スキー オフトレ

【スキー業界唯一】オフトレから雪上までを完全マンツーマンサポート

スキーのターン姿勢で使われる【くの字】と【弓なり】の違いは?261

読了までの目安時間:約 8分

 


ターン後半で外脚にしっかり乗る為に
重要なポイントである『くの字』ですが、
『弓なり』という表現をする事も多くあります。

トップ選手の表現や
雑誌、DVDなどでも
表現が分かれますが、
あなたのターン後半のイメージは
『くの字』でしょうか?
『弓なり』でしょうか?

 

実際に動きの違いを見たい場合は

こちらの動画をご覧ください。

 

まず結論から言ってしまうと

どちらのイメージでも

 

 

ターン後半にしっかり外脚に
圧が加えられているのであれば

問題ありません!!

上級者の多くは
『弓なり』だという人も
『くの字』だという人も
同じような動作をしています。

ただターン後半の部分で悩んでいるのであれば
『くの字』と『弓なり』の表現は
かなり意識して使い分けた方がいいです。

 

【弓なり】姿勢と【くの字】姿勢の違いは何?

 

まずは『弓なり』と『くの字』は

見た目がどのように違うのかを

確認してみましょう。

 

 

弓なり姿勢

 

画像の様に曲線を描いている

ターン後半の姿勢です。

 

 

上半身から下半身にかけて

緩やかにカーブしていて

まさに弓なりになっていますよね。

 

 

くの字姿勢

 

一方くの字姿勢は

画像の様に上半身と下半身が

直線的になっている姿勢です。

 

 

このように画像でみると

違いがよく分かるかと思います。

 

 

 

指導で【弓なり】と表現しない理由

 

冒頭では

『くの字』でも『弓なり』でも

どちらでもいいとお伝えしましたが、
私のレッスンでは
『弓なり』はほとんど使いません。

その理由について説明していきます。

まず『くの字』と『弓なり』の
大きな違いは何でしょうか?

それは直線的なものと曲線的なものですよね。

身体の作りを考えてもらえれば
分かりやすいですが、
『弓なり』の様な
曲線的なシルエットを作り出すには
主に背骨の動きがメインになります。

 

背骨が分かりづらければ
わき腹、胸、肩のイメージでもいいです。
(全て背骨を軸にしているので)

どんなに頑張っても
足がポキポキポキと複数個所曲がり
曲線にはならないですよね(笑)

背骨の動きがメインになるという事は
言い換えれば

『上半身がメインになる』

という事です。

一方の『くの字』は
直線的なシルエットですので
逆に背骨をメインに使うとできません。

メインに使うべきは股関節ですね!

 

股関節から曲がる事で
上半身と脚の間が曲がり
『くの字』になります。

では上半身を曲げる事と
股関節から曲げる事、
どちらが出来ずに

悩んでいるのでしょうか?

ここら辺が明確になってくると
『弓なり』ではなく
『くの字』という表現を使う理由も
分かってくるはずです。

因みにこの様な内容を書くと、
じゃあ『弓なり』という表現は
間違っているんですか?

と思うかもしれませんが
そういう事ではありません。

 

 

 

正しい【弓なり】姿勢を作るには・・・

 

『弓なり』は曲線のなので上半身、
『くの字』は直線のなので股関節から
曲がることがメインになる事が

分ったでしょうか?

この様な内容を聞くと

・じゃあ『弓なり』の表現は間違っているの?
・でもトップ選手は『弓なり』に見えるけど?

とあなたは思ったかもしれません。

今回はその部分について
もすこし掘り下げていきますね。

まずお伝えしておきたいのが

『弓なり』という表現は
決して間違いではない

 

 

 

という事です。

確かに背骨の動きがメインになりますが、

 

 

 

 

背骨以外は『使わない』

というわけではありません!

『弓なり』でも
股関節を使っているという事です。

この部分が非常に重要で
股関節を使った『くの字』姿勢の
上半身の部分が湾曲して
『弓なり』のシルエットになる
という事です。

つまり

 

 

弓なり姿勢は

股関節を使ったくの字姿勢が

前提条件にある

という事です。

 

ですから
技術選トップ選手たちが
『弓なり』と表現したり
そのようなシルエットに見えるのは
決して間違いではありません。

ただ、先ほどもお伝えした通り
『股関節からのくの字』が
前提条件ですので
この条件を満たさないまま
弓なりを意識すると
上半身だけ曲がってしまい
うまく外脚に乗れません。

でも本人的には
弓なり姿勢をつくっているので
ターン後半外脚に乗れないのはなぜだ?
と迷宮入りしてしまいます。

スキー上達に悩むスキーヤーの多くは

 

『股関節から曲がるくの字はできるけど、
 上半身を弓なりに出来ない』

のではなく

 

『上半身は弓なりになるけど
 股関節からくの字に出来ない』

 

といった部分で

悩んでるケースが大半なので
『弓なり』よりは
まず『くの字』のワードを使う方が
効率的です。

勿論、弓なりのイメージで
股関節からのくの字が入るのであれば
それでOKですからね!

因みに股関節からのくの字が
強く入りすぎている場合にも
『弓なり』のイメージで!
という指導が入りやすいので
注意して下さい。

意味を取り違えると
『くの字はダメで弓なりはOK』と
思い込んでしまいますから。

 

まとめ

 

『弓なり』と『くの字』の違いは

分ったでしょうか?

 

 

【外脚に乗る為のターン後半の姿勢】

という同じカテゴリーにある分

その違いや使い分けが

難しい部分でもあります。

 

 

この2つはつながりを

持っているものであり

順序を間違うと

せっかく意識しているのに

スキーが上達しない

原因にもなってしまいます。

 

 

股関節から曲がって

『くの字姿勢』

 

そのくの字姿勢から

上半身を緩やかに曲げて

内傾角を強くとっていくと

『弓なり姿勢』

 

という身体の使い方を

しっかり整理して下さいね。

 

スキー技術 身体論(フィジカル関係)

スキーで『落下を使う』為に必要な足首の使い方は?257

読了までの目安時間:約 11分

 


前回の記事で

落下を使う為には

 

・まず自分が落下できているかどうか

 明確な判断基準を持つ

 

・次に落下の練習をする前に

 落下力を受け止められる状態になっておく

 

 

という事をお伝えしました。

 

 

まだ目を通していない方は

こちらからどうぞ↓

 

 

【スキー上達に重要な『落下力』を使えるようになるは?256】

 

 

今回はその続きです。

 

 

 

落下をするには足元から

前回の記事にも書いた

正しく受け止められる

身体の使い方ができたら

いよいよ本題となる

落下の仕方です。

 

 

 

『もっと落下を使って!』

『もっと落下してきて!』

 

 

という指導はよく入るものの

 

 

 

何をどうすれば落下できるのか?

 

 

 

という具体的な部分は

なかなか教えてもらえていないケースが

多いようです。

 

 

 

因みに落下する『意識』で

本当出来るなら

上達できないと悩むことはないですよね。

 

 

 

落下をする為には

色々な要素が必要ですが、

最も代表的な落下が出来ない原因は

 

 

 

 

『足首の使い方』

 

 

 

です。

 

 

 

落下をするという事は

言い換えれば

身体を前方に運ぶという事ですが

よく落下が上手くできず、

お尻が落ちたり、

身体が起きてしまう方は

 

 

・手を前に出す 

 

・身体を前に屈める

 

 

といった方法で改善しようとします。

 

 

 

勿論それで改善できればいいのですが、

大抵は落下ができず、

それどころか上半身だけ

力みを持った変なフォームになってしまう事が

よくあります。

 

 

 

ではなぜ足首なのか?

 

 

 

それは

 

 

 

 

体の根元だからです!

 

 

 

 

イタリアにある『ピサの斜塔』という

傾いている有名な塔がありますが、

あの塔が傾いている原因は

根元の地盤の傾きです。

 

※引用 Wikipedia

 

あの塔の傾きを直すのであれば

一番下の地盤をどうにかするはずです。

(実際これ以上傾かないように

 修繕工事は行われています)

 

 

実際は不可能ですが

あの塔の上の部分だけ逆側に折って

傾きを直すことはしないはずです。

 

 

 

スキーも同じで、

落下できずに

後ろに傾いてしまっているのであれば、

まず直すべきは根元、

つまり足首です!

 

 

 

トップ選手たちが

やたら足首の緊張感、使い方、

脛をブーツから離さない

などと言っているのはその為です。

 

 

 

きっとあなたも一度は指導を受けたり

聞いたことがあると思います。

 

 

 

ただこの足首は意識しても

なかなか改善できないケースが大半です。

 

 

 

なぜなら、

 

 

 

正しい足首の使い方を

知らないからです!

 

 

 

出来る出来ないは別にして

そもそも根本的に

あなたは正しい足首の使い方を

知っているでしょうか?

