スキー オフトレ

【スキー業界唯一】オフトレから雪上までを完全マンツーマンサポート

スキーで良いポジションをとると、なぜ筋力を使わないでも外力に耐えれるのか? 325

読了までの目安時間:約 9分

 


 

前回の記事で

ポジション(身体の位置、姿勢)を

決める要素である

関節角度筋力の2つを

解説してきました。

 

 

 

そのポジションに必要な

関節角度(関節可動域)がなければ、

当然ですがポジションは作れませんし、

 

 

つくれたとしても

外力に耐える筋力がなければ

そのポジションは

キープできません

 

 

ここまでの内容は

なんとなく理解できたでしょうか?

 

 

 

今回はもう少し深堀していきます。

 

 

 

ポジションは筋力の代わりになるのか?

 

これまでの内容ですと、

 

 

『良いポジションを

キープする為には

やっぱり筋力が必要!』

 

 

ということになり、

スキー界でもよく言われる

 

 

「筋力も必要なのかもしれないけど

 ポジションだけでカバーできる」

 

 

というニュアンスとは

変わってきてしまいます。

 

 

 

ポジションが重要と言われる

最大の理由は

筋力をポジションでカバーできる

といった内容ですので。

 

 

 

この部分を解決するのが

 

 

 

【構造物としての耐久性】

 

 

 

です。

 

 

 

もう少し簡単に言うと

人間の骨の硬さと

筋出力が出やすい関節角度です。

(これでも難しいですが…)

 

 

まずは骨の方から

説明していきましょう!

 

 

 

例えば直立で立っているのと

中腰で立っているのと

どちらが楽でしょうか?

 

 

 

言うまでもなく

直立で立っている方が

楽ですよね!

 

 

 

これは重力に耐える仕事を

骨がしてくれている割合が

高いからです。

 

 

 

つまり、

正しいポジション(身体の姿勢)が

とれれば、

 

 

 

筋力ではなく骨自体が

外力に耐えてくれる

 

 

 

という事です!

 

 

(もちろん直立でも

 筋力も使っていますが)

 

 

 

中腰でも重力に耐えられますが、

直立の方が

骨が耐える事に

参加してくれるので

楽なのと同じように、

 

 

 

ターンの外力も

筋力でも耐えられるけど、

良いポジションをとる事で

骨が参加してくれた方が

楽だという事です。

 

 

 

この部分が分かると

 

 

「筋力も必要なのかもしれないけど

 ポジションだけでカバーできる」

 

 

という部分のニュアンスも

分かりますよね!

 

 

 

以前の記事でも

紹介しましたが、

実際正しい基本ポジションをとれると

上から力を加えられて

耐える時の楽さに

皆さん驚きます。

 

 

 

そして

 

 

「どこの筋肉で耐えていますか?」

 

 

と聞かれても

 

 

「どこって言われても…」

 

 

と困るのは

こういった要素が

絡んできているからです。

 

 

 

まさに「乗る」という感覚は

“骨”に乗るというイメージですね。

 

 

 

ここまでは

何となくイメージできたでしょうか?

 

 

次は関節角度と筋出力についてです。

 

 

 

力の出やすい関節角度がある?

 

関節角度による

筋出力なんて書くと

ずいぶん難しく聞こえますが

簡単に言ってしまえば

 

 

 

関節の角度によって

出せる力が変わるよ!

 

 

 

という事です。

 

 

 

意外と意識されていないですが

関節の角度によって

筋肉は出せる力、

つまり筋出力が変わります。

 

 

 

スクワットでも

クォータースクワットと

(4分の1くらいしかしゃがまない)

パラレルスクワットでは

(モモの角度が床と平行)

耐えられる重さは違います。

 

 

クォータースクワットが

分からない場合はこちらから↓

 

 

だからこそどんな競技でも

適切なフォームをとる事が

効率よく力を出すことに

繋がるんですね

 

 

 

 

話をスキーのポジションに戻すと

良いポジションというのは

言い変えれば

動作に必要な筋出力が

出やすいポジションとも言えます。

 

 

 

もちろんスキーの様に

ブーツを履いていたり

やりたい動作など

競技特性によって

動かかせる関節の制限はあります。

 

 

 

その限られた範囲の中で

一番筋肉を使いやすい

ポジションにいると

 

 

 

『良いポジションをとると

 楽だなぁ』

 

 

 

と感じるわけです。

 

 

 

 

このように

前回お伝えした

骨が耐える事に参加しつつ、

筋出力が出る関節角度になる事

正しい基本ポジションをとると

 

 

 

 

 

“これまでとは異次元の

 楽に耐えられる感覚”

 

 

 

 

が得られるんですね。

 

 

 

これが

 

 

 

「筋力も必要なのかもしれないけど

 ポジションだけでカバーできる」

 

 

 

という発言の

具体的な内容であり、

スキーはポジションが重要というのも

納得ですね!

 

 

 

「まずは鍛えよう!」

と思う事も悪くはないですが

「まずはいいポジションを身に着けよう」

の方が身体にも負担がないですし

パフォーマンスもあがりますので

オフトレをふくめ

トレーニングの方向性を

考える時は意識してみて下さいね!

 

 

 

 

スキー技術 未分類 身体論(フィジカル関係)

上達の分かれ道はココ! スキーに最重要と言われる『良いポジション』とは何か?324

読了までの目安時間:約 10分

 


 

よくある

 

 

「スキーで何が一番大事ですか?」

 

 

という質問に対して

必ずと言っていいほど

出てくる答えが

 

 

 

【ポジション】

 

 

 

です!

 

 

技術選で優勝した

武田竜選手も

一番力必要とされる

ターンMAXについて

 

 

「筋力も必要なのかもしれないけど

 ポジションだけでカバーできる」

 

 

といった発言をしている様に

スキーにおいての

ポジションの重要性は

あなたもお分かりいただけるはずです。

 

 

 

2つのポジション

 

しかしこの

【ポジション】というものは

非常に抽象的で

厄介なものでもあります。

 

 

 

ポジションを直訳すれば位置

といったところですが

スキー界では、ポジション(位置)に対して

大きく2つの考え方があります。

 

 

1つ目は

板に対して

自分の重心位置がどこにあるのか?

(前とか後ろとか)

という意味でのポジションです。

 

 

簡単言ってしまえば

どんな姿勢(フォーム)であっても

板に対して重心が前方にあれば

ポジションは前ですし

重心が後ろにあれば

ポジションは後ろです。

 

 

もちろん姿勢(フォーム)によって

重心の前後に影響がある為

関係性はゼロではないです。

 

 

しかしどんなにかっこよく構えていても

板に対して重心が後ろ気味なら

ポジションは後傾ですし、

棒立ちでも板に対して重心が前側なら

ポジションは前傾となるので

今回は分けて考えていきますね!

 

 

 

2つ目は

身体の姿勢

(関節角度による身体の位置)

に対してのポジションです。

 

 

これはフォームと言い変えても

良いかもしれません。

 

棒立ちのポジション

後傾ポジション

前傾ポジション

腰外れのポジション

 

 

といった様に

今とっているフォーム自体を

ポジションと呼ぶケースもよくありますね。

 

 

板に対しての重心

 

 

身体の姿勢(フォーム)

 

 

この2つの意味が混在して

ポジションが決まるので

少し厄介です。

 

 

 

先ほどもお伝えした様に

身体の姿勢が

重心位置にも影響を及ぼす為

両者とも同じと考えても

間違えではないですしね。

 

 

 

今回は話がややこしくならにように

静止状態での

身体の姿勢(位置)つまり

フォームについてのポジションを

お伝えしてきます。

 

 

 

身体のポジション(位置)を決めているのは?

 

例えば、

下半身の筋力や

体幹を鍛える事で

良いポジションをつくる

またはキープする

といった考えがあります。

 

 

 

つまり

 

 

筋力がある

いいポジションつくれる

 

 

といった流れです。

 

 

 

しかし先ほどの

武田竜選手の発言にもあるように

 

 

いいポジションがつくれる

筋力をあまり使わなくても

力が板に伝わる

 

 

 

という考えもあります。

 

 

 

果たしてどちらが

先に来るのか?

 

 

あなたはどのように感じるでしょうか?

 

 

 

実は上記の2つは

どちらも間違えてはなく、

順序や状況の問題です。

 

 

 

まずここで

ポジションを決めるには

大きく2つの要素がある事を

整理しておいてください。

 

 

 

それが、

そのポジションに必要な

関節角度筋力です。

 

 

 

まず1つ目は

関節の角度による

ポジションです。

 

 

 

各関節の角度によって

身体の姿勢、

つまりフォームは

変わります。

 

 

例えばこちらの画像は

腰椎(腰の背骨)を

反ることによって

関節の角度が変わり

結果的にポジション(身体の位置)が

変わっていますよね?

 

 

 

他にも分かりやすいのは

立位の状態と、

しゃがんだ状態では

関節の角度が違う為

身体の位置

つまりポジションが違います。

 

 

 

 

2つ目は

その姿勢になる為に必要な

筋肉量です。

 

 

 

例えば空気椅子の様な

中腰の状態を

イメージしてください。

 

 

この中腰という

身体の位置(ポジション)を

とるには、

その姿勢をとれる

関節の動きが必要です。

 

 

 

次にその中腰状態に

上から力をかけるとします。

 

 

 

この場合、中腰という

身体の位置(ポジション)を

つくる(キープする)には

上からの力に耐える

筋力が必要ですよね?

