スキー オフトレ

【スキー業界唯一】オフトレから雪上までを完全マンツーマンサポート

本当にバランスのいい身体とは?~その②~ 21

読了までの目安時間:約 5分

 


前回は身体の左右差や歪みなどについて書きました。

 

 

身体に左右差があるのは

競技によっては悪い事ではないですし

100%左右均等な身体はありえません。

 

ただ身体に痛みが出たり

パフォーマンスに何らかの悪影響を及ぼす程の

左右差や歪み整えた方が良いという事でした。

 

 

 

さて実際生活するだけでしたら、

バランスのいい身体で痛みなく過ごせれば問題ありませんが、

スポーツの場合はその競技のパフォーマンスが

上がらなければ意味がありません。

 

 

スキーは両側を使う競技なので

なるべく左右差がない方が良いとされています。

 

 

 

では身体の左右差歪みが整えば

実際の動作も左右差がなくなるのでしょうか?

 

 

 

悪い動作の原因が身体の左右差の割合が強い場合は

動作もすぐ変わる可能性が高いです。

 

 

ただ実際問題身体の左右差が整っても

身体を動かす感覚がずれていると

動作が改善されない場合があります。

 

 

 

フィジカル面だけでなく

コーディネーション(神経系)の方からも

アプローチすることが非常に重要です。

 

 

 

そもそも身体の歪みや左右差は

身体の使い方が悪いがゆえに起きているので。

 

 

 

・身体のバランスが悪いから動作が上手く行えない

 

・動作が上手く行えていないから身体のバランスが悪くなる

 

 

 

この二つの原因が負の連鎖となって

パフォーマンスが上がらないのです。

 

 

 

 

片方だけでなくどちらの原因に対しても

アプローチしていければ最高です。

 

 

 

よしじゃあ左右両方バランスよくトレーニングしていこう!!

と左右全く同じ動きになるように意識して

トレーニングされる方が多いでしょう。

 

 

 

実はここにもひとつ落とし穴が。。。

 

 

 

恒例の何のために左右同じ動きになるように

トレーニングするのかというところ。

 

 

 

いやだから左右差を少なくして

パフォーマンスを良くするためでしょ?

 

と、一瞬『?』が浮かぶかもしれませんが、

非常に大事なところ。

 

 

ではこちらをご覧ください。

 

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この画像は今年引退を表明した

オーストリアのベンジャミンライヒ選手の画像です

 

 

数年前はアルペンスキー界の絶対王者でした。

私も何度も彼の滑りを参考にしたものです。

   

 

 

ライヒ選手を良く知っている人は

ご存知だと思いますが、

彼は右ターンの前半で左腕を上に振り上げて

バランスをとる癖があります。

 

 

反対の左ターンではその様な動きは見られません。

 

 

この左腕の動作をダメだという人もいれば

良しとする人もいました。

 

 

私はアリだと思っています。

 

 

 

何故なら、彼はその腕の使い方で

 

 

 

右ターンの前半バランスが上手くとれる

というパフォーマンスにつながっているからです!!

 

 

 

先ほどの問いかけに戻りますが、

パフォーマンスを良くするために

動作の左右差をなくすという目的から

 

 

大事な部分が抜け、

ただ左右差をなくすことだけが目的になりがちです。

 

 

 

これは逆に左右同じ動作に矯正したせいで

パフォーマンスが落ちることだってあり得るのです。

正に個性を殺すというやつです。

 

 

ターンの左右差がある選手はトップ選手でも結構います。

 

 

大事なのは

 

 

『その左右差がパフォーマンスにとって

プラスになっているのかマイナスになっているのか?』

 

 というところ。

 

 

 

まぁこれを自分で判断するのは非常に難しいですが・・・。

 

トレーニング論 身体論(フィジカル関係)

本当にバランスがいい身体とは? ~その①~ 20

読了までの目安時間:約 5分

 


スキーを滑りについて、多くの方が

こういう風に滑りたいといった理想の滑り、

もしくはイメージがあると思います。

 

 

オフトレの時にも

 

 

こんな風な身体になりたい!!

 

 

 

と目指すべきイメージを考えてもらいます。

 

 

よく

 

どんな身体にしていきたい?

どんな身体がスキーが上手くなる身体だと思う?

 

 

 

と質問すると、

帰ってくる答えの一つとして

 

 

『左右のバランスがいい身体!』

 

 

という答えが多くあがります。

 

 

 

この

 

『左右差がないバランスがいい身体』

 

いう見解については

トレーナーや指導者の中でも様々な意見に分かれます。

 

 

簡単に言ってしまえば、

 

 

 

・左右差のないバランスのいい身体はケガを防ぎ、パフォーマンスをよくするという考え方

 

 

 

 

・左右差はあって当たり前だから無理にバランスをとる必要はないという考え方

 

 

 

 

 

はたしてどっちが正しいのでしょうか?