 

 

 

 

正しい足首の使い方を知っている分かる簡単な質問

 

なぜ出来る出来ないは別にして

と前置きした方というと、

 

 

 

『分かっているけど出来ない』

 

『知らないから出来ない』

 

 

とでは、

根本的な学習段階が違うからです。

 

 

 

以前メルマガでご紹介した

人間の学習段階でいうと

『分かっているけど出来ない』

は第2段階の無意識的有能ですから

練習を重ねれば第3段階の

『意識すればできる』に

進むことが可能です。

 

 

 

しかし『知らないから出来ない』は

第1段階の無意識的無能ですので

出来るようにはなりません。

 

 

 

ですからまずは

きちんと知っているか?

第1段階なのか第2段階なのかを

確認して下さい。

 

 

 

まず代表的なものとしては

 

 

踵に乗ると足首が緩み後ろになり

つま先側に乗るとブーツの脛を押せて

前ポジションに行けるという思い込み

 

 

です。

 

 

 

『えっ、でも踵に乗って後傾になっていると

 よく言われます!』

 

 

と思いましたか?

 

 

 

それではこれから

ある実験を紹介するので

上記の思い込みがよく分からない方は

試してみてください。

 

 

その場に立って、

誰かに後ろから

分からないタイミングで

押してもらってください。

 

 

あなたは急に押されても

前に行かないように踏ん張ります。

 

 

さて足裏はどのように

踏ん張っているでしょうか?

 

 

 

つま先側ですが?踵側ですか?

 

 

 

協力者がいなくても

電車に乗った際の

発車、停車の時を考えてみても分かります。

 

 

 

落下するとは前方へ移動する事ですよね?

一方今回で紹介した実験は

前に行かないようにする時の

足裏の使い方、

つまり『落下しない』ようにする時の

足裏の使い方です。

 

 

 

逆に前から押されて後ろに

転ばないようにするのも

試してみてください。

 

 

 

これはまさにスキーと同じですね。

 

 

 

きっと後ろに転ばないようにするには

踵に乗るはずです。

 

 

 

そろそろお気づきだと思いますが、

踵に乗っているから後傾になるのではなく、

これ以上後傾になるのを支えてくれるのが

踵だという事です。

 

 

 

逆につま先に乗れば

 

 

 

ポジションが前になるのではなく

これ以上前に行くのを抑えるのが

つま先の役目です。

 

 

 

同じようで捉え方はまるで違います。

 

 

 

まとめると

落下を使う為に前に行くには、

 

 

 

 

 

踵に乗りながら前に倒れる足首の使い方を

マスターする必要があります!

 

 

 

 

 

この足首の使い方を習得する方法も

人によって違うので

一概にこうすればできますよとは

言えないのですが、

 

 

 

『踵に乗りながら前に行く』

 

 

 

というのを出来るかどうかが

まずは足首を正しく使えているかどうかの

ポイントとなってきます。

 

 

 

以前スキー雑誌の特集で

トップ選手たちの

ターン中の足裏感覚がありました。

 

 

皆そろって脛が離れない意識と

その為には前半は土踏まずぐらいで

後半は踵よりと言っています。

 

 

土踏まず~踵の間とは

脚の中間部から後半部ですよね?

 

 

人によって感覚は様々ですが

そこで前後ポジションを

コントロールできる事は

落下をする為には

非常に重要だという事です。

 

 

さてここまでの内容を読んで

正しい足首の使い方が出来れば

落下が使えるのか!

と思ったはずです。

 

 

はいその通りです・・・

 

 

と言いたいところですが、

実は足首が正しく使えても

落下を使えるというわけではありません。

 

 

もちろん足首は最も重要な要素なんですが・・・

 

 

その理由は次回の記事でお伝えしますね!

 

スキー技術 身体論(フィジカル関係)

スキー上達のコツ 上手くなっても滑りが戻る落とし穴とは? 252

読了までの目安時間:約 13分

 


前回までの記事をとおして 

スキーが上達する為の

効率的な練習法を

簡単なレッスンの流れをもとに

解説していますが、

イメージはつかめているでしょうか?

 

 

 

まずは自分で滑ってきて

その感覚やイメージを脳内でフィードバック。

【スキー上達に繋がる効率的な練習法とは?  249】

 

 

そして実際の映像を元に

イメージと現実のすり合わせ。

【スキーを効率よく上達するには、滑走後に●●をしよう! 250】

 

 

イメージ通り出来てないのであれば

 

【1】エラー動作の『具体的な』原因の確認

【2】修正するための『具体的な』

   身体の使い方の確認

【3】その場でまずその動作が出来るかの確認

 

3つの流れで確認をして修正。

【スキー上達に繋がる、滑りを改善する時の3つのコツ 251】

 

というところまでお伝えしました。

 

 

 

今回は次の段階である

認知の修正についてです。

 

 

 

認知を変えなければ出来るものもできない

 

まずはもう一度レッスンの流れを

確認して下さい。

 

 

____________________

 

私『まずその場で滑走ポジションを

取ってみましょう』

 

 

受講者『はい!こうですか?』

 

 

私『OKです!

  ではビデオ撮りますんで

ずっとそのイメージで

滑ってみてください!』

 

 

受『わかりました!』

 

 

 

~滑る~

 

 

 

私『OKです!

  どうでしたか?』

 

 

受『かなり意識してやってきたつもりです。』

 

 

私『では映像見てみましょう』

 

 

 

~映像確認~

 

 

 

私『どうですか?』

 

 

受『あれ!?ぜんぜん出来てないですね。』

 

 

私『いま○○さんは、●●関節を

  このような形で使っているので

  結果的にビデオで見た

  この形になってしまいます。

 

  本当は●●関節はこうで

  さらに△△関節もこの状態にないと

  この形できないんですよ。』

 

 

受『ほんとだ、確かにそうしてる!』

 

 

※今回はここから先の部分です。

 

 

私『ではもう1本撮りますんで、

  次はやりすぎぐらいやってきて下さい。』

 

 

受『こんな感じですね!』

 

 

私『いえいえ、もっとやっていいですよ』

 

 

受『えっ、こんなに!?』

 

 

私『はい、それでどう映るか

  ビデオで確認してみましょう!

  変になっちゃってもいいですので』

 

 

 

~滑る~

 

 

私『どうでしたか?』

 

 

受『いやぁ、かなり意識してやったので

  気持ち悪いです(笑)』

 

 

私『ではビデオ見てみましょう!』

 

 

受『・・・これで全然普通ですね(笑)

  イメージしてたものと

  全く違っていました。。

  こんなに感覚や身体の使い方が違うんじゃ

  いくら練習しても

  上手くならないわけです!』

____________________

 

 

はいこれは本当にあるあるです。

 

 

修正しようと思っても

自分のイメージする範囲内でしか

行わないのが一般的です。

 

 

ですからあえて

やりすぎ、違和感を覚えるぐらい

行ってもらいます。

 

 

 

ご自身だけで行う場合は

そのイメージを持ってください。

 

 

そして指導する場合重要なのが

それが正解だとその場で

押し付けない事です。

 

 

 

以前のメルマガでもお伝えしましたが、

人から100回言われるより

1回自分の映像を見た方が

理解は早いです。

 

 

ですから違和感たっぷりで滑ってきてもらって

すぐに映像で確認してもらいます。

 

 

すると自分の認知と現実の差に

驚くことが大半です。

 

 

 

この様に認知の部分が間違っていると、

 

 

 

理想とする身体の動きは出来るのに

実際の滑りが変わらない

 

 

 

という非常に勿体ないことになるので

とても重要な要素になってきます。

 

 

 

また、認知の修正が出来れば

後はコツコツ一人で練習してもいいのですが、

余程意識しないと

結局自分の認知の範囲内で滑ってしまい

元の状態に戻ってしまうという

状況に陥りやすいです。

 

 

それほどまでに

今までの脳内イメージは強いので

意識して認知の修正を行っていきましょう!

 

 

さてこの段階で

現実的に滑りが変わり、

どれぐらいの意識で行えば

イメージした滑りになる

という感覚も体験したことになります。

 

 

 

これでスキーが上達!!

 

 

と上手くいかないのが

スキーの難しいところです。

 

 

なぜなら最後の最後に

落とし穴が待っているからです。

 

 

 

最後の落とし穴!人間の学習段階とは?

 

 

これまでの流れで

滑りが変わったのですが

そこで終了ではありません。

 

 

 

「えっ、滑りがかわったのになんで?」

 

 

 

と思われたかもしれませんが、

あなたもこのような経験はありませんか?

 

 

 

『この間良くなったのにまた戻ってるなぁ・・・』

 

 

 

これもあるあるですね。

 

 

 

せっかく滑りが変わったと思ったら

またもとに戻ってしまうのはなぜなのか?