 

 

 

耐える筋力がなければ

崩れ落ちてしまうので。

 

 

 

つまり、

 

 

①まずはそのポジションをとれる

関節の動きが必要であり、

 

②さらにそれをキープする為に

必要とされる

筋肉量がなければならない

 

 

 

という事ですね。

 

 

 

この基本的な流れが

きちんと分かると

 

 

【ポジションをよくするために

 身体を鍛える】

 

 

という意味が、

 

 

【筋肉を鍛えれば

 良いポジションがとれる】

 

ではなく、

 

【正しいポジションを

 ある程度とれる事が

 前提の上で

 それをキープする為に必要な

 筋肉を鍛える】

 

 

という事だというのが

見えてきます。

 

 

 

まぁ前者の論理ですと

ボディビルダーの人たちは

全員ポジションがいい

という事になってしまいますからね(笑)

 

 

 

何となく

ポジションと筋肉の基本的な

関係性は理解できたでしょうか?

 

 

 

ここまでの話で

終了してもいいのですが、

今回のテーマは

もう少し深堀していきます。

 

 

 

これまでの内容ですと、

 

 

『良いポジションを

キープする為には

やっぱり筋力が必要!』

 

 

ということになりますよね?

 

 

 

しかしそうなると

冒頭で紹介した

武田竜選手の

 

 

「筋力も必要なのかもしれないけど

 ポジションだけでカバーできる」

 

 

という発言とは

多少ニュアンスが

変わってきてしまいます。

 

 

この発言は

筋力をポジションでカバーできる

といった内容なので。

 

 

この真意は次回の記事でお伝えします!

 

 

 

未分類

日本のスキー指導となぜ違う?オーストリアのスキーの上下動を考える 312

読了までの目安時間:約 15分

 


 

日本は海外と違い

基礎スキー技術選という

特殊なスキー文化があります。

 

 

他の国はアルペンスキーが

ベースとなっていますね。

 

 

これはとても良い部分もあり

悪い部分もあります。

 

 

これらを判別する為にも

まずは日本と海外の違いを

きちんと理解することが重要です。

 

 

今回は日本とこんなに違うのか!

と分かりやすい部分を

オーストリアメソッドから

ご紹介します。

 

 

 

スキーグラフィックの2019年6,7月号で

特集が組まれており、

メルマガで紹介した事から

「見ました!」

という声も多くいただきました。

 

 

一番目立ったのは

 

 

【外向傾が基本姿勢】

 

 

であり、

ベーシックなターンでは

前半からしっかり外向傾を作り

乗り込んでいく部分でした。

 

 

日本でいうと

腰外れ、ターン前半から外向強すぎ!

なんて言われてしまいそうですが

あくまでもベーシックは

それぐらいで良いという事です。

 

 

 

さてこの内容でも

ちょっと難しい場合に

もっともっとシンプルで

分かりやすい部分をご紹介します!

 

 

 

日本だとNGと言われやすい動作とは?

 

あなたはどんな部分だと思いますか?

 

 

日本の指導だと

一度はNG動作で言われたことが

ある部分です。

 

 

 

それは

 

 

 

 

上下動です!

 

 

 

 

冒頭でご紹介した

オーストリアデモ達の動画にある

ベーシックな滑りを見ると

 

 

「こんなに伸びあがるの!!?」

 

 

という位伸びあがっています。

 

 

 

どれぐらい伸びあがっているか

興味がある方は

スキーグラッフィクさんが

動画を乗せているので

こちらをご覧ください。

 

 

特に1:30辺りから

とても分かりやすく上下動しています。

※スキーグラフィック youtubeチャンネルより

 

 

もう脚が伸び切っていますよね!

 

 

 

上下動がNGだと指導するのは

日本くらいだそうです。

 

 

 

確かに遠征の時に

海外のコーチから

 

 

「なんで日本の子達は

 みんな姿勢が低いの?

 

 

と聞かれました。

 

 

 

「でも上に抜けるのって

 身体が遅れてダメじゃないですか?」

 

 

と思いますよね。

 

 

 

たしかに身体が上に抜けると

板の力を逃がしたり、

板が前方に進んで

後傾になりやすいです。

 

 

 

でもオーストリアデモは

脚が伸び切るくらい

上に上がっている…

 

 

 

この矛盾はなぜなのか?

 

 

ここら辺が分かってくると

上下動論で悩む事がなくなってきます。

 

 

 

分かりづらい上下と前後

 

冒頭からお伝えしている様に

日本では上下動をすると

身体が上に抜けて後傾になるので

NGという指導が多いです。

 

 

この理論からすると

御紹介した動画にある

オーストラリアデモの滑りは

恐ろしいくらい上下動をしているので

当然後傾ポジションになっている!

 

・・・

・・・

 

となるはずですが

そんなことはないですよね?

 

 

きちんと板についていっています。

 

 

つまりこの事から分かるのが

 

 

後傾になる上下動と

後傾にならない上下動がある!

 

 

という事です。

 

 

 

 

 

 

日本でNGとされているのは

前者の上下動で、

海外でベースとされているのは

後者の上下動という事ですね。

 

 

この2つの上下動一体何が違うか

分かるでしょうか?

 

 

それは

 

 

前後動の有無です!

 

 

上下動にプラスして

前後動があるかないかで

滑りの結果は大きく変わってきます。

 

 

簡単に言ってしまえば

オーストラリアデモのように

上下動を大きく行っても

日本で言われる後傾ポジションにならないのは

"前"上下動をしているからです!

 

 

その視点から

もう一度動画をみていただくと

前方方向に伸びあがっていますよね?

 

 

言われてみればとても単純な話ですが

これが意外と気づけません!

 

 

その理由は2つあります!

 

 

前後動が見えない2つの理由

 

上下動は視覚的に

分かりやすいのに対して

なぜ前後動は

分かりづらいのでしょうか?

 

 

1つ目の理由は

 

 

スキーは足場が勝手に

前移動しているからです!

 

 

よく私はベルトコンベアの

上に運ばれている状態と

表現するのですが、

スキーヤー自身が前方向に

移動しても足場も一緒に前に進みます。

 

 

すると本人としては

前に移動している感覚でも

それを外から見ている

第3者からすれば

真上にいる状態にしか

見えません。

 

 

よくトップ選手達が

 

 

「スキーと一緒に落下する」

 

「落下を利用する」

 

「スキーについていく」

 

 

といった言葉を使いますが

滑りを見ているだけでは

あまりピンときませんよね?

 

 

それどころか

低い姿勢になるので

お尻が後ろに

下がっている様にすら見えます。

 

 

足場となる板が

その場に停止してくれれば

視覚的に分かりやすいのですが、

一緒に動いている為

分かりづらいんですよね。

 

 

ただ、前方移動が分かりづらいだけなら

まだいいのですが、

もう一つ厄介なのが

 

 

上方向に動くと

自動的に後傾になる

 

 

というところです。

 

 

当然ですが足場が前に進んでいるのに

スキーヤー自身は

その場で上に上がるイメージですと

置き去りにされて、

結果的に後傾になりますよね?

 

 

つまり板の真上に

居続けるという事は、

常に前方移動しているという事です。

 

 

でも前方移動できずに

上に動いても

視覚的にそこまで

置き去りにされている様には

見えませんよね?

 

 

これが2つ目の理由となる

 

 

ブーツが助けてくれるから

 

 

です。

 

 

これもこのワードだけですと

いまいちピンとこないかと思います。

 

 

例えば、

台車の上に立っていて、

いきなり台車を後ろから押されたら

当たり前ですけど

ひっくり返りますよね?

 

 

これは足が台車とくっついて

いないからです。

 

 

じゃあ足を台車に固定すれば

どうでしょうか?

 

 

先ほどよりは

ひっくり返るリスクは減りますが、

それでも足首が自由に動くので

怖いと思います。

 

 

そこで足首の動きを

ある程度固定する

靴を履いて固定すると

どうでしょうか?

 

 

台車をいきなり押されても

ひっくり返るリスクは

かなり減るはずです。

 

 

もう言わなくても分かると思いますが

これがスキーブーツですね!

 

 

後傾になっても

本当に後ろに転ぶことなく

ブーツが助けてくれますし

逆に前方に移動しすぎても

ブーツが制御してくれます。

 

 

つまり前後動の範囲を

ある程度ブーツが制限しているので

正しく出来ていなくても

何とかなってしまうのです。

 

 

この様に、

 

足場が前方に動いていて

ブーツの助けもあるので

前後動は見えずらい動きとなります。

 

 

 

エラーに厳しい指導方針

 

ここまでの話で

 

 

正しい上下動は

前方移動しながらの上下動している

 

NGの上下動は

前方移動がない

 

 

という事が分ったかと思います。

 

 

ではなぜ日本の指導では

 

 

「上下動だけでなく

 前方移動もすればいい」

 

 

という指導ではなく

 

 

「上下動はNG」

 

 

という指導が多いのでしょうか?

 

 

 

それは

 

 

指導=NG動作の指摘

 

 

になってしまっているからです。

 

 

確かに上下動だけしかしていないと

先ほどお伝えした様に

板に置き去りにされてしまい

後傾ポジションになります。

 

 

そういったNG動作が出ている部分だけを

指摘するのであれば、

 

「上下動は後傾になるからダメ」

 

というのも分かります。

 

 

しかしそれは

本質的ではありませんよね?

 

 

正しく伝えるなら、

 

「上下動自体は悪くないけど

 前方移動がないから

 後傾になってしまっています」

 

ですよね。

 

 

さらにいえば

 

 

「最初のうちは

 そういうエラーはが出ても

 仕方がないので

 どんどん動いていきましょう!」

 

 

という方針なのか、

 

 

「エラーが出やすいから

 その動作はしてはいけません」

 

 

という方針なのかによっても

伝え方は変わります。

 

 

お気づきかと思いますが

日本では後者の指導が多いです。

 

 

もちろんエラーが出やすい動作を

なるべく行わないようにするという考えも

間違いではありません!

 

 

ただ最後に1つだけ

考えて欲し事があります。

 

 

上下動をすると

上に抜けて後傾になるリスクがある

 

というのは事実ですが、

 

 

じゃあ上下動しなければ

後傾にならないか?

