイスできる準備をしておく必要があるのです。

 

 

 

この話を聞くと、

 

 

普段は小回り用の板がメインで大回りもするから問題ない!

または、いつも検定は小回り用一本で受けているから大丈夫!

 

 

と思われたのではないでしょうか?

 

 

では質問です。

 

 

 

 

 

本当にあなたは小回り用の板で『大回り』を練習していますか?

 

 

 

何となく大きめに回る中回りのようなターン弧を描いていませんか?

 

 

 

 

 

なぜこのようなこと聞くかというと、

小回り用一本で受けている受験生の多くが

バーンの幅を広く使えず、

すぐにエッジがかんで曲がってしまう

小さな大回りをしてくるからです。

 

 

 

私がクラウンを受けた際にも

試験官が口をそろえて、

 

全体的に大回りの幅が狭すぎる!

 

と仰っていました。

 

 

 

意外と小回り用の短いRの小さい板で

バーンの幅を大きく使う大回りを行うのは

練習しないと難しいのです。

 

 

 

小回り用の板できれいに大回りをするポイントは二つあります。

 

 

 

 

一つはターン前半で内側に重心をとしすぎないこと!

 

 

 

 

いつもよりやや進行方向へ体重移動していくぐらいで

丁度いいです。

 

 

 

 

つ目はターン後半急激にエッジングせず

しっかり乗り込んでいく時間をとること!

 

 

 

 

早い段階で力を加えたり

エッジを立てると板が回っていてしまい、

ターン弧が小さくなってしまいます。

 

 

 

このように小回り用の板でも

さまざまなターン弧を描く練習をしていくことが

テクニカル、クラウンを合格する為の近道です。

 

 

 

因みに技術選でも、マテリアル規制(小回り用の板)で

総合滑走をする種目があり、

このような技術が求められていることが分かります。

 

 

 

是非参考にしてみて下さい。

 

スキー技術 基礎スキー

基礎スキーヤーが知っておきたいS字ターンの考え方 111

読了までの目安時間:約 4分

 


あなたはターンをイメージする時に

どのようなターン弧をイメージしますか?

 

 

 

多分ほとんどのスキーヤーの方は

Cの字のターン弧の連続をイメージするかと思います。

 

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ターンの前半は時計でいえば

12:00~3:00であり

3:00~6:00までが

ターン後半という風に指導されているので

当然といえば当然です。

 

 

 

ただ特にテクニカル、クラウンプライズを目指すような

上級基礎スキーヤーにおいていえば

Cの字ターン弧のイメージより

Sの字ターンのイメージを知っておいた方が

確実にレベルアップにつながります。

 

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スキー雑誌を毎月詳しく読んでいる方は

このS字ターンの考え方を一度は聞いたことあるかもしれません。

 

 

 

このS字ターンの最大の特徴は

ターン後半からターン前半につなげるイメージの連続ということです。

 

 

 

もう少し簡単に説明します。

 

 

普通Cの字ターンのイメージですとターン前半内側に傾いて

後半外脚にしっかり乗っていくというイメージだと思います。

 

 

しかしS字ターンの場合

ターン後半板に乗ってたわませた結果

板がポンッとはしってターン前半にそのままつながり、

またターン後半に板に乗ってたわませて

前半につなげるといったイメージです。

 

 

 

同じように感じる方もいるかもしれませんが

ターン後半の板の走りや

ターン前半の内傾角の作る感覚はまるで違います。

 

 

ターンがスムーズにつながっていく感覚が得られ、

何よりターンの切り返しの感覚が変わってきます!

 

 

 

どうしても基礎スキーヤーで点数が出ない滑り方は

切り返しがただのターンとターンのつなぎ目の動作の様にみえてしまい

イマイチつながりがない印象を与えています。

 

 

 

しかしS時ターンのイメージの場合は

ターン後半から前半までが一連の流れなので

切り返しが一つのターンの中に組み込まれて

非常にスムーズに見えるのです。

 

 

 

このS字ターンの感覚を分かりやすく感じられるトレーニングとして

『グルニーゲンターン』があります。

 

 

 

 

グルニーゲンターンとはターン後半外脚一本で滑り

そのまま片足で切り返して、

次の内脚一本滑りにしていくものです。

 

 

 

要はS字ターンを片足滑りで行う感覚ですね!

 

 

 

しかしこのグルニーゲンターン注意しなければならないのが

片足スキーになった途端にただ板の上に立ち、

サイドカーブだけで滑ってくるスキーヤーが非常に多いというところ。

 

 

 

これですとただ片足で板に乗って切り返しているだけなので、

後半の板のたわみもなければ

板が走った結果前半が作られるという感覚もありません。

 

 

 

そうすると結局はまずは外脚にしっかり乗って

板をたわませる感覚が重要

という基本に行きつくという事です。

 

スキー技術 基礎スキー

スキーバッジテストの為に新しい滑りへ取り組むべきか? 94

読了までの目安時間:約 6分

 


なんだかシリーズものの様になってしまいましたが、

 

 

 

あなたがもし

 

 

 

 

・スキーバッジテストで合格点まであと一種目、総合点であと一点という状況

 

 

 

 

にいるのであれば取り組むべき方向性は2つあるという

内容でした。

 

 

 

 

その1つ目は合格点の滑りの精度を上げていく

という事。

 

 

 

 

合格点滑りがいかなる状況でも出せるように

様々なシチュエーションで滑り込み

身体にとって当たり前化させていく方法です。

 

 

 

 

ではもう一つの方向性とはなにか?