 

 

 

理由は人によって違いますし

沢山あるのですが、

その一つに

 

 

 

『学習段階を途中で終わらせてしまう』

 

 

 

というものがあります。

 

 

 

人間が何か新しい事を

学習するときには4段階あります。

 

 

分かりやすく

スキーを例にしてお伝えしますね。

 

 

【1.無意識的無能(知らないしできない)】

 ...あることに関して何も知らず、

  知らないということさえも知らない状態

 

例:どうすればスキーが上達するのか分からない

  または、こうすれば上達するだろうと

  間違った思い込みをしているが

  間違っていることにすら気づかない

 

 

 

【2.意識的無能(知っていてもできない)】

 ...あることに関して知識を得たが、

  それを実践することはできない状態。

 

例:股関節からくの字をする事が

  スキー上達に繋がることは分かったけど、

  実際やろうと思っても出来ない。

 

 

 

【3.意識的有能(考えるとできる)】

 ...あることに関して

  ある程度できるようになってきましたが

  まだ習慣化されておらず、

  それを行うためには

  ある程度の集中力が必要な状態。

 

例:意識すれば股関節を使えるんだけど

  意識しないとすぐ上半身を使ってしまう

 

 

 

【4.無意識的有能(考えなくてもできる)】

 ...意識しなくても自動的に

  あることを実践することができている状態

 

例:特に意識しなくても股関節を使えるに

股関節を使うことが当たり前

 

 

といった感じです。

 

 

 

今回お伝えしているレッスンの流れですと

【3.意識的有能(考えるとできる)】

まではいけたことになります。

 

 

しかし多くの場合そこが出来たという

ゴールだと思い込んでしまい、

そこから

【4.無意識的有能(考えなくてもできる)】

に移行するまで意識して練習できません。

 

 

その原因は

 

 

・さらにもっとよくしようと

 他の事を意識してしまう、

 

・指導者や他の仲間から、

 それが出来たら次は・・・

 新たな問題に移されてしまう

 

 

など様々です。

 

 

 

出来なかった事が出来るようになっても

まだまだ

【3.意識的有能(考えるとできる)】

の段階だから、

【4.無意識的有能(考えなくてもできる)】

になるまでは焦らずそのことだけを意識しよう

と心がけてください。

 

 

滑っている時に意識できることは

せいぜい一つか二つなので。

 

 

ただ正直いって

【3.意識的有能(考えるとできる)】

の段階まで進めたことは

滑りが元に戻ってしまっても

早いタイミングで

外部から気づかせてもらえれば

時間がかからず戻ります。

 

 

上達に悩むスキーヤーの多くは

【1.無意識的無能(知らないしできない)】

で止まっています。

 

 

どうすればスキーが上達するのか

具体的に分からない。

 

こうすれば上達すると考えていることが

間違っていると気づけない。

 

といった感じです。

 

 

 

まとめ

 

全4回の記事に分けて

スキーが効率よく上達する為の練習法を

お伝えしてきました。

 

 

全ての記事を読むのは

大変だったと思います。

 

 

しかしあなたが上達に悩んでいるのであれば

自分がいまどの段階にいるのか

一度考えてみることが重要です。

 

 

 

そういえばこの部分出来ていないかも・・・

 

 

というところが

スキー上達の妨げに

なっている可能性が高いです。

 

 

 

正しい練習法で効率よく上達し、

充実したスキーライフを送ってくださいね。

 

スキー技術 トレーニング論 未分類 身体論(フィジカル関係)

スキーで疲れるのは筋力不足?ポジション?それとも・・・239

読了までの目安時間:約 15分

 


ポジションが悪いスキーヤーは筋トレを取り入れたくなる?

 

あなたは
筋トレしていますか?

 

 

もししているとしたら

その理由は何でしょうか?

 

 

筋トレを選択する
スキーヤーの多くは

滑っていて足の筋肉がすぐ疲れるから

筋トレをしています!

 

 

という方が多いです。

 

 

現に知人に私の仕事が
スキーヤーの方のオフトレーニングを
サポートしているというと

 

『やっぱりスキーは足腰使うから
 筋トレとか、体幹とかするの?』

 

と必ず聞かれます。

 

 

使う筋肉が疲れるから鍛える
という発想は理にかなっているように
感じますよね。

 

スポーツジムに行って

 

 

スキーのためのトレーニングをお願いします!

 

 

と言えば、
間違いなく同じ発想で
下半身の筋トレメニューが
組まれると思います。

 

 

 

しかしその疲れる原因は筋力が弱いから
というのは安易に考えない方がいいです。

 

 

 

なぜなら、疲れる原因が
筋力が弱いからではなく

 

 

ポジションの悪さをカバーするために
無駄に筋肉を使っている

 

 

 

可能性があるからです。

 

 

 

これがポジションが悪いスキーヤーほど
筋トレを取り入れているケースが
多い理由です。

 

 

 

ポジションが悪いスキーヤーほど

脚の筋肉が疲れます。

 

 

 

本当に正しいとされるポジションは
身体を効率的に伝えることのできる
ポジションですので
筋肉への負担は少ないはずです。

 

 

 

 

現に上級者になるほど
余計な動きをせずになめらかに滑ってくるため
筋肉の活動は少ないです。

 

 

 

 

あなたがもし滑ると脚が疲れるのと同時に
ポジションの悪さも指摘されるようなら
筋肉よりもまず
ポジション修正のトレーニングを
お勧めします。

 

 

 

 

筋トレをしたら同じ量を滑っても
つかれなくなった!

 

 

 

 

というプラスイメージの裏側には

 

 

 

 

悪いポジションの代償として
かかっている負荷に
耐える力が強くなった

 

 

 

 

という真実が潜んでいるかもしれません。

 

 

 

 

そうなると悪いポジションでも滑れるので
疲れは感じないかもしれませんが
ポジション改善という技術的な進歩からは
遠のく恐れがあります。

 

 

 

ポジションはいいけど使っている筋肉が悪い?

悪いポジションの
代償となってかかる負荷に耐えているので
筋肉が疲れる可能性以外に
本当は使いたい筋肉の代わりに
使ってしまっていたり、
そこまで必要としていなのに
無意識に力んで使ってしまっている
可能性もあります。

 

 

 

ただこのような内容をお伝えしても
あなたが実際どのような状態なのか
いまいちわからないかと思います。

 

 

 

そこで今回は簡単なチェックを紹介します。

 

 

 

 

片足立ちになり、そのまま前方にジャンプして
また片足立ちで着地します。

 

 

 

右足で片足立ちしたら
そのままジャンプして右足で着地して
ピタッと止まるといった感じです。

 

 

 

 

要はケンケンですね。

 

 

 

 

 

距離はあまり必要ないので
軽く前方に飛んで
着地したらピタッと止まってくださいね。
(3秒ぐらいはその場でぐらつかずに
止まりたいです。)

 

 

 

 

このような単純な動作だけでも
多くのことが見えてきます。

 

 

 

 

 

そもそも片足立ちができない。
片足で着地ができない。

 

 

 

 

といったポジションやバランスの問題が
まずは出てきます。

 

 

 

 

できる方は着地の瞬間
どこの筋肉に一番負荷がかかるか

(使っている感覚があるか?)
意識して下さい。

 

 

 

 

 

どうですか?

 

 

 

 

 

 

多くのスキーヤーは

 

 

 

太ももの前側、ふくらはぎ、足首や足裏

 

 

 

という意見が多いです。

 

 

 

 

 

 

もしあなたが片足着地をした際、
太ももの前側を使う感覚があるなら
きっと滑っていても
太ももの前側が疲れてくるタイプです。

 

 

 

 

 

えっ、太ももの前側以外
どこ使う感覚があるの?

 

 

 

 

 

 

と思われるかもしれません。

 

それは・・・

 

 

 

 

 

 

お尻です!!

 

 

 

 

正確にはお尻の上の方ですね!

 

 

 

 

上手に身体が使えていると
お尻を使う感覚があります。

 

 

 

 

 

もちろんお尻だけを使っているわけでは
ありませんが、

 

 

 

 

『お尻使う感じあります?』

 

 

 

 

 

と聞かれたら、迷わず

 

 

 

 

 

『はいはい!お尻使ってます』

 

 

 

 

と言える方は
使えている可能性が高いです。

 

 

 

 

 

 

 

お尻を使う感覚が得られるということは
板に力を伝えるための正しいポジションと
身体の使い方をある程度マスターできている
証拠です。

 

 

 

 

これができているかどうかで
まず来シーズンの上達幅が決まってくるので

あなたも試してみてください。

 

 

 

 

因みに腰に来る方は
確実に腰の状態や使い方が悪いので
無理をしないで下さいね!

 

 

 

見た目は同じでも中身は違う

チェックテストの結果は
いかがでしたか?

 

 

 

片足立ちからジャンプして
片足着地するという動作は、

 

 

 

 

バランスがとれるかどうか?

 

 

 

 

 

という部分でしか判断されないケースが
ほとんどです。

 

 

 

 

しかし実際は

 

 

 

同じようにバランスが取れている人でも
使っている筋肉や感覚がまるで違う!!