 

 

と聞かれたらどうでしょうか?

 

 

・・・

・・・

・・・

 

はい上下動するしないにかかわらず

後傾の人は後傾です。

 

 

この様に根本的な部分を見直すと

そもそも上下動が正しい間違っている

といった部分では無い

別の部分を考えなければならない事が

分かってくるのではないでしょうか?

 

 

スキー技術 基礎スキー 未分類

スキー技術論の違い?ターン前半の外向傾は日本だとNGで海外だとOKなのか? 311

読了までの目安時間:約 14分

 


 

日本には基礎スキーという

独自のスキー文化があり、

バッジテストや技術選など

アルペンスキー以上に

取り組んでいるスキーヤーが多いです。

 

 

もちろんメリット、デメリットがある為

色々な意見があるものの

私としては基礎スキーを通して

スキーを楽しめるのであれば

とても良い事だと思います。

 

 

ただそのデメリットとして

スキー上達の妨げになるような部分は

考えなければなりません。

 

 

以前メールマガジンの方で

スキーグラフィックさんが

アップしている

オーストリアメソッドの動画を

ご紹介しました!

 

 

 

とっても反響が大きかったようで、

上下動の部分だけでなく

股関節からの角付けを行う事が

基本だというシーンも

印象的だったようで、

 

 

 

「普段渡辺さんが、

 股関節を動かせるかが

 重要だと言っている意味が

 よく分かりました!」

 

 

「日本だと腰外れだとか

 ターン前半は真っ直ぐな軸で

 内側に傾くとか言われますが

 やはり基本は外向傾ですよね!」

 

 

という感想をたくさんいただきました。

 

 

もちろん長い軸で滑ったり、

内側に傾く感覚が

間違いではありません!

 

 

 

しかしながら何事も

前提と順序が重要です。

 

 

 

足し算や引き算を行っていないのに

かけ算や割り算は出来ないですから。

 

 

 

さて今回の動画をみて

1つ面白い質問がありました。

 

 

 

それは

 

 

 

 

 

「スキーグラフィック2019年8月号で

 特集が組まれている

 技術選女子選手の

 春原選手の記事の内容と

 オーストリアメソッドは

 真逆なんですか?」

 

 

 

 

というものです。

 

 

今回はこの質問にお答えしていきましょう!

 

 

ターン前半の外向傾をどう捉えるか?

 

 

詳しう内容は雑誌を読んで

いただきたいのですが、

簡単に言ってしまえば

春原さんの記事は

ブーツを傾ける事で

軸をつくるという内容です。

 

 

 

日本のスキー指導ではよく

足元から動かすといわれていますが

似た様な内容ですね。

 

 

 

そして記事の中に

正解不正解を

表す画像があります。

 

 

 

その画像がオーストリアメソッドと

真逆に見える

という事です。

 

 

 

 

 

※引用:スキーグラフィック

 

確かにオーストラリアデモが

基本であり重要だと

伝えている姿勢が

春原選手の記事だと

×マークになっているように見えます。

 

 

あなたは、この2つの画像を見比べて

どのように感じるでしょうか?

 

 

因みに誤解のない様にお伝えしておくと

決してどちらかが

間違えているわけではありません。

 

 

ですからどちらを肯定否定しても

問題ありませんので!

 

 

どちらも間違えていないのに

全く逆の事を言っているように見える…

この謎を解説していきます。

 

 

 

関節運動はほぼ同じ?

 

さてこの内容に対して
どのように感じるか
メールマガジンの方で

感想を求めたところ
沢山の反響がありました。

たくさんの意見があり
面白かったです!

お伝えした様に
どちらも間違えではないので
どのように捉えてもらっても
その方のイメージ通り滑れていれば
問題ありません。

オーストラリアデモも
春原選手も上手ですもんね!

問題はどっちが正しいという事ではなく
同じスキーという競技で
なぜこれほどまで真逆に感じる内容が
出てくるのか?という事です。

ではそのなぞ解きを
していきましょう。

まず戴いた感想で
目立ったのが

春原選手のBAD画像は
腰だけ入って内倒するが、
オーストリアデモの方は
外脚にしっかり乗っている

というものです。

この部分が
実は日本のスキー界で意見の分かれる
非常に重要なポイントです!

それが

腰を外す行為は内倒なのか
外脚荷重なのか?

という部分ですね。

 

これは以前動画でも

配信しておりますので

興味があればご覧ください。

 

一般的に言えば、
『過度にやれば内倒するから、
 適度な外向傾を!』
というところですが、

解剖学的にみて、
オーストリアデモと
春原選手のBADの関節運動は
それ程大きな違いがありません

例えば
ウサイン・ボルトが走るのと
我々一般人が走るのとは
タイムは違えど走るという関節運動は
大きな括りで言うとほぼ同じです。

質が全然違うだけで
一人一人全く異なる運動を
しているわけではないですよね?

同じように
腰外れで内倒するのも
外向傾姿勢をとるのも
関節運動からすれば
似た様なものですよね。

でも同じような関節運動をしているのに
一方ではBADになり、
一方ではしっかりと外脚荷重になる…

この違いを決めている要素は何か?

もしあなたが
今回ご紹介した様な
感想をお持ちいただいたのであれば
まずは上記の部分が自分の中で
きちんと明確になっているか確認して下さい。

 

 

なぜ危険そうな膝入れ動作がGOODなのか?

さて前置きが長くなってしまったのですが、
今回の画像のもっとも大きなテーマは
春原選手の画像は
膝だけ入って危険そうに見えるのに
なぜ○とされているのか?

という部分です。

実際一番多くいただいた感想は

「春原選手の写真は
 膝だけが内側に入って
 危険に見える」

「X脚になりそう」

といった内容です。

確かにこの写真は

普段私が膝をケガするから

絶対に行って欲しくない

動作に見えます。

 

 

ではここで注目して欲しいのが

春原選手の滑りは

この画像の○とされているシーンが

一瞬でもあるか?

 

 

 

という事です。

 

 

 

Youtubeや雑誌で

確認していただければ

分かると思いますが

○とされている状態は

ありませんよね?

 

 

 

逆に×とされているシーンの

方があるぐらいです。

 

 

 

お気づきの方も多いと思いますが

ここで注目したいのが

画像の注釈にもある

 

 

 

 

あくまでも止まっている状態での

イメージになりますが・・・

 

 

 

 

という部分です。

 

 

 

ここに2つの重要なポイントがあります。

 

 

1つ目は

“あくまでも止まっている状態”

という前提、

 

 

2つ目は

“イメージ”という部分です。

 

 

 

実はこの2つのポイントこそ

トップデモやインストラクターの

感覚や指導と

一般スキーヤーの人が

食い違う原因の部分です。

 

 

 

トップ選手からの情報を整理する2つのポイント

 

①あくまでも止まっている状態

 

まず1つ目の

“あくまでも止まっている状態”

について考えていきます。

 

 

 

『あくまでも』という言葉には

色々な意味がありますが

今回のケースでは『限定的に』という

意味合いです。

 

 

ですから

止まっている状態ではこうですが

滑っている状態で

こうなるという訳ではない

とも言い変えられるわけです。

 

 

 

現に、画像の様な

膝だけが内側に入った

シルエットは

滑走中には表れていませんよね?

 

 

 

しかし一般スキーヤーの多くは

実際の滑りの中で

この膝だけが内側に入るシルエットが

表れてしまいます。

 

 

 

その理由は

 

 

 

トップ選手と違って

一般的なスキーヤーの多くは

その場で止まっている状態が

動作のベースである

 

 

 

という事です。

 

 

これは人間が持っている

その場に立っていたい

という“本能”が原因です。

 

 

 

同じような話で

よくスキー界では

足元から動かすという

表現があります。

 

 

 

トップ選手達は

足元“から”動かす感覚でも

股関節や上体、

重心が動いていきます。

 

 

 

しかし一般スキーヤーの人たちの多くは

足元“だけ”を動かして

自分はその場に留まろうとします。

 

 

 

これも同じように

画像の様な

膝だけが内側に入る例ですね。

 

 

 

トップ選手達は

実際に滑る時と

立っている時の感覚が違う事は

身体に染み込んでおり

言わなくても分かっています。

 

 

 

むしろ立っている時の感覚を

滑る時の感覚に当てはめると

違う動作になる事も

言われなくても分かります。

 

 

 

ですから今回の画像を見ても

 

 

「春原選手はそういう感覚で

 滑っているのね」

 

 

と実際の動きではなく

感覚的な話なんだと

本質的に分かるというわけです。

 

 

 

しかし止まっている状態が

ベースの人たちにとっては

“本当に”画像にある動きを

してしまう、

もしくはしているのだと

思い込んでしまいます!

 

 

 

ようは“あくまでも”が

通じないという事です。

 

 

②イメージ

 

2つ目のポイントである

イメージ”も似ています。

 

 

 

「○○のイメージで!」

と表現する裏には

実際の動きはそうならないケースが

よくあります。

 

 

 

例えば基本ポジションをとる時に

「前転するイメージで!」

といって本当に前転はしませんよね(笑)

 

 

 

話をまとめると

今回取り上げた

スキーグラフィックの

春原選手の画像において

〇とされている動きは

 

 

 

“実際に”行う動作というよりは

イメージの話であり

止まった状態で行うと

この様な感じだよ!

 

 

 

という事ですね。

 

 

くれぐれもイメージ上の動作なのに

本当に膝だけ内側に入れないように

気を付けてくださいね!