 

 

 

それは

 

 

 

 

 

 

・さらに上の次元の滑りを手に入れて8割の滑りでも合格点に持っていけるようになる

 

 

 

 

 

 

 

という方向です。

ある意味これができるのであれば一番プレッシャーもなく

一番確実な方法といえるでしょう。

 

 

 

あなたが今持っている級の一つ下のレベルを受けるような感覚です。

 

 

 

実際私がクラウンを受けた時に

事前講習を担当してくれた検定員の方に

正に同じような事を言われました。

 

 

 

 

 

本番は緊張するし、

それぐらいの感覚で滑れるのであればそれが一番いいと。

 

 

 

ただこの方法にはいくつかの問題点があります。

 

 

 

 

まず一つ目に

 

 

 

 

自分の8割が果たして合格点に達しているのか

見極めて実際に本番でそれを出せるのか?

 

 

 

 

という事。

 

 

 

 

ようは抑えすぎて、結局合格点に届きませんでしたでは

本末転倒です。

 

 

 

 

どれぐらい抑えればどのぐらいの滑りになるのかしっかり把握し

尚且つイメージ通りに抑える幅をコントロールできるのかという事。

 

 

 

 

実際私はクラウン受験の時に試験後検定員の方たちに

『合格だけど事前講習の滑りの方が全然良かった』

と言われました(笑)

 

 

 

ある意味危なかったという事です。

 

 

 

 

問題点の二つ目は

 

 

 

 

 

自分が合格したい目的の

級のさらに上の技術を目指すということは

より難しい課題をクリアしていく必要がある

 

 

 

 

 

という事です。

 

 

 

 

ただでさえ合格できるかどうか分からないというレベルなのに

その上を目指すわけですから当たり前といえば当たり前です。

 

 

 

 

途中で混乱し逆にその合格レベルに行く前に悩んで挫折するという

結果にもなりかねません。

 

 

 

 

そもそも前回の内容からすると

今ある技術を磨けといったり、

さらなる上を目指してみるといったり

なんだか矛盾しているなと思っているかもしれません。

 

 

 

 

これはあくまでもどちらも方法論なので

正解はこちら!

というものはありません。

 

 

 

ただ私が指導する場合はどちら方法で

行ってもらった方がいいか判断しています。

 

 

 

 

その判断基準が前回も言った

 

 

 

 

 

そのレベルまでいく必要要素を持っているかどうか?

 

 

 

 

 

という事です。

 

 

 

 

必要要素をきちんと準備できている方には

どんどん上のレベルに行ってもらいます。

 

 

 

逆に今はこのレベルのことをしっかり反復して行いましょう!

とアドバイスすることもあります。

 

 

 

 

スキーバッジテスト合格に向けて

まずは自分の状況を正確に分析してみて下さい。

 

 

 

高いレベルになればなるほど

この事が非常に重要になってきます。

 

 

 

 

 

 

 

トレーニング論 基礎スキー

基礎スキーヤーが意外と気づいていない自分の技術ポジションとは?② 93

読了までの目安時間:約 5分

 


スキーバッジテストの合格を目標としている

基礎スキーヤーの方が意外と気づけていない

自分の技術ポジションについて

前回から書いています。

 

 

あなたがどの技術ポジションにいるのか引き続き考えてみて下さい。

 

 前回は 

 

 

 

・根本的な技術を習得または理解できていない状況

 

・求められている技術要素は分かるが

どうしてもそれが表現できずに滑りが変わらない状況

 

 

 

 

ところまで書きましたが

多くの基礎スキーヤーの方がこの2つのポジションに

悩まされていると思います。

 

 

 

 

そして今回は

 

 

 

 

・合格点まであと一種目、総合点であと一点という状況

 

 

 

 

について書いていきます。

 

 

 

 

合格点が並び一種目だけ足りない!

あそこで転ばなければ合格だったのに!

 

 

 

という基礎スキーヤーの方を見かけます。

 

 

 

私も経験がありますが

なんであそこで攻めていったんだろう。

無難にやっていれば・・・

 

 

なんて思い返す程悔しいのがこの状況です。

 

 

 

 

このポジションにいる方は

やるべき方向性は2つあります。

 

 

 

 

 

1つ目は合格点の滑りの精度を上げていく

 

 

 

 

 

という事。

 

 

 

 

これはトレーニングの際にもよく言うのですが

1回でもできたのかできなかったのかではまるで違います。

 

 

 

 

スキーバッジテストに当てはめるなら

一回でも合格点が出たことがあるのと

ないのではまるで違うという事です。

 

 

 

 

 

一回でもできたのであれば、

それを

 

 