 

 

 

 

というケースがあります。

 

 

 

 

これはうまい人のフォームを真似する際に
よく起きていますね。

 

 

 

 

一見見た目は同じように見えるけど、
(特に一瞬を切り抜いた静止画など)
使っている筋肉や力感、感覚といった
中身はまるで違っていて
それが結果的に板のたわみや走りなど
本質的な部分の差となって現れている

といった感じです。

 

 

 

 

実は今回お伝えしている
チェックテストの内容を
スクールに入った際に
指導されても全くつかめなかった
というサポートメンバーの方がいました。

 

 

 

 

インストラクターの方に、

 

 

『太ももの前側が疲れます』

 

 

と伝えると、

 

 

 

 

 

『そんなところが疲れるのはおかしい!
 正しく板に乗れていたら
 お尻や腿裏側が疲れるはずです!』

 

 

 

 

といわれて
いろんな雪上エクササイズを
試したそうです。

 

 

その結果は・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

全く分からない!!

 

 

 

 

 

 

しかしオフトレを通して
根本の正しい体の使い方が
できるようになると、

 

 

 

 

『やっとわかりました!
 このことだったんですね!』

 

 

 

と、とても嬉しそうに仰ってました。

 

 

 

 

 

以前から

 

 

 

自然にできてしまっていることを
伝えるのは難しい!

 

 

 

 

と言っていますが
上手な方はお尻を使うことはできても

 

 

 

 

 

・なぜ自分お尻がつかえているのか?

・前腿を使ってしまう人は何が違うのか?

・どうすればお尻を使えるようになるのか?

・そもそもなぜお尻側を使えた方がいいのか?

 

 

 

 

といった部分が明確に分かっていません。

 

 

 

ですから前腿ではなくお尻を使うんだよ!

 

 

 

 

という【指摘】はできても
どうすればそれができるようになるのか
【指導】をすることが難しいのです。

 

 

 

 

 

そもそもそういった部分が分かってくると
板に乗るという感覚が
分からない人、知らない人に

 

 

 

 

『もっと板に乗ってきて!』

 

 

 

 

という指導は入らないはずです。

(乗るという感覚が分かる、
 または共通認識がある場合はOKですが)

 

 

 

 

話がそれましたが、
あなたがもし筋力不足が
スキー上達の妨げになっていると
感ている場合は、

 

 

 

 

・ポジションの悪さが原因ではないか?

 

・使っている筋肉(身体の使い方)が
 間違っていないか?

 

 

 

 

という点にも意識を向けてみてください。

 

 

スキー技術 トレーニング論 身体論(フィジカル関係)

スキーのオフトレで行う『基本』の落とし穴② 237

読了までの目安時間:約 12分

 


前回のブログに引き続き

基本とされているトレーニングを

行う際の落とし穴についてです。

 

 

基本だからやっておけばいい

という理由でトレーニングを行っても

雪上のパフォーマンスには

あまりつながりません。

 

 

 

大事なのは基本だからやるのではなく、

基本とされているトレーニングを、

どのようなやり方でおこなうのか?

という部分です。

 

 

前回のブログでは

スクワットの具体的な意図や目的に

それに合わせたやり方を説明しましたが、

今回は腕立てと腹筋について

見ていきましょう。

 

 

 

腕立て伏せのやり方を考える

 

腕立て伏せやベンチプレスのように
胸や腕を鍛える種目は
トレーニングと基本とされていて
あなたも一度はトレーニングに
取り入れた経験があるのではないでしょうか?

 

 

 

ただスキーを思い返してみると
腕や胸で何か重いものを目一杯押す
という動作はあまりしないですよね?

 

 

 

アメフトやラグビー、相撲のような
相手を押すスポーツなら
イメージがつきやすいですが。

 

 

 

私も学生のころは
ベンチプレスを行っていましたが、
その頃考えていた目的は

 

 

『スラロームで逆手をした際に
 ポールにあたっても耐えられる』

 

『腕を前に出すことで

 後傾を防ぐ』

 

 

 

といったものでした。

 

 

 

でも実際全然ベンチプレスや腕立てができない
ヒョロヒョロの選手でも
きれいに逆手ができる場合もありますし、
ポジションも遅れない場合もありますよね。

 

 

 

そもそも本当は胸板が厚い方が
カッコいいですし、
一番効果がわかりやすい筋肉だからやっていた
というだけかもしれません(笑)

 

 

 

こんな話をしていると
やる意味ないんだと思われてしまいますが、
きちんとスキーにつなげる方法もあります。

 

 

・漕ぎの力をつけるために
 上腕三頭筋に効くように手の幅を
 小さくして腕立てを行う

 

・体幹きちんと使えるか確認するために
 片足を上げて腕立てを行う

 

・腕を曲げ伸ばしに対して
 狙った筋肉を使えているか?
 他の部位が力んでしまわないか
 チェックするために
腕立てorベンチを行う
 (滑りが硬い方は余計なところに
 まず力が入っている)

 

・肩のローカル筋(インナーマッスル)や
 姿勢維持のための
 体幹のローカル筋(インナーマッスル)が
 使えているか?
 また重心のコントロールを確認するために
 両手にオーバーボール
 (バランスボールの小さいやつ)
 を持って腕立てを行う

 

・左右差をなくすためにダンベルで行う

 

・体幹の意識や重心のコントロール、
 左右差がわかるように
 ストレッチポールの上でダンベルで行う

 

・SLで最後の方腕が疲れるので
 あえて『筋肉を使わず楽にできる感覚』
 をつかむ意識で腕立てを行う

 

・胸の筋肉量を増やして
 体重を重くするために
 ベンチプレスを行う

 

 

 

最初に出した
私が学生時代の時に考えていた例の
『SL』と『後傾防止』の目的も

 

 

決して間違えではないと思います。

 

 

 

因みにベンチプレスや腕立てに
自信がある方は、
オーバーボールを両手に持ってやる腕立ては
ぜひチャレンジしてみて下さい。

 

 

(オーバーボールを2個持っていない人は
 片方だけでもいいですが・・・)

 

 

 

ベンチプレスで100㎏上がるのに
できない人もいれば、
ベンチプレスなんてやったことない人が
できる場合もあります。

 

 

 

その違いはいったい何なのでしょうか?

 

 

 

安易に腕立て伏せや、ベンチプレスは
胸や腕を鍛えるトレーニングだと
決めつけてやらない方がいいですね。

 

 

 

正直腕立て伏せやベンチプレスの
本来の目的である胸の筋肉を鍛えるより
それらを利用して違った目的を達成する方が
スキー上達には意味のあるトレーニングに
なると思っています。

 

 

 

特に一般スキーヤーの方で
胸の筋力が足りないから
スキーが上手くならないというケースは
ほぼありません。

 

 

 

腹筋のやり方を考える

 

では腹筋についてはどうしょうか?

 

 

まず最初にお伝えしておくのは
腹筋とは細かく言えば
腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋などなど
様々な筋肉がありますが
ここではポピュラーな表現の
腹筋のままお伝えしていきます。

 

 

あなたはいわゆる腹筋運動を
トレーニングに取り入れていますか?

毎日欠かさず腹筋だけはやっている
なんていう声もよく聞きますが、
腹筋を行った結果
スキーが上達したでしょうか?

 

 

 

きっと期待している効果は
それほど得られていないのではないですか?

 

 

 

その一番の理由は目的とする効果と
行っている腹筋トレーニングが
合っていないことにあります。

 

 

 

よくあるのが
体幹を鍛えて、スキーを滑るときの
姿勢維持が目的で腹筋を行っているパターン。

 

 

 

いつも言っておりますが、
姿勢を正しくまっすぐキープしたいのに、
なぜ身体を丸めるのに使う
腹筋を鍛えるのでしょうか?

 

 

 

分かっていますよ!
だからプランク姿勢のような
同じ姿勢をずっとキープする
体幹トレーニングを行っていますよ!

 

 

 

といわれる方もいますが、
そういったケースは
逆に滑りの中で

 

 

『上体が硬い』

『もっと動きをなめらかに』

『動きが止まらないように』

 

 

といった指導が入っていたりします。

 

 

 

このように腹筋は
トレーニングのやり方を間違えると
目的とは逆の効果が出てしまう

可能性もありますので
注意が必要です。

 

 

 

では腹筋運動も

具体例を少しご紹介していきますね。

 

 

・滑ると腰を反ってしまい
 山側に身体が残ってしまうので
 体の丸めるような腹筋を行う

 

・上体が後ろの遅れたときに
 瞬発的に前に戻したいので
 勢いをつけて一瞬で起き上がる腹筋をする

 

・滑ると上体が固まるので
 四つ這いになって
 なるべく力を使わずなめらかに丸まる
 腹筋をする

 

・上体がフニャフニャするので
 姿勢をキープするような
 体幹トレーニングを行う

 

・じっと同じ姿勢をキープするだけだと
 上体をカチッと固めてしまうので
 手足を動かしたり、手押し車をしたりと
 キープしながら動く腹筋をする

 

・腹筋を使いたいのに足の付け根にある
 腸腰筋を使ってしまうので
 足の裏をくっつけて
 胡坐のような状態に下半身をして腹筋を行う

 

・捻りを通して末端にパワーを伝えたいので
 メディスンボール(重いボール)を投げる
 腹筋トレーニングをする

 

・腹筋を最大幅で使いたいので
 バランスボールに仰向けに寝て
 ブリッジのような状態から腹筋を行う

 

・ローカル筋(インナーマッスル)を
 使えるようになりたいので
 身体は動かずお腹だけ凹んだり大きくなる
 腹式呼吸を行う

 

・一瞬でお腹を締めるために
 吹き矢や風船などのツールを使った
 腹筋トレーニングをする

 

・・・などなど

 

 

 

因みに今回紹介した腹筋関係の
トレーニングに関しては
本当に一握りといった感じで、
目的によって大きくやり方が変わります。

 

 

あなたも自分の目的が何なのか?