 

 

未分類

スキー上達のにはトレーニング量が大事?一万時間の法則は本当か?310

読了までの目安時間:約 12分

 


 

以前メールマガジンで

オフトレに取り組みやすくなる為の

目標設定方法をお伝えしました。

 

 

スキーの技術に対しての

直接的な内容ではありませんでしたが、

とても反響が大きく、驚きました。

 

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以前も

壺に砂と石を入れる話をしましたが

意外とスキーに直接関係のない話でも

(むしろそっちの方が?w)

楽しんでいただけるようで

たまに挟んでいきたいと思います。

気付くと恐ろしい・・・スキー上達において忘れがちな●●の重要性 276

 

 

今回のお伝えするのは

【1万時間の法則】についてです。

 

 

 

あなたは

【1万時間の法則】を

聞いたことがあるでしょうか?

 

 

 

【1万時間の法則】とは

ある一つの事に対して

一流になるには

1万時間の練習が必要という法則です。

 

 

 

この数字は、ある分野を極めた

複数の「天才」を対象に、

彼らが天才になった理由を考察した際、

共通するのは、その分野における

練習時間の総量であるという

考えから出ました。

 

 

 

いまでは、

何か新しいスキルを習得したい人の

決まり文句になっています。

 

 

 

1万時間というと

毎日2時間行っても

13,4年かかるという計算ですから、

いかに継続と努力量が必要かということが

分かりますよね。

 

 

 

ただ最近では

この数字は正しくないという

証拠を出す研究が多くあります。

 

 

 

果たして1万時間の法則は

ウソか?本当か?

あなたはどう思いますか?

 

 

 

スキー上達をベースに

具体化して考えてみましょう。

 

 

 

まず他のスポーツや学問、音楽などは

毎日2,3時間と取り組むことが出来ますが、

スキーはシーズンスポーツなので

そういう訳にはいきませんよね?

 

 

 

年間滑走日数が60日で

1日4時間滑ったとしても

41年かかる計算です

・・・

・・・

 

 

 

 

途方もないです。。。

 

 

 

オフシーズンも1万時間の法則に含まれるか?

 

 

ここまで考えると

次に思いつくのが

オフシーズンのトレーニングも

練習時間に含まれるのでは?

 

 

 

という考えです。

 

 

 

これなら、

何となく1万時間の法則も

クリアできそうな気がします。

 

 

 

しかしここで難しいのが

どこまでを

練習とみなすか?

という点です。

 

 

 

例えば

ピアノが上手くなりたければ

【ピアノを弾く】

という行動は練習になると

感じるはずです。

 

 

 

学問の場合は

その学問に関する

資料を読んだり

勉強したりすることが

練習にあたるでしょう。

 

 

 

サッカーなら

ボールを蹴る、

野球ならボールを投げる、

などなど

何となくその行為を

継続すればスキルが上がるのが

いわゆる練習ですね。

 

 

 

では一般的なスキーのオフトレを

永遠と繰り返していれば

スキーは上手くなるでしょうか?

 

 

 

スクワットをひたすら続ければ、

 

 

体力向上のためにひたすら走り続ければ、

 

 

体幹を鍛え続ければ、

 

 

スキーがどんどん上手くなるか?

と言われると

そうではない事は明白です。

 

 

 

じゃあ他のジャンルと同様に

その競技そのものを

行わなければ

練習として当てはまらず、

1万時間の法則を満たせないのか?

 

 

となるとそんなこともありません。

 

 

 

何年間かけても

同じレベルから抜け出せない

スキーヤーもいれば

ものの数年で

すいすい上達していく人もいます。

 

 

 

これは何もスキーだけでなく

全てのスキルに言えることです。

 

 

 

しかし上手くなっている人が

練習をしていないかと言うと

そうではありません。

 

 

 

こうやって具体化して考えると

1万時間の法則は本当かウソか

ますます分からなくなってきますよね。

 

 

 

1万時間を考えるうえで忘れがちな要素

 

これまでの話から

よく考えてみると

【練習】という定義が

根本的に曖昧ですよね。

 

 

 

実はこの部分に

【1万時間の法則】を考えるうえでの

重要なポイントが隠れています。

 

 

 

まず

 

 

「1万時間の法則が

ウソではないか?」

 

 

 

という研究のベースには

実際、1万時間は、

エリートたちが練習に費やした時間の

“平均”にすぎず、

25000時間以上練習した人がいれば、

1万時間よりもずっと少ない練習時間で

その道を究めた人もいたという点があります。

 

 

 

つまり簡単にいってしまえば

 

 

 

練習の量と質を正しく分けて

考えていない

 

 

 

という事です。

 

 

 

最近研究では

非常に具体的で

よく考えられた練習方法を用いれば、

 

 

「非常に高いレベルの専門性を

身につけるまでに必要な時間は

1万時間よりもずっと少ない」

 

 

とも述べています。

 

 

 

つまり

「時間より質を重視」

ということですね。

 

 

 

もちろん練習量が必要ない

というわけではありません

 

 

 

ただ1万時間の法則に関していえば

生存バイアスと言って

成功例だけを取り上げており、

1万時間以上努力しても

習熟できなかった

多くの人が入っていません

 

 

 

生存バイアスの考え方は

スキー界においてもよくある

非常に重要な考え方なので

また別の機会に

くわしくお伝えします。

 

 

 

さらにさらに

このようなスキル習得の分野で

最大のメタ分析からは、

練習自体は習熟の12%にしか

寄与しないことがわかりました。

 

 

 

メタ分析とは

いろいろな研究を集めて

分析する事です。

 

 

 

何だか難しい用語が

沢山出てきて

ややこしくなってきましたが、

まとめると

 

 

 

・1万時間の法則は成功例だけみている

 

・1万時間は平均であり、

 それより多い人も少ない人もいる

 

・1万時間の法則は

 質と量が混ざっている

 

・1万時間しなくても

 質のいいアプローチをすれば

 もっと短時間で習得できる

 

・練習の量や質だけでなく、

 遺伝や環境、そのジャンルの競争率など

 様々な要因がある

 

・だからといって

 量は必要ないという事ではない!

 

 

といった感じです。

 

 

 

もしあなたが

練習量を追い求める事が

練習を考えるうえでの

ベースとなっているのであれば

質の部分も着目してみてくださいね。

 

 

 

スポーツ界でも

最近は根性論の練習ではなく

科学的に効率のいい練習、

いわゆる“量より質”の

方向性に進んでいるのも同じです。

 

 

 

因みにこのような話になると

必ずと言っていいほど、

根性論のトレーニングをしなければ

メンタルが鍛えられない

という声があがります。

 

 

 

ただはっきり言うと

メンタルといういわゆる思考の分野も

きちんと研究されていて

専門的なトレーニングがあります。

 

 

 

そもそも根性といっても

目標設定能力なのか?

目標達成能力なのか?

セルフアファメーションなのか?

セルフエフィカシーなのか?

ストレス耐性なのか?

・・・

・・・

・・・

 

 

私も専門家ではないですが

もう挙げていけばキリがありません。

 

 

 

それぐらい抽象的だという事です。

 

 

【外脚に乗る】と同じですね(笑)

 

未分類

スキーで外脚に乗る為には、オフトレで脚(足)の筋トレをする事は有効か? 307

読了までの目安時間:約 11分

 


 

オフトレの目的で

よく言われるのが

 

 

 

「外脚にしっかり乗れるようになりたい!」

 

 

 

という事です。

 

 

 

外脚に乗る事は

スキーにおいては

核となる非常に重要な

技術要素だという事は

言うまでもありません。

 

 

 

ただ、残念なことに

【外脚に乗る】という表現が

常識になりすぎていて、

 

 

 

『どんな体の使い方が

 外脚に乗る事なのか?』

 

 

 

という部分を

掘り下げて考える機会が

少ないのは気を付けたいところです。

 

 

 

スキーで

「もっと外脚に乗って!」

というのは、

 

 

 

テストの点数が悪い時に

「もっと勉強して!」

 

 

仕事が上手くはかどらない時に

「もっと効率化して!」

 

 

人間関係が上手くいかない時に

「もっとコミュニケーション能力を鍛えて!」

 

 

 

というような感じで、

確かにそうなんだけど

具体的何をすればいいのか

・・・

・・・

 

 

 

といったイメージですね。

 

 

 

ですから私もレッスンの中で

 

 

「●●をしてきてください!

 その結果外脚に乗れます。」

 

 

という表現はしても、

 

 

 

「もっと外脚に乗ってきて!」

という表現は使わないです。

(もちろんそれで出来る人はOK!)

 

 

 

 

さてこのように

「外脚に乗る」という

動作が抽象的なままですと

それをゴールに定めて行う

トレーニングも

効果が微妙なものになってしまいます。

 

 

 

前置きが長くなりましたが

一般的には外脚に乗る為の

トレーニングとされていながら

 

 

『実際、外脚に乗る事に対して

 はたして効果が出るのか?」

 

 

というトレーニングについて

お伝えしていきたいと思います。

 

 

このトレーニングは外脚に乗る為の効果があるのか?

 

まず外脚に乗る為に行う

オフトレにおいて

もっともポピュラーなものが

 

 

【下半身の筋トレ】

 

 

ですね。

 

 

スクワットやランジ、

またはマシーンを使ったものなど

その種類は様々です。

 

 

 

ジムに行って

トレーナーさんに

 

 

「スキーでしっかり板に乗りたくて…」

 

 

と相談すると

間違いなく

この下半身の筋トレがメニューに

組み込まれます。

 

 

 

しかし果たして本当に

 

 

『外脚に乗る=脚の筋力』

 

 

なのでしょうか?

 

 

 

もし滑っている最中に

外脚の筋力が耐えきれずに

足元から崩れ落ちるような状況が

繰り返されるなら

「外脚=筋力」だと

考えるのは分かります。

 

 

 

 

もちろん崩れ落ちないまでも

脚がパンパンになり

動かなくなる、

というシーンがあります。

 

 

しかしこれは

 

 

 

『外脚乗れていないのか?』

 

それとも

 

『外脚には乗れているけど

 それを維持する筋力がないのか?』

 

 

という問いの答えによって変わります。

 

 

 

前者は

【外脚乗るトレーニング】が必要であり

後者は

【外脚に乗る事を維持するトレーニング】が

必要という事ですので。

 

 

 

 

まぁ実際に下半身の筋トレを行って

雪上に立った瞬間に

 

 

「やったー!