10回に1回

5回に1回

2回に1回

 

 

 

といった具合に制度を上げていけばいいだけの話です。

 

 

 

 

そこまで悩む必要はありません。

 

 

 

 

それなのに次々新たな事を取り入れようとして

せっかくできていたことまで

できなくなってしまうスキーヤーの方が非常に多いです。

 

 

 

以前ゴルフのティーチングプロをされている方のお話しで、

 

 

 

 

『なぜ打ちっぱなしの練習場で一般方はナイスショットが続かないと思う?』

『それは頭のどこかで、次はよりいいようにと意識して、

とりあえず今のが出ればいいやと思えないのが一番の原因』

 

 

 

 

というものがありました。

 

 

 

 

せっかく合格点が出る滑りができるのであれば

その滑りを斜度、雪質、など状況が違う中でも

出せるような制度を上げる意識での練習をする意識が重要です。

 

 

 

 

当たり前の事を言っているようですが、

この事をしっかり意識して行っている

スキーヤーは意外と少ないです。

 

 

 

これは基礎スキーヤーだけに限らず

アルペンスキーヤーにもいえることです。

 

 

 

なぜせっかくつかんだ新しい技術を

中途半端にしたまま

さらに次へ次へ進んでしまうのでしょうか?

 

 

 

今ある現状の技術を自分にとっての当たり前まで

沁み込ませるというのは

非常に重要な練習鵜の一つです。

 

 

 

 

同じ練習を繰り返しても

意識一つで、

 

 

同じことをやっていて成長していない

 

 

と思うのか

 

 

今の技術を自分にしみこませているんだ

 

 

と思うのか

 

 

 

まるで違います。

 

 

 

 

今ある100の滑りをコンスタントに出すことも

一つの練習です。

 

 

 

 

 

大事なのはそう思ってやるのかやらないのかです

 

 

 

 

 

この状況でやるべき方向性のもう一つはまた次回に。

 

トレーニング論 基礎スキー

スキーバッジテストのあと1点はどうしたら伸びるのか? 92

読了までの目安時間:約 5分

 


もうスキーバッジテストは受けられたでしょうか?

 

 

 

12月開催はあまり少ないですが、

1月に入るとスキーバッジテストが各スキー場で開催され、

検定合格を目的とされている方は

いよいよ本番が近づいてきたといった感じかと思います。

 

 

 

ただそれに水を差すような雪不足・・・

 

 

 

検定中止のところもあるかもしれません。

特に県連が開催しているテクニカルやクラウン受験の

プライズテストを目指す方にとっては

開催数が少ない分中止は痛いですね。。。

 

 

 

 

しっかりと準備をして少ないチャンスをものにして下さい!

 

 

 

 

さてスキーバッジテストで

なかなか合格できない壁に

当たっている人の多くが

あと1点に泣かされています。

 

 

 

 

例えばクラウンであれば

毎シーズン練習しているのに

どうしても小回りがいつも79で1点足りない。

 

 

 

 

といった具合に

そこまでは順調に伸びていくのだけども

そこからの壁が越えられない状態はよくある事です。

 

 

 

この状況が精神的にも一番つらい時ではないでしょうか?

 

 

 

 

一生懸命滑りを練習してきたのに

また前回と同じ。。。

 

滑りを変えたつもりだったのに

また前回と同じ。。。

 

 

 

 

前回と何も変わってませんよ!

と言われているような気がして

いままでの努力は何だったのかと

口にしている方も見かけます。

 

 

 

特にあと1点状態がずっと続いている方は

一度根本的に練習方針を見直す必要があります。

 

 

 

 

なぜなら

 

 

 

あと2点をあと1点にする段階と

あと1点を合格点にする段階では

やるべきことがかなり変わってくるからです!

 

 

 

 

ポイントとなってくるのは

 

 

 

 

滑りを解体できるか?

 

 

 

ということ。

 

 

 

あと1点という領域でとどまる方の多くは

そのレベルでの滑りが完成されてしまっている方が多く

一度解体して新たなステップへ進むのが非常に難しいのです。

 

 

 

 

クラウンでいえば79点領域の滑りの制度を

ひたすら磨いているといった感じです。

 

 

 

私がサポートしている基礎スキーヤーの方で

あと2、3点足らないといったところから

ポンポンッと合格点の領域まで行ってしまう方が多くいます。

 

 

 

なぜなら初めから正しいゴールに向かって練習できるので

余計な滑りを解体する作業がいらないからです。

 

 

 

 

知り合いの検定員の方の話を聞くと

 

 

 

 

『あと1点が4種目きれいに並ぶより

 1つの種目合格点が出て、あとは2点足りないといった人の方が

 総合点は低くても合格までの道筋は早い』

 

 

 

 

と言っていました。

 

 

 

 

あと1点が並んでいる状況が

長年続いている方が

ご自身で滑りを解体するのは

非常に難しい作業ですが、

もうそこから伸びないという事は99%ありません。

 

 

 

 

まずは自分の滑りのどの部分が足りないから

1点マイナスなのか明確にするとこからが初めの一歩です。

 

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