 

 

そのためにはどういった方法の
腹筋運動を行うのか?

 

 

きちんと考えてから取り組んでくださいね。

 

 

最後に腹筋に関して
一つ考えて欲しいことがあります。

 

 

 

『腹筋は後ろに行った身体を
 前に起こしてくる』

 

 

 

というイメージがある一方で

 

 

『身体が丸まると後傾になる』

 

 

 

というイメージもあります。

 

 

なぜこのような真逆のイメージが
存在するのでしょうか?

 

 

 

そして面白いことに
この真逆のイメージがあるにも関わらず
みんな似たような腹筋トレーニングを
行っているという部分です。

 

 

 

不思議ですよね!

 

トレーニング論 身体論(フィジカル関係)

スキーのオフトレで行う『基本』の落とし穴① 236

読了までの目安時間:約 7分

 


あなたはトレーニングの

基本的なメニューをきかれたら
どのようなものを思い浮かべますか?

 

でてくるのは

 

 

 

・スクワット

・ベンチプレス(腕立て伏せ)

・腹筋

 

 

 

 

といったような

筋トレの基本と呼ばれるものではないですか?

 

 

これはスキーに限らず
他のスポーツでもいえるかもしれませんね。

 

 

 

 

でもよく考えてみてください。

 

 

 

もしスキーのパフォーマンス向上ために
行うとしたらそのエクササイズが
どの場面で必要とされるのでしょうか?

 

 

 

 

スクワットのような動作をした結果、
お尻が後ろに落ちていると
注意される場面もあります。

 

 

 

 

 

スクワットはまだわかりますが、
ベンチプレス(腕立て伏せ)にいたっては
一生懸命胸や腕の力で
何かを押すシーンが雪上であるでしょうか?

 

 

 

 

腹筋は身体を丸める動作ですが、
実際雪上で身体を丸くしようと
意識する機会はありますか?

 

 

 

 

因みに今回例にだした3つのエクササイズは
意味がないわけではなく
どれも必要に応じて行ってもらいます。

 

 

 

 

ただこのような
質問を受けたときに
明確に答えられるくらい
あなたの中で『何のため』に行っているか
きちんと整理しておかなければ
パフォーマンスには繋がってきません。

 

 

 

 

これがスキー界やスポーツ界、
トレーニング業界では基本だから
という安易な理由でトレーニングメニューを
決めていないかまずは考えてみてください。

 

 

 

 

スクワットのやり方を考える

 

では実際のどのような

トレーニングを行えばいいのか?

 

 

 

どのようなトレーニングというよりは

どのようなやり方で行えばいいのか?

 

 

 

という視点で考えていくと

雪上パフォーマンスに

繋がりやすくなります。

 

 

例えばトレーニングの基本とされている

スクワットでも、

目的や意識でやり方が

大きく変わります。

 

 

 

具体的にどのような
意識や目的を持ち、

実際どのようなやり方があるのか

いくつか紹介していきますね。

 

・股関節の使い方を覚えたいから
 自体重で股関節から動き出して、
 しゃがむ練習をする。

 

・雪面からの圧に耐えるときは、
 しゃがんでいる状態ではなく、
 足が伸びている状態に近いので
 床と腿が平行になるまでしゃがむ
 パラレルスクワットではなく、
 4分の1までしか下がらない
 クウォータースクワットにする。

 

 

・上半身の可動性と連動性を意識したいので
 バンザイの状態で行う
 オーバーヘッドスクワットを選択する。

 

 

・スキーは押し上げる力よりも
 受け止める力を必要とするので、
 立位姿勢から股関節を抜いて
 キャッチをするような意識の
 スクワットを行う。

 

 

・スタンスが広がりやすいので
 肩幅ではなく腰幅よりも狭い
 スタンスで行う。

 

・立位からしゃがんだ状態、
 どの場面でも足のアーチがキープできて
 つま先が開かないかチェックするために
 スクワットを行う。

 

 

・バーベルスクワットですと
 腰を反る動きが出てしまうので
 腰にウェイトをぶら下げた
 スクワットを行う。

 

 

・左右のバランス感覚が違うので
 シングルスクワットで
 片足ずつ行う。

 

・・・

 

 

ざっとですがほんの一例です。

 

 

 

出そうと思えば
まだまだ山のようにあります。

 

 

 

このようにただ基本だからやればいいのではなく、

あなたのスキー上達にとって
もっとも必要な要素を

手に入れる為のやり方や、意識で

スクワットができていれば
ぜひ行って欲しいということです。

 

 

 

逆にあなたのスキー上達に
つながるやり方でなければ
いくらやっても滑りは変わりません。

 

 

 

 

 

あなたがもしオフシーズンを通して

トレーニングを行ったのに
次のシーズン滑りが変わらなかったのであれば
間違いなくスキー上達につながる
やり方ではないということです。

 

 

 

 

因みに今回は代表的な
スクワットについてでしたが
腕立てや腹筋に関しても
スキー上達につなげるための
意識ややり方が山ほどあります。

 

 

 

 

 

次回のブログでご紹介しますね。

 

 

 

トレーニング論 身体論(フィジカル関係)

あなたのコントレ(コンディショニングトレーニング)はスキー上達につながるのか? 3つのチェックポイント 235!

読了までの目安時間:約 15分

 


あなたは『コントレ』
というワードを聞いたことがあるでしょうか?

 

 

 

スキーをしていれば一度は耳にしたことが
あるはずです。

 

 

 

コントレとは

 

 

 

『コンディショニングトレーニング』

 

 

 

の略称です。

 

 

 

 

チームに属していれば
滑りおわったらその後コントレ
という流れは定番化されてきています。

 

 

 

その流れ自体は
決して悪いことではありません。

 

 

 

 

ただ残念なことに
コントレに対する認識や考え方、
また根本的なやり方を
間違えているケースが大半です。

 

 

 

 

そして何より厄介なのが
そのことがスキー上達に
大きくかかわっていることに
気づいていない部分です。

 

 

 

あなたがもしコントレを行っているとしたら
その日の疲れを残さないで
明日も滑れるように位にしか
思っていないのではありませんか?

 

 

 

私も選手時代はそうでした。

 

 

 

軽くランニングなどを行い、
あとは動きのあるストレッチを
何種目か行う程度です。

 

 

 

 

もちろんこれでも
意味がないわけではありませんが
上達につながるかといわれると微妙ですし、
何より上達を妨げている場合があります。

 

 

 

 

 

コントレを行った方が
かえってスキー上達を妨げる?

 

 

 

 

 

と疑問に不思議に思うかもしれません。

 

 

 

 

 

今回はスキー上達につながらない
悪いコントレになっていないか
3つのチェックポイントを
ご紹介します。

 

 

 

 

あなたのコントレも見直してみて下さいね!

 

 

 

 

チェック① そもそもコントレの捉え方が違う

 

 

あなたはコントレに対して
どんなイメージを持っていますか?

 

 

 

 

よくあるのが
疲労回復、ケガの予防だと思います。

 

 

 

 

その日の疲れを次の日に残さないため!
身体をケアしてけがを予防するため!

 

 

 

 

これは大正解なのですが、
それと同じ以上に重要な目的があります。

 

 

 

 

その目的が果たされていないので
コントレを行うことが
スキー上達につながっていないのです。

 

 

 

 

コントレをスキー上達につなげるために
重要な目的とはなにか?

 

 

 

 

それは

 

 

 

 

・身体のバランスを整える
・動作の修正、習得を行う

 

 

 

 

この2つです。

 

 

 

身体のバランスと簡単に言いましたが、
脚の長さが左右で違う、
捻れる幅が左右で違う、
背骨の前後の可動性が違う、
などなど、
そこが違えばターンに左右差が出るのは
当然でしょ!

 

 

 

 

という部分を放置したまま
練習していませんか?

 

 

 

 

 

その部分をもしコントレで少しでも
改善できるとしたら
スキー上達に大きくつながってくると
思いませんか?

 

 

 

 

また動作の修正については
次のチェックポイント2で
詳しくお伝えしていきます。

 

 

 

 

 

チェック②  コントレと雪上をリンクさせていない

 

 

あなたはコントレのメニューは
どのように決めていますか?

 

 

 

私の中ではコントレのメニューは
大きく分けて2つあります。

 

 

 

それは

 

 

 

 

1.身体のケア

2.技術習得のための動作練習

 

 

 

です。

 

 

 

 

身体のケアの方は
あなたもイメージしやすいのでは
ないでしょうか?