 外脚に乗れるようになってるぞー!」

 

 

という状態なるか

試してみるのが一番ですね!

 

 

 

ここまでの話は

これまでにも

お伝えしてきているので

何となくイメージが

つきやすいかと思います。

 

 

 

次回はもう少し
専門的な内容をお伝えします。

 

 

片足立ちは外脚に乗る為に効果ある?

 

下半身の筋トレを行っても

【外脚に乗る】という要素に

直結しないケースがほとんどです。

 

 

 

そうなると次に行われるのが

 

 

 

【片足立ち】

 

 

 

のトレーニングです。

 

 

よくあるのが

片足立ちをしながら

バランスディスクといった

不安定な足場でバランスをとる

といったものです。

 

 

 

また、

片足で行うスクワット

(シングルスクワット)

などで筋力強化をするスキーヤーも

大勢います。

 

 

外脚というのは

当然ですが

どちらか片方の脚ですので

片足立ちでトレーニングをする事は

悪くないように思えます。

 

 

 

左右差があるスキーヤーも多く、

なおさらですね。

 

 

 

 

しかしこれもまた

片足立ち自体は上達しても

いざ雪上に立つと

外脚に乗れないケースが多いです!

 

 

 

その理由はとてもシンプルで、

 

 

陸上はその場でバランスをとる

静的バランスの要素が強く、

雪上では動いている中でバランスを取る

動的バランスの要素が強いから

 

 

です!

 

 

 

バランスと聞くと

その場でフラフラしないで

キープできる能力であり、

それがそのまま外脚に乗る事に

繋がると感じやすいです。

 

 

 

しかし、

その場でじっとしているスポーツ、

(弓道、アーチェリー、ライフル射撃、

 体操でその場でのバランス支持技など…)

においては非常に重要かもしれませんが、

移動をするスポーツですと

また意味合いが変わってきます。

 

 

 

 

「でもトップ選手も

片足ジャンプや片足スクワットなど

行っていませんか?」

 

 

 

という声がよく聞こえてきますが

それは

 

 

 

 

外脚に乗る練習ではなく

外脚に乗る要素の一つを

鍛えている

 

 

という事です。

 

 

ここら辺はyoutubeでも

解説していますので

参考にしてみて下さい。

 

 

根本的に外脚に乗る技術は

ある程度持っているんですよね。

 

 

 

スキーヤーズラボでも

片足立ちでおこなうメニューがありますが、

基本的には、余計な動作をせずに

関節を使う事が目的です。

 

 

 

上記でお伝えした様に

外脚乗る練習というよりは

外脚乗る為の一要素を

習得する練習といったイメージですね!

 

 

 

外脚に乗るという動作を

一要素ずつ分解したピースの一つの為

他にも集めなければならないピースは

沢山あります。

 

 

 

もちろんこの

『片足立ちでバランスを取る』

というピース“だけ”が足りないせいで

外脚乗れないケースの場合は

効果はあるはずです!

 

 

 

これも下半身の筋トレと同じように

片足立ちのトレーニングを

行ってみて

雪上で外脚乗れるようになるか

試してみるのが一番ですね。

 

 

ピースの一つというけれど

では外脚乗る為には

他にどんな要素があるのか?

 

 

 

ここが一番知りたいところかと思います。

 

 

その内容については

次回の記事でお伝えしていきますね!

 

 

 

 

トレーニング論 未分類

スキーでコブを滑る時は吸収動作をしていない? 303

読了までの目安時間:約 12分

 


 

スキーでコブ斜面を滑る時に

 

「吸収動作はしていません!」

 

と聞いたらあなたは

どう感じるでしょうか?

 

 

「いやいやそんなこと

 あり得ないでしょ!」

 

 

と思うのが一般的にです。

 

 

それもそのはず、

コブが滑れないスキーヤーの

最も多い悩みの一つが

 

 

「吸収動作が上手くできません」

 

 

というものだからです。

 

 

そのようなスキーヤーからしたら

吸収動作をしていないなんて

意味がわからないですよね。

 

 

しかし吸収動作をしていないと言う

トップスキーヤーは

意外と少なくないんです。

 

 

 

なぜそのような発言が生まれるのか?

そもそも根本的な吸収動作について

まずは考えていきましょう!

 

 

 

あなたにとっての吸収動作とは?

 

あなたは吸収動作と聞くと

どのような動作が

思い浮かぶでしょうか?

 

 

 

よく言われるのが

股関節、膝、足首の

3点を連動させてに曲げる

という動作ですね。

 

 

 

見た目上は確かにそのような動作を

皆さんしています。

 

 

しかし一見同じように見える

吸収動作でも、

その「感覚」

人によって分かれています。

 

 

 

その感覚を分ける時に

最も大きな分類が

 

 

 

【能動的】か?

【受動的】か?

 

 

 

という感覚です。

 

 

 

簡単にってしまうと、

自ら吸収している

という感覚の人と

勝手に吸収される

という感覚の人の違いですね。

 

 

能動的と受動的が生む差は?

 

能動的でも受動的でも

別にどちらが正解という事もなく

その人がイメージ通り

滑れているのであれば

どちらであっても問題ありません。

 

 

 

ただ割合としては

吸収動作が出来ないと

悩んでいる人ほど

【吸収しよう】としていて

(能動的)

 

 

 

トップ選手達が発信している感覚は

【足がコブに曲げさせられる】

(受動的)

といった様なものが多いです。

 

 

 

 

でも上手い人の滑りを

普通にみれば、

どう考えても

吸収動作を行っていますよね?

 

 

 

では少し違った視点から

【吸収】を考えてみましょう。

 

 

 

 

車に乗っていて

ガタガタしないようにするパーツに

サスペンションというものがあります。

 

 

 

車輪と車軸を繋いでいる

バネみたいなものですね。

 

 

 

 

このサスペンションが良いと、

路面からの振動を

吸収してくれます。

 

 

 

自転車でも

マウンテンバイクの様な

悪路を走るモノには

取り付けられていますね!

 

 

 

吸収と言えば

ランニングシューズで

脚に負担がかからない様に

靴底やインソールに

衝撃吸収をするものが

使われているモデルが多くあります。

 

 

 

この他にも

普段何気ない日常生活の中に

【吸収】に関する物は

多くありますよね。

 

 

 

ではここからが重要なポイントです。

 

 

 

これらの吸収にかかわる物たちは

本当に吸収を【している】でしょうか?

 

 

 

「いやいや何言ってるんですか?

 してるに決まってるでしょ!」

 

 

 

と思う方が大半です。

 

 

 

もちろん吸収はしているのですが、

この場合の【している】は

私たち生物が感じる【している】とは

少し違いますよね?

 

 

 

多くの物は

 

 

 

 

自ら率先して動いているのではなく、

衝撃が来たら吸収する状態にある

 

 

 

 

 

という事です。

 

 

ただ、当たり前の話ですが、

 

 

「このランニングシューズは

 軽くて地面からの衝撃を

 吸収してくれますよ!」

 

 

と店員さんから言われて、

 

 

「えっ?吸収するって、

 自ら靴がグニョグニョ動くんですか?」

 

 

とはなりませんよね(笑)

 

 

 

そんなこと言ったら

もの凄い面倒な嫌なお客です。。。

 

 

 

当然ながら、

吸収する形状や素材なんだぁ

と無意識に思います。

 

 

 

しかし当たり前の話ですが、

私たちはそれら物体に対しても

【吸収する】という表現を使います。

 

 

 

このランニングシューズは

衝撃をよく吸収する。

 

 

 

耐震構造の建物は

自身の揺れを吸収する。

 

 

 

といった感じですね。

 

 

 

吸収しているのか?吸収できる状態なのか?

 

では私たちの【吸収する】は

どうでしょうか?

 

 

 

多くの場合は

 

 

【自ら動く事によって吸収する】

 

 

というイメージが強いです。

 

 

 

混乱しているかもしれませんので

簡単な例をお伝えします。

 

 

 

手をプランプランに脱力した状態で

直立をします。

 

 

 

この手を誰かが前から押せば

当然ですが、

後ろに手が流れるだけで

直立姿勢は崩れませんよね?

 

 

 

ではこの時

腕で押された衝撃を

吸収したと思うでしょうか?

 

 

 

きっと【吸収した】というよりは

ただ力を抜いているから

腕を押されても

後ろにプランと動いただけ

と思うはずです。

 

 

 

実はここが大きなポイントです!

 

 

 

自分の感覚がある私たちは、

自ら能動的に行う感覚の事を

【する】と思っています。

 

 

 

先ほどお伝えした

プランプランにした腕を

押された状態も

外から見た物体としては

吸収しているのですが

本人は吸収しているとは

思えません。

 

 

 

他にも、

柔らかい物体を押すと

衝撃が吸収されると思うのに

寝ている人を動かそうとして

 

 

この人はこちらの力を吸収している!!

 

 

とは思わないのも同じです。

 

 

 

ただ寝てる人は重いなぁと

感じるだけですよね。

 

 

 

当たり前ですが、

本当に寝ると急にその人の体重が

増えるわけではないので(笑)

 

 

この様に人間自体も

物体と言えば物体なのですが、

他の物とは違う感覚で

捉えてしまいます。

 

 

 

話を戻すと、

【コブを吸収する】

という動作にしても

 

 

 

「股関節、膝、足首を曲げて…」

 

 

 

と能動的に意識する事自体が

逆に身体に力みを生み

物体としては吸収できない状況を

生み出している可能性がある

という事です。

 

 

 

実際に試してもらうと

分かりやすいですが、

少しの段差から

ジャンプして着地する時に

わざわざ関節を曲げてと

意識しないですよね?