 

 

 

 

私の見解からしますとどっちも正しいです。

 

 

まずは競技を特性を考えなければなりません。

 

 

野球、ゴルフ、フェンシング、アーチェリー、棒高跳び

 など左右で役割の違う競技はたくさんあります。

 

左右それぞれに少し違った使い方をするので

完全に均等を目指してしまうと

パフォーマンスが落ちてしまう場合があります。

 

 

 

さてスキーは言わなくてもお判りだと思いますが

両側をできるだけ均等に使える方がよい競技といえます。

 

特に基礎スキーは左右のターンがあまりにも違いすぎると

見栄えがあまりよくありません。

 

 

 

ですから方向性としてはなるべく左右差のない

スキーという競技を考えるとバランスの取れた身体が理想的です。

 

 

 

 

次に身体的な面で考えてみます。

 

私は根本的に完全に左右差のないバランスのとれた身体になるのは

不可能だと思っています。

 

 

そもそも身体の中身である内臓の位置が左右でバラバラですし、

利き腕や効き脚の影響もありますので

左右差はあって当然です。

 

 

大事なのはこの

 

 

左右差が許容範囲に収まっているのかというところです。

 

 

 

判断基準として

 

・左右差がありすぎて身体に痛みが出るなど不調をきたす

 

・左右差がありすぎて明らかに滑りに悪影響を及ぼしている

 

などがあります。

 

 

 

これは許容範囲を超えているので

確実にバランスが整うようなトレーニングを行ったほうが良いです。

 

 

逆を言えば

 

 

痛みがなく、パフォーマンスに悪影響がなければ

多少の左右差はあってもいいという事です。

 

 

 

ただスキーの関して言えば、

一般的に多くの場合左右差が

悪影響を及ぼしていること方が殆どなので、

余程のレベルじゃない限り左右差を

減らしていく方向の方がよいと思います。

 

 

 

左右均等に使わない競技ですら左右差がありすぎると

身体に悪影響があるため

左右差のバランスをとるトレーニングを行うくらいですから。

 

 

 

野球でいえばダルビッシュ選手が左手で投球する練習をしたり

バッターの多くが左右の打席で打つ練習をしたりするなど

パフォーマンスアップの意味合いよりも

コンディショニングの意味合いが強いようです。

 

 

 

ただひとつ落とし穴があります。

 

 

果たして筋肉の硬さや身体の歪みなどの

左右のバランスが整えば

実際の動きも左右バランスが整うのか?

というところ。

 

 

ここら辺が人の身体の面白いところです。

次回はそこのところを詳しく書きたいと思います。

 

トレーニング論 身体論(フィジカル関係)

努力感と力感について 14

読了までの目安時間:約 4分

 


トレーニングをするうえで

とにかく一生懸命力を出し切ることが大切と思っていませんか?

思っていなくても実際の動きがそのようになっていませんか?

 

 

もちろんウェイトトレーニングやミドルパワートレーニングなど

目的によってはそうしなければならない場合も多くあります。

ですから力を出し切る事は間違いではありません。

 

 

ただこの力を一生懸命出すという習慣が

スポーツのパフォーマンスにおいて悪影響を及ぼす場合もあります。

 

 

 

では質問です。

スキーをしていて、

自分の体重の2倍近くあげるような重さのバーベルを上げる

スクワットをするぐらいの力を何秒もかけて出す場面はあるでしょうか?

 

 

 

どのスポーツにも共通して言えることですが、

技術レベルが上がれば上がるほど

力感がなくなりゆったりと動いているように見えませんか?

 

 

言い方を変えれば

余計な力を使わず滑らかに楽に、

まるでスローモーションのように

動いているように見えるのに

実際のパフォーマンスはものすごく高くありませんか?

 

 

逆に技術レベルが低い方ほど力んで一生懸命行い

力感や努力感がみえませんか?

 

 

実は効率的に動けるようになればなるほど

この力感、努力感というものはなくなっていくのです。

 

ですがまだまだスキー界において

オフトレの際、全力で名一杯力を出すトレーニングだけしか

行えていない傾向があります。

 

 

 

なんども言いますが、

 

 

ウェイトトレーニングや、全力で力を出し切るトレーニングが

悪いといっているわけではありません。

あくまでも選択肢の一つでありそれだけではダメだということです。

 

 

日本の部活動は殆どがこういった方向性のトレーニングが主であり、

力感、努力感がみられなければ、

 

『さぼるな!』

『ちゃんとやれ!』

 

と怒られます。

 

 

私も学生時代さんざん言われました。

心の中で

『言われたことはできているのに何で怒られなきゃいけないのだろう』

とずっと思っていました。

 

 

こういった背景が今も根強く残っています。

 

 