 

 

 

 

ジョギング、ストレッチ、
ラダーなどで身体を動かす
といった一般的に行われているコントレは
身体のケアが目的のものが大半です。

 

 

 

 

チェックポイント①で紹介した
身体のバランスを整えるのも
身体のケアに属していると
いっていいでしょう。

 

 

 

 

しかしスキー上達のために
もう一つ行っていただきたいのが
技術習得のための動作練習です。

 

 

 

課題に対して必要なストレッチや
エクササイズを行い、
雪上で表現したい動きが陸上で
きちんとできるのか練習します。

 

例えば腰が回ってしまうといった

ローテーションをしてしまうのが悩みなら

骨盤を進行方向に向けたま股関節だけ

捻れるか下の写真のように

チェック&練習します。

 

 

股関節が上手く使えないのであれば

まずは股関節が動くとはどういうことか

知るとこから始める必要が

あるかもしれません。

 

 

 

大抵雪上でできないと悩んでいる動きの多くが
陸上でやってみてもできません。

 

 

 

 

ですから陸上でまず修正する
トレーニングをすることが
明日の雪上練習の質に
大きくかかわってきます。

 

 

 

 

しかしそれは雪上で練習して
直していくものだと思い込んでしまい
明日へ向けての改善策をとらないまま
コントレを終えてしまっていませんか?

 

 

 

 

そもそも課題の改善以前に

 

 

 

 

自分の頭の中ではやっているつもりが

実際は全然できていない

 

 

 

というケースがよくあるので、
コントレの中で鏡や動画を通して、
自分の頭の中のイメージと
実際の動きとのギャップに
気づくだけでも大きな一歩です。

 

 

 

 

③コントレの質にこだわっていない

 

 

チェックポイント①、②で
コントレは疲労回復やケガの予防だけでなく、
スキー上達を邪魔する要素になる
身体のアンバランスさや
動作の改善の目的や
技術向上のための動作習得の目的もあると
お伝えしてきました。

 

 

 

 

もしあなたが、
きちんと体のバランスを整えたり
動作の修正をするメニューを

きちんと取り入れています!

 

 

 

 

という場合はこのチェックポイント③

 

 

 

 

 

コントレの『質』

 

 

 

 

について考えてみて下さい。

 

 

 

 

 

質にこだわっていないと
なぜ感じるのかというと、
メニューのやり方にまで
指導が入っているケースを
見たことがないからです。

 

 

 

 

たとえばじゃあまずは軽くジョギングね!

と走る場合がありますが、

 

 

 

 

その走り方余計に腰痛めるよ!

 

 

 

その足の着き方だと
さらにX脚シルエットが強くなるよ!

 

 

 

という指導を受けたことがありますか?

 

 

 

 

またご自身で行われている方が
意識をしているでしょうか?

 

 

 

 

 

これは他のどの種目にも言えます。

 

 

 

 

 

ラダーをするにしても
ストレッチをするにしても
ジャンプ動作をするにしても

すべてエラー動作で行っていれば
かえってマイナスです。

 

 

 

 

むしろやらない方がいい!!

 

 

 

 

 

なんてことがよくあります。

 

 

 

 

コントレだってビデオをとって
動きの確認をしたり

下の画像のように鏡で確認するくらい
質にこだわっていいかと思います。

 

 

 

例えば今日の滑りで
後傾ポジションになっている人は
コントレのこの動きの時に
後傾ポジションの原因となる動きが
出ているでしょ?

 

 

 

なんか滑ると腰が痛いのは
この動きが原因なんじゃない?

 

 

 

といった感じです。

 

 

 

 

せっかくスマホなどで
すぐに動画がとれる環境なのですから
コントレの時の動きもきちんと
研究してください。

 

 

 

 

コントレ自体が
ただこなせばいいという
位置づけになっていませんか?

 

 

 

 

もし練習後のコントレと
練習前の朝のコントレが
その日の雪上練習につながる
質の高いものになれば
スキー上達速度は大きく変わってきます。

 

 

 

 

 

イメージとしてはスキー上達に非常に重要な
小さな成長サイクルを
1日ごとに作り上げているといった感じです。

 

 

 

成長サイクルについて詳しくわからない方は
こちらから

理由④陸上と雪上を結ぶ成長サイクル

 

あなたもコントレの根本的な考え方や
その内容、質について
今一度考えてみください。

 

 

 

ちなみオフトレのベースも
今回紹介したコントレの考え方と一緒です。

 

 

 

 

この要素が満たされていないと
あまり効果の出ない
オフトレになってしまいます。

 

トレーニング論 身体論(フィジカル関係)

スキーのトレーニングメニューは戦略と戦術を使い分ける!【社会人編】232

読了までの目安時間:約 9分

 


あなたが、スキー上達の為に行っている

雪上練習やオフトレーニングの

トレーニングメニュー、

またはスケジュールは
どのように決めていますか?

 

多くのスキーヤーはシーズンに入ると
まずとりあえずは滑りに行き、
オフに入れば当たり前のように
インラインやプラスノーを行うか
筋トレで筋肉を増やす、
走り込みやバイクで基礎体力向上!

といった選択をしています。

 

 

なぜそのトレーニングメニューを

選択したのですか?

 

 

と聞かれると

 

 

『そういわれても・・・
 それが常識だし・・・』

 

『雑誌に乗っていたから』

『周りはみんなそうしているし・・・』

 

とこれといった確信がなく、
困ってしまうのではないでしょうか?

 

 

 

それは今回のタイトルにもある
戦略と戦術が使い分けられていない
いい例です。

 

 

スポーツにはこの戦術と戦略の使い分けが

非常に重要です。

 

 

当然スキーの上達においても
とっても大事!

 

 

しかし上達に悩む多くのスキーヤーは
この『戦術』と『戦略』の使い分けが
きちんとできていません。

 

 

今回はスキー上達に繋がる
戦術と戦略の使い分け
についてお伝えしていきます。

 

 

 

戦略と戦術の違いは?

戦略とは簡単に言うと
目標を達成するための
総合的・長期的な計画手段です。

 

 

一方戦術とは
その戦略を行うための
具体的・実践的な計画手段です。

 

 

スキーにおいていえば、

 

 

・雪上でこのエクササイズをしよう、

 

 

・このキャンプ、合宿、スクールに
 参加しよう

 

 

・オフトレでこの種目で
 トレーニングメニューをしよう

 

 

という一般的なスキーヤーの方が
考えている部分は『戦術』の部分です。

 

 

戦術しか考えていないので
当然目標達成が
困難になってしまいます。

 

 

本来は、今後の目標と
先シーズンを振り返っての現状から
戦略からまずは

考えていく必要があります。

 

 

 

そしてある程度の戦略の上で

 

 

・実際にどんなトレーニングをするのか?

・インライン、プラスノーといった
 疑似スキー練習は取り入れるのか?

・夏場は海外キャンプにいくのか?

・シーズンinは何時から入るのか?

・どのスキー場で滑るのか?

・どんなエクササイズを行うのか?

・どのキャンプや合宿、スクールに
 参加するのか?

 

という部分が見えてくるわけです。

 

 

 

これが戦術の部分です。

 

因みにスキー雑誌に
載っている様な情報は
ほぼ戦術の部分だと思ってください。

 

 

さてこの戦略ですが、
性別、年齢、技術レベル、関係なく
どのスキーヤーにも重要ですが
人によって違ってくるのが
むずかしいところ・・・。

 

 

簡単にでも
モデルケースの様なものがあれば
・・・

 

 

と思われるかもしれません。

 

 

 

そこで今回は大きく
社会人の一般スキーヤーの方と
ジュニアスキーヤーの
2つに分けて戦略を考えていきましょう。

 

 

 

社会人スキーヤーの戦略例

 

社会人スキーヤーの方の多くは
仕事との兼ね合いから
滑走日数が限られているかと思います。

 

 

年間30日くらい滑れれば
十分熱心に雪上に通われていると

考えていいです。

 

 

限られた滑走日数の中で上達するには
より効率的に戦略を
考えていかなければなりません。

 

 

社会人スキーヤーの方にとって
まず最も必要な要素は

 

 

 

・思い描くフォームを
 作るために必要となる
 関節可動域(関節が動く幅)の確保

・実際に思い描くフォームがつくれる
 身体に使い方

 

 

 

この2つです。

 

 

 

この2つを満たしていないにも関わらず
ひたすら雪上で滑りこみ、
上手くならないなぁと
悩んでいる人が大半です。

 

 

よく考えてみて下さい。

 

 

どう考えても身体が硬くて
その形がとれないのであれば
雪上でいくら試みても
無理に決まっています。

 

 

どうしてもトレーニングというと
筋力アップや基礎体力向上に
走りがちですが何が優先か?
まずは気付くとことからスタートです。

 

 

そこまで分かれば、
できない動きの原因となる
関節可動域を増やす

トレーニングメニューを
まずは夏ごろまでしっかり行おう。

 

 

 

関節可動域が広がったら、
その身体を上手く使えるか、
今度は身体を動かす

トレーニングメニューをしよう!