 

 

 

自然と力を抜いて

受動的に吸収動作が

行われているはずです。

 

 

 

でも他の人から

 

 

 

「いま吸収動作をしました?」

 

 

 

と聞かれると、

意識としてはしていないけど

物体としてはしているという、

どう表現すればいいか

ややこしい状態になるわけです。

 

 

 

コブで吸収動作が出来ずに

悩んでいたメンバーさんの多くは

出来るようになると口を揃えて

 

 

 

「吸収しようとあまり意識してないのに

 ビデオで見ると今まで以上に

 きちんと吸収していて

 イメージのギャップが凄い!」

 

 

 

と仰っています。

 

 

 

 

色々とややこしい話ですが、

まずは【吸収する】という動作が

 

 

能動ベース

 

受動ベース

 

 

の2種類あり、

どちらに対しても

【する】と表現するからややこしい

という事だけ整理しておいてくださいね。

 

 

そこら辺が整理できてくると、

コブで吸収動作が出来ない人は

まず何をやるべきかが見えてきます!

 

 

スキー技術 未分類

スキーのスタンス(足幅)はワイドよりクローズの方が安定する? 300

読了までの目安時間:約 11分

 


 

今回のテーマは

 

【スタンス】(足幅)

 

についてお伝えしていきます。

 

 

 

タイトルをよんで

あれ?おかしいな?

と思われたでしょうか?

 

 

それもそのはず

スキー界でよく言われているのは

ワイドスタンスは安定する

という内容です。

 

 

つまりタイトルとは

真逆ですね。

 

 

その真意について

お伝えしていきます。

 

 

まずスタンスの種類を

大きく分けると

 

 

・ベーシックな腰幅スタンス

 

・密脚と呼ばれるクローズドスタンス

 

・広めに構えるワイドスタンス

 

 

 

ですね。

 

 

 

滑り方や雪質によって

上手にスタンスを変えることは

重要ですが、

 

 

 

【バランスが安定する】

スタンスはどれか?

 

 

ときかれたら

冒頭でもお伝えしように

ワイドスタンスですね。

 

 

 

サポートメンバーの方の中にも

指導者から

 

 

 

「もっとワイドスタンスに!」

 

 

 

と言われて

その理由として

 

 

 

「ワイドの方が安定するから」

 

 

 

と言われた経験がある方が多いです。

 

 

 

確かに電車の中のような

グラグラと不安定な場所では

言わなくてもワイドスタンスの方が

安定しますよね?

 

 

 

ですから一見

 

 

『ワイドスタンス=安定する』

 

 

という考え方は

何も問題ない様に思えます。

 

 

 

しかし悪雪の時に、

あなたはオープンとクローズ

どちらのスタンスを

選択するでしょうか?

 

 

 

春雪の様な足場が悪いときは

「クローズドスタンスを取りなさい」

とよく指導の中に出てきます。

 

 

 

確かにワイドよりクローズの方が

悪雪やアイスバーンといった

雪面状況があまり良くない時は

安定して滑りやすい印象があるはずです。

 

 

 

これもスキー界では常識とされていて

特に違和感がないと思います。

 

 

 

しかしここで

矛盾が生じている事に

お気づきでしょうか?

 

 

 

それは、

 

 

 

ワイドスタンスは安定すると

言っているのに

悪雪を安定して滑るには

クローズどスタンスの方が良い

 

 

 

と言っている事です。

 

 

 

この矛盾に対して

どのような答えが思いつくでしょうか?

 

 

 

 

「雪質によって

 安定するスタンスが変わるのでは?」

 

 

 

と考えるのが一般的ですが、

締まった良い雪の時には

クローズドスタンスは

滑っていて不安定でしょうか?

 

 

 

ここら辺の整理が

きちんと出来てくると

スタンスをきちんと考える事が

出来るようになってきます。

 

 

 

本当の意味で安定するスタンスは?

 

 

まず前提として

整理しておきたいのが、

【安定】の定義です。

 

 

 

一般的に安定と聞くと

『その場でバランスを取る事』

が安定だと思われています。

 

 

 

しかし多くのスポーツは

その場でじっとしているわけではありません。

 

 

 

当然スキーも常にターンをして

動き続けているわけです。

 

 

 

つまりまずは安定を

 

 

静的安定と動的安定の

2種類に分けて考える

 

 

という事を行う必要があります。

 

 

 

静的安定とは

その場でバランスをとる安定です。

 

 

 

電車でふらつかないように

バランスをとる時などは

静的安定ですね。

 

 

 

この場合はワイドスタンスの方が

バランスが取れます。

 

 

 

スキーで言うと

クロ―チングを組んで

直滑降している時などは

クローズスタンスより

ワイドスタンスの方が

バランスが取れますよね?

 

 

引用:https://www.bloghuette.at/en/

 

 

この画像は

あまり知られていないですが

直滑降ですべり最高速を競い合う

スピードスキーという競技があります。

 

動画はこちらから

https://www.youtube.com/watch?v=DMzNfTUvdyw  

 

 

もはや自殺行為とも呼べる

クレイジーの領域ですが(笑)、

この競技は基本ワイドスタンスです。

 

 

 

その一方で左右に傾いたり

動きながらバランスをとるのが

動的バランスです。

 

 

 

車のタイヤが四角ですと

その場で停車するのには

バランスがとりやすいですが

当然前方にバランスを取りながら進むには

丸い形状の方が良いのは

言うまでもありません。

 

 

スキーでもワイドにした方が

その場でのバランスはとれますが、

左右には傾きづらいでよね。

 

 

 

つまりスムーズに安定して

左右に傾く為には

土台は狭い方が良いという事です。

 

 

 

スキー板を見ても、

左右に素早く傾く事が重要な

アルペンスキーの板は

センター幅(ウエストの部分)は

細いですよね。

 

 

 

またスキーは両足を使う為

ワイドですと

片方の足が傾いたのに

片方の足はまだ傾いていない

といったエラーが出やすく、

悪雪では脚がとられて滑りづらいです。

 

 

 

その為ワイドではなく

クローズの方が

滑りやすくなります。

 

 

 

静的には不安定だからこそ

安定して左右に素早く傾ける

(動的には安定する)

 

 

というちょっとややこしい

話になっています。

 

 

 

ですから安定を考える時には

【動的】か?【静的】か?

を考えなければいけません。

 

 

 

しかし安定=静的という

固定観念があるので、

指導の中でも

ターンをしたいのに

ワイドスタンスの方が安定する

という内容が入ります。

 

 

 

ここまでで何となく

ワイドスタンスの安定と

クローズスタンスの安定の

イメージがお分かりいただけたでしょうか?

 

 

でも見た目はワイドでは?

 

しかし内容的は理解できたけど

引っ掛かっている部分が

あるかもしれません。

 

 

 

それは

 

 

ワールドカップ選手や

技術選の選手など

深い傾きをしているトップ選手は

傾いているのに

ワイドスタンスでは?

 

 

という事です。

 

 

 

確かにスタンスをかなり広くとって

すべっていますよね。

 

 

 

私自身も見栄えのいい

深い傾きをした写真を

プロフィールなどに使っていますが、

この写真を見てあなたは

ワイドスタンスに感じるでしょうか?

クローズスタンスに感じるでしょうか?

 

 

以前メルマガで

アンケートをとったところ

 

【1】ワイドスタンスに見える 

   38% 

 

【2】クローズドスタンスに見える 

   62%

 

といった結果が出ました。

 

されこれはワイドスタンスなのか

クローズスタンスなのか?

 

 

続きは次回の記事でお伝えしますね!

 

 

 

 

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スキーのコブ(不整地小回り)で板が素早く回ってくる方法は? 299

読了までの目安時間:約 14分

 


 

前回の記事で

コブ(不整地小回り)の滑り方で

早いタイミングで切り替えす事と

速い速度で板が切り替わる事を

混同しないように

気をつけてくださいとお伝えしました!

 

まだ読まれていない場合は

こちらから

スキーのコブ(不整地小回り)で使い分けたい“はやい”ターンの切り返え 298

 

きっとコブに遅れてしまう人ほど

はやく切り替えたいという思いと

ゆっくり滑りたいという思いを

矛盾して抱えているはずです。

 

 

 

そこを解決する為に必要なのが

板を【速い】速度で

切り替えられる

という要素です。

 

 

 

板をクルッと速く

切り返せるのであれば

板が回らないでコブに入れないかも…

といって早いタイミングで

切り替えてしまう事も

少しは減るのではないでしょうか?

 

 

 

では肝心の

 

 

【板を速く切り返すには

 どうすればいいのか?】

 

 

この部分もぜひ触れて欲しい

という声が多かったので

少し触れていきたいと思います。

 

 

 

なぜ板が速く動かないのか?

 

板を速い速度で切り返せない理由は

人それぞれですが、

まずお伝えしておきたいのは

 

 

早いタイミングで切り返すと

速く板が切り替えられない

 

 

という事です。

 

 

 

その理由は実際行ってもらうか、

上空からみた絵や映像があると

分かりやすいのですが、

早いタイミングで板を切り替えすと

 

 

板のテールが

一つ前のコブに引っかかる

 

 

からです。

 

 

 

機会があれば

他のスキーヤーの方に

邪魔にならないように

コブを歩いて確認してみてください。

 

 

 

通るラインによって

タイミングや感覚は様々ですが、

コブを吸収して

すぐに切り替えようとしても

板がまだコブを越えきれていない為

テールが引っ掛かるのが分るかと思います。

 

 

 

しかしもう身体としては

切り替えているので

板は回らないけど

身体は次の準備に行っている

という状態、

つまり

 

 

 

内倒

 

 

 

になります。

 

 

 

身体は次の方向に向かっているのに

板はまだ曲がってない…

 

 

つまり板に加わる力がなくなる

 

 

板にどうやって力を加える?