因みに効率よく動くことと手を抜いてサボることは違いますので

混同しないように気を付けて下さい。

 

 

 

私の指導を初めて受けると特にジュニア選手は

 

『もっと適当にやって!』

『なんでそんな一生懸命やっているの?』

 

といった声かけに驚くと思います。

 

 

また、心の中で

 

『楽していいんだ!ラッキー!』

 

と思うかもしれません。

 

 

ただやってみて思い知らされます。

正しい動きを楽にやることがどれほど難しいかを・・・

 

 

今までそんなことを意識してトレーニングしたことないわけですから当然です。

 

 

この考え方が信じられなければ

海外のトップ選手たちの練習動画を見てみるといいと思います。

 

恐ろしく速く滑っているのに、

なんとなくゆったりと滑らかに見えると思います。

 

 

それがなぜなのかわからない選手も

海外遠征の際、外国人選手の滑りをみて、

 

 

『なんか俺ら日本人と違って、ゆったり滑っているように見えるんだよなぁ』

 

 

と口をそろえていっていましたね。

 

 

トレーニング論 身体論(フィジカル関係)

良い姿勢とは何ですか? 13

読了までの目安時間:約 5分

 


スポーツをするにあたって姿勢は非常に重要な要素です。

勿論スキーも例外ではありません。

 

あなたも滑走中の姿勢について様々な指摘をうけてきたのではないでしょうか?

 

 

では良い姿勢とはどのような姿勢でしょうか?

 

 

その場で良い姿勢をして下さいというと

ほぼ9割以上の方が、

顎を引き、胸を張り、両足をくっつけて

いわゆる気をつけの姿勢をとります。

 

 

これは幼いころからの習慣であり、

日本人にとって

 

 

良い姿勢=気をつけ

 

 

なのです。

 

 

それでは気をつけをしていると

動きやすいでしょうか?

 

 

多分肩甲骨や腰回りなどあらゆる場所が硬直し

決して動きやすいとは言えないと思います。

 

 

もともと気をつけは軍隊や学校などで

静止を目的として使われていたものです。

 

今から動き出そうとしているスポーツにおいては

不利な姿勢といえます。

 

 

 

滑っている最中に気をつけなどしていないという方もいるかもしれませんが

姿勢を意識した際、気をつけと同じように

ぎゅっと動きを固めてしまう方がほとんどです。

 

 

姿勢とは漢字で書いてあるように

 

 

勢いがある、もしくは出せる姿のことです。

 

 

 

まずは普通に立っている状態で一番良い姿勢とは

どのようなものでしょうか?

 

 

簡単に言ってしまえば

一番楽に立てる姿勢です

 

 

それだけじゃわからないですよね。

 

 

具体的には腰幅程度に足幅を開き

足先はやや開きます。

そして膝は少しまげて骨盤を少し前傾させます。

その骨盤の上に上体を乗せて腕はだらりと力を抜いてあごは引きすぎず

少しだけ出すようにします。

 

胸や頭部の位置を微妙に調整しながら

骨の上に乗る感覚を覚えましょう。

 

 

特に重要なのが足裏に体重がかかる位置。

 

ほとんどの方が母指球に力をかけることが大事だと思っていますが

これは大きな間違えです。

 

 

母指球はブレーキする時につかう部分です。

その証拠に電車に乗っていて急にブレーキがかかり

前につんのめりそうになったとき、どこに体重がかかりますか?

 

 

この間違いが身体操作に非常に影響を及ぼしています。

 

 

まずは

 

 

いい姿勢=気をつけ

 

 

ではなく

 

 

良い姿勢=楽に立てて動きやすい

 

 

に考えをシフトしましょう。

 

 

そうすることでガチガチに姿勢を意識し

固い滑りをする状態から一歩抜け出せると思います。

 

 

 

そしてスキーにおけるいい姿勢は実は他にも多くあります。

 

 

考えてみて下さい。

ターンマックスの時と、切り返しの時、

全く同じような感覚の姿勢をとっていていいのでしょうか?

見た目だけでなく力感も含めてです。

 

 

じゃあいちいちその場面、場面、のいい姿勢を覚えなければならないのか・・・

大変だな・・・

 

 

と思ったかもしれません。

 

 

そんなことはありませんそれではまさに

型を意識した典型的な日本人スキーヤーになってしまいます。

 

 

大事なのは姿勢を作る際の根本的な考え方です。

 

 

どんな姿勢が正しいのか?

 

ではなく

 

今求めている動きに対して最も効率のいい姿勢はなんなのか?

 

 

 

一見同じように聞こえますがまるで違います。

 

まずは求めている動きが何なのかを明確化することが重要です。

 あなたはなぜその姿勢をとるのか考えてみてください。

 

 

 

コーチにそうしろといわれたから!

ではダメですよ。。。

 

身体論(フィジカル関係)

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