 

 

そこで初めて
プラスノーで試してみるか?
インラインで試してみるか?
鏡の前で思い描くフォームができるか?

 

 

 

といった『戦術』の部分を考えるべきです。

 

 

 

あくまでもこれは一般的に
社会人スキーヤーに多くみられる
一例です。

 

 

人によっては
上記の2つを満たしているにも関わらず
上達してこないパターンもあります。

その場合はまた新たに戦略を
考えていく必要があります。

 

 

ただ共通して言えることは

滑走日数が限られているのだから

上手くなれない状態で

雪上練習を行うのは

本当に勿体ないという事です。

 

 

さらに言ってしまえば

社会人スキーヤーの場合

放っておけば勝手に

スキー上達に繋がる要素が手に入る

という事はまずありません。

 

 

ジュニアスキーヤーでしたら

毎年身体も大きくなり、

筋力もつくのであり得ますが。

 

 

むしろどんどん上達を妨げる要素が

勝手に増えていくので

より的確な『戦略』『戦術』が必要です。

 

 

 

去年と全く変わらないどころか

去年よりタイムが落ちた、

バッジテストで点数が落ちた、

という場合は要注意です。

 

 

今回は社会人スキーヤーの方向けに

スキー上達に繋がるトレーニングメニュー

つまり戦術を考えるための

戦略例をご紹介しました。

 

 

ご自身の一年間を通しての戦略を

一度しっかり考えてみて、

そこからトレーニングメニューを

決めていってくださいね。

 

 

次回はジュニアスキーヤー編を

お伝えしていきます。

 

 

トレーニング論 身体論(フィジカル関係)

スキーが上手くなるには『本能』に勝つトレーニングを!230

読了までの目安時間:約 11分

 


スキーに限らずスポーツは
本能に逆らう要素が非常に大きいです。

 

人間の本能で非常に強いもの、

それは身の安全を守る本能です。

 

 

 

要は死にたくないわけです。

 

 

 

ボールが猛スピードで
こちらに向かって来たら
普通は身体が固まるか、避けます。
そして必ずと言っていいほど
目をつぶります。

 

 

人が体当たりしてきたり、
パンチが飛んできてもそうですね。

 

 

 

 

よくテレビ番組で

プロの球速を体験!

といった企画がありますが、

トレーニングをしていない方は

本能的に身をのけぞらして

避けていますよね。

 

 

しかしそんなことしていたら
スポーツはできません。

 

 

野球選手が剛速球を打てるのも、
キーパーがシュートを止められるのも、
ラグビーやアメフト、相撲などの
コンタクトスポーツで
相手に向かっていけるのも
いわばトレーニングを重ねて
本能に打ち勝っているからといえます。

 

 

 

一流のボクサーは
顔を打たれても瞬きをしないで
目を開き続けて相手を見ているそうです。

 

 

 

本能に打ち勝っているという事は
言い方を変えれば、

 

 

 

『これは危険なことではない』

 

 

 

と脳の認知を変えているともいえます。

 

 

 

スキーもまさに本能に打ち勝つ、

もしくは認知を変えることが
重要なスポーツです。

 

 

ハイスピードで滑走することは
普通に考えて恐ろしいことです。

 

 

それを危険と感じずに
(危険と感じていても身体の反射にでない)
運動をする必要があります。

 

 

そのような事ができるようになるには
ひたすら滑って経験を重ねるしかない
と思うのが普通です。

 

 

 

実際経験を重ねることは必須ですが、
なるべく早く本能に打ち勝るようになる
方法があります。

 

 

 

 

それは

 

 

本能に打ち勝つトレーニングを
普段から行うことです!

 

 

 

とはいっても具体的に

何をすればいいのでしょうか?

 

 

 

スキー上達を阻む本能とは?

 

本能に打ち勝つ為には
そのスポーツの経験値も
非常に重要なのですが、
本能に打ち勝つそのものの
トレーニングをしていくことで
効率的に上達できます。

ただ種目によって
本能に打ち勝つためのトレーニング内容は
変わってます。

剛速球を目をつぶらないで捕る!

 

ボクシングで目をつぶらないで
パンチを避ける!

 

 

といったトレーニングも
本能に打ち勝つトレーニングではありますが
スキー上達には
あまり効率的ではありません。

 

ではどのようなトレーニングが
スキーには向いているか?

それはスキーというスポーツにおいて
どのような本能が働いているかを
まずは考えると見えてきます。

アルペンスキーは
ポールに突っ込んでいくので
球技やボクシング、
コンタクトスポーツの様な

『物体が迫ってくるのを回避したい!』

という本能も関係してきます。

 

 

しかしそれ以上に
スキーに関係している本能があります。

 

それは

『転びたくない』

という本能です。

人間は生まれて歩き出す段階で
既に転びたくないと本能的に
感じています。

赤ちゃんがよちよち歩きをしている時も
転びそうになったらそのまま
ストーンとはいきませんよね?

なにかしらの動作をして
本能的に転ばないようにするわけです。
(勿論最初はころんじゃいますが)

 

私は以前、高齢者の方たちに
個別機能訓練をする仕事をしていましたが、
認知症になり、こちらが何を言っても
認知できない状態になっても、
転ばないようにするという本能は
失われずに残っているケースが大半でした。

 

右手あげて、右足げて、
といったこちらの指示は全く分からず
ピクリとも動かすことがない方でも
転びそうになると、
自然と足を動かし支えます。

私たちも、転びそうになったら

 

 

右足出して、両手を前に!!

 

 

なんて意識しないで反射的に動きますよね。

それぐらい転ばないという本能は
強いものです。

スキーは、なるべく転ばないように
滑るスポーツなので
この本能はプラスに働くのでは?

と思われたかもしれません。

確かに転ばないように
本能的にバランスを取る能力は
スキーに大いに役立っています。

ただその本能が強すぎるあまり
スキー上達を妨げているのも事実です。

 

 

あなたは『本能』に打ち勝っているか?チェック!!

 

 

スキーは転ばないように滑りたいのに
なぜ転ばないようにする本能が
スキー上達邪魔をするのでしょうか?

『転ばないようにする本能』

 

 

とは言い方を変えれば

『その場に居続けたい本能』

とも言えます。

転ばないことの最善策は
その場にじっと居続けることです。

 

しかしスキーではこの
『その場に居続ける』
という本能が、運動の邪魔になります。

お気づきの方もいるかもしれませんが、
スキーは板とともに落下していく
スポーツです。

 

その場に居続けるわけにはいきません。

 

実際はブーツを履いて
板に足を固定しているので
その場に居続けることはできずに
無理やり引っ張られていきます。

 

スキーが後傾ポジションになりやすい理由は
ここにあります。

陸上で言えば前方にずっと
倒れ続けることで
雪上だと板とともに落下できる
いいポジションになるわけです。

しかも難しいことに
前後のポジションだけではありません。

次のターンに移行するために
フォールライン方向に
重心を移動させるのも
深い内傾角を作るのも
陸上でいえば転びに行くようなものです。

ですからターン後半に
山側に身体が残ってしまい
谷側に身体を落としてこれないのです。

山側に体を残して置けば
とりあえず転びませんからね。

また動きがない、硬い、滑らかでない
という要素で悩まれている方の多くも
転ばないようにという本能から
無意識で力が入ります。

速い球が飛んできて
ギョッとして身体が固まる反応が
ずっと続いているわけです。

自分がどの程度その本能が働いているか?
という簡単なチェック方法があります。

目の前に人に立ってもらい、
直立に気をつけ状態で立ちます。

そのまま気を付けの姿勢を維持して
前方に倒れてみて下さい。

 

相手の人はしっかり
キャッチしてあげて下さいね!

 

転ばない本能が強い方は
上半身だけ前に突っ込み
下半身はその場に居続けたいという
身体がくの字に曲がったような
形になります。

腰が引けて前につんのめる感じですね。

転びたくない本能が働き
このような動きが出てしまう人が
大半ではないでしょうか?

実際に雪上でも
同じような反射がおきている
という事です。

動画をとるか鏡で見ながらやると
非常に分かりやすいですよ。

因みに一人でも壁を目の前に
やっても出来ます。

勿論壁に突っ込みそうになったら
自分で手で支えて下さいね(笑)

このように

 

・後傾ポジションになる
・フォールライン方向に身体が落とせない
・ターン後半に山側に残る

 

 

 

といった悩みの背景には
人間の本能が潜んでいるという事です。

ですからなるべくトレーニングをして
本能に打ち勝てる状態で
雪上立つことが
スキー上達の近道となります。

 

 

 

 

スキー技術 トレーニング論 身体論(フィジカル関係)

本当にいい姿勢とは?スキー上達につながる 229

読了までの目安時間:約 15分

 


あなたにとって『良い姿勢』とは
何でしょうか?

 

 

姿勢はスキーが上達するうえでも
非常に重要なポイントです。

 

 

この姿勢の捉え方ひとつで
身体のパフォーマンスは
大きく変わってきます。

 

 

 

一般的に姿勢が良いとは、
背筋が伸びて身体が真っ直ぐになった状態

いわゆる『気をつけ』の

イメージではないでしょうか?