 

 

身体はもう行っちゃっているから

脚を突っ張るしかない

 

 

結果的にその動作によって

密脚が崩れる・・・

 

 

といった流れにはまっているケースは

少なくありません。

 

 

 

 

つまりトップ選手達が発信している

 

 

『早いタイミングで切り返さず

 コブを待つ!』

 

という行為は

その方がカッコイイ!

待てるだけの技術力があるから

というのも勿論ですが、

 

 

そもそも待った方が

板が回しやすいので

コブが滑りやすい!

 

 

という事です。

 

 

 

なかなか文章ですと

イメージしづらいかもしれませんが、

要は

 

 

コブが【早い】タイミングで切り返すと

板が回るスペースがないから

板が【速く】切り替わらない

 

 

という事をまずは覚えておいてくださいね!

 

 

 

板を力で回そうとしても…

 

しかしコブが苦手な人にとっては

 

 

「本当に自分の板は回るのか?」

 

 

という恐怖感から

信用できなくて

早いタイミングで

切り返してしまうのも分かります。

 

 

 

ある程度

板を速く切り返せるという

自信と技術力は必要ですね。

 

 

では板が速く切りかわる為に

直接的に必要な動作について

お伝えしていきます。

 

 

板を切り返す

要は板を回すという行為ですが

板が回るには当然ですが

板に力が加わる必要があります。

 

 

 

そこで重要なのが

 

 

 

何の力を利用して

板が回すのか?

 

 

 

という部分です。

 

 

 

これはコブだけでなく

全ての滑り言える事ですが、

コブの場合特にやりがちなのが、

 

 

 

脚の力で板を動かそうとする

 

 

 

という行為です。

 

 

 

・脚の力で捻る

・脚を伸ばして押す

 

 

 

といった感じですね。

 

 

 

一見この2つは

コブではセオリーであり

基本動作として

よく言われている動作です。

 

 

 

しっかり脚部を捻り、

コブの溝に脚を伸ばしていく

・・・

・・・

・・・

 

 

 

実際トップ選手の滑りも

そのように見えますよね。

 

 

 

 

勿論上記の動きは

間違いではありません。

 

 

 

ただ本当にその意識をして

コブが滑れているのであれば

問題ありませんが、

そうはならないから

これだけコブに悩んでいるスキーヤーが

多いのではないでしょうか?

 

 

 

その動作自体の正しさと

あなたにとっての

正しいイメージや感覚は

全く別物としてとらえる場合も必要である

という事だけは

常に頭の片隅に置いといてくださいね!

 

 

 

 

板を回す為に本当に必要な力は?

 

では脚を捻る、伸ばして力を加える

といった動作をしても

板がキレイに回らない人は

どうすればいいのか?

 

 

 

先ほど話に戻りますが、

脚の力ではなく

別の力を板に加えなければならない

ということになります。

 

 

 

その力とは

 

 

体重、つまり身体の重さ

 

 

です!

 

 

 

 

人間が持つ大きなエネルギーの一つが

この体重です。

 

 

筋力でグッと力を加えるよりも

あなたという物体が

移動してぶつかるエネルギーの方が

はるかに簡単に大きな力が出せます

 

 

 

そしてコブで板が速く回らない人の多くは

この身体の重さを板に伝える

という動作を忘れて

全く逆の動作を行います。

 

 

 

それがこれまでに

お伝えした内容にもある、

早く次のコブに行こうとする意識です。

 

 

 

板に体重を乗せたいのなら

次のコブに早く行こうとする意識は

逆だという事にお気づきでしょうか?

 

 

 

簡単に言ってしまえば

右外脚に体重を乗せたい時に

次のコブがある左側に

移動しようとしているようなものです。

 

 

 

板に体重を乗せる為に

 

では板が回る為の力を

伝えようと体重を乗せるには、

どうすればいいか?

 

 

 

それは

 

 

次のコブに早く行こうとせず、

ちゃんと今の入っているコブに

寄り添っていく

 

 

というイメージが必要です。

 

 

 

 

ちょうど2019年4月号の

スキーグラフィックの特集でも

井山啓介選手が

 

 

【コブはストックをつく方に

 頭を寄せろ!】

 

 

という内容を発信しています。

 

 

 

まさに外脚側に

体重を寄せる動作ですね!

 

 

 

じつは後傾になって

コブに入れないと

思っている人の多くは

後傾よりもまず

 

内脚側に移動している

というのが原因

 

のケースが多いです。

 

 

 

この内容も同じ様に

スキーグラフィックの記事に

書かれています。

 

 

 

しかしこれのイメージが出来たとしても

実際に滑ると

出来ない人がほとんどです。

 

 

 

その理由はいくつもありますが、

最も大きい理由としては

 

 

 

ストックをつく側、

つまりコブの壁側に体重を

移動させていくと

壁に突っ込んだり

激突しそうで怖い

 

 

 

という事です。

 

 

 

本当はコブの壁から離れていく方が

よっぽとも怖い行為なのですが、

どうしても

壁に突っ込んでいくような感じがして

勇気がいりますよね。

 

 

 

その恐怖に負けると

次の様な負のスパイラルに

突入します。

 

 

 

怖いので次のコブ(内側)に

身体を移動させてしまう

 

 

外脚側に体重が移動せず

板に力が加わらないので

板が回ってこない

 

 

その為板が回るのが遅れて

コブに入れない

 

 

コブに入れないから

もっと早く板を切り替えそう

(次のコブに行こう)

とする

 

 

外脚側に体重が移動せず

・・・

・・・

・・・

 

 

 

といった感じです。

 

 

 

ですから

外脚側に体重を移動させて

板が回るという感覚は

コブを上手に滑る為には

非常に重要となるわけです。

 

 

 

その方法の一つが

井山啓介選手が推奨する

【頭をストックを着く方に寄せる】

という動作です。

(その他にもいろいろ手段がありますが)

 

 

もちろんその動作で改善する人と

しない人には分かれます。

 

 

なぜならその手前の様々な前提を

満たしているかどうかは

人によって違うからです。

 

 

 

ただ全体の方向性として

コブでも整地と同じように

外脚側に身体は寄せていく

という事だけは忘れないでくださいね!

 

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スキー上達を妨げる【エラー動作の原因】を見つける為の4つの方法  297

読了までの目安時間:約 22分

 


 

スキー上達を目指すスキーヤーを

悩ますのが、

エラーを引き起こす【滑りの癖】

ですよね。

 

 

 

・シェーレン

・X脚シルエット

・後傾

・内倒

・ローテーション

・腰外れ

・外脚に乗れない…

 

 

などなど

スキーには多くのエラー動作があります。

 

 

 

あなたにも

 

「この滑りの癖なんとか直したい!」

 

というものがきっとあるはずです。

 

 

 

でも多くの場合、

意識してもなかなか直らないのが

エラー動作の厄介なところです。

 

 

 

エラー動作を直す為には

改善法よりも、

自分の立ち位置を明確にする

という事を前回の記事でも

お伝えしました。

 

 

 

自分の立ち位置とは

 

 

『自分がどういったエラーが出ているのか?』

だけではなく、

なぜその動作を行ってしまうのか?

 

 

といった原因まで分かって

初めて明確になります。

 

 

 

しかしそのエラー動作をしてしまう

【原因】を見つける事は

容易ではありません。

 

 

 

以前いただいた質問にも

 

 

 

「【どのような状態】は分かりますが

【その原因は何なのか?】

 これが分からないから困ります

 

 原因の見つけ方を

 教えて頂ければ幸いです。」

 

 

 

といった内容のものがありました。

 

 

 

確かにそのエラー動作が

出てしまう原因によって

その後の行う方向性は

大きく変わります。

 

 

 

もちろん

人によって原因はバラバラであり、

その人のエラー動作の原因が

明確でない以上は

 

 

「●●を直すには○○ですよ!」

 

 

とは容易言えないのもこの為です。

 

 

 

しかしご質問にもあるように、

 

 

 

【その原因は何なのか?】

 

 

 

という部分は

簡単にわかるものではありません。

 

 

 

そこで今回は、

スキーで出る

エラー動作の原因を見つけるには

どうすればいいのか?

と言った部分を

お伝えしていきたいと思います。

 

 

 

エラー動作の原因を見つけるには?

 

 

エラー動作の原因を見つけるために

あなたがまずやることは

何でしょうか?

 

 

 

色々と思いつくかともいますが、

実際の行動よりも、

まず行っているのが

 

 

 

【仮説を立てる】

 

 

 

という行為です。

 

 

 

「きっと●●が原因なのでは?」

 

 

と無意識にでも考えて

次の行動に移りますよね?

 

 

 

つまりその仮説の質がそのまま

・原因を見つけられるか?

・改善策を見つけられるか?

に繋がってきます。

 

 

 

要は

 

 

 

仮説の質が

原因を見つかられるかどうか

左右している

 

 

 

 

という事です。

 

 

 

そしてなかなか上達せずに

悩んでいるスキーヤーの大半は

この仮説が間違っています!

 

 

では

 

 

仮説の質を上げるには

どうすればいいのでしょうか?

 

 

 

この仮説が間違って要るせいで

何シーズンも上手くならずに

悩むスキーヤーは非常に多いです。

 

 

 

一番よく立ててしまう仮説の一つが

 

 

【意識が足りない】

 

 

ですね。

 

 

 

これは仮説を立てるというよりは

無意識にそう思ってしまう事が大半です。

 

 

 

意識しても滑りが変わらないなら

もっと意識しなきゃと

思って滑りますよね。

 

 

 

それでも滑りが変わらず

ある時を境に

 

 

「根本的に違うのでは?」

 

 

と気づくわけです。

 

 

 

なるべくこうならない為にも

質のいい仮説を立てる力は

非常に重要です!

 

 

 

では今回のテーマである

質のいい仮説を立てるには

どうすればいいのか?

をお伝えしていきます。

 

 

 

質のいい仮説を立てる為の4つの方法

 

 

まず仮説を立てる為の

アプローチがいくつかある事に

お気づきでしょうか?

 

 

簡単に言ってしまえば

 

 

 

【何を元に仮説を立てているか?】

 

 

 

という部分です。

 

 

 

今回は代表的な

4つの仮説の立て方を

お伝えします。

 

 

 

 

①視覚情報

 

②感覚

 

③解剖学

 

④物理学

 

 

 

です。

 

 

 

この様に書くと

何だか小難しい様に思えますが、

中身を知ってしまえば

簡単ですので

もう少し読み進めてください。

 

 

 

 

①視覚情報から仮説を立てる

 

ではまず

視覚情報を元に

仮説を立てるケースです。

 

 

 

これは多くのスキーヤーが

取り入れており、

トップ選手や

チームに所属している人は

当たり前に行っている行為です。

 

 

要は自分の滑りをビデオなどで見て(視覚情報)

そこから

 

 

「もっとこうすればいいのでは?」

 

 

 

と仮説を立てるという事ですね。

 

 

しかし視覚情報には

大きな落とし穴があります。

 

 

 

それは

 

 

 

人は見たいようにしか見えない

 

 

 

という事です。

 

 

 

以前にもご紹介した

ハーバード大学の

【錯覚の科学】

という実験がいい例です。

 

 

詳しくはこちらから

(英語なので字幕をONにすると

 分かりやすいです)

 

 

きっと、ビデオをみて

どんどん原因が分れば

苦労しませんよね。

 

 

 

視覚情報には

分かる人にしか分からない情報が

隠れています。

 

 

 

 

例えばトップ選手は

ものすごく内側に

傾きを作っているように

映像では見えますが、

いざ自分がやると内倒してしまう

というケースはよくありますよね?

 

 

 

これは映像の中に隠れている

傾きを作る為の重要な動作が

見えていないせいです。

 

 

 

現にサポートメンバーの方は

レッスンで

 

 

 

「そんな動きをしている様には見えない!

 これは言われなきゃ分からないです…」

 

 

とよく仰っています。

 

 

 

 

ビデオを何度見ても

滑りが変わらない場合は

視覚情報からの仮説が間違っている

可能性が高いので

気を付けてくださいね!

 

 

 

 

 

②感覚から仮説を立てる

 

 

あなたは滑っている時に、

自分がどういう感覚で滑っているか

意識しているでしょうか?

 

 

 

意外と頭で考えるタイプの方が

使っていないのが

この感覚からのアプローチです。

 

 

 

簡単に言うと

 

 

「もっとグッとやった方がいいのでは?」

 

「さっきはガッとしたけど、

 スッとやった方がいいかな?」

 

 

 

といった感じです。

 

 

 

一見、いいかげんに思える感覚ですが、

これが実は非常に重要です!

 

 

 

なぜなら

 

 

 

 

行っている事は合っているのに

行っている感覚が間違っている

 

 

 

というケースがよくあるからです。

 

 

 

例えば

 

 

【外脚に乗る為にくの字をする】

 

 

といったように

行っていることは合っていても

そのくの字を、

力いっぱいグイッとやるのか

スッと力を抜いてやるのかでは

結果は大きく違います。

 

 

 

さらに感覚は

部分ではなく全体を連動して

動かす事にも向いています。

 

 

 

ですから

 

「さっきは●●な感覚でやって

 上手くいかなかったから

 次は□□といった感じでやってみよう」

 

 

と仮説を立てて行い、

実際それで滑りが変わるなら

滑りのエラーの原因は

【●●な感覚で行っていること】

なるわけですね。

 

 

 

また自分の感覚からでなく

他の上手な人の感覚を聞いて、

自分との違いから

仮説を立てるケースもあります。

 

 

 

トップ選手達がよく

他の選手の滑る感覚を聞いて

自分の滑りに取り入れようとする行為が

まさにそれですね!

 

 

 

勿論、ある程度技術レベルが

近い事が前提ですし

具体性に欠ける事もよくあります。

 

 

 

しかし【感覚】からアプローチは

意外と上手くいくケースが多いので、

頭で考えすぎてしまう人は

是非試してみてくださいね。

 

 

 

 

③解剖学から仮説を立てる

 

解剖学から仮説を立てるというと

いまいちピンとこないかもしれませんが、

要は

 

 

 

 

身体の構造や仕組みから

エラー動作の原因の仮説を立てる

 

 

 

 

という事です。

 

 

 

例えばローテーションして

悩んでいる場合で考えてみます。

 

 

 

ローテーションといっても

 

 

・顔が回るのか?

 

・腕が回るのか?

 

・肩が回るのか?

 

・胸が回るのか?

 

・骨盤が回るのか?

 

 

といったように

身体の部分で考えると

沢山のローテーションがあります。

 

 

 

 

さらに、

もし肩が回るとしたら

 

 

・どの筋肉が反応しているのか?

 

・どの筋肉が反応していないのか?

 

・またはどの筋肉が脱力できないのか?

 

 

といった解剖学の観点から考えて、

 

 

 

「この筋肉を強く使ってしまうから

 肩がローテーションしているのかな?」

 

 

 

といった様に仮説を立てていく感じですね。

 

 

 

この解剖学から仮説を立てる行為は

具体性が非常に高く、

仮説の質もとても良いです。

 

 

 

なぜなら、

特例を除いては、

身体の根本的な構造は

トップ選手もあなたも

同じだからです!

 

 

 

トップ選手だけ関節が一つ多くて

自在に動くから上手い!

…とはなりませんよね。

 

 

 

ですからトップ選手と

自分の身体の動いている部分の

ここが違うという事がわかる事は

非常に重要な情報です。

 

 

 

しかし解剖学から仮説を立てるのは

非常に難易度が高いです。

 

 

 

当たり前の話ですが、

ある程度、解剖学の知識が必要だからです。

 

 

 

そしてもう一つ重要なポイントが

 

 

【代償動作との見分け】

 

 

です!

 

 

 

先ほどの例で出た、

肩が回ってローテーションしてしまう場合、

本当に肩が回ってしまう事が原因の場合と

 

 

 

何か他の部分にエラーがあり

その代償となって

肩が回っている

 

 

 

という場合があります。

 

 

これが代償動作です!

 

 

 

代償動作で出ているものを直しても

根本が直ってない為

滑りは一向に変わりません。

 

 

 

逆に根本を直すと

今まで代償動作で出ていたエラーが

いつの間にか消えています。

 

 

 

現にサポートメンバーの方の多くは

 

 

「あれ?そういえば

 いつの間にか直ってます。

 あんなに意識しても

 直らなかったのに…」

 

 

という事をよく仰っています。

 

 

 

解剖学からの仮説は

非常に質の高いものでありながら

その分難易度が高いという事が

お分かりいただけたでしょうか?

 

 

 

 

 

④物理学から仮説を立てる

 

 

これも一見難しく聞こえますが、

そこまで構えなくても大丈夫です。

 

 

 

物理学といっても

難しい計算式など使うという事ではなく、

【物理的に考えてみて】

といった程度のものです。

(私も物理学が専門という訳ではないので)

 

 

 

 

例えば、

内倒してしまう原因は何か?

と考えた時に、

そもそもターン前半に

内側に傾こうとしたら

内側に倒れるのは

物理的に当然ですよね?

 

 

 

でもその当然を無視して

多くのスキーヤーが

深い内傾角を作ろうと

谷へ谷へ倒れようとします。

 

 

 

そして何よりも

谷へ傾くという指導が多くある事は

重々承知しています。

 

 

 

勿論内側に傾けと言われて

本当に深い内傾角がとれるのであれば

問題ありません。

 

 

 

しかし多くのスキーヤーが

イメージしている滑りとは違い

内倒してしまうというのが

現実です。

 

 

 

さて話を戻して

内側に傾こうとすると

内側に倒れるのは

物理的に当たり前ですが

内側に傾いた状態を

キープする事も可能ですよね?

 

 

 

例えばストックを

手のひらで上から抑えて

内側に傾かせようとしたら内倒、

つまり内側に倒れてしまうでしょうか?

 

 

 

倒れず傾いたままキープできますよね?

 

 

因みに

【倒れる】と【傾く】は

きちんと分けてくださいね!

 

 

内倒と内傾は似て非なるものですので。

 

 

 

一方雪に刺したストックを

横から押せば簡単に内側に倒れる

つまり内倒します。

 

 

 

この違いは何か?

 

 

 

当たり前ですが、

 

 

【上から抑えているかどうか?】

 

 

ですよね?

 

 

 

つまり

内倒しまう原因は

内側に傾く力しか意識せず

倒れないように抑える力を

考えていない

ところにあります。

 

 

 

外脚を突っ張るように外に押し出せば

当然スタンスは開くのに

外脚に力を加えようと意識して

密脚出来ないと悩む

 

 

などもそうですね。

 

 

 

この様に物理的に考えると

当然のことが

意外と気付かないケースは多いので

理系の方はぜひ物理的な観点からも

仮説を立ててみてください。

 

 

 

 

これでざっくりとですが

仮説を立てるアプローチ方法である

 

 

 

①視覚情報から仮説を立てる

 

②感覚から仮説を立てる

 

③解剖学から仮説を立てる

 

④物理学から仮説を立てる

 

 

 

をお伝えしました。

 

 

 

もしあなたが

自分の滑りの癖が何か

原因が分からず悩んでいる場合は、

 

 

・まず仮説をどこから立てているか?

 

・違うところからのアプローチで

 新たな気づきはないか?

 

 

という部分を見直してみてください!

 

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