 

 

一方スポーツに関してのいい姿勢とは
そのフォームのきれいさを指しますが、
根本的には背筋が伸びているような
イメージは同じ方が大半です。

 

 

 

背筋が伸びるというよりは
『軸』や『体幹』がしっかりしている
なんて言い方の方が
しっくりくるかもしれません。

 

 

 

 

スキーでも当然滑っている時に
姿勢を意識している方が多くいます。

 

 

 

あなたも

 

 

・背中が丸まらないように
・軸を意識して
・手の位置はここ
・・・

 

 

といった感じで色々な角度から
姿勢を意識していませんか?

 

 

しかしその様に姿勢を意識すると
大抵の場合動きが固まってしまいます!

 

 

なぜでしょうか?

 

 

 

逆にきれいな姿勢で滑っている
スキーヤーの方は本当に
良い姿勢をとろうと
意識しているでしょうか?

 

 

 

 

良い姿勢が取れない方や
意識すると固まってしまう方は
そもそもの姿勢の考え方に
間違いがあるように思えます。

 

 

 

そもそも良い姿勢をとる理由は?

このような質問をすると
当然良い姿勢をとることで
スキーのパフォーマンスを上げたい!

 

 

という答えが返ってきます。

 

 

 

 

当然腰が丸まっていたり
手の位置が低かったり
膝が内側に入っていては
板にしっかり力が伝わらなかったり、
ポジションが悪くなってしまいます。

 

 

 

 

しかし本当に良い姿勢をとれば
その目的が達成されるか?

 

 

と考えると
そうでもないのがスポーツの難しいところ。

 

 

 

そのようなジレンマに悩まされている方は

 

 

 

良い姿勢をとる
   ↓
スキーのパフォーマンスが上がる

 

 

 

という流れで考えています。

実はここに大きな落とし穴があるんです。

 

 

 

スキーのパフォーマンスが下がる姿勢の意識とは?

その場で動かずにポージングをして
その綺麗さを目指すのであれば
先ほどお伝えしたような意識でも
良いかもしれません。

 

 

 

しかしスポーツとは刻々と
動き続けながら、
目的とする動作を行います。

 

 

 

つまり

 

 

 

良い姿勢とはこう!
といったような

 

 

 

 

『静止画』的な捉え方では
パフォーマンスは上がりません!!

 

 

 

 

 

では本当の意味での良い姿勢とは
どのように意識すれば作れるのか?

 

 

まず根本的な考え方を変えてみて下さい。

 

 

 

良い姿勢をとるから
パフォーマンスが良くなる

 

という流れではなく、

 

 

 

目的のパフォーマンスを達成するために
より効率的な動きを目指した結果
良い姿勢になる!!

 

 

という流れです。

 

何が違う分かりましたか?

 

 

一見同じことの様で
中身はかなり違います。

 

 

 

前者は
パフォーマンス向上という目的の為に
姿を意識するという部分に
ゴールを定めます。

 

 

つまり目指すべきところが姿なのです。

 

 

 

一方後者は

パフォーマンス向上という目的の為に
どのように身体を使ったらいいのか、
どうすれば効率的に
その目的を達成できるのか?

という結果の部分に意識を持って行きます。

 

 

 

その結果として
良い姿勢が出来上がっている
という結果が生まれるといった感じです。

 

 

 

意識:良い姿勢 ⇒ 結果:良い動き

ではなく

意識:良い動き ⇒ 結果:良い姿勢

ですね!

 

 

 

 

このような意識を持つと
トップ選手たちの言葉に
隠されている秘密も
分かってきます。

 

 

 

 

トップ選手たちがつかう言葉の秘密

トップ選手たちも滑りの解説や
指導をする時に、

 

・手の位置
・肩のライン
・腰の向き
・脚の状態

 

 

といったような静止画的な
『姿勢』に着目することが
良くあります。

 

 

しかし最後に一言
このような言葉を付け加えているシーンを
見たことはないでしょうか?

 

 

 

 

『結果としてその形になる』

 

 

 

という言葉です。

 

 

分かりやすい例が
基礎スキーのターン前半によく見られる
飛行機のように
両手を大きく広げて傾いてくる
あのシルエットです。

 

 

 

トップ選手たちがみなあのように
大きく腕を大きく広げて
ターン前半入ってくるので
基礎スキーヤーの多くは
同じようなシルエットを真似ます。

 

 

 

しかし多くの基礎スキーヤーは
トップ選手とは違い、
内倒したり、
外脚に乗れなかったりするわけです。

 

 

 

一方トップスキーヤーたちは
ターン前半に深く傾く際に
バランスをとるために両手が自然と広がる
というニュアンスをいう方が多いです。

 

 

つまり

 

 

 

〇一般スキーヤー

意識:トップ選手のように両腕を広げる

結果:ターン前半の深い傾きをする

 

 

〇トップ選手
意識:深い内傾角に合わせてバランスをとる

結果:バランスを取るために両腕が広がる

 

 

 

という流れの違いが生まれます。

 

 

この違いが滑りのパフォーマンスに

様々なところで影響を及ぼします。

 

 

 

くの字をするから外脚に乗れるわけではなく
外脚により強く乗ろうとした結果
くの字姿勢が生まれるわけです。

 

 

 

この根本的な考え方を変えていくだけでも
スキーの上達は大きく変わります。

このように聞くと
一見簡単な事のように思えますが、
なかなかそうはいかないのが現実です。

 

 

 

 

その理由は単純で
スキーを習う時に指摘されることの多くが
形(フォーム)だからです。

 

 

 

頭がこうなっている
腕がこうなっている
肩がこうなっている
腰がこうなっている
足がこうなっている
・・・

 

 

 

このような指摘が続けば

当然先ほど述べたような

 

 

意識:姿勢 → 結果:パフォーマンス向上

 

 

という考え方になってもしかたないですね。

あなたがもし姿勢(形、フォーム)を
意識していても、
なかなかスキーが上達しない
というのであれば、

フォームや形だけでなく

 

 

目的とする動きを達成するためには
どう動けばいいのか?

 

 

という動きの部分にも
意識を持って行ってみて下さい。

 

 

 

そもそもなぜ『姿』『勢』なのか?

 

最後は少し言葉遊びの要素が強いので
あくまでも正解はありません。

あまり深く考えすぎにお読み下さい。

 

 

 

日本の漢字や慣用句は
動作の本質を表しているものが多く
上手に身体が使えてくると、

 

『なるほど!だから漢字でこう書くのね!』

『だからこんな風に例えるのね!』

 

 

というものばかりです。

 

 

 

一般的な良い姿勢のイメージは
その場で気をつけをした直立姿勢、
もしくは上半身の背筋が伸びている
といった感じですが、
これらの共通点としては
その場で静止しているイメージですね。

 

 

 

しかし、姿勢という言葉の中には
『姿』という言葉に加えて
『勢』という言葉が入っています。

 

 

『勢』という感じを見て
静止しているイメージが浮かぶ人は
まずいないはずです。

 

 

つまり姿勢の中には
動的な要素も含まれているという事です!

 

 

 

一方『姿』は静的な意味が入っていると
捉える方もいるはずです。

 

 

そうなると
姿勢とは

『静』と『動』

どちらの要素も含んでいるものだと
考えることができます。

 

 

他にも姿勢とは

 

勢いのある姿のことだ!

勢いが出せる姿のことだ!

 

という捉える方もいるでしょう。

 

 

 

勿論その考えも間違いではありませんが

私の考え方は少し違います。

 

 

 

勢いのある姿、
勢いが出せる姿(出しやすい姿)

 

 

という様にとらえると
あくまでも最終的な意識は
姿なので『静的』な意識が強いです。

 

 

 

そのようにとらえるなら
言葉の並びとしては

 

 

『姿勢』ではなく『勢姿』

という表現の方がしっくりきます。

 

 

でもなぜ

『勢姿』(勢いのある姿)

ではなくあえて順番が逆の『姿勢』なのか?

 

 

それはその姿が勢いよく動いている
という『動的』なイメージの方が
強いからではないかと感じます。

 

 

 

つまり動的なイメージが
最終的な姿勢の意識です。

 

 

 

因みに私は言葉の専門家ではないので
この内容はあくまでも個人的な感覚です。

 

 

 

こんなこと言ったら元も子もないのですが、

 

 

『あなたのスキー上達』

 

 

につながればどっちでもいい問題です(笑)

 

 

 

ただ『姿勢』ではなく
『勢姿』といったながれで
静的な姿の方に着目した結果、

『勢姿』が姿を変えて
『静止』になってしまっている

スキーヤーが非常に多いように感じます。

 

 

 

 

まさに

 

 

動きがない、とまる、かたい

 

 

 

という状態ですね。

 

 

 

 

ものはいい様ですが、
意外とこういったイメージが
重要だったりします。

あなたも自分のスキー上達につながる
正しい姿勢の感覚を探してみて下さい。

 

スキー技術 トレーニング論 身体論(フィジカル関係